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2009年12月27日 (日)

マック宇宙へ行く(アレックス・D・リンツ)

誰か・・・と言えば「ホーム・アローン3」(1998)のアレックスである。

少し成長していますが、まだまだあどけない。

2009年はこども店長こと加藤清史郎(8)が一世を風靡した年だったと言えるだろう。「ぼくの魔法使い」(2003年)の留美たん(篠原涼子)道たん(伊藤英明)の子供ミニみったんから6年である。

「マンハッタンラブストーリー」(2003年)の土井垣智(松尾スズキ)と春子(YOU)の息子ゆうやからも6年である。開花するまで結構苦節しているよな・・・子役ですけど。

まあ・・・これだけ爆発すると・・・いろいろ心配だが・・・まあ、なるようになるよね。

だから・・・というわけではないが・・・久しぶりの洋画である。

作品はアレックス主演ということでジュブナイルであり、勧善懲悪だが敵役の罪名が「国家反逆罪」だったりするところがキッドとしては微妙にツボである。国家反逆罪・・・なんて素敵な響き。

で、『スペース・ミッション 宇宙への挑戦(2001年米国)』(日本テレビ091226AM0325~)脚本・エリック・ガードナー(他)、監督・ショーン・マクナマラ、を見た。原題は「RACE TO SPACE」なので「宇宙競争」と言った趣だがニュアンスとしては「宇宙への道」とか「宇宙種族」まで連想させる。日本未公開なのでものすごく力の入ってない邦題であり、こういう映画のタイトル案をのんびりと考え出すことは個人的には楽しい。・・・お前だけな。

マックは実験用チンパンジーの愛称である。人間に先駆けてロケットによる大気圏脱出と地球への帰還というミッションを行うために選抜されたのだ。

実際に米国のマーキュリー計画ではアカゲザルのサムや、チンパンジーのハムなどが地球から発射されている。

猿が無事に帰ってこないようでは人間を打ち上げるわけにはいかないからである。

現在においても宇宙飛行は人命尊重という意味からけして安全とは言えない。死亡率は*5%である。つまり、20人に1人は宇宙から生きて帰ってはこれないのである。

ママたるもの「お願い、宇宙飛行士だけにはならないで」と言うべきだが、そんなこと知ったことじゃないのが人間の素晴らしいところなのだな。

しかし・・・主人公のウィルヘルム二世またの名をビリー(アレックス)は幼くして母を亡くしたので宇宙に行こうが深海に行こうが自由なのだな。

時は1960年。第二次世界大戦から15年が経ち冷戦時代に突入している。

第二次世界大戦では優秀なドイツ人の一部はアメリカに亡命し、原爆開発の主力となった。この経過を見たソ連はベルリンに侵攻した際にドイツ人科学者を最優先で捕獲した。そのためにソ連はヒトラーの遺産であるロケット技術を入手したのである。

核兵器開発ではリードをした米国だったが、その運搬技術である大陸間弾道弾では遅れをとったのである。性能の悪い核弾頭でも相手に届けば威力抜群なのでソ連が軍事的優位を獲得する。

米国はこの窮地を脱するために宇宙開発に熱中する。ヴェルンヘア・フォン・ブラウンのような移住科学者が活躍するわけである。

ビリーの父親もウィルヘルム・フォン・フーバーという元ドイツ人科学者で・・・米国宇宙開発の現場のリーダーとして招聘されたのである。

母を失ったばかりの転校生ビリーはこうしてNASAの基地の側の学校へ通い、心ないヤンキー児童たちからのナチス野郎呼ばわりといういじめに遭遇する。

ビリー「ジャーマン・ソーセージなんか食べたくない」

ウィルヘルム「なぜだ・・・好物じゃないか」

ビリー「ナチス野郎の食い物だからさ」

ウィルヘルム「じゃ・・・ハンバーグにするか」

ビリー「・・・それもドイツがらみじゃん」

メイド「旦那様・・・祖国にこだわりすぎるのでは・・・」

ウィルヘルム「じゃ、真っ赤なオープンカーでドライブしろというのか・・・ま、ベンツならいいかな」

ビリー「ハイル、ヒトラー」

・・・いい加減にしとけよ。

学校に友人ものいないビリーは基地施設内に潜り込み、そこで宇宙飛行用実験動物飼育センターに迷い込むのだった。

責任者は開発チームの紅一点。動物学者のドニ・マクギネス博士(「ミスティック・ピザ」(1988)でジュリア・ロバーツの妹役だったアナベス・ギッシュ)である。たまたまマックという名のチンパンジーと気があったビリーは臨時の訓練係として採用される。

なにしろ・・・父親がプロジェクトの重要人物なのである意味、ルール無用である。

しかし・・・動物と心を通わせることができる超能力の持ち主であるビリーはたちまちマックと仲良しになるのである。

マックも人間の言葉を理解できる天才チンパンジーなので二人は最強のタッグ・チームを組むのだった。

マックも母猿を亡くしたばかりでビリーとは似た者同志の境遇なのだった。

こども訓練員の大活躍に最初は基地での息子の活動に反対だった父親も賞賛の姿勢を示す。まあ・・・単なる親バカです。

やがて、開発チームの広報の発案で「マックとビリー」は宇宙開発の広告塔としてもてはやされるのだった。そのためにクラスで一番かわいい女の子がデートに誘ってくれるのである。しかし、ビリーが多忙につきデートシーンはありません。

その裏で軍産複合体の利権をめぐる駆け引きやソ連の工作員による暗躍などでロケット打ち上げには魔の手が忍びよる。・・・おいっ。

おそろしいことに開発チームのマネージャーが敵に寝返り、ロケットに細工をするのである。

こうして日本のロケットも何度も打ち上げに失敗してきたのであろう。

ちなみに、日本では原子力発電所を搭載して打ち上げるロケットがあれば北朝鮮と対抗できるわけである。・・・おいっおいっ。

だが、言葉が通じぬと考えて・・・悪い奴はマックをからかう。

悪い奴「英雄さんよ・・・残念だったな・・・お前のロケットはボーンッなんだよ」

マックは直ちにビリーに伝えるのだった。「・・・てなこと言ってござる」

ビリーは父に「大変だ・・・マックが死んじゃう」と大騒ぎ。

父「部品がありすぎて・・・どこに細工されたかわからない」

しかし、そこにメイドの連絡により開発チームの仲間たちが駆けつける。

メイドはもちろんCIAの工作員だったのである。おいおいおいっ。

手が届かない場所も小柄なビリーの活躍で修理することができ、敵の野望は潰える。

そして悪い奴は「国家反逆罪で逮捕」なのである。

打ち上げに成功したマーキュリー・レッドストーン2号はたびたびのピンチを心の通うビリーとマックの活躍で切り抜ける。そしてマックは地球に無事に帰還するのだった・・・。

父「これで地球のどこにでも核爆弾を運搬できる・・・そしてついでに月旅行も夢ではないのだ」

マック「ウキキ・・・」

アメリカ万歳である。こんなにいい国と敵対して現政権は共産党独裁人権弾圧万歳の国と親睦するなんて・・・正気の沙汰とは思えないよね。

関連するキッドのブログ『サイレントヒル

月曜日に見る予定のテレビ『朝までトリック』(テレビ朝日)『リーピング』(テレビ東京)

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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コメント

キッドさん、ちょっとお久です。
映画にも手を出してますね。
毎日書きたくて仕方ないのね(笑)
私は『JIN』が終わってから抜け殻状態でした。
あ~本当に良いドラマでしたね~。

で、なぜここにかと言うと…
「ぼくの魔法使い」と「マンハッタンラブストーリー」の清史郎君にびっくり!
全く記憶にもないんですけどね。
共に2003年ものでしたかぁ。。。懐かしい♪
大好きなドラマでした。

『不毛地帯』や『JIN』では、色んなネタを提供して頂き感謝!
本当に楽しませて貰いました。
来年もまた面白いドラマがあるといいですね~。
それでは、来年もまたよろしくお願いいたします。
それまで、おさらばえ~。

投稿: mana | 2009年12月30日 (水) 14時19分

hairsalon|||-_||シャンプーブロー~mana様、いらっしゃいませ~トリートメント|||-_||hairsalon

ふふふ、ドラマ閑期はのびのび書けて
楽しいですな。
っていうか・・・このブログは
本来、アナログ・テレビのすべての番組が
対象なのですな・・・ただドラマを
語るのが楽しいので
つい偏ってるだけなのです。

ブログ開始以来、
マシン・トラブルや
ココログの障害発生以外は
連日更新中。
とにかくアナログ・テレビの終焉までは
この調子で行く予定です。

ブログ開始以前、ネット開闢以前の
数々の番組もこうして
レビューできたら楽しかっただろうなぁ・・・
と考えます。

テレビが生れて半世紀以上がすぎさり、
一つの時代が終焉しようとしている今。
完結する不思議というのは
ドラマがよく示しているところ。
我々がいつまでも続くと考えているものが
ふと気がつくと終わりなんていうことは
ゴロゴロしています。
たとえば自民党政権とか。
たとえば日本国とか。
たとえば地球とか。

ふつうを求めるスターは
永遠の問題ですが
加藤清史郎は
キャリア六年の八歳児。
どんだけ特殊なのでしょう。
どうかそこそこ幸せになってほしいと
祈るばかりです。

クドカンドラマに起用されているところも
凄い運を感じますが
その運が呼び込む富には
要注意ですからな。
ま、溺れてしまうのも運命なのでございますが。

いつもご愛読ありがとうございます。
受けていただくので
ノリノリになれるというものです。

来年もよろしくおつきあいください。
またおあいしましょうね。
されでは
さよなら、さよなら、さよなら。

・・・う、淀長先生・・・洋画記事だからか。
それとも男の子がかわい・・・。

投稿: キッド | 2009年12月31日 (木) 06時40分

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