坂の上の雲の下の椿(菅野美穂)ご武運お祈りしております(松たか子)
死亡フラグというものがある。「この戦争が終ったら彼女と結婚しようと思うんだ」と言ったら戦死確率100%なのである。・・・一部フィクションの話だろうが。しかし、武人は戦争前に子種を残すべきなので戦前に結婚するのが王道である。
そういう意味で好古(阿部寛)の結婚はまさにナイスタイミングなのである。
「子供の名前は男の子でも女の子でもいいようにもう決めてある」もかなり死亡フラグだが・・・現実とは恐ろしいもので好古は戦死しません。
「生きて帰ってくると約束してください」と妻・多美(松たか子)は見送りに出る。
しかし・・・好古はただ笑顔を返す。ものすごい死亡フラグだが・・・生きて帰ってきます。
だって日清戦争はあくまで前座なんですもの。
で、『坂の上の雲・第3回』(NHK総合091213PM8~)原作・司馬遼太郎、脚本・野沢尚(他)、演出・柴田岳志を見た。時間は刻々と過ぎていく。明治22年(1889年)五月、正岡子規は喀血する。俳句に目覚めた子規が肺苦になったのである。これだけはずっと言ってみたかったので言っておく。子規とは漢語でホトトギスを意味し、この鳥が血を吐くまで鳴くと言われたことから自虐的な趣を好む子規はそれを雅号としたのである。
子規は結核に罹患した。当時は(実は場合によっては現代でも)死病である。沖田総司も高杉晋作もショパンも樋口一葉もみな結核によって世を去った。子規も死を覚悟した。
療養に戻った松山で松山中学の教師と二度目の結婚をした妹の律(菅野)と真之(本木雅弘)の話をする子規(香川照之)・・・。
子規「去年、淳(真之)さんと会ったのじゃろう・・・どんな感じじゃった」
律「そりゃあ・・・もう」
立派になっていた・・・という言葉を律は飲み込む。兄が不憫だったからである。
律「悪相になっていた」
子規「悪相?」
律「色黒で目つきが悪くなって・・・」
子規「そりゃ・・・日焼けじゃろう・・・淳さんは海軍ぞなもし」
結局・・・真之は健康・・・という話になるのである。
だが、子規はくじけない。前へ前へと進んでいく。命は短いが為すべきことを為すために。
いもうとの袂探れば椿哉(子規)
帰省した真之は旧・松山藩公設プールで股間を探る。
ちんぽがかゆうてたまらん
これは原作のままです。NHK万歳。そしてこの記事のスパム扱い確率急増である。
ついでに言うと戦争にまつわる歴史を描くことについて原作はこう語る。
・・・前略・・・
科学に、悪玉か善玉かというようなわけかたはない。たとえば水素は悪玉で酸素は善玉であるということはないであろう。そういうことは絶対にないという場所ではじめて科学というものが成立するのだが、ある種の歴史科学の不幸は、むしろ逆に悪玉と善玉とわける地点から成立してゆくというところにある。
・・・後略・・・
そういうことである。核爆弾に善も悪もないようにいかなる戦争の歴史にも善も悪もないのである。そこにはただ兵器や戦争があるだけなのだ。そのことを理解できない人は戦争を犯罪だと言うし、軍人を犯罪者のように言い出すのである。
本当に無知で無教養とは恐ろしいことだ。
真之がまだ大学予備門にあった明治17年。清国はベトナム(越南)を巡りフランスと戦争をしている。朝鮮と同様にベトナムもまた清帝国に属する王国であった。しかし、日本における明治維新の前後からフランスの侵略戦争が開始され、明治16年にはほぼベトナム全土がフランスの支配下となったのである。
これを良しとしない清はフランスとベトナムの保護権をかけて戦闘に踏み切った。清国軍はフランス相手に善戦したが結局は明治17年ベトナムのほとんどがフランスの領土に帰した。ベトナムのフランス植民地としての実体は太平洋戦争終了後の昭和時代まで続いていくのである。
そういう時代なのである。ちなみにこの時の日本の外務卿(現在の外務大臣)は井上馨だった。彼はこの戦争にフランス側として参戦することを企画したが政府の合意を得られなかった。
ベトナムの運命は・・・やがて朝鮮の運命となっていく。そして朝鮮がそうなれば次は日本の番なのである。
真之が海軍に身を投じることがそのような時代とまったく無関係であったとは言えないだろう。
日本は秋山兄弟のようなエリートを軍人として育み、そして驚くべき速度で軍備を強化していったのである。
清もまた西洋列強の脅威に抗するためには西洋式の軍備が必要であることを痛感していた。
そして日本よりも資金力においては格段に勝っていた清は・・・近代兵器の購入を行った。
その代表格が戦艦・定遠と戦艦・鎮遠という姉妹艦であった。ドイツ製の装甲艦であり、主砲は30.5センチ砲4門を有し排水量は7000トン超クラスである。巨艦だった。
すでに南下するロシア勢力とともに清国は朝鮮半島を巡る日本の仮想敵国であった。
しかし、日本の有する戦艦・扶桑はイギリス製装甲艦で主砲は24センチ砲4門。排水量は3000トン超級である。
その兵器の実力差は明らかだった。
しかし・・・日本は国家予算の枠を越え建艦に走ったのである。そうしなければ滅びると考えたからだ。そして十年の歳月が過ぎていった。
清国が朝鮮国内の動乱に対し派兵を決めた明治27年(1894年)夏。
真之は海軍少尉となっていた。上京して目撃した「筑紫」の航海士である。建造されて12年。排水量は1000トン超級であり、もちろん主力艦ではない。
日本海軍の最新艦は「松島」「厳島」「橋立」のいわゆる三景艦であった。主砲は32センチ砲1門、4000トン超級である。「橋立」はこの年に就役したばかりであった。それでも「定遠」級にくらべればぐっと小型艦なのである。
しかし・・・日本軍は兵器は運用次第で勝てると考えた。そして何よりもあるもので戦う他はなかったのである。
時の総理大臣は伊藤博文(加藤剛)である。清仏戦争時の外務大臣井上馨とは竹馬の友だ。
ドラマの中で・・・陸軍参謀の川上操六(國村隼)に開戦を迫られ渋々容認する役割である。
だが・・・伊藤博文と井上馨は長州出身で・・・高杉晋作の子分だった。幕末、文久2年(1862年)の英国公使館焼き討ち事件(全焼)の御盾組襲撃部隊メンバーである。
隊長・高杉晋作(1867年病死)、副将・久坂玄瑞(1864年自刃)、火付け役・井上聞多(馨)、伊藤俊輔(博文)・・・他なのである。
つまり・・・日本の総理大臣は元テロリストなのだ。
一方、時の外務大臣は陸奥宗光(大杉漣)である。子規と同じく結核に冒されている。そして陸奥宗光は坂本龍馬の海援隊の一員である。龍馬暗殺の後・・・容疑者の一人を暗殺しようとして失敗した天満屋事件を起こしている(死者三名)・・・。
つまり・・・日本の外務大臣も元テロリストなのだ。
伊藤「まだ高杉隊長の夢を見るのであります」
陸奥「私も坂本隊長が夢枕に立ちます」
伊藤「やるからには後ろ指をさされないようにしませんとな」
陸奥「さっとやってさっと終るのが肝心です」
二人は進むも地獄、引くも地獄の死線を潜り抜けた倒幕同志だった。戦は勝つことも大事だがその後の評判も大事だということを体で理解していた。
こうした明治維新の実戦組を長として・・・維新後に育てられたメンバーが実戦配置につく。
それが日清戦争なのである。
陸軍は清国軍の先手を打って上陸作戦を敢行し、朝鮮宮廷を制した。
一方、帝国海軍は朝鮮半島西岸の豊島沖で清国海軍と清国の兵員輸送中の英国商船と遭遇。巡洋艦「吉野」(主砲15センチ砲4門4000トン超級)、「秋津州」(主砲15.2センチ砲4門3000トン超級)、そして「浪速」(主砲26センチ砲2門3000トン超級)の三隻は戦闘を開始したのだった。
浪速艦長・東郷平八郎(渡哲也)は清国兵士満載の英国商戦「高陞号」を国際法の手続きに従って撃沈。「猿」にも国際法が分ることを世界に知らしめたのである。
世界は驚愕しやがてルールを厳守した東郷は世界に賞賛されることになる。
そして戦場には新婚間もない秋山好古少佐率いる騎兵第一大隊が到着した。
日清戦争開幕である。それは大日本帝国陸海軍の栄光の序曲だった。
関連するキッドのブログ『第2回のレビュー』
火曜日に見る予定のテレビ『ライアーゲーム・シーズン2』『リアル・クローズ』(フジテレビ)『ケータイ刑事銭形命』(TBSテレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
先日は地図の情報ありがとうございました<(_ _)>
こういう放送禁止用語ひとつ取ってみても
原作を忠実に再現しているぞって意気込みが
伝わってきますね。
たしかに普通で考えれば
あの展開は死亡フラグですね ̄▽ ̄
それでもって好古は仕事が出来るのに
女性の言葉には素直に従う姿がまたなんとも
面白いもんですね。
HEROでは浮気性のキャラでしたが
果たしてこの作品ではどうなる事やら ̄▽ ̄
伊藤さんも山縣さんも陸奥さんも
共に敗戦を味わっていますが
清との戦争に対して
これほどの差が出てきているのは
性格の差もあるのかもしれませんが
敗戦の経験をどのように糧にしてきたのか
というのもあるのかもしれませんね。
そして、次回からの日清戦争
今までドラマでも見た事がないので
どういう視点であれ
映像として見れるのがとても待ち遠しい限りです。
投稿: ikasama4 | 2009年12月14日 (月) 22時47分
✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥
いえいえどういたしまして。
たいした情報じゃなくてすみません。
いつもお世話になってばかりで恐縮です。
このセリフはさすがにないか・・・
と思っていたら
妙にこっそりと
早口で
さりげなく挿入されて
うひょひょ・・・でございました。
しかし・・・阿部寛は
存在そのものが奇跡のような俳優になってきましたな。
彼がいなかったら
存在しない傑作がもうかなりあるような気がします。
いい顔しているなーっに尽きます。
死を覚悟したものは生きる・・・
という謙信の言葉を
体現するような秋山好古・・・。
その戦場の姿を
来週は拝めるのかと思うと
ハッピーです。
キッドは阿部寛で
エイトマンを見るのが長年の夢だったのですが
ともかく不死身の男は
見られるようで
うれしいのでございます。
パパでちゅよ~の
子煩悩もあるかもしれませんが。
なにかと評判の悪い山縣ですが
江守徹ときて
なるほどなーっという感じ。
坂の上ではただの俗人ではなくて
やるときはやるタイプになるかと・・・。
一方、カミソリ大杉には参った感じですが
奥深い伊藤もバッチリでしたねえ・・・。
またまたこの辺りの登場人物が
予備知識なしだと
お茶の間にはちんぷんかんぷんかも・・・
と心配になるほどの
出来のよさでございます。
高杉の名前を出したのは作りすぎかも
しれませんが
どうせなら坂本も
と思うほどの
本当にあった凄いコンビという感じの
伊藤・陸奥の対話でしたね・・・。
鳩山・岡田では出せない味だ・・・。
キッドも日清戦争のドラマは
記憶にありません。
原作も日清戦争はあくまで前段なのですが
もう・・・今回のクライマックスを
見ただけでも
満足できるくらいの仕上がり。
CG中心でもいい・・・
来週は正座して見たい感じです。
投稿: キッド | 2009年12月15日 (火) 01時17分
>またまたこの辺りの登場人物が予備知識なしだと
>お茶の間にはちんぷんかんぷんかも・・・
>と心配になるほどの出来のよさでございます。
このドラマでは、字幕をつけないのだなと思いました。
「この人は誰ですよ」と半年過ぎても教えてくれる大河ドラマに毒された人も多い中新鮮です。ジンセンとかホートーオキとか、前者がインチョン空港のそれであることを気付かないもの多数でしょう。
でも、この作り手は、予備知識なき者を落伍させない作りをよく知っているようです。咳き込む陸奥、川上が持ち上げる山形の一軍司令官決定など、これからのストーリーで押さえるべきネタは必ずキッチリ盛り込まれている。そして、それすら押さえられない人には、チンポ痒いと戦争場面と結婚ネタだけでも、今回はよいかなぁと
その一方で、原作至上主義者さんや歴史マニアにもそそるネタのチョイスをしているというのは大したものです。
万国公法を渡した東郷さんを描いておいて、英国船撃沈と英国民の猛抗議をエンディングにするというのは、主人公不在の日清戦争をまたぐ上では、よい切り方ではないでしょうか。
さて、本題。
私は「フラグ」という言葉を使った時点で、見る側も作る側もダメだろと思いますね。要は、月並みな描写に、作る側は逃げ込み、見る側は伏線読んだ気分になるという安さですから。
ご指摘の各台詞も、本来は誰もが口にする言葉ですが、阿部ちゃんしかりで、少なくとも日清日露ではその決意を口にして、無事帰った者の方が多かった。
そもそも、その台詞って、戦争ドラマが、現実の史実でなく、架空の誰かさんが主人公だからでしょうね。平和を愛し、理知的で、しかし、戦場に赴くに至り、愛する者との一夜を過ごし、別れの言葉を交わす。そして、ラストでは子供を抱く女の背中と、郵便配達の声。
第3回では、真之のそばで二度登場する水兵が、庶民代表ですね。月並みな台詞を極力使わずに、しかし、庶民の日清戦争を言わせていく、彼死なないでいって欲しいものです。
ちなみに、山縣閣下ですが、戦下手は日清戦争で露見しますが、政党政治を毛嫌いし藩閥政治に固執するのはまだ先のことかと。伊藤総理が、庭園での会談で、さんざん敬語で持ち上げたくだり、しかし、山縣はそれを嘲笑うように出兵を是とする態度、あの部分は二人の変わらぬスタンスを上手く描いていたと思います。
投稿: ひろすけ | 2009年12月20日 (日) 19時06分
(笑)偏差値40~ひろすけ様、いらっしゃいませ~偏差値65(苦笑)
すでに第四回がオンエアされていて
あっさりとした黄海海戦と
ムダにつけたした帝国軍人の横暴シーンが
もやもやしているわけですが・・・
それは本記事で分析するとして
本当にこの国の戦争を美しく描くことへの
タブーは一種の病的レベルにあるようです。
もちろん、すべてはバランスですから
「戦争」に対する嫌悪がポーズであるという
メッセージを読み取ることができるようにも
作ってあります。
キッドは原作は原作
ドラマはドラマであるべきだと
考えるのが基本ですが
・・・たとえば
原作と原作者は違うとも思います。
まず「現実」というフィクションがあって
「小説」というフィクションが生れる。
そしてさらに「小説」から「ドラマ」が生れているわけですが
「ドラマ」が父より祖父に似ていても問題はないわけです。
ところが・・・過去の現実に対して
現在の現実が介入してくると
微妙に話はこじれていきます。
たとえば「戦争は悲惨だ」と誰もが思うべきだ・・・
と言った現代的な感覚で
「明治の戦争」を語られても
困るよなぁ・・・ということです。
まあ・・・そういうあれこれの中で
キッドのブログは
テレビを見た感想をあれこれ言うという
ものすごい軽いスタンスで
やっているわけですが
そんなに若くもないので
つい言葉が知った風になってしまうわけです。
それで誤解が生じてもまあいいか・・・
と諦念でお届けしていますので
いろいろとご容赦くださりますように。
まあ・・・「彼」は案の定
死んでしまいましたねぇ。
ただし・・・ドラマとしては
「上級者としての部下の死に対する責任」
という答えのない質問に苦しむ真之が
先輩である東郷に
「生と死に区別があるか」という
慰めを与えられ心を軽くするという
主題のための死ですから
無駄死にではなかったといえるのではないかと考えます。
伊藤も山縣も
下層階級からのたたき上げですが
山縣よりも三才年下の
伊藤は当然敬語で接します。
もちろん、伊藤を帝国最初の首相に推したのは
山縣ですからその恩も感じているでしょう。
最後は官(文民)と士(武人)の
ゴールの違いを感じさせる二人ですが
根っこの部分では
同郷の戦友という思いが
二人の底流に共通していたとキッドは考えています。
フラグという言葉はゲームというか
プログラム的な言葉ですが
昔で言えば
常套句と預言の間くらいの感じでしょうかね。
虫がしらせてつい口に出してしまう言葉。
たとえば歌舞伎や落語などの
古典ではすべてがフラグですが
それがお安いかどうかはまた別なのですな。
くりかえし味わう喜びというものが
ややすたれているのかも・・・
と思う今日この頃です。
投稿: キッド | 2009年12月21日 (月) 04時33分
阿部寛とエイトマンがそっくりです。
昔、『8マン』(エイトマン)という人気アニメがありました。
阿部寛を初めてテレビで見た時に、カッコいい二枚目俳優だと感じたのと同時にエイトマンとソックリな顔立ちをしているのに驚きました。
アニメの内容はこうでした。
●アメリカでロボットの研究をしていた谷博士は、研究の末作り上げた戦闘ロボット(エイトマン)を殺人ロボットにされるのがいやでロボットを持ち出し、日本に逃げてきたのだった。
その日本に正義感強き東刑事がいた。 彼は事件現場に踏み込んだが罠にはまり悪漢どもに撃たれ、さらに蜂の巣にされて惨殺されてしまった。 谷博士が死んだばかりの東刑事の記憶をスーパーロボット『8マン』(エイトマン)の電子頭脳に移植した。 正義感を受け継ぐヒーローとして蘇り大活躍する物語だ。
登場人物の東刑事そして『8マン』(エイトマン)に阿部寛は顔も体型もソックリなのだ。
最近では(トリック)(テルマエ・ロマエ)(下町ロケット)でも超人気ですね。
●『8マン』の実写版ドラマが企画されたら、是非とも阿部寛をこの主役に抜擢して欲しいと思います。
投稿: 月 光 (A.H.) | 2015年12月20日 (日) 23時35分
ΞΞΞΞΞ~月 光 (A.H.)様、いらっしゃいませ~ΞΞΞΞΞ
阿部寛を最初に見た時から・・・
ああ・・・実写版エイトマンがここにいる・・・
そういう思いがございますね。
このブログでも度々言及していますが
最初の記事はこちらです。
http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/40_f726.html
本格的な俳優になる前からそう思っているので
もう三十年近くになりますねえ。
阿部寛・主演の「エイトマン」は見果てぬ夢でございます。
もう・・・ギリギリの年齢になってきましたよねえ。
原作者は神がかっているし
作画担当の方は問題起こしたし
すべてが黎明期だった頃の作品・・・。
「アトム」や「鉄人」と比べて
「エイトマン」と「スーパージェッター」は不遇な感じがいたします。
スーパーロボットとタイムパトロールのひとつの原点なのに・・・。
「ロボコップ」なんてある意味「エイトマン」そのものだし・・・。
見たいぞ・・・見たい・・・阿部寛のエイトマン。
そう・・・願いつつ・・・今年も暮れていくのでございますよ。
投稿: キッド | 2015年12月21日 (月) 07時12分