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2009年12月23日 (水)

私は何度も何度も何度も何度も騙されてしまうのです(戸田恵梨香)だが俺が助ける(松田翔太)

つまり、キノコこと福永(鈴木浩介)が何度も何度も何度も「人を信じちゃダメだ」と言っているにも関らずだ。

今回の脚本家がちょっと不安定なのは後で結末を合わせるにせよ、部分的に不合理なセリフを作ってしまうことである。

今回で言えば、葛城(菊地凛子)のターゲットは直(戸田)の脱落だったはずである。

想像するに・・・昔、葛城は秋山に求愛して拒絶されたのだろう。その時に恋敵を死に追い込んで秋山に復讐したのだと思われる。今回は秋山が直に恋しているのは一目瞭然なのでとにかく直を目の仇にしているのである。直をつぶすことが快感であるのたな。つまり葛城は他人はコントロールできるが自分をコントロールするのが苦手なのである。あくまで妄想です。

最後に葛城は「勝ったとは思わないで」と負け惜しみを言うのだが・・・その時点で直の脱落と言う目的は達成不可能になっており・・・語るに堕ちているのである。

さらに言えば、葛城が勝ったのは偶然の結果・・・たまたま悪魔である土田(森下能幸)と接触しなかったからに過ぎない。

そのことは葛城自身が「天使」であることを確認した時に「勝った」と呟いたことで示している。

しかし、目的の達成こそが勝利と言うべきで葛城はこのままだと負けていることになるのは間違いない。

本当に葛城が勝つ気なら・・・契約書に「直とだけは接触しない」の項目を加えておけばよかったのだから。

火曜日のドラマ対決は①「リアクロ」↗*9.3% ②「ウソゲ2」↘*8.5%

逆転で「リアクロ」が最終回を飾る。

で、『 2・第7回』(フジテレビ091222PM9~)原作・甲斐谷忍、脚本・黒岩勉、演出・大木綾子を見た。天使と悪魔ゲームの第2ピリオド終了間際である。天使と天使が接触すると出来る十字架を四つ以上集めると後半戦への進出ができるというこのゲーム。ここまでの途中経過は。

天使の葛城++ 天使のマリエ(MEGUMI)++ 天使の安川(春海四方)++

天使の直++

天使の福永++++ 天使の秋山++++

天使のタツヤ(姜暢雄)++++ 天使のモモコ(片桐はいり)++++

接触なしが土田(森下能幸)、謎の高校生ヒロカ(武井咲)、色白のテッペイ(忍成修吾)、鉄人28号を操る金田正太郎のようなワタル(夕輝壽太)でこのうちの一人は悪魔である。

ここで天使を名乗り、直に味方すると宣言したワタルと秋山が接触したのが前回まで。

果たして・・・ワタルは天使だったのか・・・悪魔だったのか・・・。

天使でした。

この結果・・・秋山+++++、直+++、ワタル++となる。

そこで直が福永、タツヤ、モモコに「ワタルさんと接触してください」と頼み込む。

ここで福永は「保険だ」と言ってワタルと接触。タツヤとモモコは拒絶。

福永+++++、ワタル+++となって前半終了である。

葛城はワタルが天使だったのかどうかを確認するために途中経過の発表を待つとして第2ピリオドが終了する。

(第2ピリオド終了)天使11 悪魔1

ここで秋山と直は愛の会話を交わす。

直「どうしてワタルさんと接触してくれたのです」

秋山「ワタルは天使である確率が高かったからだ」

直「でも悪魔かもしれなかったのに・・・秋山さんは暖かいです・・・それにくらべて葛城さんは冷たい」

秋山「あきらめるな・・・ワタルが天使であったから・・・こっちはすごく有利になったのだ」

直「えっ・・・」

秋山(ヒソヒソ)

直「まあ・・・」

直に冷たいと陰口を言われた葛城は作戦指導である。

第3(最終)ピリオド開始と同時に天使である三人と悪魔一人を含む三人がペアを組んで接触する。

これで天使+++が二人。天使++が二人。悪魔+が一人。天使が一人できる。

悪魔+が誰かを確認することでだれが悪魔だったかがわかる。

悪魔+は天使となり、全員が天使になったところで相互に接触。

これで天使+++++が四人、天使++++一人、天使+++一人になる。

天使+++がワタルと接触すれば失格するのは直一人と言う計画である。

第3ピリオド開始。

葛城グループは接触を開始。

葛城はヒロカ。マリエはテッペイ。安川は土田と接触。

安川がチェックをしようと審判の部屋を訪れるとそこは満室になっていた。

審判の部屋は四つの個室で鍵がかかるのである。

葛城は直、秋山、ワタルと気まぐれなキノコが部屋を占拠していると推理。

狼狽する安川とマリエをたしなめる。

「向こうだって出てこないと負けるので出てきます」

しかし、直とワタルは外にいた。

審判の部屋にいるのは秋山、キノコ、モモコ、タツヤだった。

葛城(×)。

直「お願いしたら接触は出来ないが占拠は手伝うって言ってくれたんです」

葛城「そう・・・返報性の原理ね。借りを作った人間は返さないと後味の悪い思いをするという心理と難しい依頼よりも易しい依頼を引き受けると得をした気分になる心理をミックスした詐欺師のテクニックね」

直「後味が悪いというのはお人好しっていうことですよね。それに高いものより安いものを買うのは市場原理でしょう。そんな屁理屈じゃなくて・・・一生懸命頼んだから引き受けてくれたってことで説明できるじゃないですか」

葛城(××)。

直「それより、これで残った皆さんは全員天使なんですから・・・私と接触してください」

葛城「待ちなさい・・・私が凄い実験してみせるから・・・しゅへっ」

葛城は白紙の小切手をそれぞれの部屋に差し込む。

葛城「さあ・・・部屋から出てきた人には賞金を出しますよ・・・ただし早いもの勝ちです」

秋山の占拠が反則ギリギリだとすれば葛城の買収はもはやゲーム性もへったくれもないな。ある意味なんでもありだよ。

直「そんな・・・みんな約束を護ってくれるはず」

葛城「世の中でお金こそが最高の約束なのよ」

ここでキノコは二億円で手を打つ。

しかし、小切手が本物だっていう証拠はどこにもないけどな。

モモコとタツヤは口惜しがって退出。

三部屋が空室となる。

勝ち誇った葛城たちはそろって審判の部屋へ。

部屋を出た三人を待ち構える秋山。

「で、誰が悪魔だったんだ」

悪魔は安川だった。

それを確認するとヒロカ、テッペイ、土田は次々と直とワタルと接触する。

直++++++ ワタル++++++

ヒロカ+++++ テッペイ+++++

土田++++

である。この時点で「直だけをつぶす」葛城の計画は挫折した。

秋山「だってそうだろう・・・そこに悪魔がいるならこっちは全部天使なんだから」

葛城(×××)

土田「ごめんね・・・直ちゃん、最初に悪魔って言えなくて・・・でも葛城は保険をかけてるよ」

直「?」

この時点で葛城グループは

葛城+++、マリエ+++、安川・・・・。

秋山「四本持ってないのはお前たちだけだ」

マリエと安川は錯乱モードに・・・。

そこで直が「大丈夫です・・・皆さんを助けます・・・」

葛城(××××)ドッカーンである。

葛城「私は負けてないもん・・・ここに誓約書がある限りね」

それは「土田、テッペイ、ヒロカが葛城グループと接触しないと罰金2億円」という契約書だった。

葛城「勝ちなんていうのは甘いのよ」

ここで秋山は葛城のセリフをポーカーフェイスで聞き流すが内心はニヤリである。

なぜなら・・・葛城が安川でないのは偶然。

そして安川は三人と接触しても+++なのである。

結局・・・善意の誰かがいないと失格ポジションなのだ。

葛城は審判の部屋の占拠というアイディアを失意していたという他はないのである。

つまり葛城の最後のセリフは「負け惜しみ」そして虚勢の「しゅへっ」なのである。

まあ・・・何がどうなろうとも直は安川と接触しちゃいますけどね。

そして別室ではあの男ヨコヤ(鈴木一真)が十字架を11本集めていたのだった。

そして・・・LIAR GAMEセミファイナル後半戦は年越しである。

まあ・・・葛城強敵モードの演出がしたいのは分るがヨコヤも控えているのだし、今回の葛城はゲーム的には敗北しているわけで年内最後ということで秋山が「しゅへっ」とやって葛城がキーッとなった方が視聴率的にも得策だと思うけどね。

ついでにフジテレビ・・・変則編成は百害あって一利なしだといい加減気がついた方がいいぞ。

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ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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