仁は摘出(大沢たかお)万華鏡のバラード(中谷美紀)辻褄も結納も水に流してくださりませ(綾瀬はるか)
鬼から非道へ。そして非道いカップルへ。さらに夢の途中で夜明けを待つヒーロー仁(大沢)とヒロイン咲(綾瀬)だった。
しかし、それもまた道である。
ものすごく鮮やかな原作への軌道修正だったな。
そもそも未来の未来(中谷)がいるのは原作のオリジナル。そのために未来のそっくりさんである花魁・野風(中谷二役)は特殊な存在となっていたのである。
そのためにマジック・アイテムの未来の未来の写真が挿入され、近未来の十円玉が挿入され、仁の心の葛藤がドラマ版にコクを与えていた。
しかし、仁にとっての過去である未来は改変され・・・おそらく未来のいない未来が誕生し・・・仁は幻となった最初の未来の記憶から解放される。つまり・・・原作に限りなく近い状態になったのである。
もちろん・・・記憶が抹消されない限り、仁には最初の未来の「思い出」が陰りとなって残るわけだが・・・少なくとも原作にあるエピソードを続けていくことに対する障害はなくなったのだな。
なにしろ、未来の未来と仁を繋いでいた絆である魔法の写真は消滅してしまったのであるから。
そしてダブル・ヒロイン状態に耐えに耐えた本当のヒロイン咲は最後の最後で正ヒロインの座を勝ち取ったのである。
まあ、結納の席からの離脱までさせておいて・・・仁が「女の幸せよりも医術をとるなんて咲さんは本当に医術が好きなんですね」とかいけずの極みを言い出さない保証はないですけど。
なにはともあれいろいろな意味で見事なお手並みであったと言えます。
つづく・・・だけどね・・・つづく・・・なんだろうねーっ。
非道い道のためにもねーっ。
本題に入る前に恒例の週末の視聴率チェック。「アンタッチャブル」↘*7.3%(この枠でトリックの再放送を続けると数字がどうなるのか見てみたい)、「おひとりさま」↘10.3%(観月・小池のラブコメという狙いはよかったと思うけど笑いが薄いんだよね)、「シスター」*2.8%(あらあら)、「のだめ第1夜」16.6%、「第2夜」15.5%(映画版の早めのオンエアがありますように)、「石原さとみの椿山」12.5%(地味だ・・・)、「セイラ」↗10.9%(初回*7.4%、平均*8.1%よりも最終回が高いというのはある意味立派)、「外事警察」↗*4.7%(義務教育で見せるべき内容)、「坂の上の雲」↘17.8%(なぜ勝利のシーンを描かないのか・・・スポーツニュースで日本の勝ち試合を敵のゴールだけ見せる編集が成立するか?)、「仁」↗25.3%(すげぇぇぇぇぇぇぇ)、「M-12009」20.6%(100点の笑い飯の鳥人を受けて仔犬が死んだ話をするハライチのあたりがツボだった)・・・以上。
で、『JIN~仁~・最終回』(TBSテレビ091220PM9~)原作・村上もとか、脚本・森下佳子、演出・平川雄一郎を見た。まあ、いろいろとご不満のある方もいるかもしれないが、日曜劇場的にはブラボーといえる作品だったのではないか。ファンタジーでミステリーでヒューマン・ドラマ・・・こういうドラマをみんな待っていて・・・そして期待に応えたのである。アイドル俳優抜きでも面白いドラマを作れば視聴率だって取れるということが証明されたのだな。まあ、大沢たかおも内野聖陽も小出恵介もアイドル俳優だという考え方もあります。そういう意味では桐谷健太だって・・・それはないか。
とにかく・・・様々な謎を秘めて最終回である。最後の最後までひっぱっておいて・・・未来が変わったのですべてなかったことになりました・・・というのは凄いテクニックである。まあ、それを汚いとか卑怯だとかずるいとか反則だとか邪道とか言うのはすべて敗者の戯言なのである。格闘技かっ。
とにかく・・・前回、主人公を鬼にしておいて・・・最後はひどい男と女が寄り添い逢うというほろ苦いラブストーリーと考えれば大人の味なのである。あなたって手も握らないなのである。まあ・・・最後が文久何年なのかは教えてもらいたい気持ちです。
刺客に襲われた・・・仁(大沢)と龍馬(内野)・・・二人は崖から転落するが・・・龍馬はそのまま消息不明になってしまう。
龍馬暗殺を命じたらしい久坂玄瑞(林泰文)は「そろそろ京都に上らないと一緒に死ぬ同志の立場がないからこれにて御免」とそれ以上の追求をあきらめるのだった。
仁は困ったときには橘家で・・・恭太郎(小出恵介)に龍馬の探索を托す。
しかし、その行方はまったく知れないのだった。
一方、やはり華岡流の弟子だった佐分利(桐谷)は「乳がん」の患者がいるならお役にたちたいと仁に申し出る。
未来の未来のために野風の死にいたる病から目をそむけている仁は「もしも乳がんでないなら気持ちが楽になる」と再診を決意する。
しかし、佐分利の診断は「乳がんに間違いなし」なのである。
手術を決意しない仁の煮え切らない態度に不審を抱く佐分利。
「私の看立ては信用できまへんか」なのである。
なんとはなしに全ての事情を察しているように仁に従う野風。
心を鬼にした仁の胸ははりさけそうになるのだった。
そして・・・全ての事情を知りつつ母の栄(麻生祐未)の奨める格上の蒲生家との縁談が進む咲だった。
龍馬の行方を案じる仁に勝海舟(小日向文世)は都会人のクールさで応える。
仁「龍馬さんは特別な人なのに・・・」
勝「なあに・・・世の中なんてものは・・・誰かがいなくなれば・・・その穴にいつの間にか別の誰かがはまって・・・なんとかなっていくものさ・・・」
ひょっとしたら・・・と仁は思う。龍馬は未来に行ったのではないか。あの包帯男は龍馬で・・・医療セットを持ち出したのは単なるみやげ物強奪だったのではないか。
そしてあの胎児はタイムスリップを起こす力があって・・・龍馬を未来に残し、仁を過去に送り込んだ。
すると・・・もう自分は未来に帰れないのではないか。
せっかく護った未来の未来に再会することもなく・・・このままこの時代で生きて・・・やがて死んで・・・。
ふと寂寥感に襲われる仁だった。
仁は江戸時代で気がつけば一人なのだった。
順庵(田口浩正)は佐分利の心を代弁する。
「佐分利が華岡流であることを隠していたのは・・・昔、手術にしくじって後ろ指をさされたからです・・・あなたと出逢って過去に決別しようと・・・腑分けに手をだしたことで緒方先生に迷惑をかけてしまった・・・そのことを償いたいと考えているのです」
仁は鬱屈した思いを洪庵の墓前で告げる。
「一人を救えば一人を失う・・・どちらを選んでも心がつぶれてしまいそうなのです」
仁の告白をひょっこり帰ってきた竜馬は盗み聞きしていた。
龍馬は川に流され海辺の漁師町にたどりつき、海の幸と広末涼子似の海女とよろしくやっていたのだった。いや・・・単にハチキン(金玉八個の略)って言ってただけだろう。
龍馬は勝に相談してみた。
「どの道を選んでも地獄ときたらどうしますか」
「そりゃ、お前、賭け事なんてみんなそんなもんだよ」
「ははあ」
「迷ったら東スポの印通りに買ってみるのも一つの手だな」
「有馬記念ですか」
龍馬は決意した。友達の心の重荷を変わりに全部背負ってしまおうと。
ついでに野風にいいところをみせられて一石二鳥である。
恭太郎が悩み相談にかこつけて初音(水沢エレナ)と逢瀬を重ねている間に歴史的有名人は話を進めるのだった。
「南方先生・・・やってもやらなくても後悔すると思うなら・・・わしのためにやってほしいぜよ・・・やらなければ後悔はいつまでも続くがやってしまえば後悔は半分ですむじゃろう」
仁の心は鬼になるには弱すぎた。龍馬の優しさは仁の頑なな想いをあっさりと溶かすのだった。
乳がんの手術をしたい。仁の言葉に野風は生きがいを感じるのだった。
「先生の・・・いえ・・・医術のお役にたてるなら・・・本望でございます」
野風の身請けは沙汰やみになった。そして乳がんの手術を受けることで野風の花魁としての稼業には終止符が打たれたのだった。
もちろん、たっぷり稼がせてもらった鈴屋(六平直政)は渋る女将(水沢アキ)を説得する。
「死ぬか生きるかって修羅場に行くんだ・・・もうお役御免でいいじゃねえか」
野風を望んだ大名家の隠居は残念な気持ちを藩医の三隅俊斉(深水三章)にぶつけるのだった。
「野風の病を見抜けぬとは・・・お前も未熟だのう」
俊斉は逆恨み体質だった。
咲の結納の日は野風の手術の日だった。それを知った咲はもはや心を縛ることができなくなった。
仁の心を鬼にした未来の恋敵は・・・もはや敵ではないのである。
それならば・・・私はただあのお方のおそばにいられるだけでよい。
野風と恋を競うのもまた一興。
私も徒な女になってみせます。
ついに破談を願い出る咲。恭太郎の見せ場到来である。
「ええい・・・他の男・・・いや、女だてらに医術にうつつをぬかし、心根さだまらぬ不心得者め・・・この兄が成敗してくれるわっ」
刃傷沙汰に蒼ざめる蒲生家の使者。この機を掴んで恭太郎。
「後は私が引き受ける・・・そなたは気持ちのままに生きるがよい」
いよっ・・・恭太郎。日本一。
走る、走る咲。湯島の橘家から神田の医学所までかな。慣れたコースだな。
手術室には三隅の走狗(甲本雅裕)が因縁をつけにやってきていた。
「何人たりとも消毒せずに手術室の立ち入りは許されませぬ。どうしてもというのならこの私の骸を越えて参りませ」
いよっ・・・お咲。世界一。
喉に突きつけた懐剣で血のしたたる咲をかばうように仁が出る。
「手術は成功しました・・・あなた方は本当にお殿様のお使いですか」
走狗は黙って引き下がった。最後まで渋く豪華なゲスト陣である。
仁の心を縛っていた魔法の写真は消失した。ドラマのオリジナル要素はなかったことになったのである。
未来の未来は消えた。彼女は生れなかった。だから彼女と仁が出会うこともなく、仁が彼女の手術を失敗することもない。すべては幻想だったのだ。
脚本家はプロデューサーに聞いた。「これでよかったのかな」
プロデューサーは「はい」と頷いた。
何がよくて何がよくないか・・・本当はどうでもいいのである。
ただその場、その場が楽しければそれでいい。
そういう生き方は概ね正しいものだ。
もう一人のヒロイン退場の場。
最後に鮮やかな唇盗みの技を決める元・花魁だった。
仁「これから・・・どこに・・・」
野風「横浜あたりで手習いの塾でも開くでありんす」
仁「でも、あとあとまた絡んだりもできるんですよね」
野風「スケジュール次第でありんしょう」
龍馬「わしんとこにくればいいのにのう・・・」
野風「では・・・皆様・・・おさらばえ」
咲「まあ・・・雪が・・・ホワイトクリスマスですね」
龍馬「まっこと・・・今は何月なんじゃろう」
仁「野風さん・・・助けられてよかったです」
野風「先生・・・新しい命を・・・ありがとうござりんした・・・」
咲「雪・・・溶けて水に・・・水は湯に・・・湯は湯気に・・・形はかわれどなにもかもがけしてなくなることはないのですね」
仁「万物流転ですね」
龍馬「人の縁もまたしかりじゃ」
咲「ま、視聴率で左右されたりもしますけど」
仁「・・・また・・・また逢えるといいですねー」
咲「はい」
こうして・・・人々の営みは新たなる局面に入った。
やがて・・・新たなる仁友堂が落成するだろう。
そこでは咲が仁の汗を拭くだろう。
そして、出番のなかった幕末の有名人たちが次々とやってくるのだろう。
その物語にお茶の間が再会できるかどうか・・・すべては運しだいなのである。
運とはつまり誰かのやる気があってそれが実行に移されるかどうかという実に単純明快なことだったりするわけだから。なにはともあれトレビアン。
そして失われたように見えるすべての魂に幸いあれ。
関連するキッド『第10話のレビュー』
水曜日に見る予定のテレビ『ゴッドタン・キス我慢選手権』(テレビ東京)『夏帆の砂時計』(TBSテレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
初めて読ませていただきました。
ユーモアがあって、とてもおもしろかったです。
前の文も時間があるときに読ませてもらうつもりです。
JIN大好きです~
私の好みにぴったりのドラマでした。
投稿: なつめ | 2009年12月22日 (火) 11時04分
キッドさん、こんにちは
レビュー、お疲れ様でした。
毎回、すごく楽しみにしていました。
正史も季節も飛び越えたお話で、謎も解明されないままなのに、
(個人的には)ほとんど気にならない面白さだったと思います。
わからない事をあれこれ悩んでいても仕方がない、と
直接は仁に関わっていない勝海舟が達見していたのが印象的です。
龍馬も男気を見せてくれたし、咲も野風も、他の人々も、
今をただ、ひたむきに生きていく、満足のいく最終回でした。
咲は仁友堂に泊まり込んでいるのかしら、とか
未来は塾の講師になったの?とか気になることはありますが。
外事警察も坂の上の雲も面白くて、なかなか忙しい週末でしたが、寂しいですね。
歴史にあまり詳しくないので、こちらのレビューには助けていただいております。
ありがとうございます。
来年もまた遊びに伺わせてくださいね。ヘリで参ります。
良いお年をお迎えください
投稿: mi-nuts | 2009年12月22日 (火) 15時28分
キッドさん こんばんは~。
とうとう終わっちゃいましたね。
日曜日にいいドラマ見せてもらえるってことは
ほんとうに気持ちがいいものですわ^^
>日曜劇場的にはブラボーといえる作品だったのではないか。
ファンタジーでミステリーでヒューマン・ドラマ・・・
こういうドラマをみんな待っていて・・・
そして期待に応えたのである・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・運とはつまり誰かのやる気があって
それが実行に移されるかどうかという実に単純明快なことだったりするわけだから。
なにはともあれトレビアン。
キッドさんの全文に
いよっ・・・宇宙一^^
皆が言いたかったことをおまとめになられているようで^^
読んでいて感動してしまいました~~(笑)
最後に野風さんが横浜で手習い塾を開いた事
それもつぼでしたねぇ~(笑)
色んな所をみせてくれて^^
で、野風さんの手術は
日本橋のペニシリン製造所の側近くなのではないかと思うのでございますが^^
と、細かい事をいっておりますが
何はともあれ 多分途中変更したであろうわりには
初めから決まっていたかのような流れるようなストーリーで
ほんとうに楽しませてもらいましたね~^^
どのキャラもステキでしたけども
私は橘家の皆さんを見ているとほのぼのして
「JIN-仁-」には欠かせない人々でございました。
キッドさんに古地図を教えていただき
ふと気持ちが横道に行きそうな時に呪文をいただき
ドラマをよりいっそう楽しめました。
ありがとうございました
投稿: ice | 2009年12月22日 (火) 19時18分
キッドさんこんばんは!
仁終わっちゃいましたね。
謎を残して終わったのは続編か映画へのつなぎでしょうかね。
できればもうすこし伏線回収して終わって欲しかったし最後の思わせぶりな描写はいかがなものかと思いましたが、まあ面白かったからいいっちゃいいんですけどね。
視聴率も今年一番だったみたいですしね。
こんな幅広い世代に受けたドラマも最近では珍しいですね。
ちなみにキッドさんの今年の連続ドラマベスト5も教えていただけますか?
投稿: 出雲 | 2009年12月22日 (火) 22時15分
♬♬♬JINダイスキ~なつめ様、いらっしゃいませ~♬♬♬
お読みいただきありがとうございました。
ユーモアを感じていただけるとは幸いです。
好みにぴったりのドラマがあるというのは
本当にうれしいことですよね。
キッドもこのドラマは大好きでございましたよ。
また遊びに来てくださいね。
投稿: キッド | 2009年12月23日 (水) 01時52分
✭クイーン・オブ・ザ・ランチ✭mi-nuts様、いらっしゃいませ✭親切百回接吻一回✭
ご声援ありがとうございます。
謎解きが中途半端だったとか
伏線を回収していないとか
いろいろと難はあるのですが
お話しとしてはしっかり筋が通っていると
キッドも思うのでございます。
それよりも何よりも
毎回しっかりと人情に訴えて
心を洗う物語を
語ってくれたこと。
ここ数年なかった出来の良さでございます。
登場人物の誰もが
架空(歴史的有名人も含め)とは思えない
臨場感。
人間をしっかり描けば
なんだって面白くなるという
教科書でございます。
勝海舟なんて
ドラマではほとんど出番なしなのに
最後一瞬登場したたげで
うん、いいこと言った
と肯けるよう存在感。
ついふざけたくなるほどの
クォリティーです。
時間はただ流れていくのに
立ち止まっていた仁を
幕末の人々が
手を貸して
助けおこす。
そういう一点に収縮していく感じが
ダイナミックでございました。
たとえば咲の家出ひとつとっても
①佐分利より野風の手術を聞く
②母に不孝をわびる件
③兄に見せ場を与える件
④手術蔵前仁王立ち流血の図
このように起承転結が
流れるように構成されています。
こういういくつもの支流が
しっかりと流れながら
本流に流れ込む
実に素晴らしい構成力でございます。
ディテール(細部)がそういう具合で
長い目でみると
たとえば龍馬と仁と野風の出会いは
落語の「明烏」がモチーフになっており
「明烏」のモチーフは浄瑠璃の「明烏夢泡雪」・・・。
元ネタでは実は「雪」は厳しい折檻の場面で使われ
この世の冷酷さの象徴なのですが
このドラマでは
前もって野風が龍馬に
「いっそ雪になってしまいたい」
と語るフリをつくっておいて
最後に龍馬が野風に
「まだ雪になりたいか」
と問うオチになっています。
こういう巧みな構成が
さりげなく織り込まれているところが
なんともいえない情緒を生み出していると
キッドは考えます。
キッドは「外事」でうひょひょ~っとなって
「坂の上」でもやもやとして
「仁」でスッキリした
ゴージャスな週末のドラマリレーで
ございました。
来年のことを言うと鬼が爆笑なのですが・・・
(日)に龍馬とバンビとまきまきのカバチがあり
(月)は藍沢がもう一回もう一回だし
(火)は深キョンの曲がっている女
結構、週明けが恐ろしいことになるような感じがします。
かといって
(水)菅野の曲げられない女
(木)その後の井野真々子
(金)ヤマト亀梨
(土)変な工作員とハッカーの妹
など気の抜けないラインナップの一週間。
どうか、素晴らしい新年でありますように。
投稿: キッド | 2009年12月23日 (水) 03時00分
ジョーダンジャナイヨオオオ~ice様、いらっしゃいませ~オグリンカワイソス
そうなんですよね。
日曜日のドラマはやはり
こういうドラマであってほしいのです。
このブログを書き出してから
ずっと願っていたことが
ついに叶った感じがします。
特に今年は大河が痛い感じだったので
さらに喜ばしい感じ。
もっとも「坂の上」になってからは
うれしい悲鳴でヒーヒーでございますけど。
キッドのようなものに
最大級の賛辞をいただき
宇宙をとっておいて良かった気分で
一杯です。
本当は野風か龍馬に使うつもりで
うっかり忘れてました。
まあ、すべてが明らかにならないと
すっきりしない方には
残念だったかもしれませんが
これはこれで
連続ドラマとしては
すごくきれいにまとまっていたと思うので
凄い視聴率でよかったなぁ・・・
と思うのです。
原作的には野風はまだまだネタを
持っているので
続編があれば
上手にからめるナイス・ポジションでもあります。
スケジュール調整的にも。
そうですね。
蛎殻町方面の可能性も高いですよね。
ああ・・・地図入りで見せてもらいたい・・・。
辰五郎の親分はどこに新・仁友堂を建てるのか・・・。
気になる~。
スタッフがびっくりするほどの
大成功ですので
いろいろ妄想が広がるのですが
原作が未完なだけに
案外想定内でおさまったのかもな~とも
思ったりもします。
それほど見事な最終回でしたからね。
橘家が淋しくなったということは
仁と咲は同居・・・なのでしょうかねぇぇぇぇ。
栄が麻生祐未っていうことだけでも
本当に豪華なドラマでしたな。
同じ趣味の方がこの世にあるというのは
なんとなく心が温まるものですよね。
同病相哀れむというか。
目の使いすぎにご用心なされますように。
また、来年も素晴らしいドラマが
あるといいですな~。
投稿: キッド | 2009年12月23日 (水) 03時23分
~~☀~~出雲様、いらっしゃいませ~~☀~~
ふふふ・・・出雲様は不満組でございましたか。
残された謎は包帯男の正体だけで
これは原作の完結を待つと言う意味合いも
ありますから仕方のないことですね。
その他についてはもう未来が
変わってしまったということで一応決着なのですね。
ある意味、未来の未来が消えて
野風に生まれ変わっていた・・・
という切ない恋物語でもあったわけですからね。
映画だろうがドラマだろうが
面白い作品が続いていくことに
キッドはあまり目くじらたてないことにしています。
ただ出来れば
早めがいいですよね。
「坂の上」なんて日本海海戦まで2年待ちです。
じゅ・・・寿命が尽きたらどうしよう・・・なのです。
ううん・・・ベスト5か・・・つらいなぁ・・・。
①「怨み屋本舗REBOOT」
②「ブザービート」
③「MR.BRAIN」
④「JIN-仁-」
⑤「銭ゲバ」
番外「外事警察」「相棒Season7~8」「オトメン夏秋」
って感じかしら。
「BOSS」「白い春」「ギネ」「ラブシャッフル」
「任侠ヘルパー」「アイシテル」「神の雫」も
捨てがたいです。
まあ・・・キッドは基本的にドラマが好きですからね。
「婚カツ」「オルトロス」「恋して悪魔」「スマイル」
「東京DOGS」みたいなグズデドジデノロマナドラマでもそれなりに愛してますし・・・。
投稿: キッド | 2009年12月23日 (水) 03時53分
この御時世にSF+時代劇モノで
視聴率25%ってスゴイびっくりしました。
主人公が視聴者と同じ目線で見る幕末の世界
そして坂本龍馬ですからね。
それに映像が吉原のシーンもあったせいか
万華鏡のようにカラフルな雰囲気が強かったのも
よかったんでしょうね。
個人的にこれは「不毛地帯」に対抗して
半年かけてやってもらいたかったですね。
役者さんの魅力ががっつり溢れてたこのドラマ
桐谷健太さんが来年の大河にキャスティングされたのも
このドラマのおかげだと思います。
それにしても来年の大河を見ると
坂本龍馬と勝海舟は絶対比べてしまう事でしょう(; ̄∀ ̄)ゞ
投稿: ikasama4 | 2009年12月23日 (水) 10時53分
✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥
とにかく、素晴らしかったと拍手するしかない作品でした。
だって登場人物全員に萌えを感じます。
もう深水俊斉にも甲本狼藉者にも萌えるほどです。
やはり頭のいい人が
原作ものをやる場合
はまると凄いことになる・・・
という法則発動です。
・・・どんな法則だよ。
万華鏡の野風と
水とともに生きる咲。
この二人の対比をとっただけでも
人工の美と天然の美の
一長一短が垣間見える。
実に楽しいですね。
続編があるかどうかは
諸々の事情の調整次第でしょうが
ヤマサの売れ行きにも左右されそうです。
・・・それはないだろう。
とにかく・・・もう出演者一同の
株価は急上昇。
綾瀬はるかは鉄板になったと思うので
ホタルノヒカリ2とか
綾瀬はるかのHEROとか
テレビ版ボクの彼女はサイボーグとか
テレビ版お市物語とか
白夜行2とか・・・それはできないぞ
とにかく毎日が綾瀬はるかの時代が
・・・それもこないぞ
という夢を見ます。
とにかくトレビアンでブラボーという
賛辞を使ったので
笑い飯に100点つけた島田紳助の気分に
なりました。
まあ・・・来年の勝は
緒方洪庵としばらく呼ばれることでしょうな。
ガリレオ龍馬はまあ・・・サラっとやるしかないですよね。
それを含めて・・・仁2の開始時期は
頭を悩ますことでしょうな。( ´Д`)y──┛~
投稿: キッド | 2009年12月23日 (水) 20時23分
いやぁ。面白いドラマが終わっちゃったなぁ。
SFプラス医療物ときたら私の2大大好物なので
食いつきもいいってもんですよ♪
しかも芸達者さんぞろいで
こういうものをみたいんだよなぁ~。
ってしみじみ思わせてくれるドラマでしたわ。
人気だけの大根さんじゃこうはいかなかったと
思いますです。はい。
いや。人気だけの大根さんでも
内容がいいからそこそこ言ったかも・・・。滝汗
投稿: みのむし | 2009年12月23日 (水) 21時43分
じいや~。。。くうは敗者でごじゃる~。。。
ホント、未来は変わり、全ては無かったのでございますね。
って事は続編も無い。。。かも知れないと覚悟しておいた方がいいのかな。。。
まぁ、でも、久々に夢中になったドラマでございます。
この枠でこんなに泣いたのは「砂の器」以来(いつの話だっっ)。。。
次クールはまた、あまりどうでも。。。な感じになりそうですから、
本当に久々のヒットだったと言えましょう。
最終回の不満を差し引いても満足なドラマでごさいました。
投稿: くう | 2009年12月23日 (水) 22時53分
*simple*life*みのむし様、いらっしゃいませ*simple*life*
すごくいいドラマなのに視聴率が・・・
ひどいドラマなのに視聴率が・・・
そういうなんとなくすっきりしないことが
多い昨今、面白い!しかも人気がある!
こういうドラマは貴重ですなーっ。
もうやりたい放題やっちゃって~
という気分です。
死ぬかもしれない病を得て
やっと空の青さを感じることのできる
野風の憐れで爽快なことはどうでしょう。
最近、こういうキャラクターひとつ
描けないドラマがあるのに
くじけて立ち直る佐分利
母ちゃん死んでも商いに精を出す喜市
いつでもクールな海舟
ひたすら気風のいい辰五郎
愛しいお方の汗を拭くのが生きがいの妹
小心者のくせにやせてもかれても武士の兄
藪医者に名医に赤ひげにドク・ホリデー
・・・それはいないわっ。
もうとにかくキャラがたちまくってました。
おさらばえ・・・おさらばええ
でございまするるるる。
でもきっとまた、あしたじゃ~><
投稿: キッド | 2009年12月23日 (水) 23時38分
❀❀❀☥❀❀❀~くう様、いらっしゃいませ~❀❀❀☥❀❀❀
しっかりなされよ・・・
傷は浅うござりますれば~。
キッドもしてやられたり~でございます。
でも、最終回の展開を
いろいろ妄想できたので
楽しかったのでございます。
そうきたか~でした。
いや・・・続編はあると思いますが
間はあくかな・・・。
のだめの初動がそれほとでもないのは
間があくと・・・大衆はすぐ醒める証拠かも。
「華麗なる一族」は別格としても
本当にこれぞ日曜劇場という作品から
ずっとずっと離れていましたからな。
キッドは大満足でした。
次回もキッドはそこそこ期待してます。
一応「カバチタレ」ですし
バンビとまきまき。
そして「ケイゾク」以来ヒットのない
西荻弓絵。
そろそろアタリを引くのでは~と祈ります。
演出陣も「オルトロスの悪夢」を
忘れたいだろうし・・・。
まあ・・・鬼が笑うのでこのあたりで。
投稿: キッド | 2009年12月23日 (水) 23時51分