マジすか学園はマジしかありません(前田敦子)
ついにAKB48の時代になってしまったのである。一世を風靡したモーニング娘。からその周辺のユニットではなくメチャいけのお正月スペシャルを紅白を抜け出したAKB48が飾り、江頭2:50に一言もの申されている以上、間違いない。美少女クラブ21~31はいつのまにか活動休止だしな・・・もう三年たってるよ。
まあ、秋元康のプロデュースである以上、オールナイターズ、おニャン子クラブのエッセンスである女の子の集団アイドルは老舗の手に帰ったといえるのだろう。
まあ・・・ゴリゴリ押したものが勝ちという側面もあります。
しかし・・・最初から陽のあたる場所はないのであり、粘り強く頑張った結果、こうなったわけである。
正直、偉いと思う。
で、『マジすか学園・第1回』(テレビ東京100109AM0012~)原作・秋元康、脚本・森ハヤシ、演出・佐藤太を見た。テレビ東京の深夜ドラマ24では「メン☆ドル~イケメンアイドル~」で特設ユニットのノースリーブス(小嶋陽菜・高橋みなみ・峯岸みなみ)が主役グループを演じている。この時はこの時間帯としてはかなりソフトだがセクシー・シーンありだった。そういう意味では今回はかなり低調な立ち上がりである・・・何を期待しているんだよぉ。前番組が「嬢王Virgin」だけにな。主演は前田敦子なのだが・・・前田と言えば「栞と紙魚子の怪奇事件簿」の紙魚子である。ものすごく微妙な集団であるAKB48の顔はこれがまたものすごく微妙であるところが素晴らしいと考える。
【おことわり】
このドラマは、学芸会の延長であり
登場人物の一部にお見苦しい(?)
演技がございますが暖かく見守って
ご覧くだされば幸いです。
冒頭のテロップからマジである。(?)はいらないかもな。しかし・・・馬路須加女学園校長・野島(ふせえり)だし、数学教師(小林すすむ)だし、保健室のおじさん(手塚とおる)だし、敦子の両親(甲本雅裕・鈴木砂羽)である。脇は固めてきました。
この世の吹き溜まりのように暴力で支配される女子高校がある。基本的に原作者のポリシーは「この世は弱肉強食」なので首尾一貫している。大量の女の子が集まっても主演をするものとそうでないものがいる世界だからである。
そこに二人の転校生がやってくる。往年のジャガー横田を思わせる鬼塚だるま(なちゅ)とメガネっ娘の前田敦子(芸名=役名)である。
噂では「小学生の時にランドセル背負ったままで凶悪な暴走族を一人で壊滅させた」転校生らしい。
やがて、登校しただるまの前にマジ女のザコ軍団、金眉会が立ちふさがる。だるまはカウンター頭突きで囲みを破るのだった。その横を無表情で通り抜ける前田だった。
校長「ノー・モア・トラブルでお願いします」と教師に厳命であるが・・・どこ吹く風で・・・だるまはマジ女・最強軍団ラッパッパの巣窟・吹奏学部室に殴りこみをかけるのだった。
ラッパッパ四天王の一人トリゴヤが小嶋陽菜である。しかし、だるまは七秒で瞬殺される。廊下に這い蹲っただるまは通りすがりの前田に肩を借りるのだった。
保健室前に放置されただるまは・・・保健室に隠しカメラを仕掛ける教師と出会う。保健室のキケンな男はだるまの手の甲の汗の匂いを嗅ぎオエッとなるのだった。
前田は廊下でカツアゲをされたり、歌舞伎シスターズとすれちがったりするが・・・シカトである。将来は介護士になるつもりらしい。
やがて・・・よわっただるまにとどめを刺すために下っ端軍団のチームホルモンがリンチを始める。偶然通りかかる前田。
ホルモン「おらおら・・・泣きをいれろよ」
だるま「いやや、うちは喧嘩に命かけてんのや・・・」
ホルモン「マジっすか・・・マンガじゃねーのに命かけてるなんて笑わすじゃねえか」
その一言を聞きとがめる前田。
前田「世の中は・・・マジしかないんだよ」
ホルモン「なんだとこらぁ」
ここで前田が正体を見せ、チームホルモンを瞬殺するのだが描写はなしである。それを見たくて我慢していた人はどうすればいいのですか・・・。
だるま「・・・マジ?」
ラッパッパの部長・優子先輩(大島優子)は入院中である。
カイザーカイザーこと「ギネ」で看護師の一人だった篠田麻里子が演じるナンバー2・サドは伝説の転校生について報告に訪れるのだった。
大島「マジ女もなめられたもんだね・・・」
映画「千里眼」(2000年)で水野美紀の幼少時代を演じているだけにキャリアにものいわせた貫禄の大島優子だった。
ま・・・ファンにとってはうれしい一本なのかどうかも微妙だが・・・アクション・シーンは見せてもらいたいよね。
関連するキッドのブログ『栞と紙魚子の事件簿』
高校サッカーの「青森山田VS関大一」の準決勝・・・2-0で迎えた終了間際に実況アナウンサーが「関大一の佐野監督の胸ポケットにはあのJR福知山線の事故で亡くなった教え子の女生徒の遺影が入っているそうです・・・生前、監督を励ましてくれたそうで・・・その力を借りてここまでやってきたと語ってくれました・・・」とこれが最後の試合になりそうなのでとっておきの秘話を語りだした瞬間、残り2分で神がかり的なシュートで一点差。さらにロスタイムで同点に・・・。ホラー的な鳥肌をたてる一部愛好家たち。しかし・・・PK戦3-2で関大一は敗退。惜しいところで勝利の女神の伝説は・・・力尽きたのだった。出来すぎたオカルトでなくてよかったと思う。
日曜日に見る予定のテレビ『龍馬伝』(NHK総合)『ミムラの落語娘』(テレビ東京)『北川景子の筆談ホステス』(TBSテレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
めちゃイケ正月SP…一昔前にはモーニング娘。がいた場所にAKB48がっ!“2010年代のアイドル”って感じがして、時代の流れは残酷なほど速いですね。
ちょうど一昔前くらいがモーニング娘。の全盛期、、、「うたばん」連続出演で高視聴率を叩き出したり、平日19時台に冠番組進出したり、夕方の芸能ニュースを賑わしたり…めちゃイケの企画だけでも体育祭やら学力テストやら岡村隆史コンサート乱入やら多数あって今となっては懐かしく。「石橋貴明と岡村隆史ではメンバーが同じでも、キャラの立たせ方(着眼点)がずいぶん違うんだなぁ」と、うたばん・めちゃイケを見ては感じてました。
最近では、トークに強い矢口真里、藤本美貴ぐらいしか表立った活躍を見ないのは…イマのニーズを満たしてるのがその2人だけだから?ですかね。吉澤ひとみや後藤真希など美形でしたが、『あの人は今』状態で。
アイドルって「たくさん露出するから売れる」のか、「売れたからたくさん露出する」のか…など、疑問は尽きません(^^;
投稿: ys_maro | 2010年1月10日 (日) 18時44分
♬♬♬のだめデスヨ♬♬♬ys_maro様いらっしゃいませ♬♬♬のだめデスヨ♬♬♬
AKB48は今にも消えそうで消えない
風前の灯のような集団だったのに
大火事発生ですな。
まあ・・・48手を想像させるあたりから
淫靡さは漂っているので
これはきっと手なのでございましょう。
にゃんにゃんですからな。
それから事務所とグループ母体が別なのも
タレント管理のリスク的に
正しいのでしょうな。
モ娘。はある意味自滅だったから・・・。
うたばん、めちゃイケの両輪は
アイドルお笑い番組のノリが貴重でございました。
めちゃイケ修学旅行の辻加護の偽ディズニーランド探訪などは
未だに夢に見るほど
クォリティーが高かったと考えます。
まあ、ヤンママ辻や
深夜ドラマの加護などもほんのりしますけどね。
ゴマキは深キョンに「未来講師めぐる」で
パロられたのが最後の記憶・・・。
まあ・・・客は「輝いたあの一瞬」を
楽しむほかはないのですが・・・。
人としては幸せになってもらいたいと祈るばかりでございます。
まあ・・・現実の恋と夢の恋・・・
人間にはどちらも必要なんだと思う次第です。
投稿: キッド | 2010年1月11日 (月) 00時05分