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2010年1月22日 (金)

ホオジロカンムリヅルの待つ豪邸へ招かれた男(唐沢寿明)

雑食性のアフリカ原産の鳥である。しかし・・・錦鯉用のような餌を食べさせられるのだった。

ここはやはり・・・笑うところなのか・・・。

ウガンダの国鳥である。30万人の国民を虐殺したと言われるアミンはまだ軍司令官であり、クーデターの時を待っている。

で、『不毛地帯・第12回』(フジテレビ100121PM10~)原作・山崎豊子、脚本・橋部敦子、演出・澤田鎌作を見た。昭和45年(1970年)の自由民主党の幹事長は田中角栄である。前年には長女の眞紀子が鈴木直紀と結婚。現在、民主党の田中直紀である。しかし、ドラマでは与党は自由党であり幹事長は田淵(江守徹)となっている。もちろん、以前の三島幹事長(神山繁)とは別人である。みんな・・・幹事長役を担うと役作りが・・・ある人をイメージしてしまうというひとつの例がここにあります。ちなみにこの時の総理大臣は佐藤栄作だがその間の幹事長は三木武夫→田中角栄→福田赳夫→田中角栄(再)となっている。ちなみに前年の衆議院選挙で小沢一郎が初当選している。27才の小沢が田中派に属したことは言うまでもない。田中角栄と言えば日本を代表する金権腐敗した政治家だが、その長女、娘婿、愛弟子が一同に介する民主党が腐敗しない方がおかしいのである。・・・いい加減にしておけよ。

フォーク社と千代田自動車との提携話は近畿商事・里井副社長(岸部一徳)の主導により合弁会社設立の方向で進んでいる。

しかし、そのためには千代田自動車の経営不振がネックとなるため、里井副社長はフォーク社の覆面査察に対して千代田自動車の経営状態を偽装しようと試みる。

一方、里井に主導権を奪われた近畿商事・ニューヨーク支社長・壹岐正(唐沢)はフォーク調査団の主要メンバーが一人欠けていることに危機感を覚える。

裏で何かが進行している・・・元・帝国陸軍作戦参謀の壹岐の鼻は不穏な匂いを嗅ぎつけていた。

一方、ニューヨークにおける壹岐宅の家政婦・ハル江(吉行和子)は壹岐の身辺に女性の影があることを嗅ぎつけている。そしてそのことに異常な拘りを見せるのである。

自分を抱かないくせに他の女を抱くのか・・・。

・・・とでも言うつもりなのかっ。吉行さんももう74才か・・・。長生きしてほしい。

ついに一夜を共にした壹岐と秋津千里(小雪)だったが・・・態度をはっきりさせない壹岐に日本へ帰国した千里の心は揺れ動くのだった。

帰国の報告を理由に訪れた妹に兄である秋津精輝(佐々木蔵之介)は御仏の教えを説く。

「共生と書いてともいきと読む・・・個々がお互いを慈しみあって生きることだ。個が我執に囚われればそれは己を縛し、他を縛す。愛欲の炎で身を焦がすことになればそれは修羅の道である・・・自分の全てを捧げ相手にすべてを求めても得ることは難しいぞ」

「世捨て人は気楽でいいですね」とは言わぬ千里だった。

そんな千里の体の疼きを察するように足繁く訪問する元婚約者の丹阿弥(加藤虎ノ介)だった。

東京ではフォーク社との詰めの交渉を控える里井だったが・・・心臓病の発作が再発。

里井派の業務本部長・角田(篠井英介)は里井の懇願を無視して社長の大門(原田芳雄)に里井の病状を告げる。前途を危ぶんだ大門は壹岐に帰国を命じるのだった。

里井の業務を引き継ぐ予定だった壹岐に対し里井は病を押して出社。あくまで主導権を譲らない。

仕方なく壹岐は水面下で提携推進派の千代田自動車・小牧常務(小野武彦)と密会し、部下にはフォーク社の動向を探らせる。

同時にせっかくの帰日なので千里との逢瀬の約束をとりつけるのだった。

そのために自宅にいる直子(多部未華子)の出番なしなのである。

辛抱たまらん壹岐の電話を受けたのは丹阿弥だった。

丹阿弥「はい・・・秋津です」

壹岐「う・・・あ・・・そ・・・の・・・ち、千里さんは・・・」

丹阿弥「はい・・・今、変わります」

誰なんだ・・・と壹岐は呻くのだった。

とにかく・・・それ以後・・・壹岐の頭は謎の男のことで一杯で・・・仕事にもうひとつ身が入らないのだった。

フォーク社に対する夜の接待を抜け出した壹岐は矢も盾もたまらず千里の待つホテルの一室に向かう。独身の癖に何を憚るのか隠密行動である。そういう恥ずかしい感じをエンジョイしたいらしい。

そういう壹岐の心情を察してどこからともなく現れる国際ロビイストの竹中(清水紘治)だった。

竹中「そろそろ・・・兵頭くん(竹野内豊)の出番も作ってやらないと」

壹岐「それは・・・石油開発篇で・・・」

冷や汗をかきつつ、漸く・・・ホテルの一室にたどり着いた壹岐。

千里「お逢いできてうれしい・・・」

壹岐「あの電話の男は誰なんだ・・・」

千里「元彼ですけど・・・」

壹岐「君たち・・・若いものの・・・心情が理解できない」

千里「まあ・・・せっかく・・・逢えたのに・・・そんな話」

壹岐「・・・すまない」

とにかく夜の扉を開く壹岐だった。

逢瀬を終えて一息ついた壹岐は頭が冴えてきた。そして・・・苦境を乗り切るために禁じ手を打つことにした。

東京商事の飼い犬である毎朝新聞の記者・田原(阿部サダヲ)を抱き込みにかかったのだ。

不吉な予感の通り、田原は壹岐にライバルである鮫島(遠藤憲一)の暗躍の情報をリークする。

田原「フォークの来日メンバーのボスと鮫島は温泉で密会してますよ。それに自由党の幹事長にも密会してます。近畿商事は東京商事に出し抜かれている可能性大ですよ」

「鮫島めぇぇぇぇぇ、親戚なのにぃぃぃぃぃぃ」とは叫ばない壹岐だった。

里井副社長が失策することと、社内での自分の立場、近畿商事の全体の損得・・・そういうものを計算できない壹岐ではなかったからである。

副社長の失敗を見越して大門と密談する壹岐だったが・・・そこに政界の実力者・田淵から呼び出しがかかるのだった。

壹岐(先手を打たれたか・・・)

壹岐は無表情を装いながら庭で冠鶴の亜種を飼う男の家へ大門社長とともに向かうのである。

果たして・・・そこに何が待っているのか・・・とにかく、来週は直子の出番があるようです。

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ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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