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2010年1月18日 (月)

医師でないのに医療行為を行うことと弁護士でないのに弁護活動を行うことは似て非なるものですか?(櫻井翔)特上カバチタレ!(堀北真希)

この枠を作るものは「仁」と「仁」の高視聴率から・・・何も学ばなかったのか・・・と素朴に思う。

そして「こち亀」と「こち亀」の低視聴率から・・・何も学ばなかったのか・・・不思議である。

演出陣は「オルトロスの犬」でドロドロになったスタッフであるが・・・反省がナナメ上の方向に抜けていったな。

みんな普通のドラマが見たいのです。

それとバラエティー・ショーの演出、なめんなよ。

で、『特上カバチ!!・第1回』(TBSテレビ100117PM9~)原作・田島隆、脚本・西荻弓絵、演出・加藤新を見た。原作の監修者は『ナニワ金融道』の青木雄二である。原作はかってフジテレビでドラマ化された『カバチタレ』(2001年)の続編である。「カバチタレ」の田村(常盤貴子)が田村(櫻井翔)に、上司の大野(陣内孝則)が大野(中村雅俊)になっている。フジテレビ版もかなりアレンジされていたが、こちらもそれなりにアレンジされている。たとえば原作の舞台は広島だが、両者ともドラマでは東京に変更されている。東京では「かばち」は意味不明の言葉だが・・・広島地方の方言で・・・段差の意味であり、それが転じて「食い違い」「屁理屈」「不平不満」「文句」の意味を持つ言葉である。

「かばちたれんな」で「能書きは結構です」というニュアンスになる。

だが・・・問題は・・・番組内クイズとか、生放送で電話プレゼントとか、明らかに電話の相手が嵐ファンなのにバンビが堀北真希に電話をパスとか・・・子供電話相談室か・・・い、いらないのではないですかーっ。

とにかく、「クーリングオフ」「ガビーン」という演出はどうしてもやりたければやれば・・・だし、そっくり芸人(みっちー)の一発ネタをわざわざ組み込んで・・・ドラマのリアリティーを消し去って一体誰が得をするのか・・・謎だ。

世の中は・・・せちがらい・・・というこの原作の世知辛さを演出家がまず学ぶべきだろう。

田村(櫻井翔)は行政書士事務所で働きながら、行政書士の資格取得を目指す若者である。

原作では見習いの間が「カバチタレ」で新米行政書士になったら「特上カバチ」なのだが、今回の田村は無資格者である。

弁護士と行政書士の違いは一般的に言うと、弁護士になる方が資格試験が難しいというところだろう。司法書士と行政書士の違いも不気味な感じだが、文字通り、司法手続きに関する法律事務を生業とするのが司法書士、行政手続きに関する法律事務を生業とするのが行政書士と言える。三権分立なので立法書士がいてもいいと思うがそういう資格はありません。

まあ・・・そういうわけで法律に関する話である。法律に弱いと損をすることが多いというのはなんとなく周知されているので・・・その弱点を補うために様々な法律の専門家がいるのである。

しかし・・・その境界線は曖昧で縄張り意識は高い。特に弁護士は非弁活動についてうるさいのである。弁護士のやる仕事に他の法律家が手を出すことを非弁活動として非難するのである。それが合法か非合法かは今も裁判で争われています。

このドラマを見て・・・行政書士って弁護士みたいと思ったら・・・それはある意味間違いです。

誤解をおそれずに言えば「ナニワ金融道」「カバチタレ」「特上カバチ」に登場する金融業者や行政書士は・・・ヤクザみたいな特殊な世界の人ですからーっ。

つまり・・・合法と非合法の隙間をすり抜けて庶民の不幸から糧を得る修羅の世界の話なのです。

もちろん・・・依頼者を最悪の不幸から・・・救い出す正義というのもあくまでビジネスのついでのことですからーっ。

しかし・・・それではお茶の間を得られないので・・・ドラマの主人公はあくまで善人としてみんなが幸せになる最善の結果を求めて自分の苦労を厭わないストイックな設定になっています。

要するに法律に仁を求める話なのですが・・・それは性善説か性悪説かの不毛な論議を背負っています。

孟子「すべては同情による仁の如く善より成る」

荀子「甘いある。人の本質は悪なので糺すべし」

韓非子「だから法治国家是有り。法治国家は悪人の集合体ある」

孫子「三十六計逃げるに如かず」

まあ・・・中国四千年の歴史を経て・・・結論先送りの問題です。

冒頭・・・大野事務所・行政書士見習いの田村(櫻井)はクーリングオフ制度を利用してインチキ宗教団体のインチキ壺を購入してしまった依頼者を助け返品して契約解除を行う。まあ・・・今時・・・専門家が出るまでの案件でもないと思うが・・・弱者はあくまで弱者なので救済するのが仕事と田村ははりきるのである。

一方、田村より二つ年下なのにすでに行政書士として独立している住吉美寿々(堀北)はダブル不倫の被害者からの依頼で妻の浮気相手の男に慰謝料を請求に現れる。浮気相手は妻帯者で妻に浮気が露見することを怖れている。その弱みにつけこんで、住吉は浮気相手に限度額上限の借金をさせ、慰謝料200万円を捻出させる。さらに依頼者の妻から離婚のための財産分与を依頼されると・・・「奥様の分与分は400万円、離婚原因が不倫なので慰謝料としてご主人に200万円をお支払いするとしてこの200万円は奥様への分与分となります」

夫「ええーっ」

住吉「依頼人のために全力を尽くすのが法律家の務めです」

そんな住吉の仕事ぶりを弁護士・検備沢京子(浅野ゆう子)は興味深く見つめるのであった。

そして・・・田村と住吉は街角ですれ違い・・・やがて一つの案件で敵対するのであった。

その案件とは・・・。

八百屋店経営の中山(吉田栄作)は「マネーの虎」ではなくて高校時代の野球部でバッテリーを組んだ友人から400万円の借金があった。すでに借金の返済期限は月末に迫っていたが、資金繰りが苦しく、年内まで待って欲しいと頼み了解を得た。ところが友人は前言を撤回し、やはり月末の返済を要求してきたのである。中山は困窮した。

そして田村に泣きついた。

サラリーマン・上杉(田口浩正)は友情の証として中山に金を貸した。しかし、不況でリストラ寸前で給料は四割カットである。その上、子供が私立大学の医学部に合格してしまい、入学のための費用が900万円必要となった。そのために早急に金が必要となり、中山に返済の催促をしたのである。しかし・・・中山は早急の返済は無理だと答える。

上杉は住吉に縋った。

こうして・・・迎えた第一ラウンド

田村「お二人は口約束をしたんです。口約束も立派な契約ですから・・・返済はやはり年内まで待ってもらわないと・・・」

住吉「お話は伺いました・・・検討させてください」

上杉家は荒れた。妻「友情と息子の将来どっちが大切なんですかっ」子供「合格したのに入学できないなんて・・・俺の人生終ったな・・・」

住吉「男の友情よりもまず家庭を護る男になってください」

第二ラウンド

住吉「口約束をした記憶はないそうです」

田村「そんな・・・」

住吉「口約束は水掛け論という原則を知らないのですか・・・嘘だと言うならそれを証明する責任はそちらにありますよ」

田村「ひどい・・・」

住吉「では・・・改めて返済期限の設定という譲歩をしてもいいですが・・・そのためにはそちらの経営状況を把握しないと・・・」

第三ラウンド

住吉「売り上げの代金未回収がありますね。放漫経営じゃないですか」

田村「これは商売上の駆け引きの問題です」

住吉「しかし、書類上は利益が出ているわけでしょう」

田村「そんなこと言ったって現実にお金がないわけですから」

住吉「それは無資力ということですね」

田村「そうですよ」

住吉「その言葉お忘れなく」

第四ラウンド

中山八百屋店の得意先に届く借金取立ての内容証明。

「債権者代位権」の行使である。

住吉は戦国武将コスプレで借金取立てに動かないお屋形様に代わり、敵陣に乗り込むのだった・・・ここは演出努力を評価します。次はくのいちでお願いします。

田村「そんな差し押さえみたいなことされたら中山さんの商売の信用が喪失するではないですか」

住吉「それでは上杉さんの家庭がそのために崩壊しても構わないと・・・」

田村「・・・あなたって人は人情ってものがないんですか」

住吉「依頼者のためなら血も涙もなくすのが法律家の心意気でしょう」

途中から会話がかみ合わない二人だった。

休憩

住吉の仕事が暗礁に乗り上げたのを見て、喝をいれる上司・大野。

大野「夜の世界に行こう」

そこには大野が依頼者の信任に答えたために苦界に身を沈めた女(葉山レイコ)がいた。

女「私は相続放棄も知らなかったバカなんですよ・・・」

大野(バカだろう・・・)

田村(バカだ・・・)

夜の屋上で。

大野「ここで多くの人間が人生最後の時を過ごしたのだ・・・」

田村「・・・」

大野「借金して返さないのは甘えたバカだし、返さない奴に金を貸すのも甘えたバカだ。そのどちらかをもっと甘えさせて金を絞りとるのが俺たちの旅なんだよ。歯をくいしばれ」

愛のパンチ炸裂。

田村「暴力反対です。・・・僕は・・・もっと甘い甘い世界に住んでいたいのです。誰がなんて言おうとドリーム・チャァァァァァァァァンスで」

つづくである。最後のBGM場違いすぎるだろう・・・。

力のある原作で・・・脚本としてのアレンジもまずまず工夫があるのだが・・・企画・演出が最悪に近いものがある。プ、プロデューサー・・・。自分で何とかするのか。

関連するキッドのブログ『最後の約束

               『アタシんちの男子

火曜日に見る予定のテレビ『ライアーゲーム2』『まっすぐな男』(フジテレビ)

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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コメント

>みんな普通のドラマが見たいのです。
そうですね、出勤・登校を翌日に控えた
日曜日夜八時ですからもっと心穏やかに見たいもの。
すべてに『仁』のような要素を求めるわけでは
ありませんが、“テレビドラマ”史上初の「クイズ&生電話企画」って・・・
(堀北真希の生電話はちょっと受けたいかなと思った自分もいますが(^^;)。
バラエティーショーとドラマの融合でも狙ってるんでしょうかね。

最近TBS大丈夫かぁ、ってよく思います。
不動産業とDVDリリースで稼ぐ戦略は間違ってない気はしますが、
午後5時から8時まで報道番組を2つ連続で置く謎な編成など・・・
迷走振りが気になります。新陳代謝が悪い会社なのか、
過去の大ヒット作品のリメイク連発の時期もありましたし。
リメイクって、過去のメインターゲット層には「リメイクしないでほしい」と拒絶され、今のメインターゲット層にはうまく受け入れられないハイリスクなものだと思うのですが・・・どうなのでしょう?

投稿: ys_maro | 2010年1月18日 (月) 18時04分

演出陣は「オルトロスの犬」ですか。
あちゃ~~。
この面々は、奇をてらいすぎるようで、馴染めません・・・。

投稿: ピカードパパ | 2010年1月18日 (月) 20時43分

♬♬♬のだめデスヨ♬♬♬ys_maro様いらっしゃいませ♬♬♬のだめデスヨ♬♬♬

たとえば第1回にはテロップが
多用されています。

専門用語をフォローするのは
「わかりやすさ」を
目指している。
同時にそれをややデコレーションして
示せば超リアルな感じになる
という考えもあります。
この場合は現実以上に現実的だ
ということではなくて
脱・現実で
一種の脱力・・・息抜きポイントになります。
しかし・・・最初に
主役が「実力」を見せる場面で
そんなはずし方はいらない。
キッドはそう思います。
それよりも
ベテランたちが
「今時、クーリングオフの実行くらいで
いい気になるな」と
くさした方がより
主役が後半、追い込まれるフリになるはずです。

序盤はバンビ(櫻井)VSマキマキの勝負が
面白みになる構成ですから
バンビが実は実力不足であることを
暗示した方が
ドラマにコクが出るのです。

まして、土方龍馬と沖田晋作の
役名を移動するテロップでフォローするとなると
「そんなことが面白いと思ってんのか」
と思われることは確定的。
デメリットだけで
ドラマとしての面白さには
なんら影響なし。
そんなことのために編集室にこもってる時間が
あれば収録現場を
最高の舞台にするために
頭使えよ・・・ですな。

誰もが堤幸彦にはなれないのです。
自分の演出方法について
考え抜いて
ノイローゼになればいいのにと思います。

まあ、今回はリメイクというよりは
フジテレビ版のつづきなのですが
TBSの場合は「水戸黄門」方式が
ありますからね。

それよりもプロデューサーたちが
「ふつうに面白いこと」について
安易に考えすぎていると思うのですな。

たとえば
「仁」を奇をてらった作品と誤読しているような感じ。

あれこそが「ふつうに面白いドラマ」なのに。

逆に「ヤマナデ」は
「ふつうじゃない面白さ」を狙うべき作品。
それを「ふつうにつまらなく」しようとしてしまう。

やはり「ふつうに面白いってこと」が
分らなくなっているんですよね。

ま・・・それも時代というものなのかもしれませんけどね。

今季は失敗作なのに2をやる「ブラマン」とか
意味不明の展開もあり・・・
実はキッドにとってTBSは爆笑の連続でもあるのです。

バカって面白いものですから。

投稿: キッド | 2010年1月19日 (火) 01時22分

Pluto・・・元第9惑星~ピカードパパ様いらっしゃいませ~Pluto小惑星番号134340

とにかく、第一回はそうでした。
この演出家は
「魔王」→「本日も晴れ。異状なし」→「ぼくの妹」→「オルトロ」
と低視聴率地獄のロード中。
プロデューサーも「オルトロス」の演出家。
そのうち演出もするでしょう。
ただし、そちらはわりとスタイリッシュで
好感のもてる演出をするはずです。
結局、どんなことでも
ダメージを克服するのは大変なんだと考えます。

奇をてらうためには
凡を極めないといけない・・・
それが基本なのですよね~。

キッドはああ・・・またやってると
ちょっとクスクス見ています。

投稿: キッド | 2010年1月19日 (火) 01時37分

このドラマは裏の法律系の某番組が
ネタが尽きてマンネリになって
身内ネタに走っているのを見て

ならば、こちらは再現ドラマを
メインにしたものでいけば勝てる!って
ところで企画されたドラマかなと思う今日この頃


ただ、個人的には広島が一応舞台なんですから
「仁義なき~」みたいに広島弁でドス聞かせてくれたら
あの面子ならもっと笑えたんじゃないかと思ったりして


とりあえず、生電話やって
出来れば堀北さんと話せればいいかなと
思ったりしてます。

まぁ高橋さんや遠藤さんでも
ネタ的には全然アリですけど ̄▽ ̄ゞ

投稿: ikasama4 | 2010年1月19日 (火) 22時23分

✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥

ですよね~。

とにかく・・・行政書士という
いわば固い職種の方々が
全員、極道に見えるのは
市民の八割が極道だという
広島ならではの展開・・・おいおい。

東京にアレンジした時点で
一番工夫が必要なところ・・・。
このスタッフはその辺の呼吸がわかっていないような
気がいたします。

思いっきりヤクザで押し切るのも手ですけどねぇ。

まあ・・・現時点では
タッグを組む前のジャイアント馬場とアントニオ猪木みたいな
そういう段階。
力道山が二人を
組ませる流れです・・・いつの時代のたとえじゃっ。

ヤクザがだめなら
プロレスのようなショー・アップも可ですが
このワクでは一度失敗しているので
やめてもらいたい。

ふふふ・・・電話が当たると
凄いですな。
壺の後は
何をくれるのだろう・・・
まきまきの吸ったシケモクとか・・・変態かっ。

まあ・・・お遊びはほどほどがいいですよね。
演技が裏の世界のソレなので
イメージ払拭の仕掛けなのかもしれないけど
シラけますからなぁ。

投稿: キッド | 2010年1月20日 (水) 01時26分

キッドさん、こんにちは

ヤクザ風の事務所だからか、
つい中居くんの「ナニワ金融道」と比べて見てしまいました。
(「カバチタレ!」は半分大森さんのオリジナルだと、私は思っているので)

原作をちゃんと読んでいないので、似ているかどうかは分からないのですが、
カツミさんとか、堀北さんとか、
イメージとあえて違う役を振ってくる意味が分からないです。
(役者さんにとっては、幅が広がっていいんでしょうけど)

バラエティ風の演出は嫌いではないけど、かえって普通に作るよりも、難しそう・・・。

オンエアで見た時には、
クイズの答えはCM明けか、とつい席をはずしてしまいましたよ

「口約束でも契約は成立する=〇」としておいて、
「口約束は水掛け論です」って、すこし混乱。

田村の勉強した原則と実務は違うということですよね。
裏番組を見ていても分かるけど、法の解釈も何通りもあるし、
その隙間を縫っていくのが面白そうなんけどね。

こけももの木に対する売掛金なんて、10万×3ヵ月分しかないのに、
(売掛金を全額回収しても250万なので、ただの脅しですよね)
そこにこだわる田村がはがゆく感じたり。

私が近い世界で仕事をしているからなのか、辛口で見てしまいます。

投稿: mi-nuts | 2010年1月20日 (水) 11時35分

✭クイーン・オブ・ザ・ランチ✭mi-nuts様、いらっしゃいませ✭親切百回接吻一回✭

「カバチタレ」は大森美香のナイス・アレンジでしたが
演出もストレートでコミカルとシリアスのバランスが
よかったですね~。

とにかく現実はシビアということと
底辺には底辺の理由があるという
基本がしっかりしていた。

コミックの絵柄が絵柄なので
まあ、似ているのは困った感じになりますが
今回は特に葉山レイコがはまりすぎ・・・。

キャラクターとしては
田村バンビと
住吉まきまきは悪くないと思います。

特にバンビは
悪気はないんだけど
どこか器の小さい男を演じさせたら
ピカ★イチですからね。

バンビがちょっと風格のある役柄をやると
たまらなくうさんくさい感じがするのは
そのためだとキッドは思います。
ニュース・キャスターなんかすると
すべてのニュースが
うさんくさくなりますし。

で、田村は悪の世界に咲く一輪の善の花。
だけどやってることは時々たまらなく
せこいという愛すべきキャラクターなので
バンビにはぴったりです。
かわいいバンビが見れるはず。

マキマキはケータイ刑事時代から
したたかなキャラクターを演じさせたら
バッチリなので
この住吉の役ははまるはずです。
バンビをギャフンと言わせつつ
やがて強い味方になるお姉さんキャラですから。

まあ、頭の悪い嫌煙バカの評判はさておきです。

カバチタレの続きの特上カバチですが
カバチタレ初期の田村のキャラと
特上カバチの好敵手・住吉のキャラの
遭遇戦なので
実力がちょっと開きすぎているのですが
そこを埋めようとすると
ちょっと無理がでそうです。

そこがアレンジの調節点になると考えます。

なにしろ・・・田村は
基本的に常盤貴子のキャラなのです。

だから・・・住吉の手にのせられ
踊りつつ、ピュアな自分にこだわる
という田村は本題通り。

ここまでをシリアスに描かないので
ちょっと浮いた感じになるのは
単なる演出ミスなのです。

田村は素人が見ても
歯がゆい初心者キャラ。
でもそれだけに弱者の味方をしてしまうのが
自然で心にしみるわけですから。

まあ・・・いろいろ難点はあるけれど
面白く見られるドラマであると
キッドは思っています。

投稿: キッド | 2010年1月21日 (木) 01時35分

キッドさん こんばんは~
返TBありがとうございました^^ 
キッドさんへのTB送信して
ちょっと肩こり解消体操に行きましたので 
コメント遅くなっちゃいました
キッドさんのBlog 友達に読んでもらったんですけども
その友達 このドラマを見ていて何か違和感を感じ
途中で見なくなったそうですが
おかげさまで 疑問が吹っ飛んだそうです~~有難うございました^^
他のBlogはもう~読まなくてもいいわ~と、申しておりました(笑)

>とにかく・・・行政書士といういわば固い職種の方々が
全員、極道に見えるのは市民の八割が極道だという
広島ならではの展開・・・おいおい。

あはは~そうなんです~か~(笑)
9割?が普通な市民かと思いましたけども~
でも そうともいえるかしら~(笑・汗)

>「かばちたれんな」で「能書きは結構です」というニュアンスになる。

そうなんですよね~
キッドさんの変換が綺麗なので違う言葉に聞こえましたよ(笑)

「カバチタレ」は 陣内さんが結構 広島弁みたいなのを
まくしたててましたけども~
「特上カバチ!!」はみなさんスマートですね^^
それなら≪カバチ≫って無理に言わなくっても~
みたいな そんな風に思っちゃいました

投稿: ice | 2010年1月21日 (木) 23時08分

ジョーダンジャナイヨオオオ~ice様、いらっしゃいませ~オグリンカワイソス

肩こりはとれましたか。
こまめに体操するのが一番なんですが
このこまめ・・・というのが
難しいのですな。
キッドなどは10時間くらい
不動の姿勢でいたりして
イスズレができたりしますからね。

お友達にまで奨めていただき
恐縮です。
冗談がすぎることがございますので
ご迷惑をおかけしないかと
心配なのですが・・・。

まあ・・・極道相手なら
迷惑はお互い様でいいか・・・。
おいっ。

残りの2割は子供と引退したご老人ですよね。
もの心ついたら
すぐに赤ヘルかぶって仁義なき戦いに
突入するんですよね。

キッドは子供の頃、地方を旅して
各地の地元の子供たちに
「言葉(標準語)がきれいだ」
と言って苛められて以来
方言が大好きなのでございます。

お国訛りは心を和ませるポイント。
東京で多くの人と接すると
そのちゃんぽんを味わうことができるのです。
標準語と方言の中間の針が
ぷるぷると震えるのは
心弾むことでございます。
そこには豊かな実りがありますからねぇ。

まあ、暗号青と言わないでコード・ブルー
というように
屁理屈と言わずにカバチ
というのでございましょう。
「特上屁理屈!」という
タイトルは全国的にはおしゃれじゃない感じ。
ただしそのまんまの地元の人たちには
変なタイトルなのかもしれませんな・・・。

それもこれも言葉に対する思いいれは
人それぞれということですけれど。

投稿: キッド | 2010年1月22日 (金) 01時42分

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