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2010年1月19日 (火)

去年よりずっと医者になった(新垣結衣)救えなかった命をこの胸に刻んで(山下智久)

木曜10時から月曜9時にお引越しした「コード・ブルー」・・・。

当然、恋愛要素が気になるところである。しかし、主人公を含めた登場人物たちは救命に夢中で・・・恋愛している気配は全くない。

いや・・・轟木(遊井亮子)と森本(勝村政信)の結婚式がどうなったのかとか・・・三井(りょう)と橘(椎名桔平)が元鞘におさまるかどうかはさておき・・・冴島(比嘉愛未)には田沢(平山広行)という恋人がいるわけだが・・・別離は時間の問題なのである。

1st Seasonにおいて藤川(浅利陽介)は白石(新垣)、緋山(戸田恵梨香)、冴島にそれとなくアタックして全員に振られているのだが・・・あくまで妄想上の話です・・・一方、藍沢(山下)は三人とそれぞれに関係を結んでいるはずである・・・あくまで妄想上の話です・・・それぞれが藍沢に悩み相談をしており・・・その後で・・・なのである。

そのために・・・藍沢をめぐる三人の水面下の動きは火花を散らしている。現在、リードしているのは明らかに白石なのである。その理由は黒田(柳葉敏郎)の右腕にある。黒田の右腕を切断する原因を作ったのが白石で切断したのが藍沢だ。二人は強い絆で結ばれているのだ。

そういう気配を読んでいるから・・・橘は緋山にそれとなくモーションをかけているのであり、藤川は何度目かの玉砕相手に冴島を選択している。

逆に・・・緋山が白石にきつい言葉を投げるのは自分がいない間に藍沢との仲を深めているように窺える白石への嫉妬心によるものだ。また、恋人がいるけれど藍沢も捨てがたい冴島もまた白石にちょっとした嫌味を言うのである。

しかし・・・まだ先は長いのである。春までには三井と藍沢のカップルが誕生したりするかもしれないのだ。もちろん・・・それもまた途中経過にすぎない。患者に凄い大物が来るかも知れないし、3rd Seasonで藍沢が指導する研修医にチャンスがあるかもしれない。もちろん、田沢の死後の冴島とか、またまた九死に一生を得る緋山とかが逆転勝利をおさめる可能性もあるのである。まあ・・・その時が月9じゃないと・・・仕方なく藍沢は独身主義を貫くのかもしれない。

本題に入る前に恒例の週末の視聴率チェック。「宿命」*8.4%(地味すぎるのだった)、「プラダを来た悪魔」11.8%(メリル・ストリープも年老いたなぁ・・・)、「ヤマトナデシコ七変化」12.1%(まずまずである)、「サラ金」↘*9.1%(森本レオ・・・)、「咲くやこの花」↗11.8%(あげてきたーっ)、「君たちに明日はない」*6.8%(原作ありきなので無難だがそれだけ)、「神戸新聞の7日間」15.3%(新聞の自画自賛ただそれだけ)、「炎の警備隊長」11.8%(近野成美・・・)、「キレてもいいですか?」15.0%(南沢奈央・・・)、「龍馬伝」↗22.6%(もう安全圏か・・・)「スミス」15.5%(とったな)、「特上カバチ」12.9%(仁のあとだけに・・・もったいない)、「その街のこども」*3.3%(サトエリならでは・・・)・・・ついでに「ハンチョウ2」↗12.6%(らくだ万歳)、「コードブルー2」↘17.1%・・・以上。

で、『コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 2nd Season・第2回』(フジテレビ100118PM9~)脚本・林宏司、演出・西浦正記を見た。濃密な時間が過ぎてあっという間にエンディング・テーマが流れる。しかも例によって控え目な主人公。主題を語るのはヒロインの白石で・・・活躍するメイン・キャストは藤川である。ものすごく傲慢とも言える展開だが隙がなく構成され、客を放さないのである。見事だな・・・。前回、名は体を現すで登場人物のカラーについて再考したが、実は名前の残った部分にもこだわりは感じられる。藍沢、白石、緋山、藤川、冴島である。色を除けば、沢、石、山、川、島が残るのである。藍沢と藤川、白石と緋山・・・この対照がお分かりだろうか。そして孤立した冴島。沢は上流、川は下流である。硬い石と大いなる山。これだけでキャラクターのムードがなんとなく浮かびあがる仕掛けになっている。それらはすべて無機質な自然の風物である。それはその他の登場人物と対比すると際立つ、田所(児玉清)、轟木、森本、三井、橘、梶(寺島進)、西条(杉本哲太)・・・有機的あるいは人工物なのである。ついでに言えば彼らのほとんどは葉緑素のグリーンか、樹木のブラウンで色分けできる。この中では三井という蜜色のニュアンスと水色を含む井戸、西条という土埃舞う灰色の道が異色であるがドラマを見ればそういうポジションがなんとなく感じられるだろう。

前回までのコードブルー・・・その記憶はごった煮だ。あらすじを追うというのではなく前回の内容から1st Seasonまで遡る記憶の断片が怒涛のように流れ去る。

そして・・・橘医師の前立ちで手術の助手を務める藍沢が一瞬、呆然とするところから今回は始まる。その理由は謎めいている。橘医師の腕前に関心したようにもとれるし、別の患者のことが気がかりだったのか。それとも身内のことか。あるいは藍沢になんらかの不調が生じたのか。ただ放心したのか。実はドラマの中にその何れの答えも散りばめられているのである。本当に神がかっているな。

冒頭で今回の語り手である白石はその理由を説明するように第一の答えを示す。

大量の出血を見たとき・・・あるいはシニア・ドクター(指導医)の卓抜な手術のテクニックを見てフェロー・ドクター(専門研修医)は己の未熟さを知ることがある。

自分で自分を見つめたとき。

発見した自分が素晴らしいと思うことよりも残念な感じがすることは多い。

それが本当の自分だと受け入れることは簡単ではない。

だから誰もが本当の自分が何者なのかを知っているとは限らないだろう。

少なくとも私にはそれは謎である。

藍沢の懸念の一つは緊急入院した冴島の恋人・田沢だった。

病院近くでの短い逢瀬を楽しもうとしてALSによる呼吸困難に陥ったのである。すでにその時を覚悟していた二人だったが・・・。

橘「・・・挿管するか」

藤川「この患者は延命拒否です」

橘「そうなのか」

冴島「・・・リビング・ウィル(本人の希望)です・・・」

橘「じゃあ・・・マスクだ・・・」

人間に死に方を選ぶ権利があるかどうかはグレーである。それを法で規定することにも限界があるし、無制限にすることも憚りがある。

尊厳死と安楽死の境界線で医師と患者は立ちすくむ。

命は誰のものでもないという考え方もあるが・・・命は個人的なものだという考えは疎かにはできない。

自分らしく生きたいことと自分らしく死にたいことは生死の境界線で氷結するのである。

しかし、残される冴島は・・・田沢の覚悟を全面的に受け入れることができないのだった。

ただ・・・田沢の決心を翻すことは出来ず唇を噛みしめるのだ。

そういう心情を明らかに藍沢は汲み取っていた。

自らも医師だった田沢は・・・藍沢に身の上を語る。

「三年目か・・・手術が楽しくて仕方ない頃だな。僕も心臓外科医としてそうだった。僕が発病したのもちょうどその頃だ。今の君と同じ年齢。ある手術の時に突然、指が思うように動かなくなった・・・診断を受け・・・自分が絶望的な病を発症したことを知ったのだ・・・今でもそのことが信じられないことがあるよ・・・」

単発ドラマだったら藍沢に発病フラグが立つセリフである。本当に油断できないドラマだな。

それが藍沢が放心した第二の答えである。

そして・・・老いによる呼吸器の不全により入院した藍沢の祖母・絹江(島かおり)の元には不審な見舞い客(リリー・フランキー)が訪れる。

藍沢「ばあちゃん・・・山田一郎って誰?」

絹江「さあ・・・知らないねぇ」

何故か、シラをきる絹江だった。

しかし、見舞い客のリストには山田一郎の名前があるのだ。

藍沢「藤川・・・誰だか知らないか・・・」

藤川「知らないな・・・そんなことが気になるなんて・・・お前って本当におばあちゃん子だな」

それが藍沢が放心した第三の答えである。

そういう藍沢の心とは別に話は進んでいく。

事故の後の循環器系の不全の兆候が明らかな緋山。その身を案じて白石は専門医の受診を受けるよう緋山を説得する。

緋山「ほっといてよ・・・あんたの魂胆なんて見え透いてるんだから。私を病人扱いしてドクターヘリ搭乗の機会を稼ごうとしているんでしょ」

白石「何を不毛地帯の里井副社長みたいなこと言ってるのよ・・・」

緋山「私が入院中にものすごく差をつけたくせに・・・」

白石「なにそれ・・・僻み・・・?」

緋山「ひがみですって・・・きーっ」

患者「まあまあ・・・先生たち・・・ケンカしないでおばあちゃんのクッキーでもお食べ・・・」

轟木「本日のドクターヘリ、その一、エンジンスタート」

森本・白石組が出動。患者の北山は頭部に外傷があった。患者の妻は「当たったんです・・・私の投げた灰皿が・・・」

森本「傷害事件・・・夫婦喧嘩ですか・・・」

森本は新婚生活における夫婦喧嘩のあれこれを素早く妄想した。蹴られるんなら網タイツがいいなあ・・・とかである。・・・それはお前だけだろう。

入院した北山だったが・・・検査によって脳に腫瘍が発見される。

白石と藍沢は脳外科の西条とともに北山夫妻のインフォームド・コンセントにあたる。

白石「現状では選択肢は二つあります・・・一つは外科的手術で腫瘍を取り除くこと・・・ただし難しい部位なので記憶を失うなど脳に障害が出る場合があります。もう一つは放射線治療です。この場合は腫瘍が増殖して命に危険が及ぶ場合があります。ご夫婦でよく相談して選択してください」

西条「説明が上手になったな・・・あの夫婦は手術を選ぶだろう・・・理想的な選択に誘導することも医者にとっては大切なことだ」

白石は褒められたが喜びを顔に出すことはなかった。

場合によっては記憶喪失・・・夫婦の境遇に冴島は同情した。延命するかしないかで悩む心は同じである。

妻「あの人は私に一目惚れしたんですよ・・・会った次の日に緊張で足をガクガクさせてプロポーズ・・・ところが今はおい、お茶です。名前も抜きですよ。灰皿くらい投げたくなりますとも」

冴島「そういう思い出を大切にして残された日々を大切に過ごすという選択もあると思うのです」

白石「やめて・・・選択は患者さんのご意志に従うものよ・・・」

冴島「看護師風情が口を出すな・・・ですか。昔は頭でっかちのお嬢様だったけど・・・今のあなたよりマシだったわ・・・少なくとも温かみがあったもの・・・」

冴島は久しぶりに白石苛めである。

こういう攻撃に何よりも弱い白石はさっそく藍沢に泣きつくのだった。やはり・・・二人は・・・。

白石「私の説明・・・ずるかったかな」

藍沢「いや・・・医者らしかったよ」

白石は慰められても癒された表情を浮かべることはなかった。

藤川の担当患者・小宮山は瀰漫性脳損傷だった。おそらくパンチ・ドランカーなのであろう。ボクサーなのでパンチ力は凄まじいものがあった。藤川は眼鏡をふっとばされた。

藍沢「お前、毎週、眼鏡壊されてないか?」

藤川「びまん性脳損傷って奴は・・・ようするに理性がふっとんでる場合があるだろう・・・やりたい放題である意味幸せだよな」

藍沢「・・・逮捕されるようなことはするんじゃないぞ」

看護婦のお尻触り放題の小宮山を見て困惑する小宮山の妻にうらやましさを抑えつつ藤川は説明する。「病状なので悪気はないんです・・・男は若い女の子が好きなのが基本ですが僕は熟女も好みです」と言っているうちに鼻出血である。ガーゼを見るとダブルリングサイン(血液に髄液が混じっていることを示唆)を発見する藤川。

小宮山は頭蓋底骨折だった。藤川の判断により緊急手術が行われ・・・患者は一命を取り留めた。

橘「よくやった・・・君は患者のことをよく観察しているし、自分ができることを心得ている・・・みんなも藤川を見習え・・・」

フェローたちは一様にくすぐったい表情を浮かべた。褒められたことのない藤川が褒められたことが仲間として誇らしく嬉しかったのだ。

藤川はドクターヘリの控え室に梶を訪ねた。

梶「どうしたんだ・・・」

藤川「ここへ来て・・・はじめて褒められました・・・」

梶「泣くなよ・・・そうか・・・よかったな・・・まあ・・・飲め」

死亡フラグというものがあるが・・・こうなると藤川には何が起こってもおかしくないフラグが立っています。

案の定・・・藤川はこの後・・・患者の死に目に逢うのです。これを患者を死なすフラグと命名しておきます。

一方、お留守番の多い・・・緋山は「海外でのプチ整形による感染症の疑いのある患者」大森夫人を担当。

橘「シワ取りのために海外まで行って病気になるなんてご苦労なことだな」

緋山「アンチエイジング(抗老化)なんて不自然ですよ・・・加齢したら皺がよるのは当然なのに」

橘「ありのままの自分を受け入れるのは意外に難しいことだぞ」

今回の橘はまるで指導医のようである・・・指導医だが。この場合は・・・暗に自分の病状を受け入れることの出来ない緋山自身に対する示唆を含んでいる。

しかし・・・緋山はそれに気付いた素振りは見せない。

ただ・・・自分に与えられた患者が軽症であることを残念に思うのである。

だが、大森は急変する。急激な細胞の壊死が進んだのである。

森本「こりゃ・・・腕を切断しないと・・・命をもってかれるな」

三井「急がないと・・・」

緋山「え・・・」

森本「だめだ・・・こりゃ・・・ビブリオ・バル二フィカスだな」

緋山「人食いアメーバですか」

三井「殺人バクテリアでしょ」

森本「人食いバクテリアだ・・・全身性の劇症型だな」

緋山「そんな・・・検査では・・・」

森本「最初にビブリオを疑わないとビブリオは特定することが難しい・・・オーダー外だ」

三井「旦那のために若返りをしようとして結局、旦那は配偶者を失う結末か」

緋山が求めていた珍しいケースの患者は目の前で死体となっていた。

緋山はたまらない不安を感じた。

緋山「軽く考えていたら・・・恐ろしい結果が・・・」

(血栓とんだら死ぬわよ)・・・白石の忠告が緋山の胸をよぎる。

轟木「本日のドクターヘリ、その二、エンジンスタート」

藤川・橘・冴島トリオ出動である。現場は山奥の工事現場。

負傷者は二人。軽症に見えた患者・井上を藤川が担当するが・・・急変。患者は意識を失う。橘の患者も重傷で手が離せない。

しかし、藤川も成長の跡を見せ冴島に的確な指示を伝える。

藤川「エコー用意して・・・こりゃ・・・体内で大量出血してるぞ・・・」

そして・・・以上である。

冴島が状況を読んで橘に迅速に相談する。

冴島「お手上げです」

橘「こっちも手一杯だ・・・藍沢に電話で指示させろ」

藤川「・・・ここで手術って・・・無理だよ」

藍沢(電話で)「落ち着け・・・俺たちは高速道路の事故も・・・列車事故も乗り越えてきただろう・・・俺はずっと側にいるから」

藤川(ニヤリ)「そんなこといってここより難しい症例が出たら、そっちに行くくせに」

藍沢「よし・・・もう大丈夫だな・・・やれ」

藤川「やるぞ」

藍沢の遠隔制御で現地での開腹止血施術を開始する藤川。

藤川「ドレーン(管)で血を排出する・・・」

藍沢「見えるか・・・」

藤川「出血が多くて無理だ」

藍沢「手探りで出血箇所をサテンスキー(血管鉗子)で止血だ」

藤川「やってみる」

藍沢「どうだ・・・」

藤川「・・・できた・・・やったぞ・・・やばい」

藍沢「どうした・・・」

藤川「出血が止らない」

藍沢「・・・大血管損傷か・・・」

藤川「どうすればいい」

藍沢「・・・」

冴島「血圧低下・・・頸部脈ふれません」

藤川「心臓マッサージだ・・・」

・・・冴島は心電計のスイッチを切った。

橘「大血管損傷じゃ・・・どうしようもない・・・藤川、お前はよくやった」

藤川「藍沢が・・・藍沢だったら・・・助けられたのかも」

橘「それは・・・わからん・・・しかし・・・ここにいるのはお前だ。お前はお前にできることをすればいい。お前には藍沢より優れたところがあるのだから」

藤川「それは・・・何ですか」

橘「お前は・・・藍沢より・・・自分で自分を知っている」

藤川は帰還した。

いつものエレベーターで藍沢と逢った。

藤川「どうして・・・俺はお前じゃないんだろう・・・」

二人は屋上にあがった。

藍沢「この一週間で・・・三人の名前を覚えた。助けた患者のことは忘れる・・・でも助けられなかった患者のことは忘れない・・・俺は・・・カトウナオキ・・・マエヤマショウコ・・・ヒガシショウジを忘れない・・・一ヶ月・・・一年・・・どれだけ俺が名前を覚えたと思う・・・俺だってお前と一緒だよ」

藤川「・・・イノウエ・・・マサトシ・・・でも・・・俺の方がたくさん覚えることになって不利じゃないか・・・」

藍沢「いいから・・・パン食えよ」

当直室で田所は白石を待ち伏せしていた。

田所「超過勤務です・・・少しは休んでください」

白石「・・・今でも・・・黒田先生から流れ出る生暖かい血液の感触を忘れることはできません・・・私は黒田先生に言われたんです・・・誰よりも多く飛べって・・・」

田所「・・・」

田所は自分が急速に老け込んだように感じる。老いは時には駆け足でやってくるからな。

脳腫瘍の北山の手術は終った。北山は記憶を喪失し・・・妻のことも忘却した。

白石と冴島は北山の伝言を妻に伝えようとした・・・「口下手で上手く言えなかったが誰よりも愛している」という感謝の言葉を。

その時・・・北山は妻に言った。「逢ったばかりでこんなことを言うなんて・・・おかしいかも知れませんが・・・僕と・・・け、結婚してください」

北山のヒザは震えていた。

白石と冴島はおかしくって涙が出そうなのだった。

緋山は心臓外科にいた。しかし、いざ診察を受けようとすると足がすくむのだった。

緋山は逃げ出した。

白石がその手を掴む。

白石「あなたはいつも勇敢なくせに自分のことになると小動物のように臆病ね」

緋山「あなたこそ・・・患者に優しいふりして・・・自分の意のままにならないと怒り出す傲慢な医者そのものだわ・・・私はあなたの思い通りにはならない」

白石「でも・・・私にはこれしかできないもの・・・私は私の道を行くしかないんだもの」

今日も医者の前には救えなかった患者たちが横たわるのだった。

惨めな自分を見つけてしまっても

それに向き合う他はないのだ。

そしてそういう自分が次に何をするか。

自分で決めるしかないのだ。

たとえ・・・それが愚かな結果を招くことになろうとも。

どんなにダメな自分でも・・・自分は自分なのだから・・・。

絹江はトイレで足を挫いて鎮痛剤を処方され・・・うなされていた。

藍沢は苦しむ祖母を介抱する。祖母はうわ言をつぶやいた。

「殺した・・・お前が・・・夏美を・・・殺した」

絹江は二時間ドラマの夢でも見ているのか・・・。それだけは違うと思うぞ。

関連するキッドのブログ『前回のレビュー

天使テンメイ様は超軽めのレビュー。しかし好評である。

Hcinhawaii0603 ごっこガーデン。グロな場面の後でも食欲旺盛な人のための病院食堂セット。お気楽冬の朝・・・小鳥の囀りが聴こえる・・・ピーピーと・・・なんだ山P談義に花が咲いてるだけなのね。殺人事件が発生したの・・・犯人は誰なの・・・被害者の夏美って耕作のお母さん?・・・絹江さん・・・また認知症発症したんじゃ・・・くう前回と一転、甘くない現実の運命が次々に・・・容赦なく医者と患者を襲っていく・・・これよ・・・これなの・・・私がコード・ブルーに求めているものは・・・満足の按配だわ~モノローグをヒロインに奪われるとはボギャンピー・・・更新ありませんmari藍沢Pをうらやむ藤川・・・仕方ないことだけど・・・その気持ち分るわぁ。何やってもPちゃまは完璧だから・・・じゃなくてあいつにゃとってもかなわないってバンバンババババババンバンなのよ。反発しあうこともあるけれどでも助け合う・・・フェローたち・・・男組の方がまとまってきたかしら・・・

Hcinhawaii0604 ごっこガーデン。ヘリとお散歩コース。まこヘリをペットのように連れて散歩したら楽しいと思ったのでしゅ。でも爆音うるさくて何にも聴こえない~。プロペラ旋風もしゅごいでしゅ~。誰が殺した夏美様~。なんでばあちゃんは山田一郎のことを隠すのでしゅか・・・まさか愛人・・・。リリーの東京タワーな愛が炸裂でしゅか~遅刻しましたーって・・・皆さんどうしてホバリング中のヘリにそこまで近づけるのですかーっ。藤川は無事に・・・フライトドクターになれるのか・・・芯は落第するような気がしますよ~ミマム冬ドラマいよいよ本格スタートですね~。北海道は冬の嵐の連続っしょ~・・・五輪イヤーだからかしら~ガンバレニッポン!みのむしメンテナンス中で~すikasama4こちらもメンテナンス中です・・・あけました、医者としての自分と本当の自分、過去の自分、今の自分、そして未来の自分・・・人は自分という曖昧模糊としたものと一生つきあっていく・・・それが生きるということなのかもしれませんエリ本当の自分探しの旅にでる白石・・・でも病院内から一歩も出ない覚悟・・・ヘリで出動以外には当直の連続で帰宅しない娘になってるみたいーっ。ずっと藍沢Pと一緒でいいかもでスー。もはや藍沢Pはフェローなのに指導医の風格。救いのない展開の連続に救いの手を差し伸べる意志こそが救いなのかもしれません。フェローたちのせつない輝きが眩しくて溶けてしまいそ~・・・もちろん・・・その中心は藍沢Pその人でしゅけれど~・・・じいや、おやつにクッキーが食べたいよ~

水曜日に見る予定のテレビ『曲げられない女』(日本テレビ)『相棒』(テレビ朝日)『持田真樹の赤かぶ検事京都篇』『新撰組ピースメーカー』(TBSテレビ)

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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コメント

キッドさん、こんにちは
続けて、こちらでも失礼します。

実は、Season2が始まる前は、ネズミで停電の病院を見たりして、
続編大丈夫かなあと不安だったのですが、杞憂でしたね。

月曜から切ないのがアレだけど、一時間があっと言う間に過ぎていきます。
オンエアで見て、翌日息子と録画を見るのですが、何度見ても、見入ってしまうし、
初見では分からなかった発見があるんですよね。

冷静に考えれば、エリート集団で、自分とはかけ離れているはずなのに、
それぞれに感情移入できるってすごいですよね。

藤川先生も、シニアじゃなく、同期のフェローに教えてもらうって、
プライドずたずたですよね。
一般人の代表なので、頑張ってほしいなあ。

ヘリにも乗らず、手術もしていないのに、カッコいい藍沢先生って・・・。

白石先生の働き過ぎフラグもあったし、次回も気になりますね。

そして、いつもながら、かゆい所に手が届くレビューを有難うございます。
読んでいて、そうそう、と思わずうなづいてしまいます。
これからもよろしくおねがいしますね


投稿: mi-nuts | 2010年1月20日 (水) 11時36分

藤川の活躍が少し嬉しかった第2話・・・
濃ゆい脚本×鋭敏な演出×優秀なキャストで、うっかりCM中も席を立てないほどの緊迫感溢れる作品でした。週一回、山P扮するDr.藍沢に会える悦びといったら!

普段連続ドラマに目を向けない家族の者も、
『各登場人物のキャラがしっかりしていて、物語に内包されているテーマも多様だから、年代・性別問わずいろいろ考えさせられるドラマだ』
と釘付けになっていたのが印象的で。。

何というか、“語る力”を持つ稀有なドラマだと思うのです。たとえば藍沢が藤川に「俺もお前と同じだ」「救命できなかった患者だけ覚えていればいい」と言うシーン。少ない台詞だけれども、様々な想いや願いが詰まっている――。キッドさんと違ってボキャ貧なもので、うまく表現できないのが惜しいのですが。

3月までは月曜夜が楽しみになりそうです。

投稿: ys_maro | 2010年1月20日 (水) 13時25分

じいやさま、お正月のお餅があるから焼いてあげるね。
納豆と、おろし大根とノリ巻でいい?
〆は甘~くあんこも。

しかし藍沢先生のプレイボーイぶりには拍車がかかっていますわね。
白石とはそういう絆なのね。
だから冴島と緋山はそうなの・・フムフム・・
こうやって読んでみるとなぜか納得できちゃうのね。
じいやって昔から丸め込むのが得意だったでしょう。
今週は藤川に「患者を死なすフラグ」が立っちゃって
なんかかわいそうでしたけど
藍沢先生が慰めたし十分よね。
しかし藍沢先生は本当に黒田先生を彷彿させましたわ。
そのうち黒田先生も出演あるかもしれませんね。

あ、じいやオレンジ入りクッキーもってきて。
今日は暑いからアイスティーもね~。

投稿: エリ | 2010年1月20日 (水) 19時46分

✭クイーン・オブ・ザ・ランチ✭mi-nuts様、いらっしゃいませ✭親切百回接吻一回✭

まあ・・・往年のファンにとっては
残念でしょうけど何事にも寿命があって
「救命病棟24時」はついにその時が来た・・・
ということでしょう。

アクシデントもそういう流れの中で起こること。

一方、「コード・ブルー」は
ピチピチしていてしかも
いよいよ青春の始まりの季節。
輝きが違うのですな。

途中から入り込んでもまだまだ
乗れるふところの広さもあるし
前回からのファンにとっては
もうすべての人々のことが
愛おしくなっている段階。
誰に何が起こっても身内のように
リアルな感じが押し寄せるわけです。

だから・・・一つの言葉、
一つの動作。
一瞬の表情にすべて意味を見出せる。
ドラマの持つ面白さの核心が
ここに実現していますよね。

別の世界だけど
自分の心の中にそれがあるという近さ。
これが魅力の源泉ですから。

日本ではあまりにも
没個性が強調されたので
プライドにはどこか
美点がある感じがしますが
本来は
七つの大罪の一つ・・・傲岸です。
つまり、キリスト教では
プライドは「悪」・・・しかも重大な。
なのでございます。

そういう意味で
「いたらない自分を受け入れることができる」藤川に
「謙虚」という美点を見出すというのが
橘の主張。
悪魔のような影をひそませる橘が
それを言うか・・・というのが
「コード・ブルー」の奥深さでございます。

藤川は藍沢を憎悪してもおかしくないのですが
それよりも強い仲間意識を感じる。
それが愛のひとつの形ですからね。
今回、一番愛し合ったのは藍沢と藤川のカップルであることは
間違いありません。

藤川は絶体絶命の時でも
耳元で藍沢の声を聞けば
心穏やかになるのです。
憎まれ口のひとつもたたくのです。

愛です。

とにかくいつ誰が
帰らぬ人となってもおかしくない
緊張感・・・。
毎週、月9で
比較的安全な場所からそれが体験できる・・・
ああ・・・「コード・ブルー2」があってよかった・・・
と感じるキッドでございます。

生死を共にいたしましょうぞ。

投稿: キッド | 2010年1月21日 (木) 01時55分

♬♬♬のだめデスヨ♬♬♬ys_maro様いらっしゃいませ♬♬♬のだめデスヨ♬♬♬

藤川ファンにはたまらない第2話でしたね。

キッドは白石が「あなたは死なない・・・私が守るもの」
と言い出しそうでドキドキしました。

そして・・・どんなピンチでも
心を委ねることができる
藍沢は野球でいえば不動の四番打者のようです。
サッカーのエース・ストライカー。
あらびき団のモンスター・エンジンです。
・・・それはどうかな。

・・・のだめの千秋です。
欲しい時に来る・・・ああ・・・なのですな。

今回は「夫婦」が隠し味でしたねぇ。
さりげなく・・・橘と三井がすれ違うシーンが
あったりして・・・かゆいところに手が届くです。

夫のために美容整形して死に至る妻。
妻を忘れてふたたびプロポーズする夫。
理性を失った夫を見て困惑する妻。
そういう患者と接する離婚した元妻と元夫の医師。
結婚間近な医師とCS。
そして・・・結婚よりも仕事にしか
目がいかないフェローたち。
先のないドクターとナースの恋人たち。
ものすごい圧縮ぶりでございます。

老いを感じさせる田所の白石への忠告。
老い先短い絹江の藍沢への秘密。

実に・・・枚挙が難しいエピソードの連鎖。

誰かを「説得する」ドラマは
はいてすてるほどありますが
語る方と聞く方の気持ちが
痛いほど分る「流れ」を作るのは
難しいもの。

それができているのが一つの奇跡なのですな。

春が来るのが今から惜しいような・・・
そんなドラマでございます。

投稿: キッド | 2010年1月21日 (木) 02時10分

✿❀✿❀✿かりん☆スー☆エリ様、いらっしゃいませ✿❀✿❀✿

大寒のおもちは美味しゅうございますね。
しかもお嬢様に
専用火鉢で焼いていただけるとは・・・。
やはり炭火で焼くおもちは
格別でございますなーっ。
ではじいやはきなこをまぶして
ほんのり甘いあべかわをお作りしますぞ~。

藍沢P先輩の博愛主義には驚愕ですな・・・。
ひょっとしたら藤川さえ・・・。
いや、あくまでドラマの中の話で
本当の山P先輩とは違いますからなーっ。
とにかく裏月9モード視線では
もうドロドロ状態の
ドクター・ヘリチーム愛の嵐炎の旅路華の誓いでございます。

藤川はまた一歩藍沢に近付いたのですが
藍沢の足が早いのでどんどん先にいかれちゃう。
しかし、藍沢は優しくふりかえることを忘れないのですな。
アイコンタクトで安心する藤川でした・・・。
愛ですな。

二人の黒田の右腕候補・・・。
頭脳明晰の白石と技術抜群の藍沢。
しかし・・・皮肉なことに二人は黒田の右腕を・・・。
二人の心に残る黒田の思いが・・・。
愛なのですなーっ。

冬の昼下がりのアイスティーは
格別ですな。
フルーツ入りのクッキーは
じいやの執事学校時代の恩師の得意技ですので
腕をふるってつくりまするーっ。
英国風ですので隠し味にウイスキーが入っておりますぞ~。

投稿: キッド | 2010年1月21日 (木) 02時33分

しゅご~~~い!フェロー達の苗字に
カラー以外でもそんなこだわりがあったとはっ!!!
緋山が里井だったのにもびっくり~
不毛では、里井にガツンと言う人物がいないので
これから、ヘリで近畿商事に出向いて
里井にゆっくり静養するように、
白石に説得してもらいに行くデスヨ
ドクターヘリ、エンジンスタート!!!
って私用で使用してはいけないですって~?
しようがないなぁ・・・
じいや~!平成財閥専用ヘリ、画伯のイラストをプリントした
デコ仕様のまこ☆ミキ号を用意して~~~!!!

投稿: まこ | 2010年1月22日 (金) 11時55分

●no choco●まこ☆ミキ様、いらっしゃいませ●no choco●

山と言えば川なので・・・緋山と藤川にも
さりげなくラブ☆フラグがたっておりまするーっ。

白石と緋山が木曜日に「不毛地帯」を見て
ごっこをしていると妄想したのは
じいやだけでございましたかーっ。

はっ・・・ただ今、
近畿商事ビルセットを建築中でございます。
ラブまこりん☆デコヘル1号から119号まで
エンジン・スタートでございまする~(・o・)ゞ

お、お嬢様、そんなに身をのりだしたら
き、危険が危ないのでございますーっ。

乱気流が発生したら扉の外に
このように・・・に・・・ににに
堕ちますぞ~~~。

ヒィィィィィッ・・・・シュパッ!

・・・・じいめは
365日パラシュート装備ですから大丈夫ですがーっ。

皆の者・・・お嬢様が
ヘリMC008号で逃走中。

追跡用スティルス偵察機部隊

スクランブル発進せよ~。

なに・・・お嬢様のヘリが
東京タワーのてっぺんに
ひっかかているとな~。
救助部隊~~~。


投稿: キッド | 2010年1月23日 (土) 00時47分

ガッツリ藍沢ロイドを作成しようと思ってるんですが
なかなか自分の中でこれと思う構図が見当たらなくて
とりあえず月刊TVガイドとかテレビジョンに
一分の望みを賭けておるところでございます。

全体的には以前の月9にもあったような
若者達が葛藤しながらも成長していく姿を
結構丁寧にやっていますかね。

とりあえずラブは遠のいているようですが ̄▽ ̄


人が壊れるというのは身体の事であったり

時には心であったり

それが脳の病気によるものなのか
過去に受けた心の傷のせいなのか

そのカタチは様々なれど

結果的にその人の周りの方々が受ける
傷もまた人が壊れる要因ですかね。

ですが、それが成長の糧になりますからね。

それを受け入れるかどうかは
「ほんとうの自分」次第かもしれませんが。


ちなみに今回の主役は藤川と言っても過言ではないですかね。

その藤川が個人的になかなかよかったので

ちょっと藤川も
描いてみたい欲求にかられてます(; ̄∀ ̄)ゞ

投稿: ikasama4 | 2010年1月23日 (土) 20時39分

キッドさんおはようございます(o^-^o)

凍てつく冬の空に浮上し飛び立つドクターヘリ
冬という季節がこのドラマの世界観を際立たせて
いますね。

キッドさんの仰るとおり(*^-^)
今では全ての登場人物を愛しく感じます。

名前の色ではない部分、沢 石 山 川・・・
確かにそれぞれの性質みたいなものが感じ取れますね。

黒田先生の呪縛から未だ解き放たれていない白石
若さゆえの思い込み・・・

事故の後遺症と職場でのブランクに不安と焦りを
感じる緋山

橘先生の褒め言葉に浮き足立つ藤川
軽症と思われる患者の処置を指示された時に一瞬見せた慢心の表情・・・それを打ち砕く患者の死という重い
現実

そしてそのどれをも経験したであろう藍沢
「俺は名医になる」・・・何か壁にぶつかる度に
この言葉を呪文のように自分に言い聞かせ乗り越えて
きた

藍沢が恐れているもの・・・優秀な外科医の戦線離脱
黒田先生そして冴島の恋人である田沢

まだ2話だというのにこの完成度・・・
否が応でも期待しちゃいます(・∀・)イイ!


投稿: しずく | 2010年1月24日 (日) 03時46分

✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥

男組の資料は倉庫に在庫がないので・・・。
あまりお役にたてないのですが。
http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/hc_1c98.html
を参考までに・・・いつもの通り消滅します。

若者たちの生きている姿は
それだけでラブですからねぇ。
夜の世界については
妄想を膨らませることで充分ですからな。

人が壊れていく過程
壊れている最中
壊れきった状態
これらもある意味ラブですので
その寸前の持続は
果てしなき快楽の延長でございます。

全く問題ない指導医の橘が
かもし出す
「でもどこか最深部でぶっこわれてます」オーラ。
たまりません。

破壊の連鎖が
津波のようにドミノ倒しのように
コワレモノに襲い掛かる。
ゾクゾクするのぉぉぉぉぉでございまする。

三井が
「あの子たちを押しつぶさないで」
と哀願する前回の伏線が効いています。

しかし、ある程度の困難に
立ち向かい克服しなければ
ステップ・アップはできない・・・。
尿酸のたまりにくい
若者だけに階段登りにチャレンジです。

明日素晴らしい自分であることを
信じて
若者たちは足を踏み出すしかないのですな。

その足がとまったら・・・後は駆け足で
階段を下りていくだけなのが人生ですからなーっ。

藤川は恵まれない自分の向こうに
すべてを失った患者の群れを見る。
そして為すべきことがあり
それが可能である自分を見出す・・・。
傷の痛みを感じつつ
歯をくいしばる。
それが生きていくということ。

俳優が子役あがりとしては
王道を歩んでいるように・・・。(。・-・)

投稿: キッド | 2010年1月24日 (日) 05時47分

(o^-^o)ブザビもピー~しずく様いらっしゃいませ~コドブもピー](o^-^o)

冬のヘリコプターのプロペラ旋風の
身を切る冷たさは半端ではないですからな。
ぁぁぁぁぁぁああああと叫びたくなります。
昔、ヘリの旋風で大凧をあげようと実験した時に
そう思いました。

キッドの追憶はさておき
まさに登場人物のすべてが知り合いのような
パート2の世界。

実際には登場しない黒田の名前を聞いただけで
ちょっとうれしいぐらいです。

役名へのこだわりも
これだけの登場人物を群像として描いていく以上
分りやすさの手段として有効だと思うのです。
作り手の初心への手がかりにもなるし
受け手には漠然とした印象操作が可能となります。

田所→黒田ラインから
田所→橘ラインのスイッチなんかはその一例でございます。

名前を聞いただけで路線変更が匂いたちます。

ホワイトストーンといえばなかなかの名馬ですが
・・・競馬かっ。
硬いだけに不器用だが純粋な意志の持続が可能。
石のような意志の医師になれそうです。
・・・だじゃれかよっ。

レッド・マウンテンといえば米国ワシントン州のワインですが
・・・神の雫かっ。
山のような困難が負けず嫌いの令嬢を襲っています。

藤色は「源氏物語」では義母の象徴でもあり最愛の人のシンボル。
藍沢と藤川の間にはそういう大河物語が潜んでいる模様。
あの川の流れる如くです。
二人には同じ水が流れているのですな。

山の中に流れ石を潜ませやがて川となる沢。
藍沢の運命のスリリングさに
ドキドキいたします。

そして・・・藍沢の先人たちの
右腕の喪失・・・薄命・・・。
さらにドキドキいたしますねぇ。

絶対に面白い・・・そういう展開が
分るって素晴らしいことでございます。ヽ(゚∀゚)ノバンザイ

投稿: キッド | 2010年1月24日 (日) 06時16分

キッドさん、こんばんは。

冬ですねえ。もうヘリが綺麗でね。2話も面白かったです。

藍沢先生が出番が少なかったのですが、あまり気にならなかったですわ。実は1stの時はちょっとイラッっと来ていたのです。5話、6話以降は納得で、楽にみられたのですが、2ndは最初からいいですねえ。

藍沢先生はもうかっこよくて、かっこよくて、2話でこれなので、これからもっとかっこいいんだと思うと、もう、うっとりです。

白石先生は1stではちょっと苦手だったのですが、2ndでは結構好きですね。ただ、無理をしているのではないかとちょっと心配ですが。

藤川先生は実力もつけてきているので、うざさも楽しんで見られています。

橘先生がちょっかいを出すのが緋山先生だけというのも気になります。やっぱり緋山先生の身体のことをわかっているからなのでしょうか。

冴島さん、2ndで唯一物足りないのは、藍沢先生と冴島さんのからみが少ないことです。藍沢先生の「冴島、来てくれ」のセリフが出るのはいつになるんでしょうか。

3話以降楽しみにしています。

投稿: youyko | 2010年1月24日 (日) 22時55分

♢♦~山~♦♢youko様、いらっしゃいませ♢♦~P~♦♢♦♢

そうですねえ。2nd Seasonになってから
ヘリコプターの描写が
抜群にスケール・アップしています。
もうかなり撮影を研究したし
素材もたまっているということでしょう。

空気の透明感がまた素晴らしいのかも。

ふふふ、藍沢Pの集いでは
それでも不満があるのかもと危惧しましたが
youyko様がOKなら大丈夫でしょうね。
それでもメイン回とそうでない回では
1%くらい差が出るかもです。

お茶の間的にはまだ主人公中心のドラマの方が
簡単ですからな。

しかし、その壁を乗り越えて
続けた結果、
こういうシステムが浸透してきたとも言えます。
まあ・・・ゴレンジャーで
育ってれば大丈夫なわけですけど。

ウルトラマン族とかライダー族はちょっとね。

藍沢と白石の愛の行方、
藤川と冴島の愛の行方、
橘と緋山の愛の行方・・・。

この三本ははっきりとフラグが
たっているのですが・・・
まあ・・・コードブルーの場合は
森本と轟木の結婚式より
患者の救命優先なので
はたしてキス・シーンが
あるのかどうかも疑わしいですな。

次回はきっと・・・
藍沢の活躍で・・・冴島とのコンビネーションが
炸裂するのではないかと考えます。
まあ・・・もう今夜ですけどーっ。

投稿: キッド | 2010年1月25日 (月) 08時31分

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