日本では医術と言う。そこでは古来、仁術と算術が問題になった。
どちらかと言えば日本では仁に善なるものを感じ、算に悪の気配を嗅ぐ。
それは貧富の差と貧困層の拡大が世の常だからだと思う。
しかし、算術を数学と考えると、それは科学のすべての基本であり、医術とは算術そのものであるとも言える。
たとえば、医師は薬を処方するがそれによって用法・用量を厳守することが患者に求められる。
決められた時間に決められた量の薬を投与しなければならないのはそれが毒にも薬にもなるからである。
そういう薬学としての算術とは別に本来のコスト・パフォーマンスの問題も現代に受け継がれている。
医療には金がかかるからである。
3/21に米国の下院議会は医療保険制度改革法案を賛成多数で可決した。賛成219、反対212という僅差の可決である。日本では一応ほぼ達成されている国民皆保険が、米国ではようやく実現に近付いたということである。世界一の国が国民皆保険でないのは意外かもしれないが、逆に言えばそうでないからこそ世界一なのだと言える問題である。
ここでその制度の是非については触れないが、要するに国民皆保険が絶対に正しい制度とは断言できないということを述べておきたい。
全ての経済活動は投資と運用の配分によって行われる。その目指すところが人間の幸福である以上、医術に金をつっこんだらそれに見合う恩恵を得たいのが人情なのである。
しかし、「命」に関するビジネスには限度というものが想定しにくいという側面が強い。
ここまでは費用の許す範囲でここからは費用の許さない範囲と意思決定することがかなり困難なのである。
医術は高度に発展し、発展することによって安価になるものもあるが、最先端ではかなりの浪費を要求される。たとえば昔は臓器移植という技術はなかった。現在はこれがあることによって延命方法が完全に変わってしまった。そして、臓器に需要と供給のバランスというかなり危うい側面さえも見出されている。
つまり、地球のどこかで誰かの心臓が誰かのために売買されている可能性があるわけである。
そこでは「命を救う」ことは「命を奪う」ことと全く同義語なのである。
このドラマではもちろん、それについて語られることは今のところない。もちろん・・・そういう主題を内包していないわけでもない。
本来の救命医療では救えなかったはずの命をドクターヘリ・チームというビジネスで救おうとする設定がそこにはあるからである。
キッドは命を粗末に考えるタイプなのでそこまでして命を救わなくてもいいのではないか・・・とも考えるが実際にドクターヘリの活動によって失うべき命を失わずにすんだ人間にとってはその恩恵ははかりしれないだろう。
コストに見合う性能があればそれは有効な道具であるのだ。
しかし、このドラマは実は、仁術のドラマである。その主題は人材育成だ。優秀な人材を集め、人命を使って訓練する。そういう目的にそって技術を習得していく若者たちの成長物語なのである。
そこには目に見えない大切なものを探る営みがある。
一言で言えばそれはハートである。高い機動性を持った医療スタッフが救命の現場で有効に機能するためのハート。そのハートがいかに得がたいものであるかをドラマは物語る。
つまるところ・・・ハートとは奇跡に他ならないからだ。
コードブルー・シリーズは1st Season、2nd Seasonを通じて「フェロー・ドクター」の専門研修の開始と終了を描ききった。それは当然、序章に過ぎない。
いくつかのシリーズ展開が考えられるのでそれを列挙しておくことにする。
①新たなるフェロー・ドクターの物語・・・新人の投入によって最初からやり直すことが可能である。
②卒業生たちのその後の物語・・・実戦配備されたドクターたちの次のステップを描くことが可能である。
③ドラマ手法の変更・・・たとえば「飛行機事故」の次のステップが考案されない場合、「24」方式も可能である。たとえば「救命病棟24時」ではマンネリ打破のために災害を「大地震一本」に絞るという展開を示したりしている。そういう意味では事故は一回でその発生から終息までの数日を濃密に描いてもドクター・ヘリの物語は描けるのである。
④もちろん、主人公・藍沢を中心とした大河ドラマ化でも問題はない
⑤より社会的な問題の深化・・・コスト・パフォーマンスの問題を追及していくという手は「救命病棟24時」でも試されている。まあ、成否は別として・・・。
・・・とにかくだ・・・続きが見たいのである。なぜなら・・・コード・ブルー・シリーズが好きだからだ。ものすごく好きだ。これのつづきが見られないなら人生は無意味である。
・・・・・・・・・・・おいっ。
忘れてたのだが本題に入る前に恒例の週末の視聴率チェック。「ヤマトナデシコ七変化」↗*7.9%(あげてきたーっ・・・平均*8.2%)、「スパイダーマン3」14.6%(最後が鬱だからな)、「ブラマン2」↘*7.7%(もしも3があるとしたら陰謀の一種だな)、「地下鉄サリン15年目の闘い」*8.8%(もはや風化か・・・)、「100の資格を持つ女3」15.9%(渡辺えりとりすぎ)、「龍馬伝」↘17.7%(ちょっと話が難しくなると・・・)、「特上カバチ」↘*7.4%(悲惨だ・・・)、「呪われた海賊たち」16.7%(カリブの人たち強し・・・)・・・ついでに「ハンチョウ」↘*9.4%、「コードブルー2」↘16.6%・・・以上。
で、『コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 2nd Season・最終回』(フジテレビ100322PM9~)脚本・林宏司、演出・西浦正記を見た。かなり控え目な最終回だったと思う。海外ドラマのシリーズ展開とくらべたらしっかりとフリオチがあってすべてに一応の決着がある。そういう意味では実に由緒正しい感じの最終回だった。キッドとしては藍沢がまた査問にかけられそうな捨て身の治療活動中に機体残骸が崩壊して患者もろとも生き埋めになり・・・つづく・・・でもよかったと思うのだが・・・そこまでの過激さは求められないのである。お茶の間がついてこれないからだ。今でもかなり置いてけぼりにしていると陰口が囁かれるくらいだしな。
結局、世界は常に絶望的な状況だ
誰かの命を助けようとするものにとっては
とても満足できる状態ではない
完全な麻酔薬もないし
完全な止血剤もない
心肺はすぐに停止するし
脳死は超高速で訪れる
奇跡はなかった
希望すらなかった
絶望なんてどうでもよかった
でも患者にぴったりの治療法を医者はいつも探す
誰かが誰かにそっと寄り添うように
成田市沼田町の山林に胴体着陸したJEA21便(機体番号JA278J)は衝撃で分解し、満載されたジェット燃料は炎上した。乗客50名と搭乗員の安否が気遣われる。
ドクター・ヘリ・チームは緊急体制で
第一陣 三井(りょう) 藤川(浅利陽介) 冴島(比嘉愛未)
第二陣 橘(椎名桔平) 藍沢(山下) 緋山(戸田恵梨香)
第三陣 白石(新垣結衣) フライトナース2号(男) フライトナース3号(女)
・・・を現地に派遣する。
翔北病院救命センターの指揮をとるのは森本(勝村政信)である。
センター部長の田所(児玉清)は患者として手術中だった。
執刀医の西条(杉本哲太)は低体温下による心肺停止で止血をする循環停止法にチャレンジしていた。
しかし、タイムリミットを過ぎても処置は終らなかった。
西条「・・・さらに体温を下げて延長戦に突入します」
専門医「それでは・・・生還率が・・・」
西条「確かにリスクは高まる・・・しかし・・・ここでやめたら・・・すべてか終るのです」
西条は手術を見守る見学室の黒田(柳葉敏郎)を見た。
かってのライバルは無言で肯いた。
(・・・・・・・・その通りだ)
西条は心の中で答える。
(いつもの通りやるだけだ・・・たとえ初めての試みでも・・・)
田所の命をこの世に繋ぎとめるための作業は再開された。延長時間は20分である。
コミュニケーション・スペシャリストの轟木(遊井亮子)は地域航空管制室と連携する。
轟木「こちら翔北ドクターヘリ・CS・・・状況どうですか」
管制官「そろそろ・・・マスコミのヘリがハケダカのように舞い出している・・・救助活動の幸運を祈る」
轟「感謝します」
梶(寺島進)「こちらドクターヘリ1号機・・・最初の患者を搬送する・・・ドクターなしなので出迎えよろしく」
轟木「飛行ルートを送ります・・・10分で還れるはずよ」
梶「9分で戻る・・・次の患者が30分持たないそうだから」
轟木「了解」
轟木はモニターで天候状況を確認する。視界良好・・・風速微弱。
(・・・不幸中の幸いか・・・)轟木はお天気に感謝の祈りを奉げるのだった。
藍沢は救護本部を離れ、前線に出撃している。
体内にはアドレナリンが放出され、五感は鋭敏になっていた。
藍沢の脳内ではトリアージしたばかりの患者の声が反響している。
(燃え上がる機体に息子を残して・・・俺は・・・俺は逃げてきた・・・父親なのに)
周囲には救急隊員、レスキュー隊員が散開し、懸命の救助活動を続けている。
すでに安全確保がされているが・・・何が起こるか分からない状況である。
先行している橘が搬出できない患者にすでにとりついている。いくつかの破片となった機体の残骸に負傷者と死体がまだ動きを封じられている。橘は冴島を残し、次の目標へ向かう。橘は機首部分の残骸に進んでいる。それを見た藍沢は尾翼のそそりたつ方向へ足を向けた。
橘の指示に従い現場の負傷者に投薬処置をしながら、冴島は藍沢の姿を捉えている。
復活した鬼軍曹にも超感覚が生じ、意識は同時並行的に多機能集中している。
手抜かりなく処置を行いながら、周辺を見通すことができるのだ。
藍沢は単独で危険地帯に前進していくが冴島はそれを見逃さない。
(私の目が届くところにいる限り、藍沢先生を守る)
冴島は鬼軍曹としての魂に着火した。
藍沢は半ば地面に埋もれた後部客室の窓に引き寄せられる。覚醒した視力は獲物の気配を見逃さないのだ。その患者は子供のようだった。
藍沢が何かを発見したのを冴島は見逃さない。手元の患者の処置を終えた冴島は機体に向かって声をかける藍沢に駆け寄る。
冴島「藍沢先生」
藍沢「この窓の向こうに人がいる・・・左手の開口部から呼びかけてみるから・・・反応を観察してくれ」
冴島「わかりました」
藍沢は残骸に沿って回りこみ、匍匐前進で患者にアプローチする。
藍沢「おい、しっかりしろ・・・助けにきたぞ・・・俺は医者だ・・・」
藍沢は呼びかけながら座席番号をチェックするA21・・・それは子供を残してきた父親の持っていたチケットの座席番号と符号した。
(この子が・・・キタムラの子供だ・・・)
藍沢は直感する。
冴島「反応ありました・・・生きています」
藍沢「レスキュー来てくれ・・・ここに入りたい・・・」
レスキュー「残骸は動かせませんが・・・侵入路を確保することは可能です」
藍沢「それでいい・・・とにかく・・・入れれば患者に接触できるスペースはある」
レスキュー「危険ですよ・・・」
藍沢「なんとかしてくれ・・・生存者がいるんだ」
レスキュー「破片を除去して、少し周囲を掘ってみます」
レスキューは無造作に垂れ下がった意味不明のコード類をとりあえずとりのぞいた。
レスキュー「入れますが・・・慎重に願います」
藍沢「・・・ありがとう」
藍沢は患者にたどり着いた。
藍沢「よくがんばったな・・・」
患者「・・・あの・・・父さんは・・・どうなりましたか」
藍沢「キタムラナオキはピンピンしてたぞ・・・」
患者「そうか・・・よかった・・・」
藍沢「さあ・・・手当てするぞ・・・どんな具合だ」
患者「死ぬほど・・・痛いです」
藍沢「それは生きている証拠だ」
藍沢は診察を開始した。
(胸をやられている・・・動けないのはどうしてだ・・・足を何かにはさまれて・・・)
藍沢は背後にいるレスキューに叫んだ。
「このままではアシストを頼めない・・・何か方法は・・・」
「外側から窓を落とすことは可能です」
「それをやってくれ」
「内側にしか落せない構造ですので注意してください」
「わかった・・・」
与圧構造のために飛行機の窓は内側に向かって外れるようになっているのである。落ちてきた窓は藍沢を直撃した。患者を守るためなら何でもする藍沢だった。
(藍沢先生・・・無茶して・・・でも今のお顔を見せてほしかった・・・)
しかし、冴島が愉悦を感じたのは一瞬だった。
「酸素マスク落とします」
冴島は藍沢に手早く器具を手渡した。すぐに投薬準備にとりかかる。
藍沢は苦痛のコントロールの手順を考える。
(とりあえず・・・肺・・・しかし・・・いずれ・・・足を・・・)
後からふりかえれば父親が育児放棄をしたことで苦悩する藍沢に対してこの患者が与えられたことに神の陰謀の匂いを感じるものもいるかもしれない。しかし・・・人間には必ず父親がいるのである。そして死の危険を感じて子供を見捨てる人間は特に珍しくはないのだった。すべてはありふれた出来事なのである。そして出来事をどう感じるかは感受性の問題に過ぎない。
藍沢「君の足は血行障害を起こし、壊死した組織からミオグロビンなどの毒素が放出されるクラッシュ・シンドロームという病状になりかかっている。そうすると君の命は危険だ」
藍沢は患者の肺にたまった空気を抜く処置をしながら病状を説明する。
ユウキ「死ぬ・・・ってことですか」
藍沢「命を助けるために右足を斬る・・・」
ユウキ「うわ・・・もういいです・・・もう充分痛い目にあいました・・・このまま足を切られるくらいなら死んだ方がマシだ・・・もう痛いのはいやなんです・・・」
藍沢「すまない・・・それでも医者は命を優先するのが義務なのだ・・・」
藍沢は冴島に指示を出した。「この子の父親を呼んでくれ」
冴島は藍沢の意図を察した。
事態は同時平行的に進行している。ドクター・ヘリが三人の患者を空輸するのに要する時間はおよそ一時間である。それぞれのドクターの行動はその一時間の中に同時に凝縮されているのだ。
到着してすでに一人の臨終に立ち会った緋山は心を患者に対する恐怖で呪縛されたまま呼吸困難の男子小学生を診察する。
(死ぬ・・・この患者も死ぬ・・・私が殺す)
緋山の心は恐怖の予感に満たされる。
あきらかに元レディースの母親(中村綾)は子供を励ます。
「よかったね・・・先生来てくれたよ・・・」
FN3「緋山先生・・・指示を・・・熱傷でしょうか」
緋山「いや・・・火傷はたいしたことない・・・呼吸器が・・・」
緋山は傷だらけの医者魂を自ら鞭打つ。
(しっかりして・・・あなたは医者でしょ・・・聴診器を・・・使うのよ)
緋山は呼吸困難の原因を探るべく・・・胸の音を聞く。
安堵した元ヤンの母親は緋山に縋る。
「どうですか・・・先生・・・うちの子・・・大丈夫ですか・・・」
「うるさい・・・聴こえないのよ」
「・・・あ・・・すみません」
「・・・いえ・・・こちらこそ・・・すみません・・・ヤキ(リンチ)は勘弁してください」
ヤンママ(元ヤンキーのママ、ヤングなママの略にあらず)は自制した。おそらくヘッド(総長)経験者なのである。
緋山は救援を要請した。
「緋山です・・・患者は呼吸困難ですが・・・原因不明です・・・誰か助けてください」
現場を指揮する橘が答えた。「みんな手が離せない・・・とりあえずエコー(超音波画像診断)だ」
(そんなのイヤ・・・もう患者を殺すのはイヤなの・・・)押し寄せる恐怖心に抵抗しながら緋山は叫んだ。「エコー、エコー持ってきて」
通りすがりの救急隊員がその声を聞いた。助けを求める声は救急隊員には神の声なのである。
緋山はエコーが魔法のように届いたことに戦慄する。
(悪魔が・・・私に・・・患者を殺させようとしている)
緋山の目にはエコーの機械は呪われた魔神のように映っている。
後からふりかえれば子供を失った母親の喪失感のとばっちりを受けて患者と患者の家族対する不信感が生じて苦悩する白石に対してこの患者が与えられたことに神の陰謀の匂いを感じるものもいるかもしれない。しかし・・・人間には必ず母親がいるのである。そして子供を失った母親が我を忘れて世界を呪うことは特に珍しくはないのだった。すべてはありふれた出来事なのである。そして出来事をどう感じるかは感受性の問題に過ぎない。
緋山が医療訴訟未遂の後遺症に苦悶している頃、白石父娘は墜落現場で親子喧嘩を続けていた。
白石「とにかく・・・後方に下がって治療を受けてください」
博文(中原丈雄)「ええい、手を離さぬか、この小娘」
白石「お父さん・・・」
博文「ここで必要なのはけが人じゃなくて医者だろうがっ」
白石「お父さん・・・」
最前線に突出した前進救護所(テント)で救急隊員が声をあげる。
博文「さあ・・・外科医の出番だ・・・私が助手をするよ・・・内科医だって医者は医者だ・・・素人よりも使えるぞ」
白石「お父さん・・・」
博文「娘と一緒に治療できるなんて・・・お父さん、最高にうれしいよ」
親子医師はテントに駆けつけた。
後からふりかえれば余命いくばくもない父親に冷たい言葉を投げかけたことで苦悩する白石に対してこの患者が与えられたことに神の陰謀の匂いを感じるものもいるかもしれない。しかし・・・人間には必ず父親がいるのである。そして年頃の娘が父親を疎ましく感じることは特に珍しくはないのだった。すべてはありふれた出来事なのである。そして出来事をどう感じるかは感受性の問題に過ぎない。
白石「心音が聴こえない・・・とりあえず開腹する」
即決して術医を羽織ろうとする娘に父は言った。
博文「聴診器貸してくれ・・・」
父親は熟練の耳で病因を聞き取る。「これは心臓破裂だ」
白石「空耳じゃないの・・・とにかく開胸してみる・・・」
博文「心破裂による出血が心外膜に貯留しているぞ」
白石は開胸器で胸を開き、心臓にメスをいれた。
白石「心タンポナーデ・・・お父さん大正解・・・すごーい・・・どうしてわかったの」
博文「お前も大きくなればわかるぞ・・・」
白石「冗談はそこまでよ・・・動脈遮断で止血するから術野を確保して・・・」
博文「はい・・・先生」
白石「サテンスキー」
患者の娘「おどー(父)はたずかるんだろが(助かりますか)・・・おら(私)東京さに彼がいて遠距離恋愛しでんのそだわけでおどーと東京さでかけて彼にあわせだら喧嘩になっておらおどーにおめなんか土いじりするしか能ねぇんだとかバガにしでじまっで(私は父親にどん百姓に何がわかるとか悪態をついて)このままおどが死んだらいくら青森県人だば心が痛んでしばれるんだすよ」
白石「お父さん・・・娘さん・・・反省してるみたいですよ・・・お父さんに内緒でお腹に子供もいるみたいですよー・・・お孫さんができたんですよー・・・その顔見ないでどうするんですか・・・がんばってくださーい」
博文「・・・」
白石「いやだ・・・お父さん・・・私は妊娠してないよう・・・」
博文「なんだ・・・ガッカリだな」
白石「これで私も妊娠してたりしたら・・・ドラマとしてやりすぎだもの」
博文「まあ・・・もう充分、シンクロニシティが過ぎると言われそうだがな」
白石「意味のある偶然の一致なんてすべて気のせいなのよ」
教養ある父と娘が救急医療の合間に分析心理学における共時性について雑談している頃、藤川は患者となって戻ってきた救急隊員細井(永岡佑)と対話をしていた。後からふりかえってみれば最終回で描かれる唯一の死に至る患者が細井であることは神の甘さを物語るようであるがそれも気のせいなのである。
人間は常に生と死が五分五分の今を生きているのであり、藤川は患者を一人救うことでもう一人を殺す。実に生にも死にも公平な配分と言えるだろう。
もちろん・・・患者を治療中に自らが感電して仮死状態になったこともある藤川が患者を死に至らしめる確率は他のドクターよりやや高めであることは言うまでもないのだ。
藤川「どうやったら・・・こんなもの・・・こんなところに刺せるんだ」
細井「残骸から患者を引きずりだした時、転んだんだですよ」
藤川「そこにこれがあったの・・・」
細井「患者の影に隠れてたんですよ」
藤川「これ・・・何・・・」
細井「さあ・・・なんかのシャフトじゃないかって言ってました」
藤川「そうか、先端から先は切断したんだ・・・ともかく頚動脈スレスレだから絶対安静だよ」
細井「1ミクロン(0.001ミリ)も動きません」
藤川「あはは・・・それじゃ息もできないよ」
細井「あはは・・・ガクッ」
藤川「ほ、細井くん」
細井「冗談ですよ・・・落ちこぼれ同志、末永くよろしくお願いします」
二人は仲良しだった。これはシンクロニシティではなく「類は友を呼ぶ」で説明できる必然である。
藤川は細井の希望で搬送の順番を変えたように話を合わせる。もちろん・・・そんなことで順番は決まらない。状態の安定している細井にはまだ順番がまわってこないのである。しかし、患者に合わせることに関しては藤川は充分に落ちこぼれではないのだ。
藤川は次の患者に向かっていた。骨盤骨折の患者だった。
橘は自分の患者を診ながら状況を把握している。本部にいる三井はすでにトリアージを終えて治療に入っている。藍沢はおまかせでいい。藤川と緋山を同時にコントロールできるかと言えば・・・少し無理かな。
前進基地の橘「・・・というわけだ」
救命センターの森本「なるほど・・・猫の手も借りたいのか・・・」
森本はナース辻(恒内彩未)を呼んだ。
「黒田先生を呼んできてくれ・・・これが最後の出番かもよ・・・」
辻はきりっとした顔で黒田に伝言を伝えた。
田所部長の手術は延長時間を半分使い、終了していた。
西条の顔に勝利の喜びが浮かんでいる。それを感じながら黒田は慣れ親しんだ手術室を後にする。
黒田「お前の呪いのせいでこんなことになった黒田だ・・・」
藤川「黒田先生・・・」
黒田「どうした・・・」
藤川「左足と右足の変色が・・・凄いことになっているんです」
黒田「バイパスを作って血流を確保しろ・・・何か人工血管の代わりを探せ」
藤川「FFバイパスですね」
黒田「その通りだ」
藤川はもちろん、誰よりもたくさん患者の命を奪っているのでそこそこ使える医者になっているのだった。
黒田「血流を再開させるときに注意しろよ」
藤川「血流増加による血圧低下ですね・・・」
黒田「その通りだ・・・」
藤川「前に同じ症状で二人殺してますから」
黒田「二度あることは三度あるぞ」
FN2「心停止です」
二人「やはり」
藤川の相手を黒田に任せた橘は緋山をフォローする。もちろん藤川より緋山がかわいいからである。
橘「どうなっている」
緋山「今・・・エコーしてます」
橘「どうだ・・・」
緋山「うわっ、なんじゃこりゃ・・・見たこともない白いかたまりが・・・」
橘「おちついて・・・説明しろ」
緋山「なんだかごちゃごちゃまだらになってます」
橘「横隔膜破裂だ」
緋山「ええー」
橘「消化器系内臓が持ち上がって肺臓を圧迫しているんだ」
緋山「そんなー」
橘「お前が開腹手術で内臓をひきさげろ」
緋山「やだー」
橘「かわいいのもほどほどにしておけよ」
緋山は勇気を振り絞ってメスを握る。
しかし、そのメスからは妖気が立ち上る・・・。
(人殺し・・・人殺し・・・お前はまたもや人殺し)
緋山の身は縛られた。
ヤンママ「どうしたんです、先生」
緋山「じぇきましぇん・・・できないのです・・・私に手術なんか無理なのです」
ヤンママ「なんだと、こら」
緋山「私、四週間も独房入りだったのです。だからずーっと手術してないし、下っ端の医者だし、責任とれないし・・・」
ヤンママは唖然とした。それから周囲を見回した。他の医療スタッフは誰一人手が空いていなかった。ヤンママは覚悟を決めた。
ヤンママ「先生、そりゃ、アタシだってアンタじゃない医者にお願いしたい気持ちだよ。だけとぶっちゃけ無理なんだろ・・・ここにはアンタしかいないんだから・・・だけどアタシはね・・・ついてなかったなんて思わないよ・・・喧嘩の勝ち負けなんて最後までわからんもんね。アタシは先生にかけてやるよ・・・その代わり、ガキを殺されたらアンタを殺して私も死ぬ」
緋山「・・・その手をどけな」
緋山の喧嘩魂に火がついた。売られた喧嘩は買う。それが緋山の本質なのである。
緋山「やってやるよ・・・黙ってみときな・・・アタシがマジになったらどんだけかってとこをさ」
ヤンママ「マジっすか」
緋山はドスを抜くと一気に切腹して、内臓を引きおろした。
緋山「で、どうするんです」
橘「タオルでもつめて腹を閉じろ」
緋山「なるほど・・・人間ぬいぐるみか」
ヤンママ「どうなったのよ」
緋山「見ての通り・・・ボンボンのガッツの勝ちですよ」
ヤンママ「先生・・・ありがとうね・・・なんてお礼したらいいか・・・」
緋山「その一言で充分す・・・」
緋山の心は晴れた。長いトンネルの向こうには春の風が吹いていた。
橘「よくやった・・・よくやったぞ・・・緋山」
緋山「私・・・患者がこわくてこわくて・・・でも・・・本当にこわい思いをしているのは患者さんだった。私って医者失格ですね・・・」
橘「人なんて弱くて当たり前だ」
緋山「でも・・・」
橘「でも医者は強さを求められる」
緋山「・・・」
橘「難しいが・・・お前は得意じゃないか・・・心を隠して強がってみせるのが」
緋山「橘先生・・・おっと・・・あぶない、あぶない・・・口説き落とされるかと思いましたよ」
橘「ちっ」
処理の終った三井は橘と合流した。
三井「残念だったわね・・・でも緋山を救ってくれてありがとう・・・」
橘「俺はずっと後悔していたからな・・・」
三井「私を捨てて逃げ出したこと・・・」
橘「弱かったのは・・・俺だ・・・ごめん」
三井「その弱さが・・・あなたの魅力なのよ」
橘「・・・」
緋山「あの・・・無線・・・オンになってますけど・・・」
二人「ええーっ」
冴島は漸くユウキの父親ナオキを発見した。父親は命の危険を感じて息子を置き去りにしたことで自分を責め苛んでいた。
冴島「息子さんは生きています」
ナオキ「ええーっ」
冴島「一緒に来てください」
ナオキ「だけど・・・私には息子に会わせる顔がない・・・行っても何もできないし」
冴島の瞳に鬼軍曹の炎が燃えあがった。
冴島「あなたのことはどうでもいい・・・生きている人間が何もできないなんてことはないのです・・・そばにいて励ましてあげるだけでいいのです」
ナオキは背筋を伸ばした。
藍沢は手術の準備を終えていた。
ナオキを冴島が連行してくる。
冴島「患者の父親を発見しました・・・」
ナオキ「私は・・・私は・・・」
藍沢「親が子供を見捨てたことは褒められたことではありません。しかし、これから足を切断します。人間には命を粗末にするタイプがある。時には苦しんで生きるよりも死んですべてを失いたいと考えることもある。しかし・・・誰かがいればその誰かのために苦しみに耐えようと考えることもある。息子さんは迫り来る死の恐怖の中であなたの身を案じていました。あなたが無事だと知って喜んでいました。どんなに最低の親でもいないよりマシかもしれません・・・少なくともあなたのお子さんはそう考えているみたいだ・・・」
ナオキ「ごめん・・・ごめんユウキ・・・父さん、ここにいるぞ・・・ユウキ・・・許してくれ・・・ユウキ・・・死なないでくれ・・・元気になって・・・父さんと恐山怪奇ツアーに一緒に行こう・・・」
藍沢は微笑んで右足切断を開始した。
長い一日が終わりドクターヘリチームのドクター帰還が始まっていた。
第一陣・・・白石父娘チーム。
病院に戻った父親は蒼白になる。
娘「どうしたの・・・」
父親「アドレナリンが切れた・・・足が痛い・・・」
娘「まーっ、骨折してるわよ・・・お、お父さん・・・担架ーっ。担架持ってきてーっ」
第二陣・・・藍沢・冴島チーム。
ナオキ「あの・・・息子は・・・」
藍沢「損傷が激しくて・・・足の接合は無理です・・・息子さんは右足を失うことになる。どうか・・・支えてやってください」
ナオキ「・・・息子を助けてください」
藍沢「もちろん・・・それが医者の仕事ですから・・・」
ナオキ「ユウキーっ。がんばれーっ。父さんも電車ですぐに行くからなーっ」
冴島「いいお父さんでよかったですね・・・うらやましいですか」
藍沢「・・・別に」
第三陣・・・藤川・細井ペア。
藤川「よくがんばったな・・・」
細井「がんばれ・・・って・・・強くなれって・・・誰かに・・・ガクッ」
藤川「おいおい・・・かぶせるのかよ・・・ん・・・細井・・・細井くん」
FN2「VF(心室細動)です・・・出血が・・・」
藤川「心マ・・・」
時には悲しんだり
時には喜んだり
胸にしまってあった
もやもやがあった
でも誰かを救いたかった
たまらなく君を救いたかった
日没が迫り、ヘリの運用は終了した。
梶は細井が愛機の床に流した血を洗浄している。
冴島が備品の補充に現れた。今日もたくさんの救えなかった患者を見送ったのである。
梶「突然・・・死んでしまうってどんな気分なんだろうな・・・」
冴島「私と彼(ALSで死亡した田沢)は幸せだったのかもしれません。死ぬとわかってから長い長い大切な時を過ごせましたから・・・」
梶「その気持ち・・・ちゃんと胸にしまっておけよ」
冴島「もっていきますね・・・藤川を応援していたのに・・・一番いいところを・・・」
梶「キャリアだよ・・・それにどうせ次のシーズンのお楽しみなんだろう」
冴島は休暇を取った。桜の季節が訪れたからである。田沢との最後の約束を果たすためにお出かけしなければならないのだ。
「・・・桜が咲いたら・・・一緒に・・・お前と・・・(電子音)このメッセージを消去する場合は③を・・・」
冴島は満開を少し過ぎた桜を見上げた。
「迷ってたら・・・もう葉桜になっちゃった・・・でも・・・約束は果たしたよ・・・さようなら・・・あなた」
冴島は③を選択した。田沢の最後の声は永遠の向こうに消え去った。
藤川は黒田に「フライトドクター認定の報告」をした。
黒田「お前が卒業できるなんて・・・思ってもみなかったよ」
藤川「卒業できたらすごくうれしいかと・・・思いましたが・・・卒業したらすごく不安になりましたよ」
黒田「そりゃそうだ・・・フライトドクターなんて汚れ仕事だものな・・・患者を救うより殺すことの方が多いかもしれん」
藤川「でも殺した患者のためにも誰かを助けたいんです」
黒田「その通りだ・・・お前は最低だけどな・・・がんばってせめて五分五分を目指せ」
藤川「せめて・・・生存率を三割にしたいです・・・今、担当患者の死亡率七割超えてるんで」
田所は無事に生還した。
田所「残念でしたね・・・」
緋山「遠回りすることになってしまいました・・・」
田所「私と・・・一緒ですね」
リピート・フェローシップ(留年)を決めた緋山の前に翼の母親・直美が現れた。
直美「私のせいですよね・・・先生が落第したの・・・」
緋山「いえ・・・それだけではないですから」
直美「私は・・・同意書にサインしたかった・・・そうすれば・・・緋山先生を傷つけることはなかったのに・・・」
緋山「私も・・・今ではサインを求めるべきだったと思います・・・そうすれば・・・がるるなお兄さん(松田賢二)の・・・心を乱さないですんだかもしれなかったと・・・でも・・・すべては終ったことですし・・・それでよかったと思うのです・・・なによりも・・・あなたが私をたずねてくださって・・・こうして話せたことが・・・私はとてもうれしいのです」
直美「先生・・・ありがとうございました」
緋山「翼くんのことは・・・一生忘れません・・・」
二人の優等生は肩を並べていた。
白石「ごめんね・・・命日、シフトを替わってあげられなかった・・・」
藍沢「別に墓参りはいつでもいい・・・生きている親にお前が何かをしてあげることの方がずっと大切だろう・・・」
白石「ありがとう・・・それで卒業後の進路はもう決めたの・・・」
藍沢「それを最初に言う相手は決めてある」
白石「ふふふ・・・私もよ」
藍沢は祖母・絹江(島かおり)と二人・・・母の眠る場所へ歩いていた。山の上の墓地は駅から遠い。
藍沢「疲れただろう・・・おんぶしてやるよ・・・昔はこのあたりでよく駄々をこねた・・・疲れた・・・ジュース買ってくれ・・・もう歩けない・・・おんぶしてくれって・・・」
絹江「ごめんよ・・・お前には誰よりも強くなってもらいたかった・・・だから親のいないお前を厳しく育てた・・・どんなにか辛かっただろう・・・」
藍沢「おかげで俺は強くなったと思う・・・それにばあちゃんがいたから淋しくなかったし・・・」
絹江「・・・」
藍沢は小さくなった祖母を背負った。その軽さが藍沢の心を甘くせつなく刺す。
墓には先客がいた。藍沢を捨てた父・誠次(リリー・フランキー)だった。
「来ていたのですか・・・」
「死んだことにしていたので・・・いつも隠れてきていた・・・」
「そうか・・・ばあちゃんがずっとついていたウソって・・・そんなことだったんだ・・・」
「まあ・・・君に会わせる顔のない男ですから・・・フライトドクターになったんだってね」
「・・・」
「そういう優秀なところはお母さんに似たんだね・・・俺に似なくてよかったよ・・・」
「まあ・・・あなたにあってからずっと思っていたことがありますけどね」
「なんだい」
「あなたの手は・・・僕に似てますよ・・・あなたの手が俺の頭を撫でてくれたことを・・・その温もりを俺は今も覚えています・・・」
「・・・」
「来年は命日に来てください・・・お父さん」
父は息子を・・・息子は父を取り戻した。
藍沢は修行のために脳外科を選んだ。西条が学ぶべき技術を持っている最高の医師だからである。
白石の父親の退院の日が来た。
娘「お父さん・・・もう少しゆっくりしていけばいいのに」
父「そうはいかん・・・世界が私を待っているのだ・・・スケジュールぎっしりだぞ・・・使いやすいのかもな・・・ギャラも手頃だし・・・」
娘「私・・・お父さんみたいな・・・治療に夢中で骨折しているのに気がつかず、家族に叱られて凹むような・・・そんな医者になりたいの・・・だから長生きしてください」
父「ああ・・・娘にそんなこと言われたら・・・時間よとまれ・・・って本当に思うよ・・・」
藤川のコントその①
藤川「森本先生と轟木さんが・・・ヨリを戻しました」
梶「キャンセル料が惜しくなったのか・・・でも証拠はあるのか」
藤川「今・・・チューしてましたーっ」
一同「ええーっ」
藤川のコントその②
緋山「なにモタモタしてんのよ・・・フライト・ドクター・・・それでもフライト・ドクターなの」
藤川「ダブリのくせに生意気なんだよ」
緋山「ああ・・・もう見てられない・・・どいてよフライト・ドクター・・・こうやるのよ・・・こう」
藤川「・・・う、上手い」
黒い脳外科医の制服を身につけた藍沢は微笑む。
「まったく・・・あいつらはいつも通りだな」
白石はポーカー・フェイスでつぶやく。
「うらやましいくらいにね・・・」
別に素晴らしい技術がなくてもいい
疲労困憊していて見栄えがしなくてもいい
助けを求める患者はいつも医者を待っている
決して捕まえることの出来ない
花火のような光だとしたって
もう一回 もう一回
彼らはその手を伸ばすのだろう
希望があることはすでに奇跡のようなものだからだ
関連するキッドのブログ『第10話のレビュー』
話が終っていないことがちょっぴり不満な天使テンメイ様のレビュー(ピリ辛)
ごっこガーデン。ドクターヘリと藍沢と冴島と橘と三井と田所で記念撮影。mari「夕陽日没コールド藍沢Pちゃんとしばしの別れなのです。人は一人では命を大切にしないは名言ですね・・・。誰かを許すことは自分を許すことでもあります。完璧ではない人間はそうやって身をよせあって様々な困難に耐えてきたのですねぇ。いつか分かり合える日の来ることを信じて今日を生きる物語なのです・・・最後は黄金のパートナーシップを見せた冴島で決めました~」シャブリ「例によって終盤、登場人物多すぎでありました~。ただ今、突貫工事中ですーっ・・・本編だって前日まで収録していたすべりこみ最終回、みんな切羽詰るのが好きなのでありましたーっ」ikasama4「くどいほどに飽きるほどに重ねて重ねて重ねまくるエピソードの数々、もはやパズルの世界でしたな。ある意味、どこまでがストーリーでどこまでがテーマなのか分別不可能です・・・脚本家・・・ゴミ出し苦手なのかもしれません・・・もちろん・・・噛めば噛むほど味は出る・・・趣味のドラマであることは間違いなしです」くう「濃密な90分だったわ~。緋山があそこで助けなかったら湘北病院はレディースの集団にきっと囲まれたと思います。藍沢はついにあの父を許すまでの境地に・・・もうどこまで神になっていくのか・・・そして長めのテーマ・ソング・・・いろいろあるだろうけど3rd Seasonもこれだといいなあ。インサートも最初からのを混ぜてどんどん大人になっていく過程を見せていく・・・ゴッド・ハンド・パンチとか・・・もはや大河ドラマだわ~」
ごっこガーデン。翔北病院で藍沢と白石と緋山と藤川とナース辻と謎のJKで記念撮影。エリ「楽しい日々はあっという間でスー。放心状態・・・ですyon!・・・シーズン3が待ち遠しいのでスー。フェロードクターたちの群像劇でありながら・・・あくまで美しい主役がせつないまでに輝く作品なのでスー。はうぅん・・・。脳外科篇がシーズン3・・・心臓外科篇がシーズン4なのかしら・・・それともそれはSPで・・・戻ってきたところでシーズン3なのかな~。みんなビッグになってスケジュール調整大変そうでスー」お気楽「そっかー・・・藤川だったのね・・・森本かと思ってたのに・・・チューのサービスはないの・・・制服黒になったらコード・ブラックになるのね・・・ジョーの髪型は鬼太郎みたいにならないといいけど・・・」まこ「むふふ・・・コードブルーの世界にひっそりと潜り込むブラッディ・マンディーの二人・・・次はここで地球再起動計画の陰謀を練るのでしゅ~。その前に食堂で翔北ランチを食べるのでしゅ~。次は謎の月の恋人でしゅか~。アンナちゃんが目覚めるのでしゅね~。月極めの社長の愛人の話だったらびっくりでしゅね~」みのむし「皆さんお疲れ様でした~、これから冬ドラマの反省会をしますよ~。もう・・・コードブルーは内容的には救命病棟を超えましたね~とか~ぶっちゃけてくださいるるる・・・進藤先生ファンは涙目ですけれど~」芯「さよならは別れの言葉じゃなくて再び逢うまでの約束なのですね~。桜の季節に・・・田所先生、白石(父)先生、そして絹江さんの長寿をお祈りします・・・でも白石(父)先生は・・・写真になっているかもです~グスン」
水曜日に見る予定のテレビ『シューシャインボーイ』(テレビ東京)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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