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2010年3月13日 (土)

殿方は怪奇趣味の女より淑女が好きなのですか(大政絢)愚問七変化(亀梨和也)

何が残念かと言えば、なんでなんちゃって高校生で押し切ってしまわなかったのか・・・ということだ。

だってROOKIESだってあのメンバーで可能だったのである。

亀梨和也だって高校生だっと言い切れば高校生なのである。

そうすれば・・・彼らの「幼い悩み」ももっと心に沁みるだろうし、蘭丸が人妻キラーであることも超現実的な面白さがあったのである。

高校生なのに下宿生活をしなければならない・・・それぞれの家庭の事情もクリアである。

どうしても加藤清史郎をキャスティングしたければ雪之丞の年の離れた弟ぐらいでよかったのだ。

絶対にアレンジ・ミスなのである。要するに篠崎絵里子と石井康晴という脚本・演出コンビは作品の核心を見誤ったのだと思う。

ま・・・この局のドラマはもうずーっと見誤って・・・1年に1~2回くらいしかヒットを飛ばせないわけだが。

ふりかえってみよう・・・「華麗なる一族」(2007)・・・「ROOKIES」(2008)・・・「流星の絆」(2008)・・・「仁」(2009)・・・。

ほらね。ま、それで充分だと思うならそれはそれで・・・。

で、『ヤマトナデシコ七変化♥・第9回』(TBSテレビ100312PM10~)原作・はやかわともこ、脚本・篠崎絵里子、演出・川嶋龍太郎を見た。たとえば恭平(亀梨)のストーカーの一人、まり(星野亜希)だって制服着せれば女子高校生でいいじゃないか・・・と思うのだな。それをAround30女の悩みなどという所帯じみた話にするので作品の持つお耽美な魅力がどんどん色褪せるのだ。ゲロゲロっになってしまうのである。

そんなの・・・恥ずかしい・・・かもしれないが・・・どうせ、なんでも幽霊のせいにして、平気で超常現象を巻き起こすのである・・・なんちゃって高校生で恥ずかしがってるレベルじゃないだろう。

・・・というわけで、ついに明らかになった不安神経症あるいはパニック障害を発症していた恭平の母(麻生祐未)・・・その発症理由が・・・恭平が美しすぎることによって日々の生活が困難になったから・・・ではどうしても納得できないらしく、嫁姑問題などを後付けである。

・・・どうしても所帯じみた話にしないと気がすまないらしい。

そのために機能障害を起こしている母親の精神の薄弱性・脆弱性を恭平やスナコ(大政)、さらには武長(内博貴)や雪之丞(手越祐也)までが責める展開である。

治るものも治りません。

さらには頭のおかしくなった妻を抱え、疲労困憊している夫を事情も知らずに一斉攻撃です。

夫も鬱になるぞ・・・。

恭平は母に会いたい・・・母も恭平に会いたい・・・でも母親は恭平の顔を見ると頭がおかしくなってしまう・・・そういう病気なのです。

最後に仮面をかぶれば大丈夫というオチなのですから・・・もう少し途中をスマートに見せるべきだろう。

大体、せっかく大学生という設定にしているのだから、一人くらい不安神経症について勉強して解説のポジションにしておくべき・・・別に「頭がおかしくなるのは根性が足りないから」という展開でもいいが・・・それはさすがにお茶の間向けとして不勉強すぎるだろうがっ。

「息子が浮気の結果生れた」って疑うのは誰よりも夫のすることだしな。

なんでわざわざ・・・一人も登場しない親戚のせいにする必要があるのだ。

もしや・・・脚本家が・・・不安神経症を発症しているのか。

心の病は誰もがなる可能性のある病気だし、ガン患者がなりたくてガンになるとは限らないように不安神経症もなりたくてなるものではない。

その大前提からストーリーを構築してもらいたいと思う。

一方で、幼くして父親(長谷川初範)を失ったタケル(加藤)の父親ごっこを展開する蘭丸(宮尾俊太郎)・・・。

実年齢で考えると・・・。

長谷川初範(54)

高島礼子(45)

加藤清史郎(8)

である。清四郎が生れた時に夫(46)・妻(37)・・・晩年に出来た子供・・・そして最近死んだ父親という話である。

父親が死んでから子供が母親を守ってきたとか言われても・・・ものすごく違和感あります。

オリジナル設定を作ってもいいけれど・・・もう少しじっくり考えてもらいたい。

婚約者の珠緒(浅見れいな)を騙すために隠し子までいると言い張った蘭丸だが基本的には本当に鬼畜なのである。そんな鬼畜でまったくかまわないという上流社会の異常な感性が珠緒の面白いところだ。

それをまた・・・ものすごくトーン・ダウンさせた「どちらも結局ふつうの男の子・女の子」展開・・・ギャグってそういうものじゃないぞ。

その中で・・・やつあたりして好きな女の子に「もう忘れているかもしれないがスナコがレディーになったら下宿代がタダになるんだよ・・・だからホラー女はやめてくれ」という恭平。

「ありのままでいいっていったのに・・・ひろしくん・・・所詮・・・人間の男の子なんて信じた私がバカでした・・・」と泣き濡れるスナコ。

スナコのアイディアで母と再び逢うことができた恭平は「心にもないことを言ってごめんなさい」とスナコに謝る練習をしながら・・・スナコの部屋を訪れるが・・・スナコは不在なのであった。

「北海道に帰ったわよ」と美音(高島)に告げられた恭平は「そんなの・・・いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」と走り出すのである。

武長と乃依(神戸蘭子)の恋の行方とかももうどうでもいい感じがします。・・・高校生だったらよかったのに・・・。

関連するキッドのブログ『第8話のレビュー

春風に汗だくの天使テンメイ様のレビュー(甘口)

Hcinhawaii0629 ごっこガーデン。魔法の恋のペアルックとキッチン・セット。エリむふふ・・・ペア・ルックはいつも乙女の心に忍び寄る甘い誘惑でスー。ちょっと恥ずかしいけれど・・・おそろい黒マントなら大丈夫・・・不気味なのでみんなが視線をそらしましゅので~。おそろいの黒ミサスタイルで悪魔召喚の儀式を行えば猟奇的な春の夜はおぼろおぼろに萌えあがるのでスー。見えない愛が伝わっていくのは透明人間出現の如くでしゅ・・・あらわれないのにあらわれるのは包帯しゅるる~なのでしゅ・・・モンスター的には透明人間とミイラ男はファッションがかぶっていましゅ・・・さあ・・・今度は愛の追いかけっこでスー・・・捕まえてごらんなさい・・・アハハオホホ・・・をやりますよ~お気楽女を追い払うためにかりそめの隠し子とか・・・自分に似てない息子を愛せない両親とか・・・話が困ったらすぐに心霊現象って・・・なんかカルト教団みたいなドラマだよね・・・mariうふふ・・・また遅刻しましたよ・・・ってこれは一体どういうこと~・・・まこひえ~・・・魔女っこエリちゃんのおしおき魔法でおしゃれな蝋燭立てにされてしまったのでしゅ~、このまま、じいや蝋燭が燃え尽きたら手があっちっちなことに・・・魔女っこまこちゃん大ピンチ~・・・次回最終回でしゅ~」

日曜日に見る予定のテレビ『龍馬伝』(NHK総合)『深・ケロロ軍曹』(テレビ東京)『堀北真希の特上カバチ!! 』(TBSテレビ)

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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コメント

じいやさま、蝋燭になっちゃってあっちっちですね~。
やはり高校生の方がよろしかったかしら。
すると他3名のキャラも多少若い設定になるのかしら。
個人的には今の大学生も楽しめてますが
確かにその年齢を生かせてない気もします。
蘭丸ぐらいは適してるとも言えますけど。
>頭がおかしくなるのは根性が足りないから
何かね、ここでツボってしまって
笑いすぎというくらい笑いましたわ~。
病は気からと言いますもんね。
でも気合いで頑張るような責任感の強い人ほど
うつになると言いますしね。
この辺の逆説がすごくクスクスしてしまいます。
さらに先になったもの勝ちとも。
こうなると先にダンナが発症していたら
ママはどうだったんでしょう。
ともかく恭平もタケルもやたら泣かせるもんだから
じいやが引き締めてくれて
だいぶ立ち直れたわ。
しばらく脳みそもおぼろおぼろ。
春の夜もおぼろ月。
じいやにはキムラヤの桜あんぱんを頼んでおいたからね~。

投稿: エリ | 2010年3月14日 (日) 14時04分

あちっ、あちち・・・燃え尽きる以前に、溶けたろうが
手のひらにたまって熱いんですけどぉ~wobbly
だけど、ろうそく大好きなエリねーちゃんの為に
我慢するでしゅ・・・あちっ

原作では彼らは高校生なのですよね。
年齢的には一番幼く見える手越くんでさえ、現実には
大学を卒業する年頃なんですもんねぇ。
キャストが高校生に見えないから無理~てな理由で、
花ざかりイケメンパラダイスもルーキーズもパスした
まこ☆ミキとしては、もしも高校生設定だったら、
このドラマを見てないかもしんないでしゅ~bearing
って、なんちゃって高校生のあたしが言うなって話ですけどぉ~~~bleahえへへっ

投稿: まこ | 2010年3月14日 (日) 16時07分

ribbon✿❀✿❀✿かりん☆スー☆エリ様、いらっしゃいませ✿❀✿❀✿ribbon

じいや蝋燭は身も心もトロトロにとけるのでございます。

原作のテイストをいかすなら
なんちゃって高校生で。
実年齢をすかすなら
それに応じたじっくりとしたアレンジが必要です。

恭平は大学で何を学んでいるのかとか
将来は何を目指しているのか
・・・などをきっちりと
設定しておかないと
絵空事になってしまいますからな。
体は大学生で心が高校生では
ちぐはぐで最悪です。

ふふふ、心の病への
認識も人それぞれですからな。

この作家は
発達障害のドラマの時も
ディティールはグダグダでしたが
あれはあれで情感に訴えた展開。
パニック障害を
その調子で
やられると
病に苦しんでいる人には
衝撃でございましょうね。

その点が一番気になりました。

お酒と同じで
先に酔った方が勝ちみたいなこと
云われても・・・なのでございます。

それはそれとして
幼くして親を失った子供の悲哀、
親がおかしくなってしまった息子のやりきれなさは
充分に伝わってきましたな。

この脚本の困難なところです。

桜あんぱん・・・うっとりいたします・・・。

投稿: キッド | 2010年3月14日 (日) 22時17分

cute●no choco●まこ☆ミキ様、いらっしゃいませ●no choco●cute

お嬢様、不毛地帯のセットに
魔女っこまこちゃんワールドを
オープンしましたぞ。

世界各国で魔法少女が
冒険するアトラクションを
多数ご用意しました。

お食事処のかまぼこハウスも
大人気でございます。

おすすめセットは
かまぼこバーガーのダブルチーズでございます。

チーカマセットというネーミングも
大人気でございますぞ。

じいやはなんちゃって高校生ものは
大好きなのでございます。
全員、出るとオチの感じが
たまりませんので~。

投稿: キッド | 2010年3月14日 (日) 22時23分

本作を見たとき、
パニック障害に陥った母親(麻生祐未)の演技がとても良いなぁ
・・・という論点ずれまくりの感想が真っ先に浮かびました(笑)。
身の回りに似たような人がいると、とても実感できます。

まぁ、いろいろ不足している要素が多いのは、
キッドさんほかの指摘通りでしょうから書きませんが、
亀梨くんは作品に恵まれないのですかね。
どうも数字が取れないことが多く。
山Pとの違いが何なのか気になります。

あと、大政絢は、NTVで深夜帯にアニメが放送されている
「君に届け」(原作が少女漫画だった気がしますが)を
実写ドラマ化する機会があったら、
ヒロインで起用したら良いと思います。
幽霊っぽくて怖い…けど実は可愛い(美人)キャラも
OKなことが、本作で周知されたでしょうから。

投稿: inno-can | 2010年3月14日 (日) 23時21分

carouselpony♬♬♬のだめデスヨ♬♬♬inno-can 様いらっしゃいませ♬♬♬のだめデスヨ♬♬♬carouselpony

まあ、情緒不安定の役柄は
麻生祐未の持ちネタのようなものですからね。

「窓際太郎の事件簿」なんて椿薫を見るために見るのです。

毎回、思うのですが
亀梨和也は申し分なく
役柄を演じているし
どんどん上達している・・・。

しかし、ファンが望む姿ではないし
一般人にも受け入れにくい作品に仕上がる。
そういう呪いにかかっているのだと思います。

この作品もキッドは苦言を呈していますが
かといってそれほどひどいわけではない。
見所もそこそこありますしね。

しかし、「プロポーズ大作戦」「コードブルー」
「ブザービート」という一連の作品にある
凄さがないのでございます。

それはやはり一種の呪いだと思うのですね。

その呪縛を越えると
もの凄い黄金期がくるのかもしれません。

まあ、何度も言っていることですか
大政絢には
「エコエコアザラク」の黒井ミサを
やってもらいたいのです。

もう本当にやってもらいたい。
その役を
できる季節は限られているから・・・。
エコエコケルノノス。

まあ、実写版・黒沼爽子をやるのも問題ないですが。

投稿: キッド | 2010年3月15日 (月) 06時21分

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