おかえり(堀北真希)ただいま(櫻井翔)昭和カバチ節・死闘篇(木南晴夏)
櫻井翔・昭和57年生まれ、堀北真希・昭和63年生まれ、木南晴夏・昭和60年生まれである。
ちなみに昭和天皇がまだ存命だったら今年は昭和85年だ。
昭和は遠くなりつつありますが、どっこい生きているといえるでしょう。
重森行政書士(遠藤憲一)「俺たちを誰だと思っているんだ。生れた時には携帯電話もパソコンも高嶺の花、アナログの印もゆとり世代も知らない・・・昭和の人間なんだよ」
まあ、昭和万歳です。
で、『特上カバチ!!・第9話』(TBSテレビ100314PM9~)原作・田島隆(他)、脚本・西荻弓絵、演出・韓哲を見た。どんな時代になっても詐欺にひっかかる人間がいるので詐欺罪が成立する。マルチ商法とか投資詐欺とか・・・どうしてどうして騙される人間がいつまでもいつまでもいるのか不思議である。
セクハラと恋愛感情のもつれの差異が理解できない田村(櫻井)は悩める相談者に対するボランティア活動に失敗。責任をとって大野組(組長・中村雅俊)に盃を返す。
田村を弟分としていた住吉(大野組系住吉組・堀北)は「あたしが親分にワビを入れるから考え直せ」と諭すが田村は拒否して食堂に就職する。
タマネギが目にしみる日々を送っていた田村だったが、世話になっている大家夫婦(渡辺いっけい・田丸麻紀)の店子で天涯孤独の老女・文子(大森暁美)が投資詐欺にあったことを知り、一肌脱ぐ決心をしたのだった。
田村「ばあさん・・・どうやって一千万円もためたんだ」
文子「たばこをやめたら一日300円、十日で3000円、一月で一万円、一年で12万円。十年で120万円、100年で1200万円だよ・・・人間その気になったら一千万円くらいすぐたまる・・・」
田村「・・・ボランティアばかりで事あるごとに自腹切ってると・・・そうもいかねえけどな」
文子「・・・バカにつける薬はないねえ」
さっそく、ホステスあがりの詐欺の女王で「私にお金を預けなさい」の著者・大河内(江波杏子)の経営するレアメタル投資詐欺会社に乗り込む田村。
しかし、幹部の金好(杉村蝉之介)と若手の銭鳥(田中幸太郎)に嵌められて無実の罪で逮捕されてしまうのだった。
内通している刑事のタレコミで事態を知った大野組若衆頭の重森は大野組長に直訴する。
「不出来な野郎でも子分は子分でさ・・・見捨てておけませんぜ」
「田村は破門にしたわけじゃない・・・盃は預かってるのよ・・・後の始末をどうしようとおめえたちの勝手だぜ」
証拠の残らぬあうんの呼吸で大野組長の気持ちをくみとり、舎弟の栄田(高橋克実)や客分の住吉組長とともに拘留中の田村に接見する重森だった。
「お前は・・・仁義をわきまえた男だ・・・渡世の義理はしっかり果たせよ」
「筋の通らねえことはしたくねえんだよ・・・あっしは・・・」
「馬鹿野郎、目先の小事にこだわってたら美しいお月さんを見損なうぜ・・・」
「兄貴・・・」
大野の愛人で弁護士の検備沢の姐さん(浅野ゆう子)に身請けされた田村は住吉組長とともに大河内組に殴りこみをかけるのだった。
「覚悟はいいかい」
「こんなおいらのために・・・すまねえ」
「野暮はいいっこなしだよ・・・きっちりカタをつけな」
「やっちゃる・・・大河内の首とったる」
田村は大河内の悪事を暴き、警察に売ったのであった。
こうして、町には平和が戻ったのだった。満月の下、住吉組長はスキップである。
大野組長は田村に盃を渡す。
「ほれ・・・お前の盃は戻すぜ・・・今度は下手を打つなよ。組の代紋に泥を塗るような真似しやがったら、今度は俺がお前をたたっきる」
「・・・大野の親分・・・」
田村を見つめる住吉の目にもキラリと光るホの字が浮かぶのだった。
「まったく・・・世話のやける弟分だよ・・・」
「・・・住吉の姉御・・・」
しかし、黒幕(竜雷太)の登場で仁義なき戦いはついにクライマックスを迎えるのだった。
「何者なんだい・・・あいつは」
「・・・あっしの実の親なんでさ・・・」
「ええーっ」
驚愕する一同だった。
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火曜日に見る予定のテレビ『泣かないと決めた日』『まっすぐな男』(フジテレビ)『相武紗季の霧の旗』(日本テレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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