尋ね人は誰ですか?見つけにくい人ですか?(鈴木理子)
さて、どうやら今回も木村拓哉のドラマは5/10スタートらしい。
つまり、ゴールデン・ウィークを過ぎてから始めるということである。
その戦略的価値はさておき、特別扱いには間違いない。
とにかく、月曜日の番組の話は五月まで待ってくれということである。
まあ、神話や伝説を維持するのはそれなりに神経を使う作業なのだと思う。
キッドにはふとモチベーションという言葉が連想される。
モチベーションをどう訳すかは人それぞれだが、一般的には「動機づけ」という言葉が無難なのだろう。
キッドはもう少し、「意欲」とか「やる気」と言ったニュアンスを感じる。
怪しい心理学用語なので本当のところは不明なのである。
ともかく、人間を含む生物の行動の要因を示す言葉なのである。
スポーツ選手が語る言葉に登場する場合がキッドには一番もっともらしく感じる。
「大事な試合が近付くと自然にモチベーションがあがる」とか「オリンピックの後での世界選手権ではモチベーションが高まらない」とか「モチベーションを失ったので引退する」とかそういう感じである。
この場合、モチベーションを感じる人々にはなんらかの目標があることがわかる。
その目標に到達するために心を動かす力が「モチベーション」なのである。
その力は心理学的には二つの基本があるという。
一つは「成功を望む心」そして一つは「失敗を畏れる心」である。願望も恐怖も計測不能な心理であるから実際は漠然とした何かに過ぎない。しかし、多くの人々はそれを共感することができるのである。
コーチは選手の尻をたたき、「成功を目指せ」と囁き、「失敗を怖れるな」と叫ぶ。
しかし、なぜか人々は理屈通りには動かないことも多い。
時には「成功を恐怖したり、失敗を待ち望んだり」さえするのである。
キッドはいつも理屈に合わないものを心理と呼びたくなることがあります。
高みに上れば上るほど、墜落のショックは大きい。ある程度の高さになれば見える景色はそれほど変わらない。
恐怖は高まり、成功の甘みは薄まる・・・それでもモチベーションを維持することの困難さ、不可思議さあるいは高貴さ・・・それを願うモチベーションもまた存在する。
期待に応える人々を愛したくなるのは実に自然なことなのでございます。
たとえば視聴率というのはその指標なのである。
本題に入る前に恒例の週末の視聴率チェック。「わが家の歴史・第一夜」21.2%(柴咲コウとったな)、「三丁目の夕日」*7.3%(堀北真希あわせて28.5%)、「警部補矢部」11.7%(まあまあだな)、「トラブルマン」*2.6%(そこそそこだな)、「大仏開眼・後編」11.1%(石原さとみとったな)、「第二夜」18.4%(長澤まさみとったな)、「鉄道捜査官」12.2%(沢口靖子意地をみせたな)、「第三夜」21.1%(螢倉奈々とったな)、「カリブの海賊」16.1%(カリプソとったな)、「龍馬伝」↘18.4%(広末涼子とったな)・・・以上。
で、『月曜ゴールデン・捜し屋★諸星光介が走る!5』(TBSテレビ100411PM9~)脚本・石倉保志、演出・山田大樹を見た。・・・ある意味、二時間ドラマの帝王もかなり長くモチベーションを保っているわけである。もう・・・いつからそうなのか思い出すこともできないほどだ。で、今回のパートナーは姪の諸星直子(鈴木理子)である。・・・いや、弁護士の支倉珠希(床嶋佳子)だろうという意見もあるだろうが、キッドは伯父である探偵・諸星光介(船越英一郎)の逃げたペット捜し業務を手伝う直子目当てで見てますから。
鈴木理子と言えばドラマ「がきんちょ~リターン・キッズ」でもも(美山加恋)とコンビを組むコマチである。船越英一郎はフジテレビの金曜プレステージ枠で「外科医鳩村周五郎」というシリーズを持っていて、こちらのヒロインは美山加恋である。
つまり、船越は「がきんちょ」二人を両方とも相手にしているのである。天晴れだ。
お茶の間にモチベーションがあるように、子役にもそれはあるだろう。
子役のモチベーション・・・それはひとつの伝説である。たとえば、杉田かおるの「今」しか知らない人々には「パパと呼ばないで」(1972年)の頃のチー坊のパフォーマンスの高さを知らないのである。そして安達祐実の「今」しか知らなければ「家なき子」(1994年)のすずのパフォーマンスの高さを知らない。そして場合によっては美山加恋の「僕と彼女と彼女の生きる道」(2004年)の凛ちゃんのパフォーマンスの高さを知らなかったりもする。
幼くして絶頂にあった子役たちのモチベーションの維持・・・それもまた実に難解なものなのである。
昔からお芝居の世界には「子役と動物には勝てない」という掟があるわけだが、子役も動物も期間限定なのである。成長するし寿命がくるしだからだ。
そこには宿命的な越えられない壁がある。
その壁を越えて輝く杉田かおるはやはり賞賛に値するのである。
いわば、子役あがりの女優はアイガー北壁の登頂成功者なのだな。・・・徐々に意味不明だぞ。
今、現在も恐ろしいほどに輝いている子役たちがいる。
その何人が杉田かおるになるのかは不明だ。
しかし・・・ひょっとしたら・・・彼女が・・・という思いで鈴木理子を見る。
それもまたお茶の間のモチベーションの持ち方なのである。
そうでなかったら、裏口入学関係者のトラブル、実力以上の学校に入学してしまった学生のジレンマ、その欲求不満の捌け口となって苛められたできる子の事故死、その事件を隠滅しようとする大人たちの欲望の結末なんていう・・・どうでもいい話に二時間も付き合うのはなかなかに困難だからである。
とにかくキッドの場合はねーっ。
それに対して深夜アニメの「荒川アンダー ザ ブリッジ」(テレビ東京)なんていうのはあえてモチベーションを高めなくても見れるのがまた不思議なのである。
なんだろう・・・金星人を名乗るアヴリル・ラヴィーン・タイプの橋の下の美少女が好きなのかな・・・やはり。
矢野顕子としか思えないやくしまるえつこの主題歌「ヴィーナスとジーザス」も好きだ。
ついでに昨日、『帰ってきたアニソン三昧』開催が発表されたことを告知しておきたい。
関連するキッドのブログ『キャットストリート』
水曜日に見る予定のテレビ『ERⅩⅢ』(NHK総合)『臨場』(テレビ朝日)『Mother』(日本テレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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