« 女の敵は女で女の味方も女・・・男はみんな人でなし(北乃きい) | トップページ | 15才(岡本杏理)と17才(岡本あずさ)と18才(有末麻祐子) »

2010年4月 1日 (木)

ゲゲゲの電信柱とモロッコの好きな姉(足立梨花)

さて・・・放送時間を変更した「連続テレビ小説」の第82作目である。

コミック作家水木しげるの妻を主人公とする作品。月、火は布美枝7才を菊池和澄が、水からは布美枝10才を佐藤未来が演じている。この後、布美枝大人を松下奈緒が演じる。電信柱(のっぽ)の布美枝ということでオーディション抜きで松下がキャスティングされたらしい。身長174センチがのっぽなのかどうかは微妙だが、それ以下をチビとするには問題あるので中肉中背の幅があるのだな。

のっぽを強調するために子役もぐんぐん交代なのである。

比較のために配置された幼馴染チヨ子(小西風優)は小柄なのである。次のチヨ子(鍋本凪々美)も小柄だ。

チヨ子大人は平岩紙(161センチ)となるのである。この13センチの差がのっぽを生み出すのだな。

まあ・・・チビたちは自分より身長に恵まれたものをのっぽと呼ぶ。そうでないと自分たちがチビになるからである。

もう、この辺りのニュアンスが朝から爆笑なのである。

視聴率は(月)14.8% (火)15.5% (水)14.8%と程よい感じで推移中である。

で、『ゲゲゲの女房・第1回~第4回』(NHK総合100329AM8~)原作・武良布枝、脚本・山本むつみ、演出・渡邊良雄を見た。生い立ち篇はほのぼのムード満載でいい感じである。茉奈・佳奈の「だんだん」(2008)からすぐの島根県物語・・・「だんだん」(ありがとうの出雲弁)連発である。なんていうか・・・やはり島根県は日本人の心の故郷の一つなのだな。

根の国だけに・・・オバケのふるさととして相応しいのである。

日本には神もあれば仏もあるわけだが、仏には合掌するのに対し、神には再拝二拍手一礼するのが標準的礼拝儀礼になっている。

もちろん、その他にも拝礼法はあるが・・・簡略な禊としてはこれで理に叶っている。

礼も拍手も払いの変形である。

それでは「神」に対し、何故再拝するのか・・・という疑問が湧くのが普通である。

基本的に「神」には和魂(にぎみたま)と荒魂(すさみたま)がある。和みと荒みは陰陽から生み出される世界そのものである。

再拝はこの世界の二つの要素に対する礼なのである。

続く二拍手は入力と出力の儀式である。人間は生によって汚れる。神の気を宿すことにより、正気と邪気を分離し、邪気のみを払う。

こうして人々は清々しい己を得る。

最後の礼は払った邪気を吸収してくれた「神」への感謝ということになる。

初詣の儀式ではこれを意識する必要がある。

アニメ「君に届け」(日本テレビ2009)は最後に恋人たちの初詣で幕を閉じるのだが・・・その危うさは常にあるのである。

その危うさとは「恋に惑う」若者・・・特に女のタイプである。

とにかく・・・愛する異性とのひとときは彼女をとても幸せにするわけだが・・・それが実に危うい感じがするパターンというものがある。

「ゲゲゲ」ではそのパターンを演じるのは映画「モロッコ」(1930)の歌姫エイミー(マレーネ・ディートリッヒ)に憧れる飯田家の次女・ユキエ(足立梨花→星野真里)に間違いない。彼は父親の目を盗んで・・・男と自由に逢引をすることを幸せと感じるタイプなのである。こういうタイプは必ず痛い目を見ることが相場なのである。

それがわかっていながら・・・「輝き」に目を奪われるのがこのタイプ。

ちなみに「モロッコ」では外人部隊の浮気な兵隊トムとの恋に溺れたエイミーはトムの部隊を追って愛人として砂漠を彷徨うという展開です。

それを素敵なことだと感じるのが誠に危うい感じなのです。

それを心あるタイプはいつも心配げに見守るので一つの原型となっていく。

その究極の姿がドラマ『ER緊急救命室 ⅩⅢ』の冒頭に描かれるわけである。もちろん、その女は看護師のサマンサ・ダガード(リンダ・カーデリーニ)である。ろくでもない男との「輝く一瞬」の後に、愛する息子アレックスを授かるが・・・ろくでなしの父親を神と崇める息子のために散々な人生を送ることになる。離婚した夫は強盗を犯して逮捕され脱獄して息子を人質にとり逃走である。そのためにかっての看護師仲間のアビー・ロックハート(モーラ・ティアニー)は騒ぎに巻き込まれて子宮を失う破目になるのである。この手のタイプは自分だけでなく周囲を巻き込んで大惨事を巻き起こすことになるのだ。

まあ・・・そんな海外ドラマみたいな展開は朝ドラマではないと思いますけど。

そういうタイプの姉とは違い、引っ込み思案の布美枝は・・・「電信柱」と嘲笑されるのが嫌で・・・盆踊りにも参加できないタイプ。

それをまもなくお迎えが来てナレーターになる祖母の登志(野際陽子)は「身長が高くならないようにという願いをご先祖様を叶えることは出来ないが身長が高いことでクヨクヨしないですむようにはしてくださる。だから・・・お返しにご先祖様の好きな盆踊りを踊らないといけないよ」と言いくるめるのだった。

その言葉に素直に従う布美枝。

こういうタイプが「オバケで大儲けする片腕の男の妻」になれるということである。

人間が幸せになる道はいくつもあるわけだが・・・その道は多くの場合険しいのである。

関連するキッドのブログ『ちりとてちん

金曜日に見る予定のテレビ『里久鳴祐果の大魔神カノン』(テレビ東京)・・・総制作費10億円か・・・。

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

|

« 女の敵は女で女の味方も女・・・男はみんな人でなし(北乃きい) | トップページ | 15才(岡本杏理)と17才(岡本あずさ)と18才(有末麻祐子) »

コメント

指、来たっスね。という意味不明のキャッチコピーから幾星霜。『てるてる家族』以来の素敵なキャスティングの朝ドラが毎朝の愉しみです。

足立梨花→星野真里なんてもう見てて幸せすぎます(笑)。顔の形が違いすぎると思いますが(^^;。

平岩紙も、『仮面ライダーアギト』からずっと注目してます。

投稿: 幻灯機 | 2010年4月 1日 (木) 21時58分

movie✪マジックランタン✪~幻灯機様、いらっしゃいませ~✪マジックランタン✪movie

EM・ONEの松下奈緒(2007年)

「イー・モバイルでユビキタス」
「指、来たっスね」

・・・ユビキタス(神の遍在)は定着しないだろうと
思いましたが案の定でございました。

まだネット社会の方が残っている。

しかし・・・現代はもはや社会という言葉が
特殊化しているかも。

ある意味、社会なき社会こそが
ユビキタス社会であるということかもしれません。

ふふふ・・・
「てるてる家族」(2003年)の岩田四姉妹は
強烈ですな。
長女(紺野まひる)
次女(上原多香子)
三女(上野樹里)
四女(石原さとみ)

まさに子宝に恵まれすぎでございます。

この中で最もスターになっているのが
上野樹里というのも凄い・・・。

ゲゲゲはとにかく妖怪やコミック作家が
どれだけ出るのかが楽しみです。

つげ義春には出てきてもらいたい。

悪魔メフィストにも・・・。

出ないかも・・・。

投稿: キッド | 2010年4月 2日 (金) 13時23分

ゲゲゲの女房、毎日見ようと思いつつ、
土曜日のBS一挙再放送に頼らざるを得ない状況で。。
ぼちぼち見てますが、温かな雰囲気が好きです。
キャストも含め、「てるてる―」以来の傑作になる予感がします。

関係ないですが、4月1日から東京メトロのイメージキャラクターが新垣結衣へ。毎日駅の液晶ビジョンでガッキーが見られるのが、最近のささやかな幸せです(笑)

こうなったら、コード・ブルーのヒロイン皆が各一回イメキャラやってほしいもの。新垣→戸田→比嘉・・・毎日、メトロで卒倒しそうですっcoldsweats01

投稿: inno-can | 2010年4月 3日 (土) 01時19分

carouselpony♬♬♬のだめデスヨ♬♬♬inno-can 様いらっしゃいませ♬♬♬のだめデスヨ♬♬♬carouselpony

プライムタイムが特番に占領される季節。
チャンネルはたくさんあるので
見るものに不自由はしないのでございますよね。

っていうか・・・ありすぎ。

チバテレビで元祖「機動戦士ガンダム」とか見ても
レビュー対象にはならないし・・・。

米国版「仮面ライダー龍騎」である
「カメンライダー・ドラゴンナイト」とかを見ても
大味すぎてなんだかな・・・ですし。

しかも、東京ローカルの番組が
ほとんどですしね~。

そこへ東京メトロの話題。

まあ、篤姫は今
ヒマラヤほどの消しゴムひとつ
楽しいことをたくさんしたい
ミサイルほどのペンを片手に
面白いことをたくさんしたい
で爆笑(多重人格)なので
交替してもいいのですな。

ふふふ、新垣→戸田→比嘉の
東京メトロ・リレーよろしいですな。
沖縄→神戸→沖縄で
ちっとも江戸っ娘じゃないところが
国際都市でございます。

投稿: キッド | 2010年4月 3日 (土) 12時12分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/83353/34032261

この記事へのトラックバック一覧です: ゲゲゲの電信柱とモロッコの好きな姉(足立梨花):

» 【ゲゲゲの女房】第4回(4/1)[盆踊りとご先祖様] [ショコラの日記帳]
今日から4月。今日は、暖かいですが、風がとても強いです。布美枝(佐藤未来)は、おばば(野際陽子)の助言で、盆踊りに出ることにしました。残念ながら、1等は取れませんでした。てっきり、1等を取って、ラムネを貰えるのかと思いましたが・・・優勝賞品のラム...... [続きを読む]

受信: 2010年4月 1日 (木) 19時15分

» 連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」第1回 [日々“是”精進!]
ゲゲゲの女房新・朝の連続テレビ小説。今作から朝8時スタート第1週「ふるさとは安来」第1回昭和14年、島根県の大塚の呉服屋の三女・7歳の飯田布美枝は、生来の引っ込み思案。厳格な父・源兵衛、控えめな母・ミヤコ、優しい祖母・登志、そして兄弟たちという大家族の...... [続きを読む]

受信: 2010年4月 1日 (木) 19時59分

» ゲゲゲの女房 第1回 無難な感じ [レベル999のマニアな講義]
第1週『ふるさとは安来』昭和36年、飯田布美枝(松下奈緒)の見合いの日父・源兵衛(大杉漣)母・ミヤコ(古手川祐子)に急かされながら、準備が整い。。。。やって来たのは、村井茂(向井理)。。。“水木しげる”という漫画家だった。。さかのぼること。。。。20数...... [続きを読む]

受信: 2010年4月 1日 (木) 21時51分

« 女の敵は女で女の味方も女・・・男はみんな人でなし(北乃きい) | トップページ | 15才(岡本杏理)と17才(岡本あずさ)と18才(有末麻祐子) »