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2010年4月22日 (木)

祈りを忘れたMotherとサイズ違いの黒い靴(松雪泰子)

「臨場」第三話には制服警官・永嶋(平沢浩行)が登場する。第二話が犯人・制服警官だっただけに「また?」と思うキャスティングだった。しかし今回の事件は顔見知りの主婦の犯行だったわけで容疑者の一人の被害者の妻(この後は温泉旅館の仲居はるちゃんになるのか中原果南)は自殺に見える現場を他殺に偽装しただけなのでお目こぼしされるという融通の利いた展開。とにかく平沢はコード・ブルーの冴島の彼氏・田沢を演じた役者である。犯行現場で立哨しているだけで怪しいので単純な事件を軽くミス・リードしていた。思わせぶりなセリフもあり・・・できれば今後何か恐ろしいことをしでかして再登場の伏線だとニヤリとできるのである。ちなみに大人気だった「仁」の坂本龍馬(内野聖陽)に対して千葉重太郎(平沢)だった。まあ・・・単なる縁故出演の線もあるが・・・原作では永沢武文巡査部長と言えば・・・。

両親がそろっていない子供はいつの時代にも生れる。両親ともいない子供も珍しくはない。それでもあるべきものがいない不自由さはそこはかとなく痛いものだ。

直接的にしろ、そうでないにしろ・・・最近のドラマはそこにひどくこだわっている気がする。

まあ・・・親と子の関係は人生の核心だから当然だという考え方もあります。

スッキリした水曜日のダンスは

「臨場」・・・17.9%↗18.6%↘16.7%

「Mother」・・・・・・11.8%↗12.0%

ちなみに編成が危険な冒険を続けるTBSテレビの「海外ドラマIRIS」は10.1%でスタート。ものを作る姿勢を局が失ったら後は衰退するだけだと思うけどね。

で、『Moher・第2回』(日本テレビ100421PM10~)脚本・坂元裕二、演出・水田伸生を見た。関東地方では第一話再放送→第二話というラインに乗り苦しい視聴率的な立ち上がりが漂うのだが中身は紛れもなく傑作の風格である。よどみなく追い込まれ、よどみなく絆を深め、よどみなく人間模様が描かれていく。生みの母、育ての母が交錯し、孤独な人間を組み込む制度が浮かび上がる。何度か書いているが幼くして親がないのが孤児の孤、年老いて子がないのが独身の独。二つあわせて孤独である。親を亡くして孤になり、親子関係に失望して独の道を選ぶ。孤独を愛する人間は別として知らず知らずのうちに孤独の道を歩いている人間はふと立ち止まるいい機会だと思う。あるいは孤と独がめぐり合いますように。

どこか崩れた雰囲気の漂う雑誌記者・駿輔(山本耕史)は「少女行方不明事件」を追う。その取材態度は強引であり、無遠慮に少女の教室に踏み込むのである。適当に善良な女教師・三浦(水野顕子)は形式的な拒絶の姿勢を見せる。行方不明の少女・道木玲南(芦田愛菜)の情報を漁りに来た駿輔は教室にのこされた「たんにん・すずはらなお」の文字を発見する。

「この人って・・・オレの知ってる人かも・・・」

そこへ、鈴原奈緒(松雪)の下の妹の果歩(倉科カナ)とその恋人・耕平(川村陽介)が現れる。こうして消えた少女と消えた女教師を捜索する合同チームが誕生したのであった。

駿輔は仕事だから仕方ないが、果歩と耕平は暇なのである。っていうか小学校、不審者簡単に入れすぎだ。まあ、現実もこんなもんだがな。「ER」では他人の子供のサッカーの試合を応援したりすればモリスは袋叩きになるわけだが。日本人は基本暢気なのである。そのくせ何か起これば大騒ぎで・・・まあ、いいか。

離婚する親が多い以上、再婚する親も多い。

血縁のない親子関係をやっている人々も多いだろう。そしてその関係の良否も様々である。ひどい親もいればひどい子供もいる。しかし・・・基本的に責任は親に帰する。責任という言葉を知っていればだが。

複雑で美しい日本語は失われつつあるが・・・その中で敬語の消長は甚だしいと言える。もちろん、衰退の方向にである。誰ともタメ口をたたくのはフランクな感じもするが大人の責任をそれだけ軽減しているとも言える。目上に対する言葉使いが消えれば目上の肩にのしかかる責任も消えるのである。見ず知らずの人に敬語を使うことは最低限の礼儀である。礼儀は抑止力の一種である。それを使わない人間はある意味、無防備なのだが。

小学生である玲南はその言葉を使いこなす前に偽りの笑顔を覚える。

そして苛酷な現実の中で・・・玲南は消え、継美が誕生した。

しかし、幼い少女にとって新しい人格である継美になりきるのは簡単なことではなかったのだ。継美の中で玲南は抵抗する。

そのために教え子を救うためにかりそめの母親となった奈緒は「お母さん」と「先生」の間を右往左往するのである。

寝台列車・北斗星の中で幼い少女は逃亡者としてあるまじき失点を重ねていく。

誘拐犯であると同時に継美の仮の母親となった奈緒は早くも幼い子供の「裏切り行為」に手を焼き始めるのだ。

車内を冒険する継美は最大の関心事である「食」について「食堂車」を発見して興奮し、「お母さん」と呼ばれるべき奈緒を「先生」と呼ぶ。

そして車内で知り合った男の子に「継美」ではなく「玲南」を名乗ってしまうのだ。

誘拐犯である奈緒はあわてふためくのだった。

「・・・なんてことするの・・・私たち・・・見つかったら・・・終わりなのよ」

「・・・」

「ほとぼりがさめるまで・・・大人しくしていて」

「みんなが・・・私を忘れるまでってこと」

「そうよ」

「・・・わかった・・・玲・・・継美はがんばるよ・・・」

そこで男の子が怜南を探しにくる。

「玲奈ちゃん・・・どこ・・・一緒に遊ぼうよ・・・玲奈ちゃん」

もはや、ホラー・レベルの恐怖である。

パニックに襲われた奈緒は宇都宮駅で途中下車するのだった。

監視カメラの目も怖い身の上なのである。

奈緒の逃走計画。

東京行きのバスに乗り・・・都内のホテルに身を隠す。そして身の振り方を考える。

しかし、幼い継美はその足を引っ張るのである。

お母さん・・・トイレに行きたくないかしら・・・トイレに行きたいの・・・トイレに紙がないの・・トイレの鍵が壊れているの・・・。

子供にとって見知らぬトイレの個室は異常に恐ろしいものである場合は多い。仕方なく奈緒は玲奈の用便に立ち会うという衝撃の体験をして・・・うっかり駅のトイレの入り口に荷物を放置するという大失態を演ずる。

もはや、来日外国人がいたるところで目を光らせていることを忘れるなんて・・・。置き引きは外国人でなくてもするだろうが。

一瞬で所持金をほとんど失った奈緒だった。

しかも、逃亡者である以上、警察に届けることもできないのだった。

サイフにはお情けとして残されたのか・・・一万円札が一枚・・・小銭も奪ったのにか。

(新しい・・・ママが・・・しくじった・・・それとも私がいけなかったのか)

継美は恐怖と慈愛を同時に感じる。

「私は・・・何をしているのか・・・」

奈緒の言葉に継美は慄く。

「もう・・・後戻りはできないのに・・・」

奈緒の言葉に継美は安堵する。

(新しいママはドジだけど・・・それなりに賢い・・・先生だもの・・・ただ)

奈緒は何かを思いついたようだった。再び目的地が出来たらしい。

しかし・・・継美には差し迫った問題があった。

(新しいママの買ってくれた黒い靴)

その問題点について話し合うことは新しいママの気分を損ねないだろうか。その結果について継美は予測がつきかねるのだった。小学校一年生が母親を捨てる決意をするにはそれなりに長い葛藤があったからである。

その頃、昔のママ道木仁美(尾野真千子)はマス・メディアの注目を浴びていた。

果歩と耕平のドライブ旅行に割り込んだ駿輔はその姿をカメラに収めるのだった。

恋人たちは強引な駿輔になんとなく支配されていた。

奈緒と継美はバスにのり、田舎町のとある児童養護施設に向かっていた。

奈緒が実母に捨てられ、五歳から七歳までを過ごした「もものいえ」である。

そこには寮母の「ももこさん」が居て、幼い奈緒にひとときの安息を与えてくれた。

「大きくなれ、大きくなれ」が口癖のももこさんは「きっと子供たちを太らせて売り飛ばすつもりだ」と思っていたと継美相手に軽口まで語る奈緒だった。

おしゃべりになった新しいママを注意深く見つめ、偽りの笑みだか本当の笑いだか本人にもわからない笑顔を見せる継美だった。

「大丈夫・・・慈善事業だから・・・私と私の娘を一晩くらいは泊めてくれる・・・あなたを預けることができれば・・・私も自由に動けるし・・・」

(新しいママは・・・私を預けて・・・逃げたりしないものかしら)

継美の心は揺れ動く。

しかし、「もものいえ」は荒廃していた。荒れ果てた庭のさび付いたブランコにいるのは桃子(高田敏江)という老婆だった。ももこさんは萎んでいて認知症を発症しているようだった。ももこさんは自称六歳だった。

(あら・・・まあ・・・新しいママの目論見は・・・ハズレが基本みたい)

だが、社交家として腕利きの継美はさっそく放置された玩具のチュースケを使って桃子との関係を構築し始めるのだった。

(とにかく・・・ここで休んで・・・黒い靴を脱ぎたいものです)

継美は継美なりに必死だった。

桃子さん、食べるものは何が好き?・・・私はイチゴ

ゴリラ

ゴリラを食べるの?

ノコギリ

ノコギリたべたらおなかがきれるよ

継美、桃子さんはしりとりをしているのよ

しりとり?

力士

シラサギ

銀やんま

ま・・・ま・・・まりもっこり(北海道ローカルのマスコットキャラクターである・・・阿寒湖のまりもに由来する・・・念のため)

継美と桃子のしりとりを聞きながら、奈緒は「もものいえ」にある食材で夕飯をこしらえた。

なにもかも変貌し・・・時の彼方に消え去ったように見えるもものいえに奈緒が幼い頃に使ったツバメの絵のついたご飯茶碗が残っていた。裏には「なお」の名前入りである。

割れもせず・・・30年も・・・そのままに・・・まるで奇跡のようなもの・・・しかし、陶器は思ったより長持ちするのかもしれない。人間が去った後もこの茶碗は残り続けるのかも。

継美はその茶碗を選ぶ。もちろん、「鳥の好きな新しいママ」に配慮した選択であるが、奈緒はもちろんその気遣いに気がつく気配はない。

奈緒はさしあたっての居場所が確保できたこと・・・それに安堵を感じるばかりなのである。

死んだように眠る桃子の枕元で奈緒は「もものいえ」の日誌を手にとる。

自分が過ごした30年前の古びた大学ノート。

そこには幼い奈緒の言葉が記されていた。

私はお母さんにはならないの

子供がかわいそうだから

生れるのはかわいそうだから

だから絶対にお母さんにはならない

幼い奈緒もまた詩人だったのである。

テレビでは「少女失踪」のニュースが伝えられていた。

そこには継美の実の母が映っていた。

アナウンサー「安否を気遣い・・・娘の無事の帰りを祈る母親」

奈緒は思わずテレビを消した。ハッとして振り返る継美。

「お母さんに会いたいの?・・・我慢しなくていいわよ」

「今の人・・・間違ってる・・・玲南ちゃんのお母さんは玲南ちゃんのために祈ったりしない・・・変なこと言ってるよね・・・」

奈緒は玲南を抱きしめた。玲南の痛みはよく分る・・・その傷跡は自分の心の中にもあるのだから。忘れていてもすぐに思い出せるほど深く・・・。

捜索トリオはまだ仁美の家に張り付いていた。

仁美は深夜、化粧をして愛人(綾野剛)の待つ部屋に出かけていった。

記者「子供が行方不明の母親がのこのこ愛人の家にいくのか」

女「そりゃ・・・不安だから・・・そういうこともあるでしょ」

男たち「・・・」

女「なによ・・・とにかく・・・時間の無駄だから・・・帰る」

妹から姉の消息が途絶えたことを聞かされた姉妹の母親藤子(高畑淳子)は・・・娘の身を案じた。

育ての母親である藤子は胸騒ぎを感じてとある女に電話をするのだった。

「あの子が・・・あなたのところへ・・・行っていないかと思って・・・」

「約束通り・・・私は一度も会っていません・・・あの・・・折り入ってお話しがあるのですが・・・」

電話の相手は理髪店「スミレ」の店主・葉奈(田中裕子)だった。

よく晴れた翌日・・・桃子と継美はすっかり意気投合していた。

二人は菜の花畑に散歩に行くと言う。

不安を感じながら奈緒は家に残った。そこへ村の駐在(大河内浩)が訪ねてくる。

奈緒は山本(偽名)を名乗った。

「10年前に・・・ご主人が亡くなって・・・施設も閉園したんだけども・・・ももこさんはここから立ち退かないってがんばってね。あんたのような施設育ちの子供たちにとって・・・ここはふるさとなんだからって・・・ふるさとがないのはかわいそうだってね・・・でも・・・さすがにあの通りお年だからさ・・・今日、老人用の養護施設に入る予定なんだ。まあ・・・あんた・・・今日これたのは・・・運が良かったよ・・・縁だよな・・・ももこさん、さぞや、喜んだろう・・・ここの施設の子の娘なら、ももこさんにとっては孫みたいなもんだろうし・・・」

奈緒は再び、パニックを起こした。

ピザを食べようとお腹をへらして帰ってきた継美はあわてふためく新しいママを発見して困惑した。

「ここから・・・逃げなくちゃ・・・」

「じゃあ・・・ももこさんはどうなるの・・・まだ六歳なのに」

「施設に入るのよ・・・もうすぐ人が来るの・・・だから逃げなくちゃ」

「じゃ・・・ももこさんも連れて行こう」

「無理言わないで・・・」

「じゃ・・・私もここにいる」

「わがままいわないで・・・」

「いいのよ・・・先生・・・無理しなくて・・・私は大丈夫だから・・・」

奈緒は突然、裏切られた気持ちで胸が塞がれた。継美はそんな奈緒を無視して桃子と会話を続ける。

どうしていいのかわからなくなった奈緒はもものいえから彷徨い出る。

路上で本当の親子が昼食の相談をしていた。

途方に暮れた奈緒はその言葉に継美の空腹を連想する。

少なくとも・・・母親でなくても・・・大人として子供に食事を与えなければいけない。

奈緒はもものいえに戻った。

食卓には食後の気配があった。

「ももこさん・・・つぐみにごはんを作ってくれたんですか・・・」

桃子は失敗して床に米を撒いていた。

「ごはんはたくさん食べなきゃだめだよ・・・大きくなれないよ・・・」

「ももこさん・・・私なおです・・・」

「まあ・・・お帰りなおちゃん・・・帰ってきたら手を洗わないとダメよ」

奈緒は座り込んだ。

「私・・・どうすればいいんですか・・・一生懸命、母親をやってるつもりなのに・・・あの子は・・・」

桃子はまだらボケの晴れ間に入ったようだった。子供とのふれあいが・・・懐かしい奈緒の存在が・・・心を急速解凍していた。

「十六」

「え・・・」

「16.5・・・靴のサイズが違うんだ」

「え・・・そんなはずはありません」

「あの子は・・・我慢してるんだ」

「そんな・・・あの子は言いたいことは言う子です」

「あんたと同じだよ・・・」

「私と・・・」

「あんたも我慢してただろう。お菓子を我慢して・・・テレビを我慢して・・・本当のお母さんを我慢してた・・・何故だい?」

「一度・・・捨てられたから・・・また・・・捨てられたくないから・・・」

「・・・正解」

奈緒は町の靴屋に走った。そして16.5センチの赤い靴を買った。

そして継美を捜索した。

継美は菜の花畑にいた。

「つぐみ・・・つぐみ・・・なんで返事をしてくれないの」

「・・・・はいはい・・・」

「ほら・・・これ・・・」

継美は赤い靴を見た。継美のもつれた心の糸は一本だけほぐれた。靴のサイズは継美の足にフィットした。足にちょうどいい靴は素晴らしい。継美は喜びを感じた。新しいママを少しだけ見直した。

「・・・お金・・・減っちゃったね」

「心配しないでいいわよ・・・ここで何してたの・・・」

「桃子さんとお花屋さんを始める準備・・・」

「わかった・・・こうなったら桃子さんと一緒に暮らそう・・・いざとなったら桃子さんも誘拐しちゃえばいいし」

「・・・お母さん・・・」

しかし、時すでに遅く、役所の人間が姿を見せていた。

帰宅した二人は物陰に実を潜めた。

桃子は最後の知を振り絞って・・・二人に別れを告げる。娘と孫は誰かに追われている。なんとしても逃がさねばならないのだ。それがふるさとの意地の見せ所なのである。

「チュースケ、出てきちゃダメだよ・・・ここにはこわいおじさんがたくさんいるから。だからバイバイだよ。・・・つぐみちゃん・・・楽しかったよ・・・お花たくさん・・・ありがとうね・・・なおちゃん、お母さんになったね・・・よかった・・・なおちゃんがお母さんになってくれて・・・ありがとう・・・なおちゃん・・・バイバイ・・・バイバイ・・・」

「ももこさん・・・あなたのおかげで・・・私は・・・お母さんになれました・・・ごめんなさい・・・何もできなくて・・・」

「いいんだよ・・・なおちゃん・・・でもバイバイだよ」

桃子は去って行った。古びた廊下にはチュースケだけが残っていた。

継美は泣いた。もう一人の自分・・・六歳のももこのために泣いた。

奈緒もまた泣いた。もう一人の自分・・・継美のために泣いた。

鈴原の家では藤子と次女の芽衣(酒井若菜)が会話していた。

「奈緒ちゃん・・・教師をやめたって・・・」

「そんな・・・私、向こう(結婚相手)のお母さんに姉は教師してますって言っちゃったのに」

「お前・・・暢気だね・・・お姉ちゃんが行方不明だってのに・・・」

「そんな・・・どっか友達のところにでも・・・あの人に・・・友達なんていないか」

藤子は約束の場所へ出向いた。

そこには葉奈が待っていた。

「いえね・・・もしかしたら・・・あなたのところじゃないかって・・・」

「いえ・・・あの子にはあれから一度も会っていませんから・・・」

「で・・・話って何・・・」

葉奈は新聞の「身元不明の女性の死体発見」の記事の切り抜きを見せた。

「まあ・・・びっくりさせないでよ・・・大丈夫・・・駅で見かけた人がいるっていうから」

「・・・そうですか・・・」

奈緒と継美は東京の原宿に現れた。

そこには奈緒の義母・藤子の職場があった。

藤子の職場近くの喫茶店で藤子と別れた葉奈は駅に向かう歩道橋にいた。

継美を玩具店に残して奈緒は義母の職場に向かって歩道橋を渡った。

二人はすれ違った。

奈緒は藤子に電話をかけていた。義母に会って何かを相談するつもりだった。

しかし・・・葉奈は奈緒の姿を見て必死に無表情をとりつくろっていた。

「生きていた・・・」葉奈は物陰から奈緒の姿を見守っていた。まるで娘の身を案じる実の母のように・・・。

その時、「お母さん」と呼ぶ声がした。

継美が道路を挟んで歩く奈緒に手をふっていた。奈緒は継美に手をふりかえした。

葉奈はその光景に息を飲んだ・・・。

(そんな・・・まさか・・・いつのまにか・・・私がおばあちゃんに・・・なっている・・・長生きする小鳥を買えないこの私が・・・変な先生(市川実和子)に病院のトイレのスリッパ履きっぱなしを指摘されるこの私が・・・・・・・)

関連するキッドのブログ『第1話のレビュー

金曜日に見る予定のテレビ『森カンナの警視庁失踪人捜査課』『原幹恵の警部補 矢部謙三』(テレビ朝日)『岩佐真悠子のトラブルマン』『里久鳴祐果の大魔神カノン』(テレビ東京)『堀ちえみのヤンキー君とメガネちゃん』(TBSテレビ)『深田恭子のヤッターマン』(日本テレビ)ええとまあもうどうしていいか・・・・・・・・・・・・・・。

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。

皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

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コメント

ごめんなさい、間違った記事のTBをしてしまいました。
お手数ですが、削除しておいてください。

投稿: ピカードパパ | 2010年4月22日 (木) 17時20分

newmoonPluto・・・元第9惑星~ピカードパパ様いらっしゃいませ~Pluto小惑星番号134340newmoon

どうか、お気になさりませんように。
ご連絡、ありがとうございました。

投稿: キッド | 2010年4月23日 (金) 01時18分

文句なしの出来栄えでございます ̄▽ ̄b

ニュースキャスターの話を全く信じていない継美
そして、娘の予想通り

男との逢瀬を楽しむ母親はシビれますねぇ。


で、この作品は見せ場の作り方が上手いのは
BGMの使いドコロの上手さにもありそうです。

序盤はBGMを減らして
中盤から終盤にかけてBGMで
物語の雰囲気を更に深くしてくれます。

今期は物語とBGMがグダグダなものが
多い中でこういう作品の良さが特に目をひきます。

今期に関しては
他局、特にフジテレビには
こうした日テレのドラマ作りを
見習ってほしいもんです ̄▽ ̄ゞ

投稿: ikasama4 | 2010年4月24日 (土) 00時46分

pencil✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥pencil

キッドのブログとしては
再現性の高さは当然、
作品評価の高さの一つの指標になるわけですが
もちろん、好みであるということもございます。

なんとか、妄想に逃れようとしても
作品の呪縛が強くて
そのまんまになってしまうのですな。

そういう意味では
「キューティー・ハニーTL」レベルの
完成度の高さです。

お嬢様たちのダーリン出演作クラスでございます。

画伯がぞっこんになるのも
深く頷ける次第です。

ウォークマン以後の人々は
「世界にBGMがあるのは当然」と
考える人々もいて
全編にくまなく音楽をつけるのが
義務と考える病気にかかっている人もいるのですな。

「サウンド・オブ・サイレンス」という言葉を
吟味してもらいたいのですな。

静寂、しじま、沈黙

それらの中で
セリフが・・・物音が・・・表情が・・・
語ること・・・。

メリハリの基本です。

そういう味わいを堪能したいですものねー・・・たまには。

キッドはTBSテレビにも感じます。

まあ、十人十色でいいとも考えますが。(・o・)ゞ

投稿: キッド | 2010年4月24日 (土) 05時43分

はじめまして、MOTHER感想をクグっていてたどり着きました。
孤と独の解説が秀逸で身につまされました。かつて孤だった子供であり、順調(-"-;)に独の道を歩んでいる私としては(-_-#)ももこさんの「なおちゃんがお母さんになった、良かった」には、やられました
虐待を繰り返さないためには、子供を生まないことだと信じている女の人は割りといて、このシーンには自分の真の欲求を暴かれた気になるんじゃないかなとか思っていました。
その他各エピソードへの言及が私は意識してなかったことが多くて面白かったです。私はドラマをほぼ見ないのでMOTHERしか読みませんが、また3話以降の解説も読みたいです。では。

投稿: リンゴあめ | 2010年4月25日 (日) 03時56分

apple◉☮◉Mother~リンゴあめ様、いらっしゃいませ~Mother◉☮◉apple

遠路はるばるご苦労様でした。
キッドの母は捨て子でしたので
血縁はお前だけが・・・口癖でしたぞ。
まあ、ある意味特殊ですからな。

しかし、DNA鑑定でもしてみなければ
父親が誰かなんて
本当にはわからんものだ・・・
とキッドはなんとなく思っています。

まあ・・・「妊娠してるの」
「本当にオレの子か」は
あまりにも思いやりのない言葉でも
そう思ってもだまっとけ・・・
と考えるのが人としてのゆとりだと考えます。

他人の心を想像できるかどうかは
人間の価値を左右しますからね。

実子がいることを幸せに思う親もいれば
そうでない親もいる。
血縁がないことに悩むものもいれば
そうでないものもいる。
その中で同じ思いを感じれば
なんとなく和むし、
違う思いに気がつけば
新鮮な気持ちもする。
逆に同じ思いが重かったり
違う思いに反発したり
人間関係はもつれるのが基本ですし。

模倣は生物の基本。
逸脱は人間の基本です。
どちらが良いとも悪いともいえない。
しかし、キッドの場合は
語らずにはいられないのでございます。

また遊びにきてくださいね。

投稿: キッド | 2010年4月25日 (日) 04時46分

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