KEN・・・KENじゃないのか・・・ふっ(阿部寛)
KENといえば「結婚できない男」(2006年)でこつぶ(パグ)の演じるみちる(国仲涼子)の愛犬である。
阿部寛の演じる桑野とKENの愛の物語はきゅうりによって結ばれるのだが、今回の犬と新参者を結ぶのは「人形焼き」である。「犬に甘いものは毒」という俗説があるが・・・もちろん糖分の取りすぎは禁物であるが・・・「毒」とされるのは「チョコレート」である。
だから、「人形焼き」を食べさせることに特に問題はない。
まあ、犬は人間の食べるものは分かち合う。だからこそ長い付き合いになったのである。
もちろん、人間にもアレルギー反応に個人差はあり、当然、犬にも個体差はある。
人形焼きの食べすぎで死ぬ犬もあるかもしれないが・・・それは運命だと思う。
で、『新参者・第4回』(TBSテレビ100509PM9~)原作・東野圭吾、脚本・真野勝成(他)、演出・山室大輔を見た。今回は「薄皮たい焼銀のあん」の看板娘・奈々(沢木ルカ)の出番多めである。「イノセント・ラヴ」(2008年)で佳音(堀北真希)の少女時代を演じた少女である。現在12才であるが・・・一体、何才の役を演じているんだ?・・・学校はいいのかっ。戦略としてボーイッシュを強調しているのだが、普通に美少女なのであざとすぎる・・・という考え方もあります。
奈々「あんた、人生の時間を無駄にしてないか」
新参者「今日は客、少ないな」
奈々「完売だからだよ」
新参者「・・・」
もう、推理とかやめにしてこういう街の点描中心にすればいいのに・・・。
今回の容疑者リストからの削除。
寺田時計店の主人・玄一(原田芳雄)・・・「一人暮らしの女殺害事件」の被害者・峯子(原田美枝子)のブログに登場する男。公園で峯子に会ったと証言するが目撃者などの裏付けが取れないために疑惑が生じる。実は二人が会っていたのは日本橋蛎殻町の神社・水天宮だったのだが、この神社は安産・子授けの神としてご利益があるという売りなのである。玄一はチンピラ(心之介)と駆け落ち同然で家出した娘・香苗(波瑠)がいて不仲なのであるが、そのために妊娠した香苗のためにこっそりと安産祈願をしているのを知られたくなかった・・・という真相があった。
ああ・・・いい話だねえ・・・なんて到底思えない。
人が殺されているのである。そして犯人はまだ捕まっていないのだ。
そのために刑事たちは必死になって捜査をしているのである。
そんな刑事たちが無駄足を踏むと知った上で、自分の心情を大切にして嘘をつく。
そんな人間がいい人であるわけがない。
捜査妨害で逮捕してもらいたいくらいだ。
少なくとも土下座させるか・・・一時間くらいは説教だろう。
常識がないのにもほどがあるよなあ・・・。
時計屋の玄さんはゆとりじじいかっ。
ま・・・いいか。
さて・・・いよいよ捜査線上に被害者の顔見知りで、被害者の息子・弘毅(向井理)の同棲相手で、被害者と顔見知りであることを弘毅に隠している上に加賀刑事(阿部)の大学の茶道部後輩でもある亜美(黒木メイサ)が捜査線上に浮上してくるのだが・・・。
話数から考えて・・・亜美が犯人である可能性はぐっと低まるのである。
また・・・どうでもいい理由で・・・捜査を撹乱するのか・・・。
このドラマ・・・実は脱力系なんだよな。登場人物が全員、ちょっと発達障害を起こしているっていうか・・・まあ・・・現実の社会がそうなっていると言えばそれまでなんですがーっ。そんな庶民に従順に接する刑事たちの物語なのである。
松宮(溝端淳平)「時計直してくれて・・・ありがとうございました」
・・・じゃないだろう。
松宮「じじい、あんたがあんたの娘にどんなこだわりもってようと自由だけど、人が一人殺されてんだ・・・そして犯人は今もどこかで生きているんだよ・・・その犯人を一生懸命捕まえようとしている俺たちに・・・もう少し協力してくれてもバチはあたらねえんじゃねえか・・・」
玄さん「すまねえ・・・いい年して考えが及ばなかった・・・この通りだ・・・」
・・・こうじゃねえのかよ。
加賀「松宮・・・あんまり、じいさんを苛めるな・・・ボケてるんだから仕方ないんだ」
・・・ぐらいの話じゃねえのかよーっ。
まあ、波瑠と北川景子の区別がつかないじじいが言うのもなんなのですがーっ。
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水曜日に見る予定のテレビ『ERⅩⅢ』(NHK総合)『Mother』(日本テレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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