« 欠けた月の恋人はホームレス・・・変なことはしない(木村拓哉) | トップページ | 感謝しても感謝しきれない男と後悔しても後悔しきれない女のくらし(中谷美紀) »

2010年6月30日 (水)

野球は筋書きのないテレビドラマ、サッカーは筋書きのない劇場映画

アナログテレビの終焉に奉げられた供物としてのサッカーワールドカップ2010決勝トーナメント・日本VSパラグアイ戦。

もちろん、サッカーだって筋書きのないドラマといってもいいのだが、民放向きではない。45分ハーフという試合形式がCMの入れ時を彷徨わせるからである。

これが10分1ラウンドの九回戦というスタイルならサッカーは筋書きのない2時間ドラマの地位を確保できただろう。

まあ・・・とにかく・・・2010の日本の戦いは終りました。

優勝者以外は全員敗者というわかりやすい構図は・・・逆に誰も敗者ではないというきれいな言葉も生み出す。

本田は母親にメールを送る。「このチームが大好きだ。みんなと一緒にプレーできてこんなに楽しいことはない」

駒野の母親は涙ぐんだ。「皆さんに申し訳なくて・・・」

だが・・・敗北が決定した瞬間、チームメイトたちは項垂れる駒野選手の肩を抱き、背中をさすった。

その瞬間、青いサムライたちはひとつのゲームの敗者から別のゲームの勝者へと変転する。

プロ野球巨人戦がひとつの時代の仕事を終えアナログテレビから退場しつつあるようにアナログテレビも仕事を終え退場しつつある。

その最後に一花咲かせたサッカー中継。

前半・後半 57.3%

延長戦 61.2%

PK戦  53.9%

この試合を選択したTBSテレビが三唱する万歳は関東平野にこだました。

で、『2010ワールドカップサッカー南アフリカ大会・F組一位パラグアイVSE組二位日本・決勝トーナメント一回戦』(TBSテレビ100629PM1040~)を見た。日本時間23時キックオフ。翌30日午前1時45分にすべてのプレイが終了した。試合結果は前後半・0-0、延長戦・0-0、PK戦5-3で人口がほぼ千葉県と等しいパラグアイの勝利である。

ちなみにこの日、メグ・カナコンビで一世を風靡した女子バレーボール元全日本代表の大山加奈(26)は所属チーム東レを通じて引退を発表した。アテネ五輪(2004年)以来腰痛に悩まされ続けた苦闘に終止符が打たれたのである。カナ・・・。

TBSテレビは「うたばん」の後継番組である「ザ・ミュージックアワー」からプレトリア(南アフリカ共和国)と中継を繋いだ。元帝京高校野球部の石橋貴明が「はーい、やべっち」と呼びかけたのは極楽とんぼ(事実上解散状態)で元小樽潮陵高校サッカー部の加藤浩次である。

「やべっちではありません・・・」と現地中継司会者の加藤浩次は冷静に訂正した。

この後、石橋は「スッキリ!!」ネタもたたみかけたが加藤は「日本テレビではありません」と冷静に対応した。

この後、藤本美貴と高嶋ちさ子は焼肉ツアーのVTRを紹介、二人の肉食女子は肉を食べまくったのである。

この後、試合開始のホイッスルがなり、開始3分、サイドバック駒野が右から低い弾道のミドルシュートを放つ。日本は慎重にプレーをすすめて遠めから絶対に入らないシュートを何本か放った後でパラグアイの逆襲を受ける。フォワード・バリオスが日本陣地深くに侵入し決定的な場面。ゴールキーパー川島のファイン・セーブで得点を阻む。この後も川島は超ファインセーブ、こりゃもうだめかもはれんねセーブを連発していつも通りに危機をしのぐ。

パラグアイの猛攻は日本を圧倒し・・・守備の連続が日本チームの体力を削ぐ。長友も遠藤も累積二枚目のイエローカードを受けて次試合出場禁止。日本は後のないところへと追い詰められていく。もう、次の試合のことなんか考えていられないのである。

もっている男、本田が前半40分、決定的なチャンスを迎えるが・・・シュートは左にそれる。

後半、闘莉王が頭で合わせる決定的なチャンス、松井から替わった岡崎が本田からのパスを受け決定的なチャンス。ロスタイムに遠藤道のフリーキックを中沢が頭でおとし闘莉王が足を伸ばすが届かず。延長戦、阿部に替わった中村(憲吾)がシュートを放つが相手ディフェンダーが阻む。

激戦は果てた。

運命のPK戦。後攻めの日本は三人目の駒野がミス・キックし・・・天を仰いだ。

祈りは届かなかったのか・・・いや、勝負事は味方も祈れば敵も祈るのである。

パラグアイとしてはサッカーくらいは日本に勝ってもいいじゃないか・・・という気持ちが強いと思います。

岡田監督は「勝たせてやりたかった・・・私の力が・・・ちょっと足りなかった」と選手をフォローした。

特別ゲストの日本人初のセリエA優勝メンバー中田英寿は「PKは難しいし・・・しかし、日本はもう少し攻めていれば勝てた試合だった」と分析を始めるがそれをさえぎった身の程知らずの加藤浩次は「でも素晴らしい試合でした」と冷静にまとめたのだった。狂犬もすっかりお茶の間向きを意識するまでに成長したのだった。こんなにうれしいことはないよ。

さようなら・・・南アフリカワールドカップ・・・四年後に縁があったらまた会いましょう。

アナログ・テレビはすでに亡霊になっていたとしても。

関連するキッドのブログ『北京五輪

木曜日に見る予定のテレビ『毒トマト殺人事件』(テレビ朝日)『怪談新耳袋』(TBSテレビ)『プロゴルファー花』(日本テレビ)

ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。

|

« 欠けた月の恋人はホームレス・・・変なことはしない(木村拓哉) | トップページ | 感謝しても感謝しきれない男と後悔しても後悔しきれない女のくらし(中谷美紀) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/83353/35587505

この記事へのトラックバック一覧です: 野球は筋書きのないテレビドラマ、サッカーは筋書きのない劇場映画:

» 勝手にダブらせて。。。涙 [アンナdiary]
大健闘だったね。 [続きを読む]

受信: 2010年6月30日 (水) 13時32分

» 岡田JAPANプレトリアにて散る。パラグアイにPK戦の末敗れてベスト16止まり。 [日刊魔胃蹴]
グループEを2勝1敗・勝ち点6の2位通過で決勝トーナメント進出を果たしたサッカー日本代表、決勝T1回戦の相手は南米の強豪・パラグアイと対戦!パラグアイとは過去に1勝2敗3分けと負け越しています。韓国が敗れて「アジア勢最後の砦」となった日本代表、勝って史上初のベスト8進出を達成できるか? スタメンはこちら GK 21川島永嗣 DF 3 駒野友一 DF 4 田中マルクス闘莉王 DF 5 長友佑都 DF 22 中沢佑二 MF 2 阿部勇樹 MF 7 遠藤保仁 MF 8 松井大輔 MF ... [続きを読む]

受信: 2010年6月30日 (水) 15時27分

» 〔ワールドカップ〕延長、PK戦の末、日本代表プレトリアに散る [こちら、きっどさん行政書士事務所です!]
もう、何も書けない。 駒野が悪いんやない。 世界のベスト8の扉へ もう少し、ほんの少し、届かなかった。 それが「世界の壁」なのか? 我々は今日初めて「本当の世界の壁」を見たのかも知れない。 明日、もう少し頭が冷えてから また続きを書く。 日本代表、サム... [続きを読む]

受信: 2010年7月 1日 (木) 00時24分

» 惜しかった・・・・本当に [徒然”腐”日記]
前半・後半・延長戦・・・・・・・・越えそうで越えなかったゴールライン攻めて攻めて守って守ってそれはパラグアイも同じなわけだけどPKのあの一瞬ほんの数センチボールが浮かな... [続きを読む]

受信: 2010年7月 1日 (木) 06時31分

» マスコミに潰された岡田ジャパン。 [プールサイドの人魚姫]
パラグアイ戦を楽勝ムードに盛り上げてしまったマスコミとスポーツ解説者たち。PKの悪夢からいまだ覚めずにいる日本代表は、精一杯の笑顔で帰国したが、彼らに「済まなかった」と謝罪の言葉をかけるマスコミ関係者は一人もいな... [続きを読む]

受信: 2010年7月 3日 (土) 18時43分

« 欠けた月の恋人はホームレス・・・変なことはしない(木村拓哉) | トップページ | 感謝しても感謝しきれない男と後悔しても後悔しきれない女のくらし(中谷美紀) »