君と一緒に食べたかったそうめん(長瀬智也)薬味は生姜にして変態(樋口可南子)
くんずほぐれつである。
上になったり下になったりである。
一夜にして、樋口可南子と中島美嘉を組み敷くのである。
UはうぬぼれのU・・・しかし、キッドにとってはうらやましいのUだな~。
まあ・・・20才でデビューして30年選手の樋口可南子嬢とか天才的歌姫の中島美嘉嬢がある種の男にとってどれだけセクシーなのか・・・はかりしれないことがピンとこない人は多いかもしれない。
しかし・・・二人にのしかかり・・・見上げられることを想像するだけで下半身に電撃の走る男はきっと多いのである。
もちろん、キッドは今夜、連続感電状態だったのな。
とにかく、樋口可南子の老けなさも異常だよ・・・。
で、『うぬぼれ刑事・野心派(第3回)』(TBSテレビ100723PM10~)脚本・宮藤官九郎、演出・吉田健を見た。クドカンの脚本・演出が終わり、いわば通常営業である。そのためにかなり普通のドラマになっていました。しかし・・・その分、めざまし時計に重ねられた一瞬の駆け抜けるセクシー加減は・・・結構、いい味になっていたようです。とにかく、樋口可南子のM字開脚と・・・押し倒されて濡れた瞳の中島美嘉・・・このサービスは素晴らしすぎる。
先週は「ハウル」に木端微塵にされた癒し系、今週は糸井重里の「トトロ」と夫婦対決。ファミリー系は完全に捨てたいじましさがありますな。
ショート・カット、未亡人、元女子アナ・・・卍でベッドタイムアイズでときめきに死すヘアヌードの女王(樋口可南子)がうぬぼれ刑事(長瀬智也)のハートを直撃である。
しかし・・・うぬぼれ4は皆、彼女・・・青木たまえにひどい目にあっているのだった。
カメラマン穴井(矢作兼)は青木プロデュースのワインの宣伝をゴリ押しされ、パティシエ松岡(要潤)はスイーツをワインの肴にされ、プロフェッサー栗橋(坂東三津五郎)は生放送の討論番組で「エロ呼ばわり」されて号泣。ホームレス本城(生田斗真)は初出演のドラマの見せ場を補欠選挙に立候補したたまえの臨時ニュースで潰されるのだった。
男たちを絶対に立てない女・・・それが今回のヒロインなのである。
しかし、うぬぼれ刑事だけは立ててもらえなくても大丈夫。むしろ立つのである。
都心への通勤にはいささか遠い所沢に住むうぬぼれ刑事。
その住まいには苦い思い出があるばかりである。婚約者である里恵(中島)との新居だった住居で引越し当日、里恵はそうめんの薬味を買いに行ったまま・・・失踪したのだった。
女に逃げられてもマンションのローンは残る。
その悲惨さは・・・体験したものでないとわからない。ましてや・・・購入直後にバブルがはじけたりするとコンビニで売っているロープさえ凶器になりかねないのだ。
だが、強靭な精神力を持つうぬぼれにはその心配は無用だ・・・ただし、苦い思い出に決別するために・・・引越しはしたいのである。
そこに飛び込んでくる美しい未亡人の声。
たちまち・・・恋に落ちるうぬぼれだったが・・・声の主にはたちまち夫殺害の疑いが浮上するのである。
「もう・・・自分は・・・容疑者しか愛せないのでは・・・」と三回目なのでさすがになんらかの呪縛を疑ううぬぼれだった。
だからといって愛さずにはいられない主人公なのである。
「自分は悲しいかな・・・埼玉県民なので東京選出のあなたに投票することはできない・・・しかし、愛のボランティアをさせていただきたい・・・」
うぬぼれ刑事の申し出に・・・後暗いらしいたまえは迷惑を感じるのだった。
死んだたまえの夫は議員だったたまえの父親の秘書の一人。全く野心のない男だった。
そこに浮上した献金疑惑・・・しかし・・・それはたまえの父親の代から続く不正献金だったのである。
青木一族の会議の結果、青木を自殺させることで決着することになるが・・・青木は命を惜しんだのだった。
そこで・・・たまえは夫を毒殺したのである。
選挙の開票当日・・・例によって・・・逮捕とプロポーズを選択させる・・・うぬぼれ。
男ならプロボーズ一本にしぼりたいところだが・・・それではお約束にならないのである。
実は・・・夫を殺した後で・・・夫を愛していたことを悟っていたたまえ。
罪をつぐなうために・・・結婚成就だるまではなくてピーポくんを選択するのだった。
一件落着後・・・失恋を根こそぎ拾うために現場に戻るうぬぼれ刑事。
「あなた・・・起きて朝よ・・・」
優しく夫を起こす妻としてのたまえの声にうぬぼれは傷心しながら・・・人のぬくもりを感じる。
自らを愛するものは常に希望を失わないのである。
さあ・・・来週は戸田恵梨香登場である。犯人と死体の二役って・・・やりたい放題だな。
しかもジブリ・シリーズはないのである。遠慮か・・・日本テレビ遠慮なのか。
顔→手→声と来て・・・次は「何」に惚れるのか・・・楽しみです。
関連するキッドのブログ『第2話のレビュー』
日曜日に見る予定のテレビ『龍馬伝』(NHK総合)『多部未華子のGM・踊れドクター』(TBSテレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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コメント
>どれだけセクシーなのか・・・はかりしれないことがピンとこない人は多いかもしれない
そうですね、鼻濁音が出ないとか、演技が大根とかって中島美嘉を攻撃するネットニュースもあるぐらいですから^^;。
もう完全に(あらゆる意味で)ファミリー路線捨ててますよねえ、でもそういう潔さが好きだったり。クドカン演出はやっぱり最強だけれど、こういうしっとりした感じも気に入りました。
タイトルも、初恋篇→癒し系→野心派と続き次回は「地元流」(センスがよろしくて)。戸田恵梨香がうぬぼれ君...て青春ドラマの体(?)でやるなんて、益々楽しみですね♪
投稿: inno-can | 2010年7月24日 (土) 16時33分
イヤー暑いですね~☆
キッドさんも熱中症には気を付けて下さい!!
声を出して笑いながら見るドラマは久しぶりです☆
加藤あいさんに続き蒼井優さん!!に樋口さん!!
蒼井さんは「亀は以外と早く泳ぐ」?邦画で好きに
なった女優さんなので堪能させて頂きました♪
クドカンは長瀬君の素晴らしい所を引き出しながら
生田君始め脇も素晴らしい!!
好き嫌いがハッキリ分れそうな作品ではありますが
最後まで頑張って欲しいな~♪
久しぶりに待ち遠しい金曜日になってます!!
来週から本命の三木&オダジョー&ふせさんが見られる!
楽しみです♪
投稿: ユキヒョウ | 2010年7月24日 (土) 20時14分
♬♬♬のだめデスヨ♬♬♬inno-can 様いらっしゃいませ♬♬♬のだめデスヨ♬♬♬
しっとりしていましたよね~。
なにしろ、女性に対する守備範囲が
異常に狭くなった男たちの時代。
三十路も無理と感じる人には
五十代の樋口可南子嬢は
まさしく想定外なのかもしれないのに・・・。
このセクシー加減は
恐れ入谷の鬼子母神でございます。
・・・その表現はどうなのか。
一方、中島美嘉は
まさしくエキゾチック。
食べられちゃいそうなものを
食っちゃいたい・・・。
肉食系の草食動物みたいな
複雑な心理のメカニズムを要しますからな。
・・・どんな機能だよ。
ああーっ、
もうすぐやってくる
「うぬぼれ」「熱海」「モテキ」
と続く真夏のバミューダ・トライアングル・・・。
(一部地域をのぞく)
金曜日はエルドラド・・・たとえ猛暑でも・・・
生き抜いてみたい・・・今日この頃でございます。
投稿: キッド | 2010年7月25日 (日) 06時09分
絶滅危惧種~ユキヒョウ様、いらっしゃいませ~山下君愛好
暑中見舞いありがとうございまする。
いらっしゃってくださるだけで
抜群の清涼感・・・。
言葉の威力でございますねーっ。
ふふふ・・・金曜日は
クドカン→三木聡→大根仁と
兵どもの夢が花開きますな。
きっと心がくすぐられすぎて
ウキキキーッな気分になる勘定でございます。
前後は申し分ないので
気をもたせて
なかなか始まらない
真打の開始が待ち遠しいですな。
もちろん・・・ある程度、
楽しむことを知らない
俗な世間は放置状態ですが
まあ・・・たまにはこういうシーズンもないと
ろくでもないドラマを
見続けている甲斐がないですからなーっ。
八月の濡れながら乾いたドラマを・・・
心から待っています。
熱中症になって
見られなくなったら
死んでも死にきれないので
水分補給はお忘れなく・・・。
まもなくですぞ~!
投稿: キッド | 2010年7月25日 (日) 06時16分