み、三日坊主(石原さとみ)プ、プッチーニの絵美理(観月ありさ)
誰が「セクシー・ボイス・アンド・ロボ」の記憶喪失の殺し屋(中村獅童)やナースの殺し屋(ともさかりえ)の話をしろと・・・。
ああ・・・視聴率がとれなくても・・・毎週、もしも見逃したらどうしよう・・・と不安になるコンテンツ・・・テレビの前から一歩も動けないコンテンツ・・・ワン・シーズンに一つは欲しいよね。
まあ・・・今シーズンはアホミヤと部長があるわけなんだけど。
しかし・・・「小池徹平の鉄の骨」(直木賞候補の小説原作)、「石原さとみの逃亡弁護士」(休刊になった雑誌に連載中だったコミック原作)、「天使のわけまえ」(オリジナル)・・・と夏ドラマが始まって・・・「警視庁9係」は除外。どれもそれなりに面白いんだけど・・・凄く面白くはない感じがします。
まあ・・・結局は主人公の役者が好きか嫌いか・・・みたいなドラマばかりですな。
で、火曜日のドラマ対決は①「逃亡弁護士」10.8% ②「天使のわけまえ」*7.2%
と・・・ある意味低調なスタートを切りました。
で、『逃亡弁護士・第1回』(フジテレビ100706PM10~)原作・剛英城(他)、脚本監修・秦建日子、脚本・渡辺雄介を見た。父親の弟子で婚約者が父親殺しの容疑で逃亡・・・残された弁護士の娘の二ノ宮絵美(石原さとみ)は真相を探るために社会の暗黒部に潜行していく・・・という話ではないのであった。
原作は「逃亡弁護士・成田誠」というコミックで、もちろん、1960年代の名作ドラマ「逃亡者」の主人公の職業を医者から弁護士に置き換えただけのパクリものである。「逃亡者」も1993年にリメイク映画化されたし、日本でも「逃亡者RUNAWAY」(2004年)に主演・江口洋介でリメイクされている。
あれから6年なのでリメイクするには早すぎるので職業チェンジした原作をチョイスした・・・ということである。
しかし、よりによってこの脚本監修でなくてもいいだろうに・・・う、撃たないで・・・。
まあ、言いたいことはそれだけである。
とにかく、「左目探偵」(2009~10)「ホカベン」(2008)「ジョシデカ」(2007)「アカネ」(2006)と駄作の山を築いて来たものにまたチャンスを与えるとは・・・なんて寛大なプロデューサーがそろっているんだ・・・と思うばかりである。
濡れ衣を着せられた主人公は誠(上地雄輔)、目を見れば相手の心がわかる男である。もう、この設定の時点で駄作臭さが臭います。
そして、逮捕状が執行されて逃亡中・・・偶然、騙されて犯罪者となったゲストの指名手配犯(中村獅童)と知り合い、これと友情の絆を構築。恩義を感じたゲストは誠を助けて射殺である。
なんていうか・・・ムチャするよなあ。
ちなみに脚本家は超弩級駄作の呼び声も高い「ブラッディ・マンデイ1・2」の脚本家。
「神の雫」や「警視庁失踪人捜査課」など・・・そこそこ面白い作品も書いているので・・・原作もあることだし・・・手堅くまとめてくるとは思いますが・・・もうまるっきりどうでもいいよね。
怪しい女刑事(矢田亜希子)、怪しい秘書(村川絵梨)、怪しい妹(折山みゆ)、怪しい謎の少女(高月彩良)などキャスティングの怪しさは抜群だし、なんと言っても怪しい検事(北村一輝)と怪しい先輩弁護士(豊原功補)の双璧である。
疑心暗鬼ファンにはいい感じの作品と言えるかもしれない。
ゲストも第2回には戸田菜穂、小西美帆、第3回には相武紗季と怪しくゴージャスだ。
まあ・・・そこそこガッカリしたい人にお勧めのプログラムです。
関連するキッドのブログ『ヴォイス』
で、『天使のわけまえ・第1回』(NHK総合100706PM10~)脚本・吉田紀子、演出・佐藤峰世を見た。「悪魔のKISS」(1993年)と「Dr.コトー診療所」シリーズの脚本家です。しょうもない作品も書くがものすごい問題作やヒット作も書く・・・当たり外れの激しい作風。最近では「ハタチの恋人」という超弩級失敗作も書いてます。
今回はとにかく・・・人並みはずれたお人好しの女が人並みはずれた家庭料理の腕を持つというすでにほのぼのとした物語。
誰がどう見ても結婚詐欺にあったとしか思えない状況で、仕事も家も貯金も失った30代半ばの女が・・・おかゆとかおにぎりとかお弁当とかおはぎとかお茶漬けとか・・・見るからに心やすらぐ家庭料理を淡々と作っていく。
なにはなくても家庭料理を愛する男たちはたちまち彼女・・・坂下くるみ(観月ありさ)のとりこになっていく・・・ただし食事時間に限る・・・というストーリー。
まあ・・・ストーリーと言うほどのものもない日常生活でございます。
しかし、最初にくるみのおはぎのとりこになるのが警備員(イッセー尾形)・・・尾形がおいしそうに食べたり、食べて笑ったり、食べて泣いたりする演技を見れるだけでなんとなく得した感じがあります。
逆境にあってもめげない女は観月ありさの得意とするところなので実にスムーズ。
主婦・さくら(ともさかりえ)とか祖父・広吉(大滝秀治)とか・・・のほほんな出演者の連打も楽しい気分を盛り上げます。
息抜きしたい人にはお勧めのドラマでございます。
関連するキッドのブログ『斉藤さん』
木曜日に見る予定のテレビ『科捜研の女』(テレビ朝日)『怪談新耳袋』(TBSテレビ)『プロゴルファー花』(日本テレビ)『長澤まさみのGOLD』(フジテレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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