ミステリーにはミスリード(誤解)とミステイク(失策)はつきものだしそもそもミッシング(失踪)の話である。
捜しものは何ですか? 見つけにくいものですか? カバンの中も机の中も探したけれど見つからないのに。
まだまだ探す気ですか?・・・と探偵や犯人が言い出したら物語は困るのが普通だが・・・いいんだよ・・・謎なんて解かなくても・・・いつまでもいつまでもおかしな世界で・・・おかしな人たちと・・・おかしなことをやっていてくれよ・・・と思えるドラマがあることは・・・一部愛好家には幸せなこと。
どうせ・・・世界は「ライ麦畑でつかまえて/サリンジャー」を読んだことのない人たちの方が多数派なんだから。
たとえ累計6000万部の超ベストセラーだとしてもさ。
そういう人たちには一生わからない事柄というのがあって当然なんだからね。
もちろん、いくらホールデン・コールフィールドが落ちこぼれに手を差し伸べようとしても暗い輝きに心を寄せる人々の運命は変らないもの。
それは何かを知ったからといって人が常に良くなるとは限らないってことの暗示なんだからね。
で、『熱海の捜査官・第4回』(テレビ朝日100820PM1145~)脚本・演出・三木聡を見た。すっかり、貴重な脇役として定着した感じの松重豊はここでは南熱海警察署署長の拾坂を演じているが、「夏の恋は虹色に輝く」(フジテレビ月9)では同時にタレント事務所社長・青木も演じている。さらには「MM9」(TOKYO MX土深夜)においては気象庁特異生物部部長・久里浜も演じている。気象庁特異生物部ってなんだよ・・・という人は自分の目で確かめてもらいたい。特異生物部対策課機動班・班長(高橋一生)だし、ベテラン班員・朏(みかづき)万里(尾野真千子)とか新人班員・藤澤さくら(石橋杏奈)とかファンにはたまらないメンバーがひっそりとM(いわゆる怪獣)と日夜戦っています。まあ、そんなことを知ったからって人生が薔薇色になる人は限られているだろうけどね。
さて、起承転結で言えば今回は「結回」である。だからといって何かに決着がつくわけではないのはご承知の通り。しかし、世の中には「一話完結でないと・・・来週まで内容を覚えていられないかわいそうな人」がいるのでものづくりに携わる人間はいろいろと気を使う。
そこで・・・これまでのことを整理しておくということで捜査会議が開かれたりするんだ。
「やりっぱなし追放の週」と題された会議の出席者は・・・。
広域捜査官・星崎クルーゾー(オダジョー)
広域捜査官・北島(栗山)
南熱海警察署拾坂署長
婦人警官・ケイトー光子(ふせえり)
犬塚ゴロー発見保安官助手みたいな署員(少路勇介)・・・。
「うぬぼれ刑事」と「熱海の捜査官」をつなぐバーテンダーで有能な助手である。今回は日本国に併合されてよかったいにしえの琉球王国の高校球児たちが熱闘甲子園で花開いているので二つの番組に時間差があるのだが、その間をNHK総合が「うぬぼれ刑事」でゲストの犯人役だった小泉今日子と「熱海の捜査官」でレギュラーのヤクザの朱印組長(松尾スズキ)が東京の深夜をそれとなく撮影したスケッチVTRを見ながらなんとなく語り合う「終電。」という仮題が「夜のピクニック」だったしょうもなくおしゃれな特別番組があって見事につないでいたりする。日韓併合100年で歴史を知らないものたちが大日本帝国の半島における同化計画についてなんだかんだいうわけだが・・・たまたま失敗した例であって成功している例もあるのを知る必要があるだろう。それと悲惨な戦争に敗戦して国家が消滅したことは・・・まったく別問題と考える思考方法もある。相対的に絶対を考え、絶対的に相対を考える柔軟な思考こそが麗しいのじゃないか。
そういう柔軟な思考がなければ楽しめないことってあるんだよ。きっと。
だから・・・捜査員たちが考える事件のポイントが本当にポイントなのかどうかも怪しいのさ。
①海底から発見されたスクールバスの座席の下から発見されたカセットテープ
②スクールバスの消失に関係したかもしれない謎の老人・蛇川(小野栄一)
③失踪した蛇川の自宅の畳の下から発見された二人の少女の踊るビデオテープ
④美少女B・椹木みこ(山田彩)が援助交際をしていたかもしれないレプス陶芸クラブ
⑤発見された美少女A・東雲麻衣(三吉彩花)が思い出した言葉「ライン」
⑥消失事件前日に美少女四人が全裸の新也(山崎賢人)を写生した裸のデッサン
これらは結果から考えれば線で結ばれると星崎は曖昧に断定する。曖昧に断定できるのかよ・・・と考えてはいけないんだよ。「ライン」なんてそれだけでただ「線」だし・・・。
これだけは曖昧に断言できる。何ひとつ解明されていない・・・らしい。
ここで・・・整理ということについて考えてみよう。まず、時系列の整理という手がある。
つまり、挿入する前に愛撫するか、愛撫してから挿入するかでいろいろな違いがあるということなんだ・・・例としてどうかなって言うんだろう・・・ボクもそう思うよ。・・・ってお前誰だよっ。
ともかく・・・もう一度、時間を追って整理してみよう。
①三年前の4月9日にバス消失事件発生
この時、謎の老人とカセットテープが関係しているが・・・カセットテープが事件前に隠されていたのか、それとも海底で仕込まれたのかも不明なことは言うまでもない。
また、ビデオテープに残されたみこと東雲の姿が失踪前のものなのか後のものなのかも明らかにはされない。
なんとなく・・・カセットテープもビデオテープも失踪前のものと思わされているだけなのかもしれないよね。
事件前日、「ひみつのしゃせいかい」が行われたことは敷島が星崎に証言し、何度も全裸の男のお尻を愛する一部愛好家のための回想シーンが挿入されるのでほぼ事実なのだろう・・・古典的な痴漢行為にコートの下は全裸男という変態例があるわけだけど、これは三木聡の潜在的な変態願望が露呈していると考えることもできるんだ。わかるだろ・・・彼は「ああ、もしボクが美少年だったら・・・ボクの全てをさらし、美少女たちにスケッチしてもらうこともできるのに・・・そして美少女たちにボクのすべてを凝視されて、ボクはすごく感じるだろうなあ、それはまるで天国かも」と耽溺しているとボクには思えるんだよね・・・だから、お前、誰なんだよ。
②三年前の4月12日に南熱海のバス停で意識不明の東雲麻衣が発見される。
③およそ三年後の3月14日に南熱海総合病院で東雲麻衣が意識を取り戻す。
④3月15日に星崎と北島が南熱海に到着。合同捜査開始。
⑤3月25日に永遠の森学園の裏山にあるインターネット上の宗教の聖地に行方不明の美少女Cである教祖・月代美波(佐倉絵麻)から「もうすぐ帰る」のボトルメッセージが届く。
・・・ということなのです。
④~⑤・・・整理しすぎだろう。
整理なんてそういうもんですよ。どれが重要で重要でないかを判断するのは整理される人の気持ちなんか考えないで行われるのです。・・・だれが人員整理の話をしろと・・・。
いや、同じですよ。整理の気持ちはボクにはよくわかるんだ・・・だから、お前誰だよ。
まあ、とにかく、詳しいことは公式ページを見ればわかるんだよね。それでいいんじゃないのかな。ライ麦畑の側に崖っぷちがあるのかどうかなんて原爆落とされた広島市民にしてみればどうでもいい話なんだしね・・・何の話だよ。
つまり、タフなヘミングウェイとヘタレなサリンジャーは相性最悪ってこと。
お前・・・ホールデンの擬似人格か・・・まあ、青春の残滓だからな。
とにかく、今回は北島と「空と海と虹の会」代表の平坂(萩原聖人)が堤防で赤い夕陽を見た翌日の・・・3月23日から始まるのである。
刑事たちはそれぞれアミダで決められた項目の検証に着手するのだった。
その頃、永遠の森学園の校長室では校長の宇喜田(津村鷹志)とかっては美少女だったが美人教師かどうかは微妙な敷島(藤谷文子)がミステリアスな会話を交わして思わせぶりを展開する。
校長「事件に関することは情報公開してください。私は事件解決を願っている」
敷島「校長先生と阿久根寮長(宮田早苗)の関係とかもですか」
校長「それは絶対秘密です」
裸のデッサン担当の星崎はモデルとなった新也に再度事情を聴取する。
星崎「どうも・・・よくわからない・・・君はどうして裸になったのか」
新也「二つに一つだと思うんですよ・・・監督がボクの裸を見たかったか・・・それともボクの全てを見た美少女たちの反応を見たかったのか・・・しかし、そんなぶっちゃけた話をしてもなんなので・・・ここは愛の話をしましょう。ぼくは四人の少女たちから愛されていたのです。だから彼女たちがそうしたいと言うのなら・・・裸にでも何でもなりますよ・・・愛のために」
星崎「大体わかりましたよ」
・・・おい、この調子で全部書くのか?・・・なにしろ書きっぱなしだからな。
星崎「君はそのすべては説明できない愛のデッサンを保管してないの」
新也「それはありません(燃やしたので)」
星崎「敷島先生が持っているということは」
新也「さあ・・・敷島先生とは(絵を燃やした夜に)キスしましたけど」
星崎「え・・・」となんとなくもやもやする星崎。
新也「それが・・・なにか・・・」
星崎「いや・・・ちょっと(もやもやした気持ちを)整理させてくれ」
もちろん・・・星崎は敷島に対してよからぬ気持ちを抱いていたので敷島と新也のキスという衝撃の事実にさらによからぬ気持ちを抱いてしまったのである。
その整理のつかない気持ちを抱いたまま、敷島と遭遇した星崎は女生徒にヌードを描かせた男子生徒とキスをした女教師である敷島に普通の男としてちょっと腰が引けるのだった。
まあ、ボクたちのようなヒッピーでフリーセックスな世代には想像もつかないおかたい感じだよね。この主人公は・・・お前、もういいよ。
敷島「今度お食事でもいかがですか?」
星崎「これは・・・差し出口ですが、あまり生徒と(性的)関係をもたれない方がよろしいのでは?」
一瞬で事情を悟った敷島は口の軽い新也を懲罰的に張り飛ばすのだった。
陶芸クラブ担当の拾坂署長は昔の恋人でリストカットの過去がある経営者の洲崎(広田レオナ)の潮騒の聞こえるマンションを訪問する。
そこで「売春斡旋の罪を見逃す取引で失踪当時中学生だった椹木みこの重大な秘密を聞き出すこと」に成功する。
拾坂は洲崎が耳元で囁くその情報に「えーっ・・・」と驚くが情報の内容はもちろん秘密にしっぱなしである。悪癖が追放されたためしはないのだ。
一方、やりっぱなし案件には入っていない「バス発見と堤防建設による海流変化の関係」についてNPO「空と海と虹の会」の施設を訪れた北島は平坂手作りのゲソたっぷりシーフードカレーとうなぎのヌルヌルを使った面白い実験でちょっとしたよこしまな気持ちを平坂に抱く。
そこへ・・・もやもやした気持ちを抱えたまま星崎が合流。
相棒たちはちょっとした諍いを車内で起こす。
星崎「あの男を好きになっちゃったのか」
北島「一度したくらいで・・・いい気にならないで・・・」
星崎は右折をする。人気のない場所で・・・二度目をするためにである。
事後の二人の暗示は車外に出るために着込むコートでなされる。つまり、二人は二度目の行為のために乱れた着衣を正したのである。そして・・・その行為で車内にこもった換気をする必要があったのだ・・・もちろん、この妄想をする人としない人がいることは想定内です。
とにかく・・・二人は二度目をした証拠にすっかり仲良くなっています。
「堤防が出来て海流が変ったためにバスが発見された・・・とすれば」
「何者かがバスを発見させるために堤防を作ったという可能性もある」
「でも、ただの偶然かもしれない」
「しかし、不可解な事件なので裏が必ずあるっていうこと」
「さっきは言いすぎたわ・・・ごめんなさい」
「ぼくの方こそ、くだらない嫉妬が生んだもやもやの憶測だったよ」
微笑みあう二人は・・・仲睦まじい相棒として復活した。あたかも夫婦喧嘩の後で合体仲直りをしたカップルの如く。・・・でしょう。まあ、妄想したければすればいいさ。
そして南熱海の潮風はカーセックスで温まった星崎の愛車を過剰に冷却したのだった。・・・いい加減にしておけよ。
とにかく「堤防が誰の意思で作られたのか」を至急に調べることになったのである。
担当は犬塚である。南熱海市役所土木課を訪ねた犬塚は、マトリョーシカ式ダルマ型盗聴器により、藁久保土木課長(光生)の「堤防は市長関連の案件だから秘密に・・・」という情報を入手する。見かけより優秀な男というお約束なのである。
その頃、今のところ、見掛け倒しの四人組は、事後であることをなんとなくごまかす寒い芝居の後で、クルーゾーVSケイトーのくりかえしのギャグ、ケーキを開けたら黒板消しと見せかけて嘘の因縁話でしんみりしたりしている。表面と中身の差異という尽くしなのだな。
結論は・・・「椹木みこはただの淫行少女ではないかもしれない」なのである。ここはどこからそんな結論が・・・という軽いジャブである。
一方、夜の南熱海興行(朱印組)事務所。レミー(二階堂ふみ)による「市長恐喝計画」に便乗した朱印組長(松尾)と鮫島専務(緋田康人)のその後である。
口からでまかせだったレミーは計画を中止したいが二人の極道は差し迫った現金入手の事情があった。
鮫島専務は・・・元はまともな社会人だが詐欺事件にからんだ過剰な暴力行為で身を持ち崩しているがレミーと同い年の娘がいるために仕送りしなければならない。
朱印組長は・・・不況のために密入国の手引きをしていたが下請け業者が密入国者満載のトラックで交通事故を起こし、契約不履行で追い込みをかけられているのである。
レミー「しょうがないわねえ・・・」
犬塚の掴んだ情報と陶芸クラブでの淫行疑惑で星崎は藁久保に「堤防建設」の情報開示を迫る。
脅しをかけられた藁久保は酒の入ったグラスをパリンとは割らずにトマト・ジュースの入ったコップをぐにょっと握りつぶすのだった。とても残念な感じが痺れます。
夜霧に包まれた学園寮。東雲麻衣にボトル・メッセージが届く。
東雲さん・・・あなたを探していました
その言葉を見つめる東雲麻衣。
明けて3月24日。しかし、この酷暑の夏に春のドラマを・・・これが一番のボケだな。
早朝の先発バスを送り出した阿久根寮長は寮の裏の林で邪悪なものに遭遇して卒倒する。
東雲麻衣、レミー、新也、そして野々山まどか(岡本紗里)の四人を乗せたバスはあの日と同じように永遠の森学園へと続く道を走る。
レミー「また・・・ボトル・メッセージが届いているらしいよ」
野々山「じゃ・・・月代美波がどこかにいるってこと・・・?」
その時、あの日と同じように路上に横たわる人影。
「私たちも消えちゃうかも」と興奮するレミーだったが、東雲は「大丈夫」と冷静だった。
あの日と同じようにサイドブレーキをかけた運転手の新宮寺(山中聡)は様子を探るためにバスを降りる。
突然、ナイフで襲い掛かる仮面の男。格闘の末、玩具のナイフに気がついた新宮寺は相手をノックアウトする。
仮面の下には・・・。
その頃、熱海南海荘では星崎と北島が朝食をとっていた。北島が「一人で大変ですね」と余計な一言を言ったために主人の相模の結婚を考えていた仲居の売り上げ持ち逃げかけおち事件が発覚する。ただし、ケイトーの兄の言うことなので信憑性は全くない。
そこへ、バス襲撃事件の連絡が入り、広域捜査官は緊急出動するのだった。
オチを言う前に取り残された風な相模を山鳥の啼く声が優しく包む。
逮捕された男は京極(裵ジョンミョン)で密入国者満載のトラックの運転手で、下手を打ったために逃走資金を稼ごうとしていたとこわもての北島の特殊な取調べで泣きながら自供する。
その所持品からは割れた銭かえるや所持金1564円とともに椹木みこの写真が発見され、京極は掲示板で知り合いしばらく交際していたことを主張する。
「人を殺してしまえるほど頭がいいので・・・別れた・・・あの事件もみこが計画し、残りの二人は殺されている」と推測を述べる。
しかし、つい口がすべり北島に「ブス」と言ってしまい、気がついた時にはすでに死人の顔色になっていた。
保護されたレミーは「退屈な日常からの脱出」が叶わず、迎えに来た父親である市長(団時朗)から玩具売り場を梃子でも動かない幼児のようにふんばって逃れようとする。
そんなレミーを哀れに思う新也だった。
そこへ星崎が東雲だけに事情聴取をするために現れる。
その頃、新宮寺は金一封として3000円を贈られ、微妙な金額に敷島と顔を見合わせるのだった。
市役所に戻った市長は「陶芸クラブの秘密について3000万円を要求する」強迫メッセージが届いていることを知り舌打するのだった。
その頃、星崎は堤防に藁久保を呼び出していた。しかし、「地方行政に杜撰はつきもので堤防の推進者は誰か・・・全く不明」とシラをきる藁久保。
その慇懃無礼な態度になんとなく情けなくなる星崎だった。自分も同じ公務員だからである。
その夜、星崎はイエスノーランプについて伺いを立てる。
椹木みこはただの淫行少女であるのか?
おい、淫行じゃなくて援交少女だぞ・・・失敬。その答えはノーを示す赤ランプだった。えーと・・・それは流れからイエスノーランプに聞くまでもないことだ・・・というギャグなのかな。どう考えても椹木みこはただの援助交際少女とは言えないのである。失踪前、中学生だし・・・。
北島「どうやら彼女はただのえんこうさんではなかったようね」
星崎「そのようです」
明けて3月25日。星崎は東雲から何を聞きだしたのか・・・不明のままです。まあ、何も聞き出せなかったということですな。
永遠の森学園で新也から約束のノートを受け取る前に「ライ麦畑でつかまえて」を読んでいた東雲麻衣。その後、頭上から何者かがガラスの器を東雲めがけて落とす。
しかし、寸前で足を止める東雲だった。
事件が動いているかどうかは別として何者かの悪意の存在が初めて示されたのだった。
このドラマとしては・・・実はこれが最初の本質的な事件なのである。
あの事件のただ一人の生存確認者が何者かに命を狙われている。
今、新たなる事件の幕開けなのだな。・・・長い前フリだったよね。四回ほとんど使って序章ということなのだもん。
星崎たちは椹木みこを分析するためにテスト用紙を閲覧する。
その結果わかったことは北島と桂東の最低点が5点だが、星崎が88点だったことではなくて・・・椹木みこのテストの成績が中学二年の夏休みから極度に悪化することであった。
たちまち、かえるちん化現象を起こし、アニメ声になる北島と桂東。
北島「中ニの夏休みにデビューかしらん」
桂東「デビューしたかもかしらん」
二人とも・・・かわいすぎるぞ。
星崎「選択問題で全問不正解になるということは全問正解を知っていた可能性がありますかしらん」
北島「ものすごく不運だった場合もあるかしらん」
とにかく、椹木みこは夏休みに何かがあり、年末には援交少女になっていたらしい。
カセットテープ担当だったらしい鑑識の坂善(田中哲司)はカセットテープには今のところ、「何の証拠にもならない」という結論を伝えに来る。挨拶を含めて無駄な時間を排除したいのは用件が済んだら帰る前に温泉に入る時間を確保するためであるらしい。
有能な犬塚は広域捜査官への推薦状を手に入れるらしい。
その頃、トイレのために学園内で単独行動をとった星崎は「五芒星の中に目の描かれた赤いカード」を入手する。
謎の女生徒の集団から「あまり深く立ち入らないことです」と警告される星崎。
その頃、北島と桂東はスクールバスの中に篭る敷島と新宮寺を発見する。
「車の中で何をしているのかしら」という桂東の問いに星崎とのカーセックスを連想して顔を赤らめる北島だった・・・いい加減にしておけよ。
星崎は東雲と新也から赤いカードの情報を入手していた。
東雲「学園を中心とした宗教のシンボルです。私が中学生の頃からあったので記憶にあるのです。その宗教の教祖は月代美波でした・・・」
シンクロしながらフルーツ牛乳を飲み終わった北島と桂東に合流した星崎。
おなかがゴロゴロとして桂東はトイレへと向かう。
残った二人の広域捜査官は禍々しい学園の校舎を眺めポーズを決めるのだった。
もちろん、事件の幕開けを告げる凶鳥が飛ぶことは言うまでもない。
そして・・・その夜・・・謎の聖地に集った謎の宗教の謎の信者たちは「入学式に戻る」という教祖を讃えて怪しいダンスを踊るのだった。
まもなく私は帰ります・・・一つの真実を携えて・・・
ボトル・メッセージの送り手ははたして・・・。
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月曜日に見る予定のテレビ『ハンチョウ』(TBSテレビ)『夏の恋は虹色に輝く』(フジテレビ)
ところでSPAMコメントが一日50件を越えたのでしばらく、承認制度に移行します。
皆様には不自由とご迷惑をおかけして本当に申し訳アリマセン。
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