すべての犯罪者の生みの親は母親であると言ううぬぼれ刑事(長瀬智也)
いつものように終わるとなるとそこはかとなく寂しいクドカンドラマの最終回である。
しかし、今回は一種の同窓会的な性質があったので・・・なんとなく、散会して普通の日常に戻っていく様がなんとなく微笑ましいのである。そしてクドカンは「熱海の捜査官」を見ていたので大体おしまいだったのだ。
ゲスト犯人という「犯罪者」に必ず惚れてしまううぬぼれ刑事(長瀬)が最初(第一話)に惚れたのが恵理子(加藤あい)だったわけで、もちろん、「池袋ウエストゲートパーク」のこけしことヒカルを思い出した人は多かったことと思う。ヒカルといえばマコト(長瀬)の彼女なのである。
もちろん、そのことを思い出せなくてもクドカンドラマは十分に面白いわけだが、最終回、レギュラー犯人の里恵(中島美嘉)と永遠の愛を誓う逮捕劇を演じた後で、本庁に転じた里恵の内縁の夫・冴木刑事(荒川良々)の後任が高峰刑事(酒井若菜)であるところはやはり「池袋ウエストゲートパーク」を思い出した方がニヤリとできるのだ。
酒井若菜と言えばヒカルの親友でいきなり惨殺されてしまうリカなのである。
その殺される理由はあえて秘すがそのことを思い出すとさらにニヤニヤできるのである。
ドラマを見ながらニヤリとしたりニヤニヤしたからといって何がどうなるわけでもないがその方が楽しいし、わかる人にはわかってもらえてちょっと共感して和めたりもします。
ところで・・・影の黒幕は神でウチのカミさん・・・というだじゃれは最後の最後で妄想となっていく。
3~4億円を強奪したのは里恵だったわけだが、逮捕後・・・その金の行方は曖昧な感じで処理される。
その金らしい大金を田舎の田圃の近くで発見するのはうぬぼれの父(西田敏行)である。
もちろん・・・犯人がそこに隠したわけだが・・・その犯人は誰かという話なのである。
うぬぼれとうぬぼれの父は似たもの親子なのである。
うぬぼれが「愛」で「再犯防止」を呼びかけるように・・・うぬぼれの父もまた・・・という妄想なのである。
つまり、真の真犯人はうぬぼれの母・・・千鶴子(竹下景子)なのである。それなのに登場しないのが暗に含めたのか・・・予算の都合なのかは定かではないのである。
で、「うぬぼれ刑事」を見た。
(最終回ですが真の真仮記事で申し訳ありません)
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コメント
>つまり、真の真犯人はうぬぼれの母・・・千鶴子(竹下景子)なのである。
そこは考えもしませんでしたわ~!
父が三田佳子に惚れた時、父もうぬぼれと同じクセが
あるみたいだから母も何かしらの犯罪者なのではと
考えたのですが、母登場の回に何も起きなかったので
スッカリ失念しておりました。
そっか~。。。そうかもですね。
ともかく終わって寂しいです(;>_<;)
クドカンワールド健在なドラマでした。
だいぶ涼しくなって参りましたが、その後、
作業は進んでおられますでしょうか。
じいやの記事は仮であっても読み応えあるので大丈夫かと思いまする(^・^)
投稿: くう | 2010年9月19日 (日) 00時43分
お久しぶりです!!
とうとう!!楽しかった金曜日が終わってしまい!!
あ~!!寂しいな~と思いながら、酒井若菜さん登場で
おっと思いましたが、そうか、お母さんがそうだったのか!
そこまでは、読んでなかった!さすが!キッドさん!!
存分にクドカンワールドと三木ワールドを堪能し
大丈夫かな次と思ったら、秋も金曜日が楽しくなりそうです!
加瀬亮さんが好きなので、存分に堪能したいと思います♪
個性派俳優勢ぞろいで、堤ワールド気になります♪
投稿: ユキヒョウ | 2010年9月19日 (日) 17時14分
とりあえず・・・3~4億円の行方は
そう考えるのが辻褄あうんですよね・・・。
提供ベースだったか告知だったかで
母がすぐに顔を出すのも
思わせぶりでしたしね・・・。
まあ、本記事ならそのあたりのことをじっくり
書くわけですけど・・・この状況なので。
老骨ですので一度バランスを崩すと平常営業には
なかなか戻れないのでございます。
ごっこガーデンの加工場のデータが
ブラックボックス化したので
金に糸目をつけなければ復旧は簡単なのですが
妄想ではできても現実には面倒くさいことは
多いですからなあ・・・ハハハ。
クドカンも面白かったのですが
東京ではクドカン→三木聡→大根仁
と流れる黄金の金曜日・・・
ドラマ中毒患者としては
実にすばらしいひと夏でしたな・・・。
それはそれとして復旧も遅々として
進まないので
しばらくはいろいろとご容赦くださいますように・・・。
投稿: キッドじいや | 2010年9月20日 (月) 16時06分
まあ、お母さん黒幕説はあくまで
妄想なのでご了承ください。
仮記事の場合・・・どうしても説明不足になるのでございます。
どうして・・・そうなのかは語ると長いのですが
お母さんが犯人なのは確実と妄想的には断言できるのです。
それを説明しようとしても
キッチンのバリスタの場合、
家のものがなにかと話しかけてくるので
説明できないのです・・・おいおい。
今も近所の人がもってきた
ラッキョウを試食させられて
あきらかに失敗作で
ちょっと気分悪・・・おいおい。
次は戸田・加瀬で西荻弓絵・堤軍団・・・。
まあ・・・いろいろと最近は微妙なこともある
スタッフですが・・・
ケイゾクの続き・・・と考えれば
どうしても期待しますよねえ・・・。
どうかすばらしいドラマになりますようにと
祈りたいと考えます。
まあ・・・その後の「秘密」は・・・ごにょごにょだし。
投稿: キッド | 2010年9月20日 (月) 16時20分
2010年夏クールは、月9があまりにも「・・・。」な感じだった一方で、金曜日が大変充実してましたね。
うぬぼれを中心に見ていたので、熱海・モテキが消化不良になってしまったのが少々心残りなくらいです^^;。
お母さん黒幕説、是非詳細を伺いたいところですが、PC不調では止む無しですね。。データ移行が順調に進まれていると良いのですが。
超恋愛体質の刑事・長瀬智也の元カノがフリフリエプロンを身に纏った中島美嘉で、その旦那が荒川良々・・・というあり得ない人間関係を構築できるのはクドカン随一だよなあ、と改めて思ってます。スペシャルでもいいから、高峰刑事(酒井若菜)との絡みが見たい!です。
投稿: inno-can | 2010年9月21日 (火) 01時09分
月9については最後は「ハムレット」を引用して
強引にからめて去っていった感じです。
亡き父から母を奪うのが主人公の役割なら
ヒロイン詩織の娘こそが
「義父を認めるべきか認めた場合虐待されないか」で
悩むハムレットだったという話でございます。
まあ・・・妄想なしではちっとも面白くないというのは
ドラマとしては残念な感じですよね。
一方、ドラマそのものが妄想の王国であった
この夏の黄金の金曜日・・・。
ああ、すばらしかったなあ・・・と思うわけです。
ずっと仮記事体制になっているので
アレですが・・・金曜日のドラマがあれば
もう十分だった・・・夏でございましたとも。
そうですねえ・・・視聴率の話は別として
スペシャルはやろうと思えばできる・・・わけですが
まあ・・・このドラマそのものが
クドカンワールト・スペシャルのようなものでしたので~。
投稿: キッド | 2010年9月21日 (火) 17時15分