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2010年9月20日 (月)

天のさかほこを見たり斬る斬らないは芸者の時に言う言葉(坂本龍馬)

ゲイシャガールと言えば世界的に有名な日本の美しい遊女の代名詞なのであるが、芸者といえばガールというのは近代の話である。

たとえば坂本龍馬は撃剣家であったので武芸者のはしくれである。武術を芸とする者だから、龍馬もまた芸者だったのである。

むしろ、芸者と言えば武芸者のことだったのである。

芸者ガールは京の都では芸妓と呼ばれていた。もちろん、遊興のための舞踊、音曲など芸を極めるから芸者のはしくれである。

もちろん、遊女でもあったわけだが、「芸は売っても身は売らぬ人」もあったり、「身は売っても心は売らぬ人」もあったわけだ。

制度として売春の禁じられた現世ではそのころの人々の心情を推測することは個人差はあっても妄想の域を出ない。

生みの親に売春婦として売られたお元(蒼井優)が「この世を地獄」と感じることは想像できるし、現世の日本でもニュースを丹念に見ていれば同じ苦しみを味わう子供たちがいまだにいたりするわけである。

そのお元に「今、金はないから身請け(売春婦としての奴隷代金の借金返済)はできない」が「将来、夫婦になる契りを交わしたい」という池(桐谷健太)の言葉をお元がどう感じたかはもはや虚構の領域である。

もちろん、客と売春婦の間の社交辞令として受け取るのが普通であるが・・・「地獄にいるものほど救われたい」と思っていることは間違いないのである。おぼれるものはわらもつかむのである。

しかし、救うはずの池が溺死なのである。

そして・・・地獄からの救いを求めたものが・・・その信仰ゆえに他者の魂の救いを祈る・・・そこが人の心の神秘なのである。地獄からの死者への鎮魂・・・それは悲しく美しく・・・そして祈りという行為のひとつの典型なのだな。

同じように平和のために戦争をする・・・このどうしようもない矛盾は現世にいつでも存在する。

かって大日本帝国と中華民国では日華事変という武力衝突があったわけで・・・それを今では日中戦争と呼ぶ人も多い。今は当時の二つの国家は消失している。半島や大陸領土を失った日本国と、中華民国を駆逐した中華人民共和国がその「流れ」をくむ国家である。

今、二つの国家が戦端を開けばネーミングしては日中戦争になるわけで、そうなると第二次日中戦争ということになるだろう。

列島国家と大陸国家が戦うことはこれまでに何度もあったことである。しかし、多くは半島を巡る戦いであった。

尖閣半島利権抗争は珍しい発端と言える。しかし、そこにも資源があり、境界争いとしては普通である。

かって唐と戦った白村江の戦いは半島を二分する戦いである。元の場合は大侵略国家の大侵略戦。もちろん、この場合は漢民族や半島民族には責任はなくモンゴルが悪いと言い訳が入ることもある。半島では悪名高い豊臣秀吉の明との戦い。そして近代戦の幕を開ける日清戦争。

たとえ、どんなに事態が緊迫していても・・・今の日本と、今の中国が武力衝突することなんてない・・・と多くの日本人は思っていることだろう。

しかし・・・歴史はそうでもないことを物語る。国家がいかに名前を変えようと・・・大陸国家と列島国家には宿命の対決があるのである。

まあ・・・そんなことをしても得をするのは一部の関係者だけなので・・・人民も国民も冷静に対処するべきなのである。

「単なる意図的な犯罪」を「単なる偶発的な事故」とコメントする外務大臣もそれなりに冷静に落としどころをさぐっているわけである。

まあ・・・お互い金持ちだからケンカしないほうがいいのだが・・・あまりにも理不尽だとあってはならないことがある可能性もあるのだなあ・・・なにしろ・・・宿命的にはあるのが自然なんだから・・・。

でもやるときは必勝でお願いしたいと思います。なにしろ勝てばいつでもどこでも官軍なのだから。

で、『龍馬伝』を見た。シナリオに沿ったレビューはikasama4様を推奨します。

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(あまのさかほこも勇者の剣も御免の仮記事でございます)

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