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2011年3月27日 (日)

放射能みんなであびればこわくない(キッド)

こわいわっ!

・・・念のために言っておくがツービートのパクリです。

ついでに言っておくが悪魔なので人間としてはダメかもしれないことも書きます。

さらに昨年から続く仮記事体制のままなのでコメントのお返しなどができないまま、更新していることをお詫びします。

その上、3/11の地震で書斎が崩壊し、復旧していないためにキッチンから更新しているので通りすがりのものがあれやこれや話しかけてきてすごく集中できないのである。

福島原発の前代未聞のお粗末極まる超大事故によって放射性物質の漏洩などが発生しており、かってプルサーマル発電の有効性啓発番組を構成したこともあるキッドとしては「なにやってんじゃあ」という気持ちである。

ちなみに周辺の放射線量に関しての記事を天使テンメイ様がお書きになっているので関心のある方はご照覧あれ。

老い先短いものにとっては些少の放射性物質など何ほどもないので水はガバガバ飲むわけだが「ただちに健康被害のない放射線量」もけしてノーリスクではないのである。

だがまあ、現在のところは原発排水溝でおでん風呂でもしない限りは大丈夫だ。

某NHKではニュース・ショーでキャスターが避難圏外で大人も水を飲めない町の人に「最悪のデータだけをセンセーショナルに伝えて面白がるのはやめてくれ」と苦言を呈していたがそもそもテレビ番組とはそういうものなのであまり責めないでもらいたいと同時にNHKのアナウンサーがやりこめられてうろたえるのもそれはそれで面白いのである。

その直後からNHKは時系列でデータの推移を示すようになってそこそこ対応していたのである。

某フジテレビのニュース・ショーでは女性コメンテーターが「半減期というのは大人と子供では変わらないのですか?」と素朴な質問をして場が一瞬、空虚になったのが印象深い。

基本的にはスリーマイル以上、チェルノブイリ未満を目指すらしい今回のケースなのだが、乳児の甲状腺ガン発症問題があり、放射性ヨウ素131の半減期と大人と子供が無関係でないところが「女の勘」の神秘的なところなのである。

さて僥倖と言える「祖母と孫、9日目の生還」で病院での最初のインタビューを生中継でしたのはやや危うかった。父と病床の息子のインタビュー終了後、編集のためのインサート撮りまでが中継されてしまったのである。報道スタッフ「それじゃ、お父さんがベッドのシーツを治してる感じてポーズしてください」父「こんな感じですか」・・・息子のベッドを整える感じの父。・・・つまり、よくある演出なのだが・・・ここは見せないのが大人の姿勢だ。

ところで某テレビ朝日の朝まで生テレビでは司会者が得意の煽り調子で「なんだかんだいっても津波で人は死んだが、原発事故では人死にを出していないのだからその点は評価すべきだ」と言い切った。

しかし・・・9日目の奇跡があった以上、指定されて立ち入り禁止になった地域で救援を待ちながら10日目に死んだ人間がいたことの可能性は否定できないのである。

もちろん、それが誰かの責任であると言っているわけではない。津波が避けられなかった以上、合法的に建設された原発で避けられなった事故が起きても基本的には誰も悪くないのである。自民党時代に作られた施設かもしれないが民主党だってそれを否定したわけではない。

それにしても「この騒ぎはいつまで続くのか?」・・・誰もが問いたいエレーンなのである。

ちなみにチェルノブイリ事故から25年である。当地ではいまだに放射線量は通常ではない。

もはやニ~三日(当初東電見込み)で事態が終息しないのは明らかである。

安定的な冷却体制の確立まで一ヶ月。

原子炉付近の閉塞に一年。

周辺の安定化に十年。

ごく手際よく運んでこんな感じじゃないかと悪魔は考えます。ま、あくまで悪魔ですので。

ま、そのうちに慣れますよ。

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コメント

こんばんは
仮記事と書いてないから、久々の本記事ですかね。
女性ファンも喜んでるでしょう
   
さて、ウチの記事のご紹介、どうもです☆
こちらでもリンクを付けましたが、この記事の名前を
掲載してるので、尻ごみする人が多いかも知れません(笑)
せめて、「こわいわっ!」まで記事タイトルに入ってれば、
一般の人々にも分かりやすいんですけどネ。
ま、こわいわっ!が本文に回されてる所が、「らしい」けど♪
         
キッドさんがプルサーマルの啓発番組とは驚きましたが、
僕もわりと身近に関係者がいるんですよ。
「なにやってんじゃあ」とは言いにくい状況 (^^ゞ
    
「ただちに健康被害のない」量とか言われると、
僕ならすぐ、被害が出る時期を計算したくなっちゃいます。
最近は、東電HPも政府関連のHPもマシになって来ました。
当初は「なんじゃ、こりゃあ!」って感じだったけど♪
ま、しかし、東電の原子力説明ページは閉鎖中。。    
半減期の話は、色んな意味で興味深いですね。
笑って済ませない辺りが流石です☆
    
『エレーン』、いきなり大昔の中島みゆき♪
『生きていてもいいですか』ってアルバムは
「いま聞いてもいいです」ね。
まあ、レンタルするのにちょっと勇気がいるけど。
   
試しにウィキで調べてみたら、この2年後くらいに
『笑っていいとも!』がスタートしてました。
この後、日本がバブルに突入して笑いまくることを
考えると、象徴的な話のような気がします。
さんま&たけしの『ひょうきん族』も同時期みたいだし。
             
逆に『エレーン』の前に遡ると、学生運動の時代。
そして今や、中東は「市民革命」の時代。
さて、数年後の中東で何が歌われてるか、興味深い所です。
同じアルバムの『キツネ狩りの歌』の歌詞なんて考えると、
なおさら興味深い。
   
  キツネ狩りにゆくなら 気をつけておゆきよ
  グラスあげているのが キツネだったりするから
   ・・・
  キツネ狩りは素敵さ ただ生きて戻れたら、ね
    
長くなっちゃいました。それでは、この辺で。。

投稿: テンメイ | 2011年3月28日 (月) 23時31分

お久しぶりでございます

こちら、広島は当たり前すぎるくらい
当たり前のようないつもの毎日を過ごしております


まぁ今はそれ以上の問題が発生しているようで
まぁ風評の影響とか、不安を煽る報道やら
無能な政府の対応のせいもあるんでしょうけど

こうなってくると西日本に集団疎開とか
首都機能の分散とか遷都するとか

そういうところも現実味を帯びてきました

まぁこの事態にあれこれ批判する人もいるようですが
今はそれよりもやることをやって欲しいと思うと共に

いつもの毎日の中でいつものように仕事をしてて
それが心が痛んだりする今日この頃でございます

投稿: ikasama4 | 2011年3月29日 (火) 19時22分

○-○)))テンメイ様、いらっしゃいませ。○-○)))

三週間遅れでここまで参りました。
コメントのお答えもかなり加速してきましたが
まだ「ここ」です。
よるとしなみにはかないません。

原子力安全問題には常に
一般の人々問題との関連があります。
義務教育を完了した人々でも
理科の嫌いな人、苦手な人は
死ぬほどいるわけで
大学卒業してマスメディアに就職した人々でも
理科音痴は
くたばるほどいるわけです。

で、そういう人々に原子力安全の危険性を
説くのは
心臓停止するほど困難なのでございます。

ざっと新聞を読めば
「げっ」という状況は一目瞭然なのですが
そうでない人が
そうでない人に
わかりやくすく説明しようとすると
実にいろいろと差し障りがあるのですね。

しかも日本は原子力発電神に支配された
全体主義国家ですから
お目こぼしをいただくためには
悪魔もかなりオブラートに
包んでもの言う必要がございます。

なにしろ、地獄の魔王でも
古の実力者プルートー様がらみでございますから。

プルサーマル発電に関しては
いわゆる「もったいない発電」と申すべきものですが
廃物利用ということではかなりの苦肉の策。
この危険性から目をそらせるためには
何が良いかということで
悪魔としては「停電」がいいのではないか。
とアイディアを提供した覚えがあります。
そして番組は
「東京大停電でみんな困っちゃう」
というシミュレーション・ドキュメントで展開し
「だからプルサーマル発電が望ましい」
という結論に達するというものでした。

だから、原発水素爆発と同時に
怪しい計画発電が開始されたときには
アイディア料をくれっと一瞬妄想しましたぞ。

まあ、しがない悪魔でも
その程度に支配されているのですから
原子力安全以外の可能性が
いかに暗闇に属しているかは
明白なのでございますな。

国会論戦などを聞いていても
総理が追求されているのは
事後の対応が悪かったということばかりで
原子力発電そのものの危険性については
見事に誰も口にできないのですな。

まさに
本当のことなんて言えない
言えば殺される~~~
なのです。

まあ、そういう意味では
「あの日」以来、毎日が爆笑です。
昨日も自衛隊の特殊武器防護隊(練馬駐屯)
の陸曹が
フクシマに派遣され
「放射能への恐怖心」からパニックになって
トラックを盗んで逃走したりしてますし。

自分のために死ぬとか
誰かのために死ぬとか
自分のために生きるとか
誰かのために生きるとか
生と死のやや複雑な問題は
いつだってそこそこ文学的でございますから
生きていてもいいですかと
美少女に問われれば
涙流しながら頷くばかりでございますけれどーーーっ。

どうしようもないことは
いくらでもある。
それを笑ってすませるのも人だし
緊急地震速報が出る度に
高層階から非常階段を一気に駆け下り
膝がガクガクするのも人なのですな。

いいよ・・・と言われたら
ありがとうと素直に感謝する。

そういう清々しい悪魔でありたいと
思う今日この頃です。

なかなかそちらに伺えないのですが・・・
もう少しでコメントお答えが追いつきますので
ご容赦くださりませぇぇぇぇぇ。


投稿: キッド | 2011年4月20日 (水) 14時08分

✥✥✥ピーポ✥✥✥ikasama4様、いらっしゃいませ✥✥✥ピーポ✥✥✥

ご無沙汰で大変申し訳ございません。

「あの戦争」ということでは

東京大空襲
沖縄玉砕
広島原爆投下
長崎原爆投下
シベリア抑留という
巨大な悲劇がございます。

トーキョーも
オキナワも
ヒロシマも
ナガサキも
シベリアも
それぞれの神話を形成し
そこに住む人々は
好むと好まざるとにかかわらず
ある種の神話性を帯びていく。

共通するのは死体の上に住んでいるという
強い呪縛でございます。

放射能汚染ということでは
ヒロシマ、ナガサキに並び
水爆被害の第五福竜丸があるわけですが
放射能汚染都市ということでは
もはやフクシマは第三の都市と言えるでしょう。

そこでは
人々の想定外の苦悶が生じているはずです。
その苦悶が
ヒロシマやナガサキの先人の知恵によって
微かにでも和らげばいい・・・
そのように祈る日々でございます。

それにしても日本の限界のひとつが
すぐに役立つロボットが
一台もないということですな。
まさにびっくり仰天です。
「ありえない危機」に対応する
ロボットを開発するなんてとんでもないという
闇の帝国の意思が働いていたとしか思えない。

曇らないレンズを
そなえた観測鉄人なんて
簡単に開発できるはずなのにーーーー。
今年のロボコンはぜひこのテーマでやってもらいたい。
・・・まさか自粛したりして・・・。

妄想の中だけに恐怖が閉じ込められたら
どんなにいいかと思いつつ
画伯のご無事もお祈り申し上げます。
ゆめゆめご油断なきよう・・・。

投稿: キッド | 2011年4月20日 (水) 14時27分

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