ジュース、ありがとう(黒澤宏貴)
日本最大のレディースといえばなでしこジャパンなわけである。
しかし、最強女子だけにそこには因縁の物語がある。
なでしこ総長・沢ホマレと特攻隊長丸山カリーナといえば・・・2008,年・・・北京オリンピックでの三位決定戦である。
ドイツ相手に2-0でやぶれた興奮さめやらぬ競技場・・・。ホマレは激昂してカリーナに説教である。
「カリーナ、ちょっとこいやぁ」
「・・・」
「途中出場が・・・最後まで全力でかっとばさなきゃ、誰が走るんだよぉ」
カリーナはヤンキー眉をひそめつつ泣きじゃくるのだった。
「すいやせんでしたぁぁぁ」
跡目を継ぐのはお前だと思えばこその叱咤であった。
そして・・・2011ワールドカップ・・・準々決勝・・・。相手は奇しくもドイツだった。
0-0で迎えた延長戦前半・・・ホマレはドイツのシモーヌに後ろ蹴りを股間に決められ悶絶である。
しかし、不死身の総長は数秒で復活・・・その闘志にレディースの紅蓮の炎が燃え上がるのである。
そしてそのときは来た・・・延長戦後半・・・澤のパスは裏へ走る丸山の脚先にジャスト・フィット・・・ゴール!
澤と丸山の宿命のアシスト&シュートなのである。
しかし・・・総長補佐阪口は蒼ざめるのだった。
試合直後の丸山のインタビュー「すごいいいパスをイワブチがくれたので・・・後は蹴るだけでした」
阪口「ま、まるやまぁぁぁぁぁぁ」
それはそれとして・・・3位以上になってこその妄想でございます。がんばれっなでしこジャパン。
で、『ドン★キホーテ』(日本テレビ110709PM9~)脚本・大石哲也、演出・中島悟を見た。
毎度おなじみの人格交換ファンタジーである。映画『転校生』(1982年)の原作小説・山中恒の「おれがあいつであいつがおれで」を意識したセリフがあったり、元祖男女・小林聡美がそれとなく助演しているわけである。
しかし・・・一般人とヤクザの人格交代では筒井康隆の「俺の血は他人の血」もいくらかいただいていると思われる。
ま、とにかく・・・ヤクザをひそかに肯定し・・・ヒーロー化するのはエンターティメントとしては王道なのである。
スポンサーに気を使って自動車や原発が事故を起こさないドラマ世界にあって飲酒のために児童虐待する母親・敦子(岩佐真悠子)が登場するだけでも天晴れなのである。
ともかく・・・登場する話数によって体重の増減が激しく、輪郭が一致しない幸子は今期こそ・・・そこそこのコンディションをたもってもらいたいと思うのだった。
松田翔太の高橋克実の真似と高橋克実の松田翔太の真似は甲乙つけがたし。
(もちろん仮記事ですが・・・再度更新のメドはついていません)
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