Heaven?いやNirvanaです・・・瀧本美織のような香り
おい・・・本気なのか・・・ということである。
いや、ドラマのことではなくて四日目に突入した連日更新についてである。
予定では「家族八景」を待ちながら・・・開始まで休眠する予定だったのに・・・つい、火田七瀬だけに火がついてダブルをやったらトリプルという習性で三日連続の更新である。
その上に・・・また更新しやがって。
いや、困ったもんだな。脚本家が自作をアレンジしてリメイクするのはいいとして・・・「ランチの女王」と「デトロイト・メタル・シティ」の合体は相性悪すぎるだろう。しかも薄汚れたロック・ミュージックで20年前に青春回帰かよ。30才の男は20年前、10才だぞ。
・・・って、そのパターンもやめなさい。
そんなこと始めると、際限なくなるぞ。今回は軽いノリでやるって約束したでしょ。
で、『ハングリー!』(フジテレビ系20120110PM1015~)脚本・大森美香、演出・本橋圭太を見た。キッドのブログとしては瀧本美織が初登場なのである。ほぼ、落ち度のない顔立ちで「美しい」も「かわいい」もこなせる20才である。映画「食堂かたつむり」とドラマ「てっぱん」があり・・・川口春奈の年上のライバルといえるだろう。その中間に武井咲が位置する。
ドラマとしては彼女をじっくりと鑑賞するのが第一主題だが、可もなく不可もないな。
以上・・・おい。
まあ、脚本家的に・・・ということで「ブザー・ビート」と同様にドラマ内で使用された楽曲についてメモしておくことにしよう。
主人公の山手英介(向井理)の中学生時代、うっかりと自分の世界観を発現して愚昧な女子中学生たちにリンチされた時のことである。
多勢に無勢で圧倒される幼い英介の反抗のきっかけとなるグランジが・・・Nirvanaの「Smells Like Teen Spirit」(1991年)である。
安いガキ向けの香水が匂うじゃねえか
すっげえぶっとぶ奴をしこたまやろうぜ
三人だっていいぜ
この世はゲスで自分は最高だとおもってるんだろ
俺なんかただヘドを吐くだけさ
もしもし もしもし 聞いてんのかよ
大丈夫、誰にも見えやしねえ
ぶっとんじまおうぜ
どいつもこいつもおバカでビョーキなんだぜ
おらおらぶっとんじまうのさ
あいのこもしろんぼも吸血鬼も俺のすっげえアレもな・・・
ま・・・とにかく口汚いってことだ。
さて・・・本来、記憶の女神・ムネモシュネの九人の娘たちはムーサと呼ばれる芸能の女神グループである。それに対してドラマでの麻生時男(稲垣吾郎)がオープンした店の名「ガステレア」とは『美味礼賛』の著者である18世紀のフランスの教養人・ジャン・アンテルム・ブリア・サラバンが食道楽の果てに妄想した10番目のムーサ、味覚芸能の女神である。ある意味ではゴチバトルをつかさどる女神ということだな。
ところで、フランス料理店を舞台にした傑作と言えば佐々木倫子のコミック『Heaven?』(1999年)があるわけである。このコミックに登場するレストランは「ロワンディシー(この世の果て)」なのであった。
まあ、ニルヴァーナ(涅槃)に彩られた「ル・プティシュ」と食道楽の「ガステリア」そしてヘヴン(極楽)の別名「ロワンディシー」・・・どの店に行きたいか・・・と言えば・・・初回を見る限り、キッドは断然「ロワンディシー」なのだった。
関連するキッドのブログ→煙草吸って裏表のあるビッチはじめました(相武紗季)ブ、ブザー・ビート(山下智久)もげっ(北川景子)
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