欲望と死亡のはざまで愛をみつけたけだもの(山下智久)
どうやら・・・今回の山Pはけだものらしい。
それはおそらく・・・脚本家が榮倉奈々・主演の「泣かないと決めた日」(2010年フジテレビ)の職場におけるいじめや、杏・主演の「名前をなくした女神」(2011年フジテレビ)のママ友たちの軋轢で「この世の生き地獄」を描きすぎて・・・まあ、元々の資質かもしれませんが・・・現世をネガティブに見る傾向に偏重してしまったことに原因があると思う。
つまり・・・男は狼なのよ、気をつけなさい・・・が出発点なのである。
前回のなにがなにやら「絶対許さない」と叫ぶ屋上の少年が・・・「名前をなくした女神」の秋山家の息子・健太(藤本哉汰)でキャスティングされていたと思ったら、今回はその母親である侑子(杏)がゲスト・ヒロインとして登場である。
「この世の生き地獄」に敢然と立ち不可った「地獄の天使」の榮倉奈々と杏が揃い踏みである。
もう・・・ダブル・ヒロインに責めたてられて・・・山Pはふんだりけったりの三枚目を演じることになるのだ。
こんなことが・・・許されていいものだろうか・・・いや・・・ここまでくると逆に気持ちいいという考え方もあります。
そして・・・もう一人のヒロインである紙魚子でぱふっでマジすかな妹(前田敦子)はやぶにらみで兄をねめつけるのである。
前田敦子の表情の演技は時として凄いな。
すごく・・・ソフトな表現だが・・・このドラマでは山Pがじわじわと迫害されています。これは一部愛好家うっとりの展開と申せましょう。
まあ、それはそれとして・・・前回の「死亡していないのに死亡推定時刻」に続いて今回も脚本家は致命的なミスを犯している。「富士山の写真を撮ったカメラマンを探して電話をかけまくり徹夜してしまった刑事」である。
真夜中の2時に電話して「すみません・・・富士山の写真の件なんですが」と一般市民に尋ねる刑事なんかいない。
もちろん・・・構成全体としても・・・身元不明の男の身元判明の手順に明らかに曖昧にしてごまかしている部分があり・・・そこがものすごく興醒めを誘うポイントになっていることは言うまでもない。
お茶の間では・・・どうして身元が判明したのか判然としないまま・・・無理矢理、感動させられることになる。
それなのに・・・ヒロインが一生懸命働いたシーンには悠然と時間を割いているのである。
脚本家・・・ヒロイン側に肩入れしすぎているぞ・・・気をつけろっ。
もう、身悶えするよ。本当に。
で、『最高の人生の終り方〜エンディングプランナー〜・第2回』(TBSテレビ20120119PM9~)脚本・渡辺千穂、演出・石井康晴を見た。あまりにも身悶えたのでちょっと癒されたい。
井原家の愛犬・コタローである。・・・かわいい・・・かわいいよコタローなのである。人間より犬がいいよな・・・みんなそう思うよな~などと現実逃避している場合ではない。犬だって所詮けだものだからな。
ちなみに井原家の長女・晴香(前田敦子)が番組内でログインしていた「Haruka Ihara 四葉のクローバーの日々徒然」 は実在するGoogle+である。
井原家は放浪癖のある長男、けだものの次男、禁じられた泥棒猫の次女、恋奴隷で泥棒の三男とろくでもない家族なのであるが・・・長女だけは足が不自由な分・・・泥沼に咲く蓮の花として設定されているようだ。井原家の二人の母親(長男だけ別腹)についてはまだいやらしく存在が隠匿されているのだが・・・長女の事故と母親不在にはなんらかの関係があると考えるのが妥当であろう。比較的良好な兄弟関係に対して熾烈な肉弾戦に突入する姉妹の確執もそのあたりに原因があるのではないだろうか。まあ・・・そういう先々のことを考えるとちっとも癒されなくなってくるけどねーっ。
俺が・・・転落して生死の境をさまよっている居酒屋コロンブスの善福寺店々長(設楽統)に代わって店長代理をしていた夜。就職の面接にやってきた若い男(玉森裕太)。彼は今、目の前に死体となって横たわっている。俺が葬儀社を継いでからというもの不慮の死を遂げる人間・・・続出である。
これは天性の素質ではないか・・・などと浮かれている場合ではなかった。
妹の説明によると我が家には三年前に導入したローンがだいぶ残っている遺体安置用冷蔵庫があるのだった。
そのために警察から身元不明死体の保管を委託されることがあるらしい。
公費の支出による貴重な収入である。世慣れた妹は委託を確実にするために「おきよめ」と称する袖の下・・・相場はビール券数枚・・・を所轄の担当刑事・長峰(水上剣星)にご贈答する手配に抜かりはない。兄があたふたしているのでよくできた妹になってしまった。実にふがいない思いである。
ともかく・・・謎の若者の死体はそのような事情で我が家にやってきた。
あの時、せめて履歴書だけでも受け取っておけば身元なんてすぐ判明したのに・・・俺は時間を惜しんで・・・彼を門前払いにしたのである。応募を受けた店長なら何か知っていたかもしれないが店長もまたこの世の人ではなくなってしまった。
まさに・・・死人に口なしだ。
検視官なら遺体の最後の言葉を聞こうとしたりできるのかもしれないが・・・駆け出しの葬儀屋に死体は極端に無口なのである。
そんな俺に口の軽い刑事たちは「死体の事情」をそれとなく教えてくれる。
彼は暴漢に襲われた女性を助けようとして暴漢の一人に刺殺されたらしい。
北新宿は架空の町なのでどんな暴漢も存在しうるのである。
暴漢たちが彼の所持品を盗んでいったため・・・彼は正体不明の男になってしまったのである。
助けられた女性が警官を連れて戻ってきた時には暴漢の姿はなく・・・ただ死体がひとつころがっていたのだと言う。
しかし・・・そんなことはどうでもいいと思える俺だった。なにしろ・・・命の恩人の死体を拝みにきた・・・路上サックス・プレイヤーの谷沢怜奈 (杏)が妖怪人間ベラなみに好みのタイプだったからである。思わず「れいな」と呼ぼうとして「ベラ」と言ってしまいそうなほどのそっくりさんだ。
たちまちいきりたつ・・・俺のリビドー。聞けば・・・事件の発端は怜奈に暴漢たちがからみだしたことにあったそうだが・・・何のことはない・・・俺もまた暴漢と同じような邪な欲望を持つけだものだったのである。
怜奈は困ったような顔をして・・・謎の若者と自分との関係を問わず語りしてくれた。
「最初に気がついたのは路上ライブのお客様としての彼でした。夏なのに「ジングルベル」をリクエストなさったので印象深かったのです。ただ・・・それ以来、ライブの他の場所でも彼を見かけるようになって・・・私・・・彼のことを少し恐ろしい人ではないかと疑っていたのです」
「つまり・・・ストーカーじゃないか・・・と」
「そういうことです・・・そんな彼が私を助けてくれてこんなことになったので・・・私は正直、困惑しています」
それは・・・お困りでしょう。俺が相談にのりましょうとかなんとかいって彼女とお近づきになりたいと俺の下半身は電光石火で命ずるのである。
「彼はどうなるのでしょうか・・・」
葬儀屋として駆け出しの俺が答えに困ると・・・よくできた妹が助け舟をだしてくれる。
「ご遺体は・・・身元不明のままですと行旅病人及行旅死亡人取扱法によって行旅死亡人となって地方自治体が遺体を火葬し遺骨として保存、官報の公告で引き取り手を待つ事となります。ちなみに北朝鮮の工作員が不審船に乗ってやってきて日本の巡視船と交戦し自爆自沈した十年前のあの事件では8人の工作員の死体が行旅死亡人として処理されたそうです。豆知識です。ぱふっ」
「・・・でお葬式とかは・・・」
すかさず、従業員の田中さん(大友康平)が角の立たないように率直に答える。
「残念ですができません・・・葬儀代がでないもんですから・・・日本では一年に三万人くらい孤独死する人がいて・・・お葬式をしない方も多いのでございますよ」
三万人か・・・日本にざっと1億人超の人がいて・・・ざっと100才まで生きるとすると・・・毎年、ざっと100万人が死ぬわけで・・・100人に3人は孤独死することになるのだなあ。学校でいえばクラスに一人は孤独死する奴がいることになる計算なのだ。惨いことだなあ。
などと感慨にふける俺がいる一方で・・・困惑している怜奈をどのように誘惑しようかときっかけをさがしている俺もいるのだった。
しょうがないだろう・・・さかりのついた人間(けだもの)だもの。
そんな葛藤をかかえる俺はさておき・・・よくできた晴香と違い高校生の桃子(大野いと)はなんだか・・・荒れている。先週は俺の胸で泣きじゃくったくせに・・・今週はいきなりふてくされた状態である。いきなりふてくされたら対応に困るよな。
さらに大学生の弟・隼人(知念侑李)と来たら、朝っぱらから井原家の金庫の金を持ち逃げする始末。そんなことじゃ、「それでも、生きていく」(2011年フジテレビ)の三崎文哉(風間俊介)みたいになっちゃうぞ。
だが、そんな兄の老婆心が弟に通じるはずもなく・・・桃子に牛乳をあびせかけながら・・・隼人は金品の強奪に成功し逃走するのだった。
桃子は毎週、なにかをぶっかけられているな。脚本家に袖の下を渡した方がいいかもな。
いや・・・袖の下を渡してぶっかけられるシーンを作っているのかも・・・まあ、それはそれとして。
思い悩んでいる俺の前に亡き父(蟹江敬三)の盆栽仲間である岩田さん(山崎努)がやってきて・・・あれこれアドバイスをしてくれるのだった。
「この家の家族はバラバラだな・・・お前さんは・・・身を惜しんではいけないよ・・・人間関係なんてちょっとおせっかいなぐらいがちょうどいいんだ・・・後悔しない秘訣だよ」
なるほど・・・積極的にアタックした方が・・・しないよりもやれる・・・ってことですね。
一人合点した俺は・・・ベラじゃなくて怜奈の困惑を解決してやろうとひと肌脱ぐことにした。
実際に脱がないのは大陸横断旅行でホットドッグを食べ過ぎてお腹がでちゃったからではないことを申し上げておく。
謎の若者はいい人だったのか・・・それとも単なるストーカーだったのか。もちろん、いい人だけどストーカーという場合もあるが・・・世間ではストーカーに人権はないので二者択一である。
俺は怜奈の歓心を買うために彼氏がいるのでターゲット外の警視庁高円寺署の坂巻刑事(榮倉奈々)に「警察は庶民の味方でしょ」と発破をかけて利用することにしたのである。
本当はちょっと俺に関心があるのかもしれない坂巻刑事はたちまち調子に乗って遺体の身元割り出しに乗り出すのだった。
手掛かりは遺体が握っていた写真の切れ端だった。
子供がSの文字を掲げている。背景には山が映っている。裏には撮影者・佐・・・の文字。
「科捜研の分析によると山の稜線はどうやら富士山らしいのよ・・・」
地道な調査の結果・・・特に成果はあがらなかったが・・・俺はやたらと死体にぶつかるつきにまかせて・・・現地に跳んでみることにした。
「富士宮やきそば食べにいかないか」
俺は妄想上の「One Night Carnival/氣志團」をB.G.M.に坂巻刑事をドライブに連れ出した。自称彼氏がいる彼女だが勢いで一回くらいやれたらしめたものなのである。
しかし・・・俺は死体にはついているが女にはついていないようだった。
確率的にありえないことであるが何千何万いるかわからない・・・富士山の写真を撮った男の中から正解を引いてしまうのである。本当に困ったもんだな。
そして・・・案の定・・・俺は最終的にはひとつの死体に行き当たるのだ。もちろん・・・その死体はもう・・・とっくに灰となり地球という星の一部になった昔の死体なのである。
写真は佐藤という写真家が地元のコンクールに応募するために撮ったものであった。そして入賞した作品はクリスマスカードとして・・・限定300枚販売されたものだというのだ。
「そういえば・・・前にも写真のことを尋ねてきた人がいたな・・・誰に売ったか、わからないかと・・・なんでも差出人のわからないクリスマスカードがおくられてきたとかで・・・まあ・・・そんなこと言われても答えようがなくて・・・困りましたけど・・・そしたら彼・・・近所に大きな病院はないかって言ってきてね・・・」
俺たちは・・・その病院を訪問した。事情を話すと・・・病院の医師は「五年前のことなら・・・よく覚えていますよ・・・ここで心臓移植手術を受けた患者がいないかって・・・しつこく尋ねられて・・・困ったものです。もちろん・・・教えられませんからね。それは臓器の移植に関する法律に定められていますから。摘出患者(提供者・・・ドナー)と移植患者(受給者・・・レシピエント)の間に利害関係が生じないことは非常に重大な前提ですから」
「しかし・・・人の口に戸はたてられませんよね」
「そうですねえ・・・移植手術は成功したし・・・めでたいことだから・・・それなりにお祝いもしたし・・・誰がその患者かを知ることは不可能ではないでしょう」
「その手術にかかわった移植コーディネーターをご教授いただきたい」
坂巻刑事はごり押しで・・・移植手術をめぐる情報提供者を確保した。
病院のレシピエント・コーデネーターである看護師は事情を知ると沈黙の誓いを破り・・・ドナー・コーディネーターのいる病院を明かしたのである。
俺たちは第二の病院に向かった。そこには謎の男の関係者の遺体がかってあったはずである。俺はそう確信していた。
その病院は都内にあったのだ。ドナー・コーディネーターである看護師は・・・謎の遺体写真を見ると表情を曇らせた。
「この人をご存じですか・・・」
「患者だった倉木さんのお兄さんですね・・・おそらく・・・」
「身元を確認したいのですが・・・」
「そういう事情ならば・・・」
病院には提供者の家族として・・・倉木陽一郎のデータが残っていた。
提供者は・・・彼の妹だった。
データに記された当時の勤め先から・・・彼ら兄妹の事情が明らかになった。
勤め先は廃業していたが経営者が二人のことを記憶していた。
「他に身寄りがなくてな・・・仲のいい兄妹だったよ・・・妹さんが事故であんなことになって・・・もう・・・かける言葉もなかったね」
脳死判定をされた倉木の妹はドナーとなり・・・倉木は移植された妹の心臓を求めて・・・レシピエントから届いた差出人無記名のクリスマスカードを手掛かりに・・・あそこまでやってきたんだ。
でも・・・彼はレシピエントにあって・・・どうするつもりだったんだろう。
そして・・・彼はレシピエントに逢えたのだろうか。
しかし・・・とにかく収穫を口実に下心を忍ばせて俺が逢った怜奈の眼からは涙が流れだすのである。そして俺は真相を知ることになったのだ。
「そのクリスマスカードを書いたのは私です。私はただありがとうと書きました。それしか許されていませんでしたから・・・私が・・・彼の妹さんの心臓をいただいたレシピエントなのです・・・私・・・私に彼のお葬式をさせて・・・ください・・・」
そうだな。もう・・・彼女が彼にしてあげることはそれしかないものな。
そして、妹の晴香は商売人として瞳がギラギラと輝くのだった。
「事情が事情ですからお安くしておきますよ・・・」
やがて・・・葬式では彼が彼女に贈ったサンクス・レターが披露される。
与えられたものと与えたものの遺族との間に交わされる社交辞令であるが、命を至上のものと考えればそれは一種の崇高な文通であろう。
「元気ですか・・・去年のクリスマスに妹は天国に旅立ちました。たった一人の家族を私は失いました。妹はもう・・・この世にいない。けれど・・・妹の命の炎があなたの中で生きていると信じること。それは僕の救いです。それは僕がこの世を生きていく希望の道しるべです。どうか・・・あなたは頑張って生きてください。あなたがあなたの夢をかなえ、幸せに生きていくこと。それこそが僕の心のともしびなのです。メリークリスマス。新しく生まれた僕の家族へ」
結局・・・彼は彼女を発見したのだな。そして・・・妹の身変わりとして・・・こっそり見守っていたのだ。彼女を・・・そして彼女の心臓を。
彼はストーカーでそしていい人だったのだ。
こうして・・・彼女の困惑を見事に晴らした俺だったが・・・感謝の言葉もそこそこに彼女の結婚式に招待されるのだった。
ええーっ・・・俺のリビドーをどうしてくれるのーっ。
そんな、俺をうっひっひと眺める坂巻刑事・・・あれ・・・やっぱり・・・ひょっとしてこの女、俺に気があるんじゃ・・・。
まあ・・・とにかく報われようと報われまいと愛はそこにあるだろう。
坂巻刑事はとにかく・・・彼と彼の愛に身も心も振るわされて・・・その愛が喪失してしまったことへの怒りを犯人逮捕のついでに顔面パンチで晴らすのだった。
確かに・・・妹の心臓を命がけで守った兄は美しい。
俺がそういう美しい兄弟愛を持っているのかどうかは疑わしいが・・・とにかく、身を惜しまずに誰かに尽くすことは・・・気持ひとつで可能だと思うのさ。
おそらく・・・犬にだってできるんじゃないのかな。
関連するキッドのブログ→第1話のレビュー
一人旅と一人旅が交差する天使テンメイ様のレビュー→コチラへ。
山Pをこよなく愛する皆様はこちらへ→エリお嬢様のレビュー
シナリオに沿ったレビューをお望みの方はこちらへ→mari様のレビュー
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コメント
キッドさま!おはようございます
昨晩は身もだえしてよく眠れませんでした(笑)
もう 開き直って 出番だけ多いけど 美味しいところはもらえない真人を山下君がコメディー演技でいかに魅せていくのか?
ハードルは高いけど内に秘めた強い思いで乗り越えてくれることに期待して見ていくことにします
そういう時期なのかもしれませんね(^^)
投稿: chiru | 2012年1月20日 (金) 08時32分
キッドさん お久しぶりです(o^-^o)
連日の素晴らしいドラマレビューを拝見して
懐かしさと嬉しさで、テンションが上がってます。
一話の後、感想を考えているうちに何だかまとまらず、二話になっちゃいました(*ノv`)
一話は、凄く引き込まれてドラマとしてちゃんと
楽しめました。
二話は・・・やはりいろいろと気になりました。
主人公だけではなく、亡くなった倉木も写真家を
探し当てていたり、病院での短いやりとりの中で
あっさり真実が判明したりと・・・。
深みのないストーリーに、軽い真人のキャラが
空回りしているように感じました、一話くらいの
重さは必要だったかな(^-^;
画面に映っている時間は長いのですが、主役が
脇に追いやられてましたね。
ストーリーや演出はさておき、要所に好きなシーンはたくさんありました(*^m^)
視聴率も下がったようなので・・・
開き直って、チャライ真人を堪能したいと思います。
投稿: しずく | 2012年1月20日 (金) 15時41分
シンザンモノ↘シッソウニン↗・・・chiru様、いらっしゃいませ・・・大ファン
全国で何千何万の方々が身悶えていたかと
妄想すると戦慄を禁じえませんな。
妄想ついでに言うと
この脚本家はおそらく過去に
手痛い目にあって極度の男性不信に
陥っていると考えます。
そして「ケータイシリーズ」や
ゴールデンドラマでも
主人公が女優・・・というドラマばかりやってきて
男優のたてかた・・・というものに不慣れであることも
明らかなのですな。
その犠牲者が山下様であることは間違いありません。
キッドの妄想では毎回
山下様が十字架にかかっている姿がみえますぞ。
ハレルヤ!
その他のスターならともかく
山Pをたてないことには数字は計算できない・・・
そういう基本に対する反逆なのですな。
案の定、今回の視聴率は11.0%・・・フタケタあって
よかったと思うくらいでございます。
しかし・・・まあ、山Pのことですから
この逆境をはねのけて
新境地を開くのかもしれませんけどね。
一人、死体と語る山Pなんて
なかなかに物騒でしたしねえ。
あのシーンでは兄について語るのですが
死体の正体(妹思いの兄)が
判明していないのでは効かないのですな。
脚本家が「自分ではわかっているつもりの意味不明」の
典型的な病状です。
まあ・・・そんなあれやこれやで
来週も盛大に身悶えする予感ですなーーーーっ。
投稿: キッド | 2012年1月20日 (金) 15時49分
(o^-^o)ブザビもピー~しずく様いらっしゃいませ~コドブもピー](o^-^o)
キッドはほぼ1年半に渡って休眠していたわけですが
山Pもまた連続ドラマをやらなかったので
まさに運命の再会なのですな。
忘れないでいてくださって
ありがとうございます。
久しぶりの連続ドラマで
山Pを愛する皆さんの期待は爆発寸前だっただけに
ちょっとすかされた気分の方もいるし
もちろん、山Pが見れるだけで絶頂の方もいる
これは想定内なのですが・・・。
それにしても2話目になると
皆さん、やや冷静になって・・・
おや?と気がつくのですな。
これ・・・山Pは本当に主役なの?・・・と。
しかし・・・まあ・・・この脚本家の最近の手管は
主人公に災難をこれでもか・・・と
準備することなのですな。
1回目は人の死に関与した罪悪感でせめられ
2回目はさかりのついた犬みたいに描かれおあずけをされ
これらはまだ序の口だと思うのです。
家出中の兄は女がらみでなんか事件を起こしそうだし
妹の一人は体が不自由でいろいろありそうだし
もう一人は不倫で妊娠で自殺するかもしれないし
弟はミツグくんでドロボーッでございます。
女刑事だっていつ殉職するかわからない。
最後はきっと岩田さんも死ぬだろうしなーーーーーっ。
まあ・・・山Pが
随所に見せる軽い笑いを含んだセリフを始め
それなりの演技プランを「彼なり」に
考えていないはずはないので
キッドはそれが楽しみなのですな。
父親、店長、ストーカーと
三人の死者を旅立たせた真人が
いよいよ・・・天職の葬儀屋魂に目覚める・・・
来週はそんな回になってほしいものだと考える今日この頃です。
まあ・・・チャラさが倍増するだけかもしれませんけどーーーーっ。
投稿: キッド | 2012年1月20日 (金) 16時15分
じいやさま、こんにちは!
やっぱり軽妙でコミカルでとぼけ要素満載のキャラでしたねえ。
こうなったらこのキャラを活かした脚本にするのが
礼儀ってもんでしょ(違うか
お葬式って最低限の原価を知ってしまったので
葬儀屋さんの商売をするところも
見てみたいもんです。
そういうクロサギみたいなシーンも入れて欲しいです。
倉木が妹の脳死で苦悩したあたりなど
ドラマでは全く描けてなかったのに
じいやさまのレビューの方が
臨場感がありますね!
さすがの筆力。
素材はいい話だったのに残念だったけれど
こちらで面白く盛り上げてもらえて
私は満足しましたわ。
脚本の人にコレだけの力があったら・・と
思うのですが
ここは優しい眼差しで見ていくのみですね。
今週もリンクをありがとうございました。
アチラの世界については半信半疑ですが
何とかの頭も信心からということで
本日はいわしの蒲焼にしちゃいました。
甘辛いタレですが
にごり酒にピッタリあうので
じいや様、小骨に気をつけてお試しを。
投稿: エリ | 2012年1月20日 (金) 19時17分
✿❀✿❀✿かりん☆スー☆エリ様、いらっしゃいませ✿❀✿❀✿
そうでございますねえ。
山P先輩はボケというか
エキセントリックな役も持ち味でしたからな。
「Stand Up!!」(2003年TBS)や
「野ブタ」と言った少年時代の延長線上にある
封印されていたキャラの復活ということですな。
弟妹や岩田との会話から
それがうかがわれますな。
今のところ、こなれていないのが
異性とのダイアローグ・・・。
これは脚本家の異性体験の少なさを
ちょっと物語っていますな。
固いというか・・・ぎこちない。
しかし、こういうものは慣れなので
執筆中における山Pとの擬似恋愛を
重ねれば・・・それなりに仕上がってくると推測いたします。
その結果、ふつうの青年だけれど
愛さずにはいられない「まさぴょん」「まさにいちゃん」「まさと」が浮かび上がってくる・・・
まあ、願望でございますがーーーーっ。
そうですな。
まあ・・・出演者の交通整理だけで
アップアップしていますので
せっかくの題材を
生かし切れていないというところでしょうか。
特殊な法律があれば
それをちょっと噛み砕いて
わかってもらうこと。
「面白さ」はその先にあるものですからな。
「葬儀屋」の面白さを解説する役の
晴香や田中にもう少し
「時間」を割くべきなのに。
やはり・・・「しがらみ」がございますからなーーーーっ。
今回で言えば・・・
いい話だけど営業成績アップという
悲しい性を導入しないと
せちがらい世の中は納得しませんから。
まあ、この枠はある程度
教養の低い層を狙っているフシが
ありますので
そのあたりも痛し痒しなのかもしれません。
今回は「臓器移植」という
倫理的に「正解のない問題」を
とりあつかっていますので
かなりの勉強が必要なのですが
勉強したけれど
筋立てにあわせてコンパクトに
まとめられなかった・・・という状況です。
まあ・・・そういうときは「なしくずし」で
すんだ深夜放送の長い脚本家なので
ご赦免願います。
「自己愛」と「他者愛」
「両想い」と「片思い」
「邪悪な善意」と「清浄な悪意」
こういったなかなかに興味深い主題を
忍ばせた物語なのですが
一切隠匿された状態でオンエアです。
もう、ものたりないにもほどがあるでございましたよ。
まあ・・・現代を生きる人々に
老兵がとやかく言うのもなんでございますけれど・・・。
海産物には
いろいろと問題のある今日この頃ですが
アンナ様のダーリンが
イスカンダルから持ち帰った放射能除去装置を改良して
食品の安全には万全を期しておりますので
ご安心を。
じいめは・・・歯が丈夫なので
いわしは丸のみでもいただけますぞーっ。
残ったイワシは
一度軽く焼いて
大根を煮るおだしにいたしましたぞ。
じいや秘伝のブレンドしょうがみりん醤油で
やわらかく煮込みましたので
明晩のディナーに御出しいたします。
どうかご賞味くださいますように。
投稿: キッド | 2012年1月21日 (土) 03時07分