横山裕が古田新太で古田新太が横山裕で・・・って(沢木ルカ)
いやあ・・・ピッタリとはまるな・・・横山裕のチンピラ役。
もちろん・・・アクターとしてどんな役を演じでもいいわけだが・・・持って生まれた雰囲気を生かした配役というのはやはりあると思う。
横山裕はチンピラが似合うのである。
それもまた才能のひとつなのだなあ。
「拝啓、父上様」(2007年フジテレビ)の板前見習いも似合っていたが・・・やはり・・・社会の底辺にいるものの凄みみたいなものを顔といい、目つきといい、体格といい・・・全身から醸し出すタイプなのである。
そういう意味で・・・横山裕が加齢すると古田新太になる・・・というのはえーっと思うと同時になるほどと思わせる部分があるのだね。
ちょっと・・・しびれたよ。
で、『13歳のハローワーク・第1回』(20120113PM1115~テレビ朝日)原作・村上龍、脚本・大石哲也、演出・高橋伸之を見た。毎度おなじみのタイム・ストリッパー・・・いや、タイム・トリッパー(時の旅人)ものである。原作はドラマの筋立てそのものにはあまり関係しないが・・・管理社会の秩序が維持される以上、職業選択の自由というものがいかに虚構性の高いものであるか・・・を皮肉った原作の精神はドラマにも濃厚に出ているようです。
現代からバブル時代へタイム・ワープ(時間遡行)となればどうしても映画「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」(2006年)を連想するわけだが・・・あの時、三本になったレインボーブリッジが1990年には建設途上だったわけである。
最近のヒットとしては「プロポーズ大作戦」(2007年フジテレビ)もある。タイムトラベラー(時間旅行者)は未来にも過去にも行けるのだが、フィクションの世界では過去への旅行が主流なのだな。
その理由は「過去にもどってやりなおしたい人が多数」だからなのであろう。もっともメジャーな時間旅行者であるネコ型ロボットも妻夫木のび太を更生させるためにレオンになってやってくるのである。時間軸に歪みがあるのか一部記述が乱れているんだもん。
こうした時間の乱れは過去が改編された時に起こりやすく、そのためにスーパージェッターなどのタイム・パトロールが活躍しています。
まもなく始まる「家族八景」の続編「七瀬ふたたび」では過去改変者は別の次元に移行するので現行時間がダイヤ通りに運行されたりもします。
ま、とにかく・・・時間を跳躍すると言いだしたら・・・基本的にはなんでもありということです。
過去も未来も星座も越えるから抱きとめて~って言われても一般の人は困りますがね。
ところで、この脚本家は「君といた未来のために 〜I'll be back〜」(1999年日本テレビ)で「何度か同じ時間をくりかえす」というリフレインものを一度やっているので・・・本作はかなり手慣れた感じがするのですな。ああ、久しぶりに10代だった仲間由紀恵が見たいものだな。
さて・・・2012年の小暮鉄平(松岡昌宏)は警察官だが現状に不満を感じ「怪しいハローワーク」に出向く。
そして「怪しいカラオケ店」を経て1990年に転送されてしまうのだった。
そこで鉄平は当時中学生だった自分自身・鉄平(田中偉登)を見出し・・・未来の地位を向上させるために・・・ヤング鉄平の改造計画に着手するのである。
過去では・・・なぜかやがて警視庁の管理官(古田)になるチンピラ(横山)や、怪しい塾講師(桐谷美玲)、怪しい女社長(風吹ジュン)にも出会うのだった。
しかし、一回目の過去改変ではアイテムとして補導された13歳の少女・仁科佳奈(沢木ルカ)の母親(松永京子)のグラビア・アイドル時代の写真を入手したにとどまるのである。
どうでもいいが・・・グラビア・アイドル相手に「いつもお世話になっています」なんて言ったらぶんなぐられると思うぞ・・・。脚本家は・・・AV女優とグラビアアイドルに一線引いてないのか・・・。ついでに男が思うほど女は男の自慰行為に寛容ではないことを若い人たちに一言申し上げておきますぞ。
関連するキッドのブログ→私は広末涼子・・・時の流れを越えて未来からやってきた・・・泡にまみれてよ~。よし、行くぞっ。
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