ラインを超えてクラクララ(三吉彩花)胃もたれするほど生ハムを(鈴木杏樹)
だから・・・W主演の二人は?
いや・・・小林家の朝食に生ハムが出たことの衝撃で記憶が曖昧になりまして。
お前・・・東雲麻衣ごっこを始めるわけじゃあるまいな。
サイド・ブレーキを引いてバスを発進させたのは私です・・・気がつくと丹波厳(脇知弘)の妹・丹波さやか(三好彩花)になっていたのです。
「大切なことはすべて君が教えてくれた」とか「高校生レストラン」の記憶はないのかよっ。
ふっ・・・。
で、『理想の息子・第2回~第3回』(日本テレビ20120121PM9~)脚本・野島伸司、演出・佐久間紀佳人~森雅弘を見た。フォーマットにそったバラエティー・ショーのような構成のお約束の連打である。スケジュールの都合で・・・二週連続レビューになるのだが・・まったく問題がないというのもちょっと面白いな。
クラスメートの小林(中島裕翔)と友達になった鈴木大地(山田涼介)は小林のボデイ・ガードである同級生のアリゲータ鰐川(入江甚儀)を知る。キングの短編小説「道路ウイルスは北へむかう」の絵の中の凶悪な男と同じように前歯も犬歯なタフガイである。
翌週、鰐皮はコアラパンチで凶器を破壊された後、何者かに骨抜きにされてしまう。一転して疎外される鰐皮だが・・・大地は「優しさ」で彼を包み込み、子分にしてしまう。その頃、ポスト三船(藤ヶ谷太輔)候補として世界一影の薄い男スネーク羽生(柄本時生)が名乗りをあげる。
一方、大地の母親・海(鈴木京香)は食堂パート軍団の「ウチの子に限って」包囲陣によって「ひょっとしたら・・・大地は女の子に興味がない性同一性障害者ではないか」という疑念に心を染めてしまう。
翌週、大地の母親・海(鈴木京香)は食堂パート軍団の「ウチの子に限って」包囲陣によって「ひょっとしたら・・・大地はいい子すぎてストレスをためいつかキレて母親を刺殺するのではないか」という疑念に心を染めてしまう。
海は妻に家出された男・倉橋(沢村一樹)に相談するが・・・たいしたアドバイスは得られない。
翌週、海はまたもや倉橋に・・・以下同文。
大地は母親にだまされて赤い手編みの手袋(実は100円グッズ)を手に入れる。
翌週、大地は息子をうざがらせたい母親と遊園地デートをして思い出の赤い風船を手にいれる。
丹波が大地に女装を強要する。
翌週、丹波の妹が大地にハイジを強要する。
小林は大地に影響されて・・・カツアゲをする鰐川に反逆し・・・ひどい目に逢う。
翌週、小林は大地のフリをして羽生に・・・ひどい目にあう。
海は大地の父親にそっくりの美術教師・池田(金子ノブアキ)に「おねえ系は芸術家気質なんですよ」と諭され・・・なんとなく慰められる。
翌週、海は池田に「すべてを受け入れてあげればいい」と諭され・・・なんとなく慰められる。
ついに大地は鰐川と対決し、母との思い出を歌いながら必殺コアラパンチで鰐川を半殺しにする。
翌週、大地は羽生と対決し、母との思い出を歌いながら必殺コアラパンチで羽生を半殺しにする。
母は息子の部屋で「男らしい本」を発見し・・・マザコンでも男らしいと安堵する。
翌週、母は息子と親子げんかごっこをして・・・マザコンでもストレスはたまらないらしいと安堵する。
・・・この調子で・・・最終回までやるつもりなのか・・・。
まあ・・・心底、母親が好きな男の子はけして異常ではありませんということを余すところなく伝えているとは思いますがね。
関連するキッドのブログ→第一話のレビュー
| 固定リンク
コメント
>・・・この調子で・・・最終回までやるつもりなのか・・・。
私もそういう不安は、抱えているのでありしました…
この調子で行きつづけたら、ちょっとワンパター…が過ぎる気がするのです。
だから…
きっと変化球はあると信じて見ているのですが…
まぁ、もし変化球が無くても…
ちょっと微笑ましいからいっか、という気にもさせられています。
なぜか、そんな気分にさせられるドラマなのでした^^;
生ハムにあたったのかしら…
投稿: くう | 2012年1月29日 (日) 02時23分
一種のシチュエーション・コメディーとして
考えるとそれぞれのお約束の場面は
かなり面白いのですな。
鈴木×山田のコンビネーションも
なかなかに渡りあっていますしね。
最後の泣きの演技なんかは
山田涼介が
かなり切れていて
充分に見せますし。
しかし、笑いとなると
前節の「ウレロ☆未確認少女」(テレビ東京)の
王道のシチュエーション・コメディーの方が
上を行ってますからな。
それなりに「毒にも薬にもならない」わけではない。
という部分が求められるのが
脚本家には重荷になってくるかもしれません。
まあ・・・ある種の有名税ですな。
おそらくスケジュール的には
ありえない「相棒」と「理想の息子」の
生ハム連動には
ドラマの神秘というか・・・
杏樹の奇跡を感じましたのでございます。
くう様、夜更かしはほどほどになさりませーーーっ。
投稿: キッド | 2012年1月29日 (日) 02時49分