ストロベリー・ナイトでつかまえて・・・。
ひとつの山をのりきったので・・・山というか山Pというか。
今回は時間調整である。
即日更新から翌日更新にチェンジするための日付としては13日の金曜日というのはなかなかに縁起がいいのだな。なにしろ・・・悪魔でございますからね。
そのための素材としては遅延更新の間に放送された『ストロベリーナイト』(20101113PM9~フジテレビ)とその連続ドラマ化作品である『ストロベリーナイト』(20120110PM9~フジテレビ)がいい塩梅である。
女性刑事が猟奇的な殺人事件に挑むという由緒正しい「羊たちの沈黙」の系列作品のひとつである。
クラリスのポジションは姫川玲子(竹内結子)で、「お譲ちゃん」と揶揄されるが30才の設定である。誉田哲也の原作小説でも年齢設定はほぼ同じであり・・・うってつけのキャスティングと言えるだろう。もちろん・・・活字の中のヒーローやヒロインには読者の数だけ幻想があり、異論は当然あるだろう。
十代において性的暴行を受けた過去を持つのだが・・・ドラマ化において高校時代の姫川を演じるのが岡本あずさである。
キッドはこの部分に抵抗がある。
竹内結子がなんちゃって高校生をやって犯されるべきだったと考えるのだな。
岡本あずさは確かに美少女だが・・・顔立ちがちょっと違うように思うのだね。
これが現在の姫川玲子警部補・・・捜査一課殺人犯捜査第十係主任。いわゆる姫川班のボスである。独特の「勘」で犯罪者の行動パターンを見抜き、犯人の特定、検挙に尋常ならざる力を発揮するのである。
ノンキャリアでありながら抜群の成績で異例の昇進を遂げているのである。
しかし・・・過去に心に受けた傷痕は深く・・・時にはフラッシュバックに襲われ失神したりもするのだ。
その落差にリアリティーを持たせるのが問題の回想シーンなのである。
実際、ドラマ化における凌辱のシーンはテレビ番組としてはかなりハードにしあがっている。
だが、そのシーンを熱演する岡本あずさにそこはかとなく違和感を覚えるのである。
違う娘なんじゃないの・・・という気分になってしまうのだな。
妄想で大抵の違和感修正が可能なキッドにして生じる違和感である。
これはエンターティメントとして大問題なのではないか。
・・・いや、別にそんなに問題じゃないと思うぞ。
とにかく・・・このままでは姫川警部補整形疑惑が浮上してしまうのである。
・・・いや・・・金輪際、浮上しないな。
でも、竹内結子なんちゃって高校生の回想シーンがとにかく見たいんだもん。
それが無理なら・・・キャスティングをもう少し吟味するべきじゃあるまいか。
たとえばこの娘なんてすごくいいと思うだな。
おい・・・。
もう、目元なんか・・・そっくりだし。
おいおい。
口元のほくろなんか瓜二つでしょ。
本人だよ・・・若い頃の・・・。
・・・あっ。
♪時は流れて 時は流れて そしてあたしは変わってしまった(中島みゆき『時は流れて』)
連続ドラマ『ストロベリーナイト・第一回』は「シンメトリーだよアジの開き殺人事件」である・・・殉職した大塚巡査(桐谷健太)の補充として葉山巡査長(小出恵介)が登場。田中圭ほどではないが・・・殉職率の高い配役だと・・・考えます。
関連するキッドのブログ→ハムレットを知っているのか知らないのかどうでもいいのかそれが問題だ(松本潤)
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