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2012年2月11日 (土)

ドラムをたたく奴に悪い奴はいないとドラマーが言うドラマ(松岡昌宏 )

谷間とはいえ・・・恥ずかしいタイトルだな。

たまにだじゃれぐらいいいじゃないですか。

どういう心境なの?

やはり・・・あの5億円のCMが深層心理に影響を与えているかと。

そうなんだ。

それと・・・今回は脚本家が第48回岸田國士戯曲賞受賞作家なので・・・またベタにスタイリッシュな小劇団ノリなんですよね。

ああ、「スタイリッシュ」にだじゃれなんだな。

ええ、一週間に二本はさすがに・・・赤面です。

まあ、業界も新規開拓に熱心なんだな・・・きっと。

それなら新風巻き起こしてもらいたいんですが・・・こじんまりしてるんですなあ・・・これが。

まあ、今回は楽屋おちがオチみたいなことになってるしな。

困ったもんですな。

で、『13歳のハローワーク・第5回』(20120210PM1115~テレビ朝日)原作・村上龍、脚本・倉持裕、演出・塚本連平を見た。知らない人は稀少であると思うが・・・松岡昌宏はTOKIOのドラマーである。念のため。・・・で、それが前提で「ドラマーに悪人はいない」という楽屋おちのギャグが成立するわけである。この空気はドラマ全体を支配していて・・・なにしろ・・・今回の憧れの職業は「バンドのボーカル」あるいは「ミュージシャン」なのである。ミュージシャンである松岡昌宏が・・・刑事・小暮鉄平を演じるのではなくて・・・あたかもミュージシャンのように「音楽」について各所で語り始める。

「バンドのボーカルだけでは音楽は成立しない」とか「お前があこがれたのはパンドのボーカルなのかそれともミュージシャンなのか」とか「ミュージシャンだけでは音楽は楽しめない」とか・・・最後には和太鼓で正確なビートを刻むのである。おいおい・・・なのである。

まあ・・・一応・・・1990年のてっぺい(田中偉登)がイカ天ブームに浮かれてドラムをたたき始めるという言い訳がついているのだが・・・結局、和太鼓なんて誰にでもたたけるってことで・・・和太鼓なめてんのか・・・と思うのだな。

とにかく・・・原作があっても各話はオリジナル・ストーリーであり・・・脚本家の趣向が強く出ていいわけであるが・・・今回は「完全にうまくまとめたでしょう」というスタイリッシュな自己満足が濃厚に漂って鼻にツンときました。もうグダグタなのである。

まあ・・・そういう感じも天才である松岡昌宏は素直に伝えてしまうんだよなあ。

表情の演技なんて「ヤスコとケンジ」(2008年)のケンジや「怪物くん」(2008年)のデモキンになってたりしたしな。

まあ、「ナースマン」(2002年)とか来週、「夜王」(2006年)だから・・・そういう集大成的な流れもあるけれど。

つまり・・・脚本的に小暮鉄平という役を演じられなくなってしまっているのである。

毎週、口直しに「マンハッタンラブ・ストーリー」(2003年)見るのもつらいんだよな。

今回も・・・てっぺいにやりなおしをさせようという努力はほとんどなくなって・・・過去のあらたな人間関係構築に夢中になっている。もちろん・・・そこでしか・・・脚本家が話を展開できないわけである。

さらに言えば「1990年のテレビの音楽番組」がスタイリッシュすぎるだろう。

なにしろ・・・キッドは現場にいたから・・・よく知っているのである。

なにしろ・・・1990年にはすでにものすごい不祥事が起こっていた番組なんだから・・・。

他局とは言え・・・「イカ天」と言うからには・・・本気で再現してもらいたいよねえ。

ま、予算という「お金」がものを言うのはよくわかってますが・・・。

なにしろ・・・時間旅行ものなのである・・・そこで楽しませなくてどうする?

今回は・・・1990年の高野(横山裕)と翔子(桐谷美玲)がいろいろな火花を散らすわけである。

高野は恵まれた家庭に育ち・・・そういう境遇に疑問をもってあえぐ・・・所謂贅沢な悩みを抱えている若者で・・・翔子は逆境をはねかえそうと根性と努力で運命を切り開こうとしているが・・・がんばりすぎて目標を見失っている若者である。

翔子は「なんでもできる」高野を否定しつつ・・・実はあこがれているというツンデレ状態を抱えているわけだが・・・ついにその内心を吐露してしまう。

バンドの代役ドラマーで失態を演じた高野に「ひとつくらいできないことがあった方が・・・ホッとする」なんて言ってしまうのだ。もう唐突にベタだな。

そして高野はその言葉が心にしみて思わず翔子にキスしてしまう。いやんばかん・・・である。もう、そのスタイリッシュさに卒倒しそうでしたよ。

なんだ・・・2012年には桐谷美玲は高野夫人になってるのか・・・そして・・・結局・・・「今」を変えないと本当の「未来」は変えられないオチなのか・・・ねえ、もう少し、センス・オブ・ワンダーを楽しませてくださいよ・・・これってSFだよね・・・SFなんだよねえ。

ブレーン・バスターズの三国園子(富田理生)はなかなかいい味だしていたが・・・全体的に・・・映画「GSワンダーランド」(2008年)みたいだったよね・・・まあ、イカ天ブームもGSブームのリフレインだからな・・・。

関連するキッドのブログ→第4話のレビュー

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