縁起が悪いと言われたら、悲しい白い冬(山下智久)
一転、どシリアスである。
しかも、相変わらず周辺のディティールは「細かいことにはこだわらないで」モードなので・・・吐く息も長く白いのだな。
冷たい北風が吹いているのに・・・もう少し、ストレートに心を温めてほしいものだなあ。
保険金殺人、保険金目当ての自殺、負の遺産相続、不正入札、死因究明、静岡や軽井沢で二人に何があったのか・・・様々な疑惑を残しながら・・・兄弟仁義で泣けと言われて素直に泣けるほど・・・お茶の間が優しいことを祈るほかないのですなーーーーっ。
9時(ご遺体)、10時(生存中)に連続出演の織本順吉様には長生きしてもらいたいですよーーーーっ。
まあ、とにかく・・・家出中の兄の病状、足の不自由な妹の恋の顛末、担任教師と不倫中の妹の行く末、女と金に目がくらんだ弟の暴走・・・主人公を包囲するご愁傷様な未来のフリだけはもう充分に出来ていますな。
のほほんキャラに育ちつつある・・・真人(山下智久)・・・ドラマ後半の怒涛の家族問題にいかにして対処するのか・・・遺言ならまだしも台本が白紙だったらこわいよね。恐怖だよねーーーーっ。
で、『最高の人生の終り方〜エンディングプランナー〜・第4回』(TBSテレビ20120202PM9~)脚本・渡辺千穂、演出・山室大輔を見た。今回は・・・花屋の夕子とともに噂話で状況を説明しまくる弥生(橋本真実)が登場する。高円寺ラッキー商店街の仕出し弁当屋である。葬儀には仕出し弁当もつきものだからだ。ま・・・ドラマだけだと・・・この人、何者なのかしら・・・という戸惑いを感じる方も多いかもしれない。
さて・・・今回は上荻川が登場するわけだが・・・もちろんフィクションである。ついでに前回、神田川と紹介したが・・・この周辺を流れる上流は善福寺川と呼称されるのだった。
恥ずかしながら、訂正しておきます。ついでに言っておくが坂巻刑事(榮倉奈々)の勤務する警視庁高円寺署も実在しない。高円寺を仕切るのは第4方面杉並署である。ちなみに杉並区には他に荻窪署と高井戸署があるのだな。で、荻窪署の管轄地域に上荻1~4丁目がある。上荻川とはドラマの中ではこのあたりをチョロチョロと流れているのかもしれない。
全国各地の田舎から出てきて・・・このあたりに住む人は多いので・・・なんだか、とっても甘酸っぱい感じがする人もいるかもしれない。キッドもそういう知り合いを何人か知っているので別の意味で甘酸っぱい思い出があります。
さて、今回も謎多い「最高の人生の終り方」だが・・・ご遺体の無念を晴らす・・・この一点に関してはようやく焦点が定まってきたようだ。主人公の言動は生きている人々にも影響をもたらすのだが・・・それは結果論であり・・・真人はあくまで「死者の一番言いたかったこと」を代弁するメッセンジャーなのである。
なぜなら、死者は無口だからです。
さてさて・・・今回の遺族ゲストは・・・「クロサギ」の神志名刑事でおなじみの哀川翔である。
そうなると・・・もはや・・・山下VS哀川にするしかなく・・・実際にそうなっています。
前回、兄の健人(反町隆史)からかかってきた電話は一方的に切れてしまい・・・結局、父親(蟹江敬三)の死は健人に伝わらずじまい。やきもきさせますな。
・・・しっかりものの妹・晴香(前田敦子)の提案で「誰にでもわかるお葬式の説明会」を開催することになった「葬儀の井原屋」・・・。俺はその宣伝チラシを配りにご近所を回るのである。いやあ・・・「心をこめてお見送りすること」を伝えるって言ったって・・・「ご冥福をお待ちしております」ってことだからな・・・かなり無理があるのじゃないか。
まあ・・・「お墓のご用意はいかがでしょうか?」って電話営業している企業もあるわけだから・・・ありっていえばありなのかもね。ひょっとしたら・・・「ぜひ、私の葬儀は御社にお願いしたい」と言ってくれる人もいるかもしれないし。そういう「希望があれば充分さ」ってことかもよ。
妹は・・・営業活動中にライバル企業の大手葬儀社「セレモニーホール太陽」のポスターをはっている一之瀬さん(駿河太郎)に出会うのだが・・・彼が心の恋人であるとは気付かずに・・・ポスターの「説明会参加者にもれなく豪華お弁当」に目を奪われてしまう。うちは「もれなくお茶菓子」だから・・・ぎゃふんとなってしまったのだな。
一方、俺は商店街のとある飲食店「食堂・三宝」で・・・客同士の会話をふと耳にしてしまうのだ。
俺の耳は「死の匂いに敏感」になっているらしい。
娘(飯島直子)を「梶浦」に殺害された過去を持つ父親によく似た年配者(織本順吉)・・・だれが「沙粧妙子-最後の事件-」(1995年フジテレビ)の話をしろとっ・・・とアニキと呼びたくなるような男(哀川翔)はこんな話をしていたんだ。
「どうしてわかってくれないんだ」
「手放せばすむことじゃないか」
「それだけはしたくない」
「じゃ、俺の保険金をあてにしていいぞ」
「そんなこと言うなよ」
「とにかく・・・お前の好きにはさせないぞ・・・遺言状にちゃんと書いておいたからな・・・葬式だけはしてくれよ」
なにやら・・・物騒な話だ。
高齢者が先に店を出てしまい・・・俺は男と目があってしまった。
「なんだ・・・葬式の説明会って・・・縁起が悪いだろ・・・」
俺の心は少し凹んだが・・・すぐに立ち直る。なにしろ、俺は覚悟を持って葬儀社を継いだんだから。きっと・・・この男も・・・鬱屈することがあって・・・俺に八つ当たりするしかなかったんだと思う。そういういらだちをかかえている男も・・・もしも死んでしまったら・・・うちのお得意さんになるしかないんだ。そう・・・生きとし生ける人間すべてが・・・お客さんなんだ。そう思うと愛想笑いが浮かんでしまう。おやじ・・・俺も葬儀屋としての第一歩を踏み出しているよ。
しかし・・・「ご遺体」になったのは・・・年配者の方だった。
すっかり、俺のことを「まさぴょん」と呼んでなついてしまった坂巻刑事・・・やはり、静岡とか、軽井沢でいろいろなことをしたからかな・・・例によって民間人相手に捜査内容をペラペラとしゃべるのだった。
「ご遺体は建設会社『岡部組』の社長・啓介氏。上荻川で釣りをしていて川に転落した模様。検視官によれば死因は心筋梗塞で・・・不審な目撃情報はなし・・・今のところ、事件性はないけど・・・一応、死体を搬送して様子を見るつもりなの」
岡部組か・・・社長って・・・結局、組長だもんな。すると・・・あの男は若頭かなんかか・・・?
ま、心筋梗塞って言うのだから・・・暴力団同士の抗争ってことはないよな。葬儀の途中に殴りこみとかかけられたらこわいからな。
などと・・・余計な心配をしていると・・・死体を引き取りに現れたのはあの男だった。
岡部氏の長男で秀喜さんだと坂巻刑事が教えてくれる。俺としては仕方なく営業活動を始めたのだけれど・・・・
「まだ、お宅と取引すると決めたわけではない」と冷たくあしらわれてしまう。
まだまだ未熟な俺は言葉を失ってしまうのだが・・・そこへさらに岡部氏の次男である剛志さん(小市小市慢太郎)が現れる。しかも、なんと「セレモニーホール太陽」の一之瀬を連れて来た。
どうやら・・・一之瀬と岡部組とは因縁浅からぬ仲らしい。
まあ・・・ここで俺はサラリーマン時代を思い出し・・・どうやら・・・岡部兄弟には経営方針の対立があるらしいことにピンとくる。兄はビジネスライクで合理的な経営を目指し、弟は人情厚い良心的な経営を目指している・・・そういう差はきっと隠された二人の関係に原因があるのだろうな。
弟の剛志さんは一之瀬に葬儀をまかせようとするが、兄の秀喜さんは「見積もりを出してもらい・・・経済的な方に決める」と言いだすのだった。ありがたいことだ。まあ、親の葬式の費用をケチるなんてと眉をひそめる人もいるかもしれないが・・・入札競争に参加できることは弱小葬儀社にとって少なくともチャンスだもんね。
俺は・・・秀喜さんに少し好意を持ちました。
妹の晴香がギリギリの算出をして・・・岡部組社長の葬儀は見事に葬儀の井原屋が落札に成功する。
「ウチの方が経験豊富なのに・・・」と一之瀬は歯ぎしりをして悔しがっていた。なんだか申し訳ありません。しかし、妹思いの兄としては複雑な気持ちがあって、ちょっと嬉しくもあるのだった。
ところが・・・従業員の田中さん(大友康平)を連れて葬儀の打ち合わせをするうちに・・・秀喜さんは意外なことを言いだすのである。
「葬儀委員長は弟にしてほしい・・・遺言状はないけれど・・・きっと父はそう望んでいると思うから・・・」
おやおや・・・一体、この兄弟はどうなっているんだ。
そこで・・・商店街の情報屋である花屋の夕子さんと弁当屋の弥生さんの出番である。
長男の秀喜さんは・・・母親の連れ子であり、実子ではないのだった。つまり、次男の剛志さんとは異父兄弟なのである。
俺と兄貴の健人とは異母兄弟で・・・事情はちがうけれど・・・ふつうの兄弟にはない・・・複雑な気持ちが・・・岡部兄弟にあることは充分に想像がついた。
その頃、坂巻刑事は手柄を求める気持ちが強かったのか・・・岡部氏の高額な保険金にひっかかっていた。総額一億円・・・事件性はないと判断していたくせに・・・どうやら・・・誰かが岡部氏を川に突き落としたのではないかと疑いだしたみたい。
それよりも・・・資金繰りに困っていた岡部社長が覚悟の上の入水自殺をした可能性の方が高いと俺は思うけれどね。
だってあの時・・・岡部氏は「俺の保険金をあてにしてもいい」と言ってたものな。
ところが・・・秀喜さんは「あの日は風邪気味で自宅で寝ていた」と言い、アリバイ(不在証明)が成立しないのである。
さらに・・・秀喜さんが遺言状の存在を隠していたことも問題になってしまった。
疑惑の眼が秀喜さんに注がれる中、開封される遺言状・・・しかし、それは白紙だったのだ。
俺は弟の剛志さんに話を聞いてみた。なにしろ、俺も弟だからな。
「確かに半分しか・・・血を分けてませんけど・・・兄は私に優しかったと思います。父と兄とは血縁がないわけですが・・・父は私が生まれた時に庭に二本の木を植えて・・・兄弟の木だとか・・・言って・・・私と同じように兄を可愛がっていた気がします・・・まあ、実の子供である私が言うのもなんなのですが・・・実の子供以上に愛さなければならない・・・と思っていたのかもしれません・・・子供の頃、父と兄は文通していましてね・・・それをタイムカプセルに入れて兄弟の木の根元に埋めたなんてことを子供の頃に聞いたことかあって・・・ちょっとうらやましく感じたものです」
俺の中で死者の無念がむくりと頭をもちあげたようだった。
ご遺体に事件性の疑惑がもちあがり、葬儀の日程も定まらない夜。
ついに弟の隼人(知念侑李)についていた嘘「隠し財産の一件」がただならぬ恋をしているためかいつも機嫌の悪い妹の桃子(大野いと)によってばらされてしまった。
「だましたな」
「お前だって店の金持ち出したりして」
「うるさい・・・金が必要なんだからしょうがないだろ」
「なんだと・・・」
で、今回は俺と隼人がとっくみあいをして晴香に水をぶっかけられることに・・・。
やはり水もしたたるサービスは俺がした方がいいという判断なのか。
で、いかにも幽界からおでましの岩田さん(山崎努)が登場だ。
「そろそろ・・・首をつっこんじゃえば」
「惜しまず・・・ですか」
「惜しまず・・・だよ」
・・・というわけで・・・俺は秀喜さんと対峙した。
「お父様、言ってましたよね・・・葬式は出してくれって・・・」
「それがどうした・・・何にも知らないくせに・・・」
「最近・・・岡部組は・・・大きな仕事を受注してますよね・・・」
「何?」
「葬儀屋の耳は地獄耳なんですよ・・・」
「・・・」
「お父様とは・・・岡部組の経営方針をめぐって口論になってましたよね。いざとなったら・・・家を手放してもいいっておっしゃってました」
「いや・・・だから」
「それに対してあなたは反対だった・・・」
「それは・・・」
「お父様や、弟さん・・・それにお母様・・・家族の思い出のつまった家にこだわりがあったんでしょう・・・」
「一体、あんたは何が言いたいんだ・・・」
「それは・・・遺言状が白紙だったことの意味ですよ・・・」
「意味だって?」
「お父様は生前に・・・あなたのやり方に反対だった・・・きっと何か強引なことをなさったんでしょう・・・会社のためにちょっとした取引先との裏取引とか・・・だから・・・お父様は遺言状にあなたのやりたいようにはさせないと書いたと言った・・・」
「しかし」
「そうです・・・遺言状は白紙でした・・・つまり・・・それでも大切なことがあなたに伝わると信じたわけです・・・」
「白紙でかよっ」
「もっと言えば・・・あなたにすべてをまかせるってことでしょう」
「そうか・・・ふはは・・・そういうことか・・・おやじ・・・おやじーっ・・・・」
俺は号泣する秀喜さんを残して葬儀の準備にとりかかった。
そして、秀喜さんは関係者を集めて罪の告白をしたのだった。
「血のつながらない親子だったけど・・・父には優しくしてもらった。幼い俺に父は真っ白い便箋をくれて・・・文通しようって言ったんだ。俺は父に手紙を書いた・・・父は俺に返事をくれた。何通も何通も・・・俺たちは文通親子だったんだ。遺言状が白紙だった時・・・俺はすべてがゼロになったような気がしたけど・・・父はきっと・・・また一から始めようって言いたかったんだな・・・と葬儀屋さんに言われて気がついた・・・だから、俺は自首します。あの夜・・・俺は不正入札のために・・・役人を接待して・・・裏金を渡していたのです」
お茶の間を含めて一同、驚愕である。
「兄さん・・・それは告白しなくてもよかったのでは・・・」
「ウチの事案じゃないけれど・・・事情聴取するしかないなあ・・・入札談合等関与行為の排除及び防止並びに職員による入札等の公正を害すべき行為の処罰に関する法律違反かしら・・・いや、単に贈賄罪か・・・立件するの大変そう・・・収賄側は絶対否定するし・・・」
やがて・・・事情聴取の間を縫って・・・父親の葬儀にやってきた秀喜さんを剛志さんや岡部組の組員一同は温かく迎えるのだった。
「兄貴・・・やはり・・・組は兄貴がいないともたないよ・・・兄貴、俺、兄貴が戻ってくる日をずっと待ってるよ」
「お勤め御苦労さまです」
「組長」
「組長ーーーっ」
「お、お前たち・・・」
と、とにかく・・・岡部氏の遺言の真意は・・・秀喜さんになんとか伝わったようで・・・俺としてもホッとしたんだ。
血がつながっていようといまいと・・・兄弟の契りは固いんじゃないのかな。
兄貴・・・俺も兄貴に逢いたいよ。
そして・・・血まみれになって帰宅する弟とか・・・とんでもない恋愛をしている妹とか・・・どっちか担当してもらいたい。
悲しい白い冬には兄貴の温もりが恋しい俺でした。
関連するキッドのブログ→『第三話のレビュー』
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コメント
キッドさん、こんにちは(o^-^o)
一転しての、どシリアス・・本当にそうですね。
私は、2話3話より、1話4話の雰囲気の方が好きです。
今回感じたのは、坂巻刑事の不必要性・・・ラブコメ要素はいらないですね、正直あまり魅力的に描かれていないし、公私ともにまさぴょん呼びというのも聞き苦しくなってきました(-゛-メ)
ミステリー部分(亡くなった方の真意を探る)も警察が関与するような大袈裟なものばかりでなくもう少しシンプルで、現実味のあるエピソードだといいなと思います。
白紙の遺言状のエピソードは良かったなと思います。保険金だの殺人疑惑だの・・・警察を関わらすための筋書き┐(´-`)┌本当、不必要です。
1話から感じていた事ですが、長兄を除く、四人の兄弟・・・薄幸な雰囲気がよく似てますね。
いつから母親が不在なのか分かりませんが、愛情不足でしょうか・・・子供達が迷走してますね。
もっとじっくり丁寧に、井原家兄弟の成長が見たいです。面白みはないかもしれないですが(笑)
ホームドラマ>ミステリー>ラブコメは無し、でお願いしたいですm(_ _)m
投稿: しずく | 2012年2月 3日 (金) 16時28分
やっぱ哀川のアニキには組長さんが似合うデス。
つか、岡部組にはアニキの身代わりで出頭する舎弟は
おらんのでしゅか???これ、極道の基本じゃないですかっ!
って、岡部組はヤクザちゃう!!!
イメージというのは怖ろしいもので、クロサギの際も
刑事役だったというのに哀川のアニキと言えばどうも
ワルのイメージしかなくて・・・
竹内力しかり・・・
弥生さんはまさに「何者?」状態だったし、昼ドラで仲居を
やってた「はるちゃん」の女優さんかと勝手に思ってたんですが
橋本真実でググってみたら・・・
あれま、「おひさま」のユキちゃんだったんですね~!
びっくりだいね。
投稿: まこ | 2012年2月 3日 (金) 17時14分
キッドさんこんにちは(^O^)/
仕出しやのお姉さんだったんですか~教えて頂いてありがとうございます。もう昨日彼女が何者か気になってしょうがなかったです(笑)
今までで1番身もだえたのは2話の後でした。今日は別の意味で身もだえていますが春を呼びこむためには元気でいなくちゃです(^^)
話は変わりますが阿部寛さん主演の白い春がすごく好きでした(ラストは違うほうがよかった)のぞみちゃんは相棒が最後の出演なのでしょうか?
ちょっと寂しいけれど少しにホッとしたりもしています
今回のお話、個人的には1番よかったです。ただ視聴者が逃げる気配がテレビから漂ってきてました(^^;
なんか単調で地味で…
ある意味正念場の来週 脇キャストのお話が来てしまうのとお兄さんエピが想像以上に重くなりそうなのが気がかりですが
キッドさんのレビューを楽しみに乗り切ります(*^o^*)
才能のある脚本家さんなんだけど毒を入れずにはいられない
枯渇している人より将来性がありそうだけど題材によってはほどほどじゃなくって全くいれないってのもありだと思うんですけど
個性は大事なのかもしれませんね
投稿: chiru | 2012年2月 3日 (金) 17時51分
(o^-^o)ブザビもピー~しずく様いらっしゃいませ~コドブもピー](o^-^o)
ふふふ、ストレートなジェラシーは微笑ましいですな。
ただし、せっかくの「流れ」ですから
それが活かされた方が番組としてはお得なのですよねえ。
真人と坂巻刑事の件は
今回は「どこにも連れってくれなくてつまんない」
という猟奇的な彼女的パンチ炸裂だったわけで
二人のラブラブぶりはもはや明らかと
キッドの妄想世界では結着しています。
本当は捜査の過程で
ゲロ吐いて台車というのをお約束にするべきだと思っているくらいなんですな。
太古の昔、「寺内貫太郎一家」というドラマがあったのですが
そこで樹木希林は妄想上の恋人である沢田研二に
「ジュリ~」と悶えながら叫ぶのです。
このドラマにおける坂巻刑事は
そういうキャラであるべきだ・・・
というのがキッドの本心でございます。
いつも・・・ある時間になると
「まさぴょ~ん」と叫ぶ・・・面白いはずなのに。
ドラマはかなり大人しくなってしまい・・・
ちょっと残念なのですな。
まあ・・・「寺内貫太郎一家」などという
昭和の例でちんぷんかんぷんでしたら・・・
申し訳ありましぇ~ん。
まあ、榮倉奈々にいきなり
樹木希林を求めるのは酷なのですけれどもーーーーっ。
とにかく・・・そういう路線ですと
次女や三男はもっとバカでいいのですな。
今回は
次女が三男に言う「チビ」というセリフが
爆笑でしたが・・・
だってチビにチビって・・・。
しかし・・・帝国の配役がらみですから
ゾッともしましたぞ。
しかし・・・今回はシリアス・モードでしたから
姉が弟に「チビ」と言ってしまうのは
幼い頃を知っているから言える毒舌で
ちょっと心にしみるセリフでもあるわけです。
それが・・・全体的に言える
フォローなさすぎによって
スーッと抜けて行ってしまうのが
このドラマの惜しいところなのでございます。
とにかく・・・三男は毎回、店のお金をくすね、
次女は毎回、先生とのデートを兄に目撃される。
さらには長女は毎回、デートをすっぽかす。
このぐらいのお約束があっていいのですな。
あえていえば長男はすでにそうなっているわけですから。
で・・・後は遺体と遺族の仲をとりもつ
真人と坂巻刑事でメイン・ストーリーを
綴っていく・・・。
サイズ的にはこのぐらいが見やすいはずなのですな。
しかし・・・まあ・・・欲張って盛り込んで
怒涛のフリ過剰になっているわけで
一体・・・いくつが・・・それなりにオチるのか
キッドは実は・・・ものすごく楽しみになっている
今日この頃です。
なにしろ・・・「葬儀社」がいやだった真人なのですが
結婚して、子供ができる状態になって
はたして・・・子供にどう接することにするのか・・・
そういうオチだって必要なわけですし・・・。
まあ、坂巻刑事とできちゃった結婚でオチとなると
しずく様の精神状態が・・・・・・・・。
まあ・・・もう視聴率も
15.3%↘11.0%↗12.9%↘*9.1%になっちゃったので
スタッフはなんでもありでいけいけでいくしかない・・・
お茶の間は温かく見守るしかない・・・
・・・でございましょう?(゚∀゚)?
投稿: キッド | 2012年2月 4日 (土) 00時57分
●no choco●まこ☆ミキ様、いらっしゃいませ●no choco●
♪じゃかじゃかじゃかじゃじゃ~ん。
「おやじ・・・俺のやり方が気にくわないなら
いつだって杯を返すぜ・・・」
「秀喜~、親にむかってつばはくんかの~。
わしゃ・・・ええ子をもったもんじゃの~」
「あにき・・・こらえてつかあさい・・・」
「剛志・・・極道の世界・・・跡目は実子が継ぐと決まってはおらんのよ」
「・・・おんどりゃぁぁぁぁ」
「ぐっ・・・田中・・・なんで・・・あんたが・・・」
「渡世の義理です・・・岡部のおじきには昔、世話になっているんです」
「きゃーっ・・・アニキが、アニキが~」
・・・ってまこ様、メンテナンス中のロイドで
何をなさっているのですか・・・
なになに、ロイドでVシネごっこをやっていたら
感情移入しすぎて涙がとまらなくなったと・・・。
大友ロイドまでヤクザ・バージョンに
調節するとは・・・何をしておいでなのですかぁぁぁぁぁっ。
冬休みの宿題が倉庫から大量に発見されておりますぞ~。
節分の豆まき大会の前に
おしおきですぞ~。
おお~っ、山P先輩ロイドにまで唐獅子牡丹の刺青が・・・
エリお嬢様にばれたらどうなっても知りませんぞ~。
投稿: キッド | 2012年2月 4日 (土) 01時18分
シンザンモノ↘シッソウニン↗・・・chiru様、いらっしゃいませ・・・大ファン
そうなんですよね。公式ホームページを
見ない人はいないという前提で作っているみたいですなあ。
弥生は井原兄弟とは幼馴染で独身設定です。
場合によっては・・・健人に片思いという可能性まで
ありますからなあ・・・。
それなのにいきなり出てきて長ゼリフ・・・。
ふう・・・。
まあ・・・2話は・・・ベラの巻みたいでしたからねえ。
そして・・・静岡で真人と坂巻刑事は
あれやこれやと妄想できますからなーーーーっ。
とにかく・・・ここはもう
後半の盛り返しを祈るばかりでございますね。
ふふふ・・・白い冬は
もう忘れたすべてあなたのことは~という昭和の歌なのですが
阿部ちゃんネタに持っていくとは・・・さすがです。
「白い春」は記事がありますぞ。
こちらです→http://kid-blog.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-b7e9.html
次々と大物子役が登場しているので
あれですが
大橋のぞみはそう簡単に学業オンリーには
ならないと推察します。
ただし・・・こればかりは
未成年なので・・・家庭の問題でございましようねえ。
まあ・・・ここにきて
ようやく体裁が整ったというか・・・
まあ、アニキ登場で現場がしまったというか・・・
とにかく・・・ゲスト分のオチは
なんとかつきましたからねえ。
単調さは時間配分があまりにも困難な
パーツ過剰の結果ですな。
少し長くなりますが・・・このドラマのメイン・パートは
葬儀社の日常パート
遺体や遺族とご対面パート
遺体の無念に気づくパート
遺体の無念を探索するパート
遺族に遺体の真実を告げるパート
葬式のパート
とメイン・パートだけでこれだけあります。
これに
亡き父のパート
健人のパート
晴香のパート
桃子のパート
隼人のパート
花屋と弁当屋のパート
田中さんのパート
岩田さんのパート
がサブとして重なり
ぶっかけのパート
台車のパート(今回は消滅)まであるわけです。
こりゃあ・・・どうにもならん・・・
そういう気がしてなりません。
全部がうまく関連していればなんとかですが・・・
とてものほほんと視聴できるレベルではないですな。
まあ・・・視聴率にもよるでしょうけど・・・
最初からシーズン2をやる気満々だったのじゃないでしょうかねえ。
とにかく・・・まあ・・・
どんなものでも楽しもうと思えば楽しめるの精神で
乗り切るしかない・・・と考えるのでございます。
心をひとつに・・・ニッポン!なのですな~。
投稿: キッド | 2012年2月 4日 (土) 01時48分
じいやさま、こんにちは!
哀川さんご出演でこんだけクロサギリスペクトなら
最初からクロ2にすれば良かったのにね。
数字も倍は違うでしょうし^^;
私も黒崎さんが見たかったわ~。
でも、ここはこらえて白い冬ですねえ。
坂本冬美(たぶん)の
あなたに会えた秋はもう遠く~
今はすっかり冬で、兄貴は遠い町ってことで。
私も今週は突っ込めず本当、シリアスでしたわ。
笑えるシーンがないのがあれえって感じですし、
待ち構えていると肩透かしが多いのですね。
ま、ここはふるい落としの法則により
試されてるということで。
もちろん、私は諦めませんわ~(ハチマキ
てか今やもうドラマよりもじいやの解説を読んだほうが
面白くてわかりやすいのが定説になっちゃいましたわ。
どうしてくれますの・・
昨夜は節分でしたがじいや、ご無事でしたか。
お屋敷中に巻かれた豆に足をとられていたなんて
ことはないですよね。
昼の豆まき大会はご近所のみなさまが大挙してくれましたが
じいやのおかげで無事、済みましてお疲れ様でした。
豆をまくときに指輪がスポッと飛んでいったのは内緒です~(涙
でもまこちゃまの刺青おいたは
かわいい妹ですもの笑ってこらえますわ。
投稿: エリ | 2012年2月 4日 (土) 11時45分
✿❀✿❀✿かりん☆スー☆エリ様、いらっしゃいませ✿❀✿❀✿
このドラマのプロデューサーは「クロサギ」と
一緒ですからなあ。
「セーラー服と機関銃」とか
「MR.BRAIN」とか
「新参者」とか
そこそこのものも作りますが
「冗談じゃない!」とか
「猟奇的な彼女」とか
結構、痛い目にもあってますからなーーーっ。
「クロサギ」「あしたのジョー」の映画もプロデュースしてますが・・・今は「麒麟の翼」で
ちょっと集中力を欠いているのかも・・・ですぞ。
「白い冬」は
ふきのとう(オリジナル1974年)
石川ひとみ(カバー2005年)
坂本冬実(カバー2011年)
でございます。
一人で暮らす 冬は早や涙
なのですな。
まあ、アニキですからねえ。
「オレのタマがうてるかっ」・・・でございます。
もう・・・その世界に何もかも飲み込まれてしまいましたな。
とにかく・・・脚本家は明後日の方向を向いているので
もう・・・想定内が通用しないのですな。
なにしろ・・・津波に対してはてんでこで逃げるしかありません。
死に物狂いでしがみつかないと
もっていかれます・・・。
お嬢様の気合で衆生をお救い下され~・・・でござりまする。
要するに・・・あとひと手間で
おいしく仕上がるのに
カレーにカレー粉いれない主義と申しますか・・・
香辛料だけでなんとかしようとして
ちょっとからいハヤシライスになってしまう・・・感じ。
今回は30秒でいいから
不正入札を説明してもらいたいところです。
昨夜は年女ロイドシリーズで
堀北ロイド、ガッキーロイド、戸田恵梨香ロイドなどが
お嬢様トリオと豆まき合戦をしましたからな。
豆は総数10万トンを使用しましたぞ。
辰年生まれの女は結構粒ぞろいですな。
ゲストの年男・濱田龍臣くんはあぶなく豆で溺れるところでしたからな~盛況でございましたね。
執事一同、夜の間に清掃しましたので
回収したお嬢様の指輪は宝石箱2765番に戻しておきましたぞ。
まこ様はただ今、逃亡中でございます。
アンナ様はおしのびで立ち食いそばツアーにお出かけになられましたぞ。
今朝の朝食は寒さ厳しきおり・・・
ボルシチにニンニクたっぷりのパンプーシュカに
いたしましたぞ。
朝からこってりでスタミナ回復でございまする。
投稿: キッド | 2012年2月 4日 (土) 15時56分
キッドさん、こんにちは
>カレーにカレー粉いれない主義と申しますか・・・
香辛料だけでなんとかしようとして
ちょっとからいハヤシライスになってしまう・・・感じ。
キッドさんのこの例え、なんだかすごく分かりますわ。
前に「あしたの、喜多善男」の放映時に、
スパイスだけでカレーを作ったことがあります。
最初は楽しかったんですが、あっちのスパイスを入れ、こっちを足しているうちに、
だんだん訳分からなくなってきて、途中で何度もルーを入れたい衝動に駆られました
自分の目指す味には、どんどん遠くなっていくし、家族には評判悪いし、
もう2度と作らない、と心に決めた覚えがあります (妙に達成感はありましたけど)
このドラマも具材は、本当に豪華で、ステーキ肉あり、魚介類あり・・・
なのに、ついでにサラダ用の野菜もフルーツも全部入れちゃって、
どれかから良い出汁が出るだろう、と待っているような感じですね
『+act.mini』という雑誌のインタビューで、
「葬儀屋さんって、今の時代に”死”を連想させるようなことは嫌」だった山下さんを
「とにかく、暗いドラマじゃないからっていうことで口説かれました」、とありました。
暗くはないけれど、お仕事ドラマなのか、ホームドラマなのか、ミステリーなのか、
ラブコメなのか、どれでもないのか・・・一話ごとに印象が変わりますねえ。
勝さんが出ているからか、「カーネーション」の糸子の
「何の店かわからんとこには、客は来んっちゅうことです」という台詞が、
ついつい頭をよぎってしまいます
投稿: mi-nuts | 2012年2月 7日 (火) 11時50分
✭クイーン・オブ・ザ・ランチ✭mi-nuts様、いらっしゃいませ✭親切百回接吻一回✭
カレーはバーモンドカレーで作るのが無難なわけですが
カレー粉でもなんとかなるのですが
それでも・・・どこに味がわからなくなる場合がございます。
もちろん・・・世代差にもよるのですが
キッドは父から教わった
「困った時はお酢を大匙一杯、みりんを大匙2杯だ」
という秘伝で解決しています。
味なんて錯覚ですからな・・・。
たちまち・・・それなりに美味しいカレーになります。
とにかく・・・我が家の場合は。
ドラマだって似たようなもので
ベースというか・・・拠点を維持していれば
それなりに仕上がるのですな。
このドラマだってそういう意味では仕上がっているのですが
目指している山が高いので・・・登頂失敗を
繰り返している模様です。
まあ・・・ゴースト岩田がそっと真人を
撫でていったりとか・・・。
晴香が大将首を検分する目つきで
不埒者をにらんでいるとか。
真人がなんだかんだマイペースで
事件をクールに解決していく態度とか・・・。
そういう役者たちの役作りの妙を
味わうだけでも
キッドはすでにかなり楽しくなっていますけどね。
ただ・・・お茶の間のことを考えると
「そこじゃない・・・ええい、もっとガンダムを映さんか」
と酸素欠乏症的にいらだつわけでございますよ。
・・・ご婦人相手にそのたとえはどうかな。
まあ・・・「新しいモードが来ている」ことを
糸子がかってはうまくつたえられなかったり
逆にみえなくなったり・・・
そういうことは造り手にはつきまとうもの。
ある程度若い脚本家とそこそこヴェテランの演出家。
このバランスがぴったりフィットすれば
凄いドラマになる予兆はございます。
脚本家が「見えている世界」を
がんばって「再現」してあげないと・・・。
キッドはかなり昔から「死は最良の友」と
考える方ようになっていますから
かなり偏った発想なのかもしれませんが・・・
そうすれば明るく穏やかな「死」と「生」の
境界線が浮かび上がってくるはずだと思うのです。
涅槃です。
涅槃が待っているのです。
投稿: キッド | 2012年2月 7日 (火) 15時44分