クワコー(佐藤隆太)と食べられる野草を捜して食べました。(桜庭ななみ)
ふふふ・・・2012年冬ドラマレビューの最後を飾るのが・・・このドラマになろうとは・・・。
いや・・・まだ「家族八景」があるが・・・あれは別格だからな。
結局、神野仁美ことジンジン(桜庭ななみ)のダンボール生活萌えっていうか、ホームレス女子大生萌えっていうか、ななみ、かわいいよななみとしか言えないドラマだったけどな。
しかし、その一点で「ストロベリーナイト」も「ハングリー!」も「最後から二番目の恋」も「恋愛ニート」も「ダーティー・ママ」も葬り去るほどの破壊力を持っていたのだ・・・桜庭ななみの底力おそるべし・・・だな。
なんだろう・・・この尋常じゃない魅力・・・もはや、魔性の領域だな。
いや・・・まあ・・・要するに・・・原田知世の再来なのである。
だから20年後にはコーヒーのCMに出ているだろう。どんな予言だよっ。
恐ろしいことにキッドは「栞と紙魚子の怪奇事件簿 第6話」をごく短くレビューしているのだが・・・桜庭ななみのデビューを見逃しているのである。沢本冬実(桜庭ななみ)は「ゼノ夫人」のお屋敷に結構、重要なものを忘れている役なのにである。
見る目なーしっと叫びたい。で、録画をチェックしてみると・・・いましたーっ。しかもまったく今のまんまだーっ。
まあ、この日は沢尻エリカと黒木メイサを見たあとだからなーーーっ。
そしてその年(2009年)の夏「恋して悪魔~ヴァンパイア☆ボーイ」(フジテレビ)という史上最悪の吸血鬼もの・・・と「ふたつのスピカ」(NHK総合)という実に微妙な仕上がりのSFもので桜庭ななみ降臨である。
(まあ、当時、プロガー仲間のお気楽社長や、シャブリ様から強力プッシュがありましたからねえ・・・二人とも見る目あるなーーーーっ)
そして・・・「怪談新耳袋 百物語」でついにキッドは桜庭ななみにノックアウトである。結局、ホラーかよっ。
しかも・・・この直後・・・キッドのブログは長期休養体制なのである。
ちなみに「栞と紙魚子の怪奇事件簿」で共演していた松山メアリは「怪談新耳袋 百物語」でも共演している。
松山メアリは現在テレビ東京深夜の「牙狼<GARO> 〜MAKAISENKI〜」の魔戒法師・烈花として同じく魔戒法師・邪美(さとうやすえ)とともに新旧悩殺太もも攻撃を炸裂しているのだった。
レビューはしないが・・・見逃せません。
それに対して、ジンジンは赤ジャージ姿で悩殺である。一体どういうシステムなのだっ。
で、『妄想捜査〜桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活・最終回』(テレビ朝日20120129PM2315~)脚本・森ハヤシ、演出・石井裕也を見た。ついになぜ、ジンジンにはクワコーの妄想を見透かすことができるのか・・・その謎が解き明かされませんでしたーっ。まあ、どうでもいいもんな。「家族八景」の七瀬(木南晴夏)と同時期に「クワコー」のジンジンがエスパーとして存在したことを人々はすぐに忘れるどころか・・・まったく認識しないだろうことは充分に妄想され・・・まことに残念なことである。
リストラされてたどりついたたらちね国際女子大学でまたしてもリストラ候補になってしまったクワコー。ミステリー研究会に「なんとかバックアップを・・・」とお願いするのだが・・・「追試があるから無理」(木村部長=倉科カナ)とすげない返事である。
リストラ候補は四人・・・いずれおとらぬダメ教授・準教授陣である。
その中でもヒーローおタクの植松準教授(梶原善)はクワコーの最大のライバルと目されていた。
そんな折・・・クワコーの幼馴染雨宮千佳(原沙知絵)が学内に現れる。
初恋の人との再会に・・・クワコーの妄想は全開である。
いつも・・・思うのだが・・・妄想を具現化しない・・・このドラマ・・・どんだけチープなんだ。
そんなクワコーを・・・ジンジンは学内での拾い食いの合間に・・・ちら見するのだった。
実は、まもなく結婚する千佳は空手道場で知り合った植松準教授に披露宴で瓦割のアトラクションを頼みに来ただけだったのだが・・・クワコーは千佳の結婚相手が植松準教授だと勘違いし、空しい嫉妬に身悶えするのだった。
一瞬で真相を見抜くジンジンにはただただクワコーが哀れな人に思えてくるのである。
その頃、学内では謎の着ぐるみモンスターが出現。実はなんだかんだで沼袋(渡部秀)が中身なのだが、クワコーはあらぬ妄想で・・・中身が千佳だと思い込んでしまう。
そして・・・プライドのない戦闘でついにモンスターとドローに持ち込むクワコー。
さらに愛する千佳の結婚相手(妄想)の植松準教授がリストラされないために・・・自虐的自己卑下の演説を敢行する。
「女子大生諸君、俺は・・・妄想の中で君たちを全員抱いた・・・最低の人間です」
・・・ま、リアクションに困るわな。
結局、そんなクワコーのためにミステリー研究会は暗躍してくれるのだが・・・それでも結局、リストラされてしまうクワコーだった。
本当なら「どんだけ~」と言いたいところだがもはやスタイリッシュではないので・・・言えないのである。
みんなに・・・自殺か・・・と心配させるも・・・ただたらちね大仏に別れを告げるために屋上に佇むクワコー。
もう・・・ストーリーを追うのだけでも脱力する無内容である。
結局・・・クワコーはジンジンのダンボールハウスに居候である。
「いつまでいる気ですか」
「まあ・・・いいじゃないか」
二人はジャージ・スタイルで学内の野原へ食べられる野草採取に向かう。美味しいスープを作るためである。
「これはどうかな・・・神野くん」
「なんとか・・・いけるんじゃないかな」
「しかし、こういう生活も楽しいな」
「早く、再就職して出て行ってください」
「そんなつれないこというなよ・・・妄想でラスベガスに連れてってあげるから」
「・・・勝手に私をラスベガスに連れていかないでください」
「・・・」
「だから・・・勝手に大勝しないでくださいってば~」
もう、春だね。
関連するキッドのブログ→第7話のレビュー
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