ゴミ箱をあさっています。(桜庭ななみ)
2月下旬は東京に雪の降る季節である。
226事件も雪の東京で起こった事件である。
しかし、たらちね226事件は単に寒い事件なのである。
滅多に弱音をはかないキッドだが・・・このドラマのレビューは本当にどうしようもないな。
だが・・・「ストロベリーナイト」は延々と話を引き延ばした挙句、罪の意識にさいなまれる暗殺者だの、死体に添い寝した女だの・・・あまりにも日常的な話でテレビ東京でプラピとトムクル(いつ誰が略せと言った・・・)のヴァンパイア競演を見た後では何も語る気になれないんだな。4夜連続「O-PARTS(オーパーツ)」にいたっては最終回を前にオーパーツと化しているのだな。最近、どうしてこのドラマを製作する気になったんだろうと・・・製作者の正気を疑うドラマが増えているよな。なんなんだ・・・一体。
どうしようもないのか・・・日本。
かといって・・・「相棒」は陣川公平(原田龍二)ものであり、今回の一目ぼれ相手は松本莉緒なので・・・ちょっと触手が蠢いたが、月本幸子(鈴木杏樹)ほどの味わいはないからな。しかも意外すぎる犯人オチで・・・ちょっと正気でない動機である。犯人に泣いてもらっても困るのだ。だって機知外ってことだろう。
来襲はハセベバクシンオーものなのでちょっと期待したい。
「ダーティーママ」にいたっては・・・まだやってたのか・・・って感じだし。う、撃たないで~。
深夜のミステリも何本か、あるのだが・・・「家族八景」にのめりこんでいる以上、今更~なのである。
えーと、釈由美子は来週のラッキーセブンだったよな。「デカ黒川鈴木」の第8回には水崎綾女がゲストにでているのだがあまりの吉本劇場にちょっとげんなりするのだな。なんていうか芸達者な幼稚園児による学芸会を見ているような気になってしまう。
アニメも語る気になるほどの作品は今季はゼロである。「銀玉」は主題歌変わったとたんにすごく面白くなくなった気がするぞ~。「GARO」となると片手間に語れない。しかし、男ものはあれだな「キューティーハニーTL」に比べるとやはり萌えないな。もう、男の子じゃないからだな。
NHKのドラマは大河一本で充分だし・・・関東地方では「Mother」の再放送中だが・・・他の追随を許さないよなーーーーっ。
「ハングリー!」ももうなんか、アレです。言葉を濁すなよ。
いよいよ・・・「最後から二番目の恋」か・・・でも一番面白いのは長倉万理子(内田有紀)だしな。
日曜の9時は二本ともなんだかダラダラしているし、「聖なる怪物たち」はピュアな主人公が軽佻浮薄すぎて苦笑だ。
ほら・・・こうやって消去していくと・・・クワコーが残っちゃうじゃねえか。
で、『妄想捜査〜桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活・第6回』(テレビ朝日20120226PM2315~)脚本・演出・及川拓郎を見た。二・二六事件とは昭和11年(1936年)の二月二十六日に発生した歴史的大事件である。帝国陸軍の青年将校たちが1500人ほどの兵を率いてクーデター未遂を起こしたのである。武力をもって元老重臣を殺害し、天皇親政を実現しようとしたわけである。しかし、この国ではとことん・・・本当の革命を目指す輩はいないのだな。いや、いたのだが・・・記憶に残らないっていうか。いやいや、226事件だって忘却の彼方にすぎようとしているのだな。今回のこのドラマのパロディーだって・・・ほとんど原形を想起させないものなあ。斎藤實(内大臣)、高橋是清(大蔵大臣)、渡辺錠太郎(陸軍教育総監)は実際に殺害されているわけだし、首謀者は叛乱罪で十六名も死刑になっているのだが。
どうせ、オーパーツなら226クーデターが成功した未来と現代との壮烈な時系列争奪戦ぐらいをみてみたいよね。
向こうの世界では青年将校の支配する日本が原爆を先に完成して太平洋戦争に勝利し、世界の半分は大日本帝国に支配されてたりなんかして・・・。第三帝国との世界最終決戦での人類滅亡をさけるためにターミネーターが・・・もういいかい。
IQ515超の天才的マッド・サイエンティスト敷島教授(吉田鋼太郎)はたらちね大学の44号館地下深くにレクター・スタイルで拘束されていたのである。
そうとは知らず謎の男・ミスターたらちねに監禁されてしまうクワコー。
「タスケテ・・・カンキンされた クワコー」というメモを壜にいれて強化ガラスの窓の外に捨てると・・・それはジンジン(桜庭ななみ)の知るところになる。ジンジンは排水溝もあさっています。
たちまち・・・スタイリッシュに敷島教授を訪ねるジンジン。
しかし、教授は「すでに答えは出ている」とジンジンを惑わすのだった。
その頃、監禁されたクワコーや木村部長(倉科カナ)はミスターたらちねに心の秘密を打ち明けるように強要されている。
そして・・・木村部長はついに偽学生であることを告白するのである。
たいした秘密をもたないクワコーはしょんぼりである。
しかし・・・ミスターたらちねの真の狙いは鯨谷文学部長(賠償美津子)だった。
敷島教授が拘束される原因となった「人体実験の果ての女子大生火達磨事件」の真相は鯨谷教授の無責任な示唆による「火の輪くぐりに熱中して燃えちゃいました事件」だったのである。はあ…………………・・・・・(吐息です)
ミスターたらちねことたらちね国際女子大学心理学部助手・山内康夫(高橋一生)は恩師の冤罪を晴らすためにものすごい予算で監禁室を構築したのである。
とにかく・・・ジンジンは「クワコーはどうしようもない人間だけど・・・私に守ってあげたいと思わせる何かを持っているんだ」と愛の告白である。
いや・・・気持はわかるけど・・・意味不明だよ・・・ジンジン。
関連するキッドのブログ→第5話のレビュー
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