ハンチョウ、私一人で餃子二人前いいですか?(比嘉愛未)
さて・・・ハンチョウ(佐々木蔵之介)が新装開店である。
所轄の神南署で4シリーズを地味に築き上げたハンチョウが警視庁捜査一課特捜一係の係長に大抜擢なのである。
なんか・・・本当に出世した感じがありますな。
そして、ラクダのパートナーというか、ヒロインに・・・「やっちゃっていいですかってもうやっちゃってますけど」的じゃじゃ馬キャラの結城沙緒里巡査(比嘉愛未)を配置である。
過去シリーズの水野巡査部長(黒谷友香)や立花巡査(本仮屋ユイカ)よりもキャピキャピしています。
もう・・・それだけでパナソニック的に明るくなった感じがしますが・・・気のせいでしょうかーーーっ。
ま・・・もちろん、キッドのブログでは例によって月9の谷間に咲く花ですけれどもーーーっ。
で、『ハンチョウ〜警視庁安積班〜・第1回』(TBSテレビ20120409PM8~)原作・今野敏、脚本・大川俊道、演出・酒井聖博を見た。「太陽にほえろ」からやってるベテランの脚本にゲロゲロの「ランナウェイ〜愛する君のために」の演出である。もう、凄まじく可も不可もない時代劇みたいな刑事ドラマに仕上がっています。この安定感・・・さすがだな。
警視庁の刑事部長・川口警視監(里見浩太朗)が創設した特捜一係に係長として赴任した安積剛志警部補(佐々木)・・・。どうやら、川口刑事部長かぜ私的に興味のある事件を捜査する特務機関らしい・・・。すでに発想が水戸黄門である。
そして・・・川口刑事部長は「木曜日の子供事件」という謎の事件に関心があるらしいが・・・その解明はシリーズを通じてのことになる模様。
なぜか・・・安曇の部下たちは先に着任し、勝手に捜査を始めているのである。もはや、フィクションの中のフィクションと言っても過言ではない。
拳銃密売現場に乗り込んだ三人の特捜刑事。
暗い男・・・尾崎警部補(小澤征悦)は所轄→捜査一課→所轄という経歴を持つ男。捜査一課時代に触れられたくない過去があるらしい。同じ階級の上司である安曇には何やら含むところがあるらしい。
軽い男・・・小池巡査(福士誠治)は第二機動捜査隊出身で三人の中ではそつないタイプである。
そして猪突猛進な女・・・結城沙緒里巡査(比嘉愛未)である。所轄・阿佐ヶ谷署から抜擢。小池巡査とは警察学校の同期らしい。
リーダー格の尾崎警部補が周辺に一般人の親子連れを視認、待機命令を出すが、結城巡査は銃器の受け渡しが始まったのを見て突入してしまう。
そこへ、少女が現れて人質に。
脅迫されて結城も武装解除されて拘束されてしまうのだった。
「人質立てこもり事件発生」の報に駆け付けた捜査一課長の真山警視正(高島礼子)は遅れて到着した安曇に「着任早々・・・特捜は解散だわ」と皮肉を言われた安曇だが、拳銃一発で犯人を沈黙させ・・・事件を早期解決するのだった。
顔合わせの席で「俺は待てと言っただろう」と言う尾崎に「理由を言わないからいけないのよ」とかみつく結城・・・安曇は呆れつつ「命を粗末にする奴に命を守れるか」といつもの説教を展開するのだった。
つかみの事件解決の後は・・・特捜最初の事件である・・・CNCテレビの敏腕ニュースキャスター西森奈保子(岸本加世子)脅迫メール事件に着手する特捜一係。
実は、十年前の女子大生殺人事件の犯人特定に一役買ったのが西森だった。獄中から無罪を叫んでいた矢口優(池内万作)が出所しており、メールも矢口らしい男が発信したと鑑識課主任の丸岡警部(六平直政)の部下でハッカーの木村千春巡査(加藤夏希)が特定する。
しかし、キャスターの西森もそれなりに怪しい行動を展開する。
十年前の事件の真相と脅迫メールの関係を調べる特捜一係。
重要な手掛かりを持つと思われる矢口の元恋人・石川綾乃(黒坂真美)が矢口を恐れて潜伏していたペンションで殺害されてしまうのである。
しかも・・・安曇と結城は現場方面から立ち去る西森を目撃してしまうのである。
反対車線を走行する車中の西森を一目で視認する結城・・・スペックかっ。
そして、つづくである。水戸黄門で印籠を翌週出す展開なんてありえないと思います。
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