君と鯛焼きを食べた・・・とまどいトワイライト(竹野内豊)
記憶は連鎖している。
記憶は改竄される。
記憶は・・・曖昧である。
人はそれぞれに何かを覚えているつもりである。
人は何かを忘れていてもふと思い出すことがあると思っている。
多くの人が誰もが忘れられない記憶を持っていると考える。
しかし、そうとは限らないのだな。
そして記憶を失った人は・・・何を失ったのかも思い出せない。
そういうことを想像できる人とできない人がいる。
そういう時に世界は人間が相互理解できないものであるという構造をたちあげる。
日記とか、メモとかは外部記憶である。
自分で書いた覚書で・・・過去が鮮やかによみがえることもある。
しかし・・・メモを見ても全く意味不明のこともある。
日記を読んで過去に戻ることができるのも一つの才能なのだ。
可南子の日記を読んで過去を蘇生できる波留は一つの希望である。
そしてその希望そのものが・・・せつないのだ。
で、『もう一度君に、プロポーズ・第2回』(20120427PM10~)脚本・桐野世樹、演出・村上正典を見た。前期同枠の番組のどうしようもないラブコメと比較すると圧倒的にドラマチックなラブ・ストーリーと言える本作。おだやかに淡々と進む素敵な恋の物語である。ひとつひとつのエピソードはどんなにたわいなくても・・・それをパートナーの一方だけが失っているというシチュエーションがこれだけのせつなさを醸し出すのである。
なぜなら・・・人は失って初めて大切なものに気がつくからだ。
そして・・・このドラマでは記憶を失った方がそれに気づかず、記憶のある方が一方的に気づきまくるのである。・・・これはもうシステムとしてせつないのですな。
ドラマ全般の傾向を見ていると・・・この手の静かな心の揺らぎを穏やかに見せていくという手法が枯渇しつつあると思えるのである。
おそらく・・・視聴率的には苦戦するだろうが・・・どうか、このテイストを結末まで維持してもらいたいと願いたくなる第2話でした。
記憶を無くし、自分の存在を忘れてしまった妻・可南子(和久井映見)・・・。
そんな妻ともう一度恋をしようと決めた波留(竹野内豊)は朝な夕な一時里帰りで療養中の妻の実家・・・谷村家に通うのだが・・・門前払いである。
突如として五年後の未来にやってきてしまった可南子は茫然自失なのである。なにしろ、いきなり五才老化してしまったのだ・・・エイジング・ケア・マニアだったらどうします?なのである。
度重なる事実上の夫の訪問についに顔を見せる可南子。しかし、しかし可南子は「自分のことで精一杯」と答えるのが精一杯なのだった。
波留はやるせない思いを胸に出勤するのだった。
しかし、仕事に身が入らない。事情を知らない同僚たちは「奥さんが退院して激しい嵐の夜に襲われているんでしょう」などと冷かすのだった。
無自覚でありながら「いつかは波留さんに抱かれたい」と思っている吉城桂(倉科カナ)は無自覚な嫉妬で冷かしていた後輩をスパナで打ちたたくのだった・・・してないぞ・・・可南子の弟同様に・・・「波留と可南子の愛」の障害要員なのではあるが・・・前回、指摘した通り・・・邪な描き方は禁物で・・・今回見るかぎり、ギリギリ節度を守っており、安堵である。桂はもちろん、弟の谷村裕樹(山本裕典)の方も「異常」ではなく「せつなさ」を感じさせなければ珠玉の名作になりませんからな。
職場には顔なじみの近所の蕎麦屋のおやじ・梅さん(モロ師岡)が車の修理の依頼にやってくる。
赤のカローラスプリンター。可南子の日記と同様に波留の埋もれた記憶を掘り起こすアイテムである。
可南子の記憶は喪失されているが・・・波留の記憶は忘却されている・・・ということだ。
二人が交際を初めて間もない頃・・・車を持っていないカップルのために蕎麦屋の親父が貸してくれた・・・初めてのドライブに使用された赤いスポーツカーは・・・廃車寸前となっていた。
「おいらのポンコツ・・・エンジンいかれちまった」と梅さん。
波留は猛烈な悲しみに襲われる。
話を聞いた桂は無意識的なうらやましさに突き動かされ饒舌となるのである。
「うらやましいなあ・・・どんなデートをしたんですかあ」
「それが・・・ほとんどなにもしなかったんだ・・・ペーパードライバーのくせにあいつが運転したがったりして・・・運転したらしたで俺は横からいろいろと・・・口出すし・・・どっちかっていうと最悪だったよ・・・」
「いいなあ・・・そういう昔の最悪なデートがあって今の最高のハッピーがあるわけでしょう」
桂は心の奥底の嫉妬にかられつつ・・・それを憧憬に変換して波留とその妻を持ち上げる。
「今」を思えば波留は苦笑するしかないのである。
人も年をとるが家も老朽化する。谷村家のキッチンも五年の歳月を経て・・・水回りにガタがきていた。水漏れする水道さえもが混乱する可南子の心を波立たせる。
母親は娘の戸惑いを察しつつ・・・可能な限り、娘の立ち直りを促そうとしていた。
「いつまでも・・・引きこもっていてはいけないわ・・・病院から紹介された心療内科に行ってみたらどうかしら・・・お母さんもついていってあげるから」
女手ひとつで二人の子供を育てた母の後ろ姿を知っている可南子である。
「大丈夫・・・一人で行けるから」
娘の強がる姿勢にようやく親としての心配の表情を見せる母(真野響子)・・・芸が細かいですな・・・頼りにしている娘が心の病になり・・・実は相当に打ちのめされている母なのである。
心療内科のアドバイスは・・・。
記憶は戻る場合と戻らない場合があります。
なくしたものについてあれこれ思い悩むよりもこれからのことを考えた方がいいのです。
ある意味、金返せ的なアドバイスである。
しかし、保険証抜きの診療代は驚愕の高値なのだった。
保険証の回収という必要に迫られて・・・事実上の自宅である宮本家を訪ねる可南子。
しかし・・・鍵もないのである。どうやら宮本家は賃貸住宅だったらしく、大家さんに合鍵で開けてもらう可南子。
自宅にはいるのに・・・「お邪魔します」的心情である。
室内は男鰥夫に蛆がわく二週間前くらいの惨状だった。
(家事が苦手の人なのかしら・・・私は働きながら・・・主婦もやる女だったのかしら)
そう自問自答しつつ・・・掃除洗濯をする可南子だった。
だが・・・肝心の保険証のありかが分からないのだった。
可南子は置き手紙を書いた。
留守中にお邪魔してすみません。保険証を郵送してください。
そこそこきれいになった見知らぬ家を見て・・・可南子はため息をついた。
夕暮れに帰宅した波留はきれいになった部屋に可南子の気配を嗅ぎ取る。可南子がいれば当たり前だった日常。波留は可南子の携帯電話を呼びだすが・・・新しい機種に戸惑う可南子は携帯を怠っていた。
黄昏時に空しく響く豆腐屋の喇叭の音。
その頃、境界線に踏みとどまる可南子の弟・裕樹(山本裕典)は大手食品会社で大きな仕事を任されてはりきっていた。恋人のシスコン疑惑に悩む増山志乃(市川由衣)だが少し冷たくされた方が燃えるタイプだった。「父親が早く死んで母親や姉に苦労をかけたから恩返しがしたい」という嫁になる身にはゾッとする裕樹の発言も「健気さ」と優しく解釈するのである。
母に言われて見慣れぬ新機種の携帯電話を操作する可南子は波留の着信を確認するが・・・そこへちょうど可南子の勤務先の図書館の大橋館長(杉本哲太)からの着信があった。
一方、波留は「赤い車」の記憶を頼りに・・・可南子の日記に標された「あの日」に帰っていく。
2007年9月16日・・・。
久しぶりにクルマを運転したら、となりには口うるさい教官が乗っており・・・。
そりゃ、ヒートアップしますよ。
失敗しちゃいますよ・・・。
可南子は海辺で赤い車を脱輪させていた。
「車のプロなのに・・・なんとかならないんですか」
「いや・・・これは守備範囲じゃないから」
「いつも自慢してるくせに・・・」
「いや・・・だって図書館の人だってみんながみんな小説書いたりしないでしょ」
「・・・それはそうですね・・・ごめんなさい」
二人はレッカー車を待ちながら・・・腹ごしらえに出かける。
「本当に店なんか・・・あったんですか」
「うん・・・小さな店だけど・・・」
スタスタ歩いていく昔の波留に昔の可南子が言う。
「スポーツとかしてましたか」
「高校までは野球をしてた・・・親父が好きだったからね」
「へー、どんなお父さんでした・・・」
可南子は幼くして父親を失った娘である。
「すごいよ・・・あったら驚くよ」
「えー、あってみたい・・・波留さんに似てるの?」
「いや・・・血がつながってないからね・・・」
「・・・え・・・」
「俺、養子なんだ・・・」
可南子は波留の心に少し触れたような気がする。
「可南子さんは何かやってたの・・・」
「私は・・・」
「本ばかり読んでたんでしょ・・・」
「それってバカにしてます・・・」
「いや・・・そんなことないよ・・・」
「うちの図書館にだって25万冊あるんですよ。毎日一冊読んでも、一年で365冊、十年で3650冊、百年で36500冊・・・一生かかっても読み切れないんですよ」
「そうなんだ・・・」
「だから・・・本を読むために他のことなんかしてる時間はないんですよ」
まあ、一日100冊読めば百年で3650000冊読めるわけだが・・・。
そして、二人は鯛焼き屋にたどり着く。
二人は昼下がりの海岸で鯛焼きを食べたのだった。
はじめてのドライブ・・・。
それをなつかしく思うのが自分だけである「今」を波留はうらめしく思う。
翌日・・・可南子は図書館で館長と面会する。
「それじゃあ・・・タイムスリップしたみたいな気分なの」
「ええ・・・だからといって昨日まで五年前だったというのとは違うんです・・・だって館長、五年前のことなんて・・・それほど鮮明に覚えていらっしゃらないでしよう・・・」
「なるほど・・・なにもかも霧がかかったみたいな感じかな・・・」
「そうなんですよ・・・」
「で・・・いつから・・・復帰できるの・・・」
「あの・・・私・・・退職させてもらいたいと・・・」
「え・・・そうなの」
可南子は不安だった。可南子の後輩職員は可南子の知らない女性だった。新人の男子にいたってはまったくどう接していいのかわからない。顔なじみだった幼稚園児は小学生になっているし・・・館長にはいつのまにか三歳の孫がいて、孫に「くそじじい」と呼ばれている・・・浦島太郎だわ・・・と可南子は思うのだった。
私はそんなにSF好きじゃないのに・・・と可南子は考える。
可南子は図書館の入り口で「朗読会のお知らせ」を手に取る。
可南子の記憶にはない・・・新しい催しものだった。
そこへ・・・波留が健康保険証を届けにやってくる。
「家に寄ったら・・・こっちだと聞いて・・・あの・・・家のこと・・・いろいろありがとう・・・」
「いえ・・・迷惑かけていますから・・・」
「図書館の仕事・・・やめちゃうの・・・」
「・・・」
「どうして・・・」
「どうしていいのかわからないんです」
「いや・・・ただ・・・もったいないなと思って・・・図書館の仕事、好きだったでしょう」
「・・・」
可南子の心に幽かに動くものがあった。
そんなある日、ミズシマオートの整備士である桂はおつかいの途中で・・・可南子に遭遇する。二、三度会っただけの桂だったが・・・潜在的な恋敵である可南子のことを見逃さない桂である。二人のデートの話を聞き・・・可南子がどう思っているのか・・・聞き出したかったのである。
そういう好奇心で可南子をお茶に誘った桂は・・・宮本夫妻に起きている深刻な事態を聞かされ、胸がいっぱいになってしまったのである。
(えー)(そんなに大変なことに)(先輩は一言も)(なぜ隠すのかしら)(それじゃあ二人は別居中)(仲睦まじいなんて)(ひやかして)(先輩を傷つけた)(恥ずかしい)(それじゃ)(自己嫌悪)(それじゃ)(私ったらあさはか)(それじゃあ)(先輩は)(現在)(独り暮らし)
清濁併せて頭の沸騰する桂だった。
そして・・・桂は自分の気持ちに気づかぬままに・・・波留を飲みに誘うのだった。
「私・・・偶然、奥さんにあって・・・聞いちゃったんです」
「そうか・・・みんなには言うなよ・・・心配かけたくないから・・・」
「はい・・・私・・・先輩のためなら・・・なんでもしますから・・・洗濯とか・・・掃除とか・・・そうだネギ入りカレーとか作りますし・・・」
本人、全く悪気がないのでご容赦ください。
泥棒猫とか、泥棒カメ、泥棒エリートヤンキーとか後ろ指はやめてください。
あくまで・・・純粋に先輩想いなだけで・・・その先に色々あってもいいかな・・・と思っている程度ですからーーーっ。
桂のそんな気持ちはさておき・・・波留の心にあるのは
どうしていいかわからない
という可南子の言葉。
一方、宮本家では可南子の母と弟が話し合う。
「それじゃ・・・姉さんがあっちに戻った方がいいって言うの・・・」
「できれば・・・そうなってほしいけど・・・どちらにしろ・・・可南子にはもう一度、独り立ちしてもらいたいの」
「だけど・・・」
それじゃ・・・また姉さんに甘えられなくなっちゃうという弟の本心は別として可南子の心にあるのは
もったいないと思うな。好きでしょ・・・図書館の仕事
という波留の言葉なのである。
朗読会の催しの日・・・図書館を訪れた可南子。
「こんなに盛況なんですね・・・館長・・・御苦労さまでした・・・」
「何、言ってるんだ・・・この朗読会をここまで盛り上げたのは・・・みんな君の努力の賜物じゃないか」
「そ、そうなんですか・・・」
可南子は・・・その時、はじめて・・・自分が忘れてしまった過去五年間の自分というものを愛しく感じたのである。
その頃、波留は養父(小野寺昭)のいる実家を訪れていた。
そこには養父と波留の思い出の鯛焼き器があった。
赤い車のデートの日・・・二人はこんな話をしたのだ。
「うちの鯛焼き器・・・鯛焼きがカップルで焼けるんだ」
「うそ・・・」
「本当だよ・・・いつか焼いてやるよ」
結局・・・それきりだったのだ。
波留はそれを・・・実現しようと思ったのだ。
しかし・・・図書館ではすれちがってしまう二人。
けれど・・・可南子から電話がかかってくる・・・。
二人を結ぶ豆腐屋の喇叭の音。
黄昏時の魔法が・・・二人を再会させるのである。
黄昏は人々から歳月の流れを奪う機能があります。
秘密の鯛焼きを懐に・・・波留は足早に・・・可南子の元へ急ぐのだった・・・。
「私・・・図書館で・・・また働くことにしました」
「そう・・・よかった」
「あの・・・べつにあなたに言われたから・・・とかではないのです」
「うん」
「ところで・・・それはなんですか」
「これ・・・あげる」
「えー、なんですか・・・これ」
「ウチの鯛焼き器、型が壊れてて二匹がくっついて焼けちゃうんだ・・・よく・・・親父がつくってくれたんだ・・・野球の試合のときなんかにね・・・そして」
頑張りタイお前には応援しタイ俺がついている
「・・・なんてバカなことを言うんだよ」
「えー・・・それってなんか感動するー」
鯛焼きを仲睦まじく分け合って食べる二人。
二人はたそがれの黄金色に包まれるのだった。
そんな二人を偶然見たのはネギカレーの材料を持ち・・・ネギカレーを波留のためにつくりに来た桂である。
桂は微笑んで・・・それからネギを見てようやく・・・自分がちょっとせつないことに気がつくのだった。
まあ・・・いつか壊れるものをなおすのもビジネス(水嶋哲夫=光石研)ですからねえ。
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天使テンメイ様のもう一度君に、プロポーズとあしたの、喜多喜男は不思議と似ている
ごっこガーデン。黄昏広場。まこ「ギャボーーーーっ。笑いすぎたあと、ふときがぬけて、指でもてあそぶタイヤキひとつ~。ナツメロすぎて知りましぇーーーーん。じいやーーーっ。タイヤキおかわりデス。竹しゃまと二人、タイヤキ祭りです。ひとつふたつは面倒なので四つ八つ1ダースでどんどん焼きたてまつれええええっ。この後は真っ赤な車で~を歌いながらはじめてのドライブごっこをしますよ~。今回は最初から脱輪しているのでコースアウトも思いのままでしゅか~」くう「今週はまだ記事書いてないけど・・・とりあえず・・・鯛焼きは食べていきます」
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コメント
はじめまして、キッドさん。
私、初回はラストの10分しか見ていなかったんですが、
そこで流れた二人の出会いの場面にうっとり。
ああ、はじめから見ておけばよかったと後悔して
たんですが、こちらであらすじを読ませてもらって
全体の流れがわかりました。
可南子の記憶は最近の5年分だけ消えてるんですね。
図書館の館長や男の子の話では、まるで5年間、
可南子が本当にいなかったようなセリフだったので、
軽く混乱してしまいました。
こちらを読ませていただいてよくわかりました。
ありがとうございました^^
波留と可南子、二人だけのやりとりって、
優しくてほのぼのしますね~。。。
投稿: とわ | 2012年4月29日 (日) 00時27分
キッドさん、ご無沙汰しております。
昨日、このドラマの#2を途中から見始めて、
キッドさんの#1、#2のレビューを立て続けに
読んで、心を“鷲掴み”にされてしまいました。
>ドラマ全般の傾向を見ていると・・・この手の静かな心の揺らぎを穏やかに見せていくという手法が枯渇しつつあると思えるのである。
そうですよね、貴重な作品だと思います。
人によっては「刺激が無い…穏やか過ぎる…」との
感想を持たれかねませんが、私は本作の
じわーっと涙が出るようなたおやかさが好きです。
視聴率の観点からはやや心配ですが、
今期の金10は時間を忘れてゆったりできそうです。
投稿: inno-can | 2012年4月29日 (日) 00時55分
桜色の後は黄昏色でうっとりと攻めてくるドラマでございますね。
結構、名作というか、秀作の香りが漂っております。
記憶喪失の設定そのものはほとんどファンタジーですが
記憶喪失後の本人の違和感や周囲のとまどいは
リアリティー強く描かれていて非常にエレガントです。
拙いレビューがお役に立てたら幸いでございます。
キッドのブログはあえて再現性低めの設定ですが
本作に関してはここまで
澱みなく文句のない展開で
結果としてそれほどストーリー的には逸脱していないと考えます。
レビュー対象によってはほとんど原型がなく
キッドの妄想のみの場合があるのでご注意くだされますように。
手術の瞬間からおよそ五年間の記憶が喪失されており
それがまるまる二人の交際と結婚期間になっているため
可南子には波留が誰なのかもわからなくなってしまった・・・という趣向でございます。
今のところ、それを知っているのは
波留、可南子、可南子の母と弟
波留の養父・・・。
で、今回、桂と館長ですな。
可南子は記憶を失ったことにより
やや精神的に不安定にもなっているというところでしょうか。
変則的な片思いの話ですが
記憶喪失前の波留がやや現状に甘えていた感じがあって
それがきっとひしひしと波留の胸に
せまっている・・・しかし、楽観的な性格なので
ほのぼのするしかない・・・
ここに味わいがあるとキッドは思います。
またお気軽におでかけくださいますように・・・。
投稿: キッド | 2012年4月29日 (日) 01時17分
長期休眠いたしてしまい、申し訳ありませんでした。
そうですねえ。注目度から言ったら
今季最低だったドラマかもしれません。
なんといっても前期が超駄作「恋愛ニート」だっただけにねえ。
うっかりしてたら始まっちゃってた・・・その気持ち分かります。
このドラマも設定的には
駄作になっちゃう危険性がそこかしこにあるのですが
1~2回を見る限り、かなり手際よく危険要素を排除してますな。
役者の力ということでは危険信号が弟くんに点滅していますが
まあ・・・この難しい役どころで成長してもらいたいところです。
今回は倉科カナがタイトロープを渡ったのですが
やはり女優力がありますな。
見事に渡りきった感じです。
おそらく・・・波留と可南子のおいたちに
いくつか秘め事があり
それがまだ隠されている・・・という仕掛けになっていますな。
まあ・・・そういう些細な点はおいて
二人が在りし日の心の通い合いを取り戻すまでの物語を
じっくり楽しみたい今日この頃でございます。
まあ・・・火を吐く怪獣(催し物の紙芝居に登場)が
ネギもって帰ったので一安心ですな。
投稿: キッド | 2012年4月29日 (日) 01時35分
このまま~帰っても 誰もい~ない部屋のドアを
開ける音を~ 聞くのが~辛い~
てな日々だったのに、ある日帰宅すると
可南子の侵入した形跡が・・・
そりゃ波留さんうれしいさ~!
タイヤキ祭りで浮かれ気分で赤い車でゴーゴゴー
くぅ~桂めっ!このネギ星人めっ!
買い物袋から飛び出すネギは妻の特権なのにぃ~!!!
投稿: まこ | 2012年4月29日 (日) 14時16分
さすがはお嬢様!!
カラオケレパートリーの広さは古今東西抜群でございますなーーーっ。
そして・・・歌に秘められた
竹野内様の心情を読み解く
素晴らしい読解力。
歌の心が分かるお嬢様コンテスト優勝の実力でございまする。
お掃除もできる男子急増中ですが
昔の男子は基本・・・汚すのが仕事みたいないきものですからなーーーっ。
赤い車でゴーゴゴーはほどほどになさいませ~。
なになに、地下鉄ランドも作り
ねぎ星人やっつけ放題祭りも開催し
ついでに黒服星人とカラオケ・パーティーもなさりたいと。
まこ様、その前にまこチャンランドの押し入れから
発見された大量の赤点テスト用紙について
ご説明いただきたいと存じ上げますぞ~。
なになに・・・ガンツが
勝手に採点したものだと・・・
そんなうそくちいこと言っても通りませんぞ~!
あ・・・もういない。
投稿: キッド | 2012年4月29日 (日) 15時54分