なりすまし・・・って女優魂爆発ですかね・・・赤いドレスの女(谷村美月)
さて・・・子役あがりのAKB48の大島優子がおそらくヒロインをつとめる「カエルの王女さま」があるわけだが・・・初回を見る限り、オーソドックスな再生復興計画ものである。
天海祐希(44)VS石田ゆり子(42)もなかなかに火花を散らして素敵だが・・・「老いることは不幸ではない、老いたと気付かないことが不幸なのだ」・・・ということなのだな。
「ショムニ」的要素もあるわけだが・・・仕事と趣味の落差は大きいよな。
ここではない・・・どこかを求めるのは人間の性とも言えるが・・・歌が好きな人には楽しいドラマかもしれない。
追い詰められてしまう女たちが出口を求めていくのは必然だが、はたして扉の外には「幸せ」があるのかどうか・・・謎なのでございます。
で、『たぶらかし-代行女優業・マキ-・第2回』(日本テレビ20120412PM2358~)原作・安田依央、脚本・西田直子、演出・遠藤光貴を見た。・・・こっちかよっ。・・・だってストレートなんだもん。胸の谷間、太もも、へそ、胸の谷間、ホットパンツ、ストッキング、赤いドレス、シャワー、キス、愛撫、胸の谷間、太ももである。これでもかっなのである。これだけの猛攻にさらされてノックダウンされないでいられようか・・・いや、いられないのだ。
谷村美月の女優魂炸裂である。
しかも・・・どうやらルーティン・ワークなんだな、これがっ。
毎回、胸の谷間、へそ、太ももの猛攻なのかーーーっ。
そんなにサービスしなくてもいいんだよ・・・と思わずつぶやく勢いだ。ツイッターかっ。
ドラマとしてはものすごくオーソドックスな作りだが・・・なんとなく・・・「天使のはらわた」とか、「赤い・・・」とか、「名美シリーズ」の匂いがします。そういうスタイリッシュなヴァージョンも見てみたいぞ。
今回、冬堂マキ(谷村美月)が演じる・・・というか、なりすますのは「バンブーネットコミュニケーションズ」社長・竹内奈々(三浦理恵子)である。業種はウェブにおけるビジネス展開の代行業というところ・・・。ビジネスに関しては自信がある竹内だが・・・実は実生活の自分自身に自信がなく、表の顔としてマキを利用しようと考えたのである。
若きネット・ビジネスの成功者としてテレビにもとりあげられ、出だしは順調である。
それにしても・・・社員さえ・・・社長の素顔を知らない会社って・・・などと疑問を感じてはいけない時間帯であることは言うまでもない。
ちなみに社員にはさりげなく、牙狼<GARO>シリーズ(テレビ東京)のヒロイン・御月カオル(肘井 美佳)がまじっています。コーラス部出身なのにこっちか・・・。
竹内はマキに「女の色気を使って営業しろ」と要求をエスカレート。
マキは「私は女優で・・・風俗嬢ではありません」なのである。
うん・・・その境界線は守ろうね。
そんな竹内だが・・・プライベートでは実名ブロガーである。ただし、顔は未公開である。そのため・・・お気に入りのコメンターからデートにさそわれて・・・マキに延長を申し込むのだった。
マキは「そんなことに何の意味があるのか」と問うが、「年齢的に失敗したり傷ついたりするのはイヤだ」と竹内は雇用者のわがまま爆発である。
デートの相手は平野(内田朝陽)で実は竹内の同業者であり、最初から竹内のビジネスを狙ってのアプローチである。色事師なのである。
ウエイターに変装した水鳥(山本耕史)のワンポイント・アドバイス「ステーキはポアソン用のナイフでは切れない」があって・・・豪華すぎるチョイ役だな・・・意気投合するマキと平野だった。
竹内は一目で平野に心を奪われてしまう。
一方、竹内は大手アパレルブランド「ノワリー」のオンラインストアの立ち上げを企画し、営業を仕掛けている。そこに・・・平野はビジネス・パートナーとして提携したいと持ちかけてくるのだった。
平野はマキを「小娘」とあなどり、秘書を演じる竹内が「邪魔」と感じたために色仕掛けで竹内の排除を計画する。
女としてたぶらかされた竹内は酔わされてまんまと自身の解雇に同意し・・・会社は平野にのっとられかけるのだった。
自暴自棄となった竹内にマキは告げる。
「私はあなたを演じてみせる」
シャワーシーンである。
やがて、平野に色仕掛けで逆襲をしかけるマキ。
誘っておいて・・・「キャー、何するの」・・・それは美人局だろう。
恐喝や詐欺の罪に問われるおそれがあるので良い子は真似をしないようにご注意ください。
「そんな・・・合意だよ・・・誘ったのは・・・そっちだろう」
「いいえ、社長は嫌がってました・・・」
証拠の写真を竹内がとり、件の社員が目撃者となって・・・色事師は撃退されるのだった。
「あなたのおかげで目が覚めたわ・・・自分は自分自身で生きていくべきなのね」
「まあ・・・そうなると商売あがったりなんですけどーーーっ」
こうして・・・マキはまた一段、女優の階段をあがったのである。
その階上に何が待っているのかは別として・・・。
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