鍵のかかった部屋で監禁されちゃうのかと思ったら監禁しちゃいました・・・(戸田恵梨香)
さて・・・(月)は「鍵のかかった部屋」(戸田恵梨香)である。「ハンチョウ」が・・・水曜日ならなあ、(月)トダエリ、(火)ガッキー、(水)比嘉愛未で「コードブルー三人娘」のスリーカードができたのに・・・残念だ。
「私がドクターじゃないからですか・・・」(フライトナース)・・・いや、そうでもないですけどーーーっ。
さて・・・(日)平清盛、(月)魔王の密室物語、(火)おそらくガッキー、(水)未定、(木)たぶらかし、(金)おそらく妻記憶喪失、(土)都市伝説と・・・今季のラインナップほぼ・・・決定である。
もう・・・(水)しか残ってないのか・・・。
生存競争はげしいなあ・・・谷間にならないと・・・観月ありさ・・・そうなるとタイトル的には帝国全滅である。
まあ、前期は山Pを筆頭にマンハッタンのマスターと理想の息子そして松潤(瑛太)と四人も帝国支配が続いたからな。
キッドのブログのタイトルに「帝国勢のいない春」というのもたまにはいいかもしれない。
谷間的ジャンプがあるとすれば・・・(土)の動物王子刑事か・・・(日)のレインマン中居探偵か・・・。
しかし・・・両コンテンツともに(月)とめちゃくちゃ・・・かぶってます・・・からね~。さらにもしもジャンプしても(土)は「大政絢」タイトルになりそうだし、(日)は「栗山千明」タイトルになること100%だしな。
帝国ピンチ、局所限定的に・・・。なんだろう・・・作戦本部の采配ミスじゃないか。
しかし・・・そうなると(月)→(火)はフジテレビで弁護士ダブルだよな。本当はそれもどうかと思うのだな。
「弁護士」→「弁護士」→「警察」→「女詐欺師」→「病人とその夫」→「オカルト警察」→「平安赤軍派物語」
なんじや・・・こりゃーーーっだな。
ああ・・・そうか・・・(水)は(火)→(水)方式で・・・「いい年して技術的な積み上げのない医者」(草彅剛)もあるのか。
帝国、最後の切り札になるかもね~。まあ・・・すべては「Answer」(観月ありさ)次第なのですなーーーっ。
で、『鍵のかかった部屋・第1回』(フジテレビ20120416PM9~)原作・貴志祐介、脚本・相沢友子、演出・松山博昭を見た。脚本家は「私を旅館に連れてって」「めだか」「鹿男あをによし」と切羽詰まった仄々を描かせたら超一流である。本格推理という・・・どちらかといえばテレビドラマに不向きな題材をそこそこコミカルに描いている。もちろん・・・戸田恵梨香の七変化が際立っていることは言うまでもない。なんだろう・・・深津絵里をベースに竹内結子と松下奈緒をちょちょいとまぜちゃった感じ・・・すごいぞ、戸田恵梨香。
窓にはカギがかかっています・・・
いきなり・・・密室の説明をして暗転である。
暗転しすぎ・・・と言っておきたい。
で・・・新人弁護士・青砥純子が「仕事の大小にものすごくこだわる」フリードマン・芹沢総合法律事務所の芹沢弁護士(佐藤浩市)のアシスタントに配属されるところから話は始る。
芹沢鴨じゃなくて・・・豪なのだな。
まあ・・・キッドにとってはいくつになっても我が子可愛さで全人類を貞子に売った男だけどな。父に棄てられた男としては映画「らせん」はある意味、魂の演技だったのだな。
それはそれとして本当にいい役者になりましたな。
セリフは「俺が10分でいくら稼ぐと思ってんだ」「自殺なんだろ」「正解はCMの後でだけはやめてくれ」「オチだけは俺にやらせてくれ」の四つだけですがーーーっ。
そんな芹沢を一瞬で月曜日まで絶対あかない金庫にうっかり閉じ込める青砥弁護士。
「ああーっ、もうだめーっ、しまっちゃだめーっ」と金庫にすがりつく演技で・・・春のお色気祭りに参加終了である。
だってー、パイオツカイデーとかないし・・・太ももとか脚線美とか無理だし・・・入浴シーンは今更だし・・・パンツのラインくらいしか見せるところありませんなのだな。
清々しいぞ・・・戸田恵梨香。
就任早々の大失敗で暗澹とする青砥弁護士の元へ・・・颯爽と登場するのは魔王でも怪物くんでもなくて・・・東京総合セキュリティの解錠職人にして密室トリック解明おタク・・・榎本径(大野智)である。
絶対に開けられない金庫とマエケンが保証する・・・歌のおにいさんつながりかっ・・・金庫を17分で開けましたーーーっ。
「思ったより・・・時間がかかりました・・・」
ドジでノロマのくせにおっちょこちょいな青砥弁護士は救世主・榎本さんを神とあがめることになるのだった。ちなみに原作は榎本・青砥で進行しますが、ドラマ・オリジナルの芹沢弁護士がオチを持っていく趣向になっています。
さて・・・本題に突入。
芹沢弁護士の代理として・・・企業経営者に営業に出かけた青砥弁護士。
そこで・・・「死ぬはずのない奴が・・・密室で死んで自殺にされてしまった・・・友人として真相を知りたいので調査してもらえないか・・・」と依頼されてしまう。
話を持ち込んだのは死んだ新日本葬礼社の元・社長の友人の実業家・円山(浜田晃)と元・社長の遺言を作成した司法書士の日下部(堀部圭亮)である。
そして・・・二人が怪しく思うのは・・・黒い噂のある新社長の池端(風間杜夫)なのだった。
もちろん・・・キャスティング的に池端は真犯人に間違いないのだが・・・問題は密室トリックなのである。
死体は発見された時に・・・ドアを背に机を前にして座っており・・・その他の窓や扉には鍵がかかっていたのである。犯人は開いた扉から出たとしてもその後で重い机やソファを死体の前に置くのは不可能ということで他殺の線は消え・・・自殺として処理されてしまうのである。
「なんで・・・そんな依頼を受けて来たんだ」と芹沢に叱責された青砥はもはや「榎本さん」にすがるしかないのである。
そして、榎本は密室トリックを暴くのが趣味という・・・天才的変人なのだった。
やがて・・・「死体は立っていた」という目撃者の証言から・・・四次元的時間を導入する榎本は密室トリックの謎をCMの後で解明するのである。
ヒントは・・・死後硬直はやがて解けるという鑑識的常識です。
しかし・・・密室トリックを解明すると事件に興味を失う榎本さん。
死体は自分でお座りしたのです・・・ただそれだけのこと。
「ははは・・・私が犯人だという証拠はないんだね」というモリオ・・・いや池端に・・・芹沢弁護士が決めるのである。
部屋に残された遺書に・・・「あなたしか知らないことが書いてあるのに・・・私、気がついてしまったんです・・・池端社長・・・せっかくいい人(金になる人)と知り合えたのに残念だ」
こうして・・・2012年毎週密室トリックの旅は始ったのである。
関連するキッドのブログ→スペック
→魔王
| 固定リンク
コメント