放課後はミステリーとともに懐中電灯を咥えて屋根の上で(川口春奈)
はっきり言って川口春奈の無駄使いなのであるが・・・深夜で17歳で主演なのだからといって何でもいいってわけじゃないよな。
それは「桜蘭高校ホスト部」(TBSテレビ2011年)でもういいじゃないか。
キッドは「パパドル!」はやめて、今からでも「おくさまは18歳」を錦戸亮・川口春奈でやればいいのにと思うな。
フジテレビTWOで西川貴教・夏菜で去年、リメイクしているわけだが、このキャスティングでは最初から失敗しているとしか思えない。
錦戸亮こそが石立鉄男の器であり、川口春奈こそが岡崎友紀の器である。
そして、なによりも・・・老舗のTBSテレビじゃないかっ。
しっかりしてもらいたいねえ。
とにかく・・・川口春奈の幼な妻ぶりが見たいねえ。
みたいのよ、みたいのよ、なんだかとってもみたいのよ!
それが言いたいだけで・・・このレビューを書いてます。
で、『放課後はミステリーとともに・第5~6回』(20120522AM0020~)原作・脚本・東川篤哉、鳴門真規、演出・大澤祐樹を見た。脚本・演出がチェンジして第1~4回までの鼻くそをほじくりながら脚本を書いて耳掃除をしながら演出しているみたいなドラマ以前の状態は少し、改善された気がする。誤解を避けずに言うが、コメディーとか、ユーモアとか、ギャグとかは・・・そんなにお手軽なもんじゃないんだよ・・・。もっとまじめにやれ~。
しかし、脚本家のペンネームがこういう感じだ。
とにかく、主人公としてのヒロイン霧ヶ峰涼(川口春奈)で、相棒となるのが石崎教諭(速水もこみち)である。女子高校生探偵に化学教師の助手でそれなりのキャスティングなのである。
この他に烏山千歳警部(入山法子)と祖師谷大蔵巡査部長(高嶋政伸)が脇役として配置されている。
充分なのだ・・・充分なのに・・・この恥ずかしい出来栄えはどうなんだ・・・もう、キャストが可哀そうで可哀そうでならないよっ。
大体、深夜ドラマで前後篇ってなんなんだよ・・・眠たいぞ。
・・・もういいか。はい。
今回、元気があれば誰でも入れる私立鯉ヶ窪学園の探偵部副部長・霧ヶ峰~ニックネームはエアコンである~は親友の奈緒子(広瀬アリス)の祖父で・・・門倉不動産創業者の門倉新之助(黒部進)の遺産相続をめぐる事件の捜査に乗り出すのだった。
お・・・昨日からのしりとりは続いているのだな・・・長澤まさみ→ザシキワラシ→戸田恵梨香→田舎めぐり→ガッキー→遺産相続→川口春奈だ・・・。すごいぞ、器だな。
ハヤタ隊員・・・ますますカーネル・サンダース(ケンタッキーおじさん)に似てきたな。
門倉家にはそれなりの資産があり、こともあろうに長男・俊之(温水洋一)、その妻でスーパー競馬じゃなかったジュエリーデザイン会社経営の典子(斎藤陽子)、さらに二人の息子でアイドルおタクでチャラ男で借金しまくりの照也(堀井新太)がそれぞれに遺産相続に意欲的なのである。
そして・・・屋根瓦が落ちて新之助が骨折するという事件が起こったのである。
その調査のために屋根に昇った霧ヶ峰は黒い懐中電灯を咥えるのだった。
黒くて長いゴムゴムした懐中電灯である。・・・そんなもの咥えさせちゃだめだろうっ。
まあ、静止画でじっくり妄想しましたけれど~。本当に変態じゃないかっ。変態ですともっ。
まあ、このシーンでほぼ、このドラマは存在価値ありになりました。
だから・・・だめなんだよ・・・スターにこんなことさせちゃっ。
そして・・・直後に家政婦のミタもどきの松本(あらいすみれ・・・1990年のミス日本である・・・ちなみに1988年のグランプリは叶美香で1992年のグランプリは藤原紀香である)の入れたモカチーノ(モカ+カプチーノ・・・スタバの裏メニュー)を飲んだ新之助は悶絶してしまうのだった。
しかし、モカチーノからは薬物は発見されず・・・新之助の机の下からは薬包紙が発見され、そこから青酸カリが発見される。
そのために・・・新之助が自殺を図ったと断定する警察。
幸い一命をとりとめた新之助だが・・・意識不明のままである。
親友の奈緒子は心労のあまり倒れてしまう。
なんとか・・・真相をつきとめようとする霧ヶ峰は・・・石崎から再現実験のために手錠をかけられてしまう。
ビーカーに入ったコーヒーを手を使わずに飲むためにはどうすればいいか。
むしゃぶりつく霧ヶ峰・・・またか、またそんなことをしてしまうのか。
そんなに変態を喜ばせてどうするつもりなんだよお。
やがて・・・ストローの使用に思い当たる霧ヶ峰は・・・唯一、ストローを隠せる人物に・・・うっかり推理を放してしまうのだった。
たちまち、サランラップで前進を梱包され、冷凍室に監禁である。
家政婦の松本は・・・実は昔、新之助に財産をだまし取られ自殺に追い込まれた資産家の娘だったのである。
すべては復讐のためだった・・・。
まあ、家政婦の松本のキャラクターはそれなりに完成していました。
絶対絶命・・・しかし、霧ヶ峰には鉄人衣笠の魂が宿っているのだった。
絶体絶命になれば全身拘束衣状態でもキックで冷凍庫のドアをぶち破り、家政婦の松本を粉砕するのである。
・・・もう、そういうものだとして納得するしかない展開である。
それにしても意識の戻った新之助の過去の悪事を知った奈緒子はものすごく複雑な気持ちになるはずだが・・・そこは華麗にスルーなのだな。
しかも・・・変な決めポーズとか変顔連発の霧ヶ峰に・・・川口春奈がものすごくかわいい女だということを忘れてしまいそうな勢いである。
まあ、実際、自分のこと、ボクって言っちゃう美少女は・・・それだけでいじめの対象になるのでご注意ください。
とにかく・・・S設定の烏山警部とか、M設定の祖師谷巡査部長とか、人形愛趣味の石崎教諭とか・・・何もかも残念な感じのするこのドラマ・・・川口春奈の黒歴史になるのはほぼ確定と言えるだろう。
もちろん・・・黒歴史には黒歴史の愛好者があり、ある意味、ものすごく楽しめるドラマでもあります。
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コメント
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投稿: 藍色 | 2012年9月14日 (金) 17時35分
ヨミモノガタリ~藍色様、いらっしゃいませ~ヨミモノガタリ
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読書は魂の食事。
食べすぎにご用心くださりませ。
投稿: キッド | 2012年9月15日 (土) 03時03分