セイヨウオダマキの花言葉は勝利の女神、守護者(溝端淳平)と危険を察知する女(長澤まさみ)
ついに明らかにされなかった・・・神隠しの謎・・・ということは・・・月子(長澤まさみ)は帰ってくるのだな。
ハルキくん(オダギリジョー)とともに・・・。
鑑識・勝浦(溝端淳平)とは三角関係か・・・。
修羅場の途中で最終回とは・・・都市伝説の女・・・さすがだな。
で、『都市伝説の女・最終回』(テレビ朝日20120413PM2315~)脚本・後藤法子、演出・秋山純を見た。女神アテネは自由奔放で勝手気ままなふるまいをするとされている。月子のモデルがアテネであることは明らかだろう。・・・どこがじゃっ。
小栗上野介は慶応四年(1868年)に官軍により斬首されたとされている徳川幕府末期の勘定奉行である。いわば、徳川幕府の金庫番であり、ものすごい重要人物である。それをせっかく無傷で捕縛しておいて斬首すること自体が・・・ものすごくありえないのだが・・・そこは修羅場だったということで処理されている。
修羅場ともなれば一国の総理が「撤退」と言ったり、原子力発電所の最高責任者が「退避」と言ったりしたかどうかも「どうしても記憶がもどらない」事態だったりするのである。
イエス・キリステならこうおっしゃるだろう。「絶対な安全なんてないが、危険を切り捨てなければ虎児は得られないのだ再稼働、いざとなったら泣くのは庶民でよろしかろう」と。
おい、一部、電波が混入しているぞ。
そこで・・・徳川埋蔵金は幕府と朝廷の綱引きの末、歴史の闇に紛れ込んでいく。
かごめかごめ
籠の中の鳥は
いついつ出やる
夜明けの晩に
鶴と亀と滑った
後ろの正面だあれ?
・・・が埋蔵金隠匿場所の暗号を含んでいるわけはないのだが、そこはロマンである。
一週間ほど、体調が崩れるのは女性にはよくあることだが、男性にだってないとは言い切れない。
月子は着信察知能力まで低下してしまい、危険も察知しにくくなるのだが、それはもちろん、守護者である勝浦が身を女神に捧げるために必要なお約束なのだった。
徳川埋蔵金探しの同好の士であった・・・つる(葛山信吾)とかめ(ノゾエ征爾)とかごめ(山田まりや)はロマンを忘れ・・・残酷な現実に飲み込まれていく。かごめはホストにいれあげ勤務先の信用金庫の金を横領。かめはかごめを恐喝。つるは金回りの良くなったかめの金を奪おうと殺害・・・である。
結局、鶴(日光東照宮)、亀(江戸城)のライン上の後ろの正面である桜田門(警視庁)で徳川埋蔵金を発見した月子は・・・ご褒美としてFBIへ研修生留学することになりました。
まあ、ラインを越えたわけですな。
「キターッ」をキーワードにしたの間違いではないが意識的なバリエーションの作り方が不足だったかな。
第一話「いきなりキター」で始り、「ミナミちゃんキターッ」などをはさんで「そろそろキターッ」とか「キチャッタノカ、コレ」とか崩して・・・最後は「ついにキターッ」でしめるみたいな工夫があるとよかったね。「もげっ」は越えられないにしても。
おっと・・・忘れてはいけない・・・。
「ニューヨークの下水道にはワニが棲んでいる」(ハルキ)
関連するキッドのブログ→第8話のレビュー
シナリオにそったレビューをお望みの方はコチラへ→くう様の都市伝説の女
(仮記事ではありません)
| 固定リンク
コメント