うすい金色の雲は永遠の命、永遠だけど崩れて消えるね(竹野内豊)
「うん。うすい金色だね。永遠の生命を思わせるね。」は宮沢賢治の「蛙のゴム靴」のセリフである。
カエルたちは月見や花見のように「雲」を見るのだが・・・雲の峰が平たくなって黄昏の光を受ける頃がカエルたちのお気に入りということになっている。
黄昏に永遠を見るというのが・・・賢治の詩人の魂というものなのでしょう。
まあ、悪魔には高尚すぎる感性と言えますな。
流行のゴム長を手に入れた一匹のカエルが・・・そのゴム長の魅力で美しいカエルの乙女のハートを射とめるのですが・・・仲間のカエルたちは・・・嫉妬して二人の結婚式に横槍をいれるのです。
結局、ゴム長を失ったカエルは他のカエルと区別がつかなくなって・・・まあ・・・お話の顛末はいつか・・・各自でお確かめください。
ここで重要なのは・・・幸せな結婚には必ず邪魔が入るという教訓ですから。
しかし、まあ、他人の幸福を祝福するということが結局、幸福なことだということに人間というものはなかなか気がつかなかったりするものですからな。
ま、そこが悪魔の付け入る隙なのでございますけれど・・・。
で、『もう一度君に、プロポーズ・第7回』(TBSテレビ20120601PM10~)脚本・山上ちはる・桐野世樹、演出・木下高男を見た。ふふふ・・・この脚本体制なんとかなりませんでしたかーーーっ。と絶叫したいところだが・・・もういいか。結局、どうしても・・・若者たちは一人相撲というか、自分を抑えきれない。もう、若くない二人は相手のことを思いつつ、自分を捨てきれない・・・そして、老いたものだけが・・・無私の気遣いを見せるという世代別色分けが残るばかりである。まあ・・・気がつけばあっという間の一時間だから・・・これはこれでよしとしなければならないのだろう。でも・・・できれば「波留と可南子の愛の苦闘」だけをもう少ししっとりと味わいたいのだよなあ・・・それは贅沢なことなのでしょうかね・・・そういう名作はあってはいけない時代なんですかねえ。
今回は・・・波留(竹野内豊)が「何を求めているのか・・・自分でもわからなくなった」状態をじっくり描く必要があったと思うのだが・・・例によって可南子(和久井映見)の暴走する弟・裕樹(山本裕典)や結局、波留の女になりたい一心の桂(倉科カナ)にシフトしすぎて・・・肝心の主人公の気持ちが読み取りにくくなっているのである。
もう・・・今回もある程度妄想で補完していくしかないのだよな。
「可南子のウエディング・ドレス姿・・・凄く綺麗だった・・・」
「・・・」
「可南子・・・離婚しよう・・・」
「・・・」
「俺が間違ってた・・・俺の気持ちばかり押し付けても駄目なんだよな・・・だって夫婦って二人でなるものだもの・・・」
「・・・」
「だから・・・離婚しよう」
「・・・」
「俺も・・・すべてを忘れるから・・・」
「・・・わかりました・・・わかりました」
・・・可南子は何がわかったんだろう・・・わからない。
しかし・・・おそらく・・・それは波留にとって悩んだ末の決断だったので尊重したいということだったのだろう。
現在のところ・・・実は可南子はすでに波留を愛していると思われる。
記憶喪失後の何度かのデートを通じて・・・波留という男性が可南子の理想に合致したことは疑いようがない。
しかし、それは可南子の一方的な愛であって・・・可南子の中では相思相愛ではないのである。
なぜなら・・・すでに可南子は波留が求めているのが・・・記憶を失っていない自分であると察しているからである。もちろん、記憶を失った可南子と記憶を失う前の可南子は客観的には同一人物であるが・・・可南子にとってそれは見知らぬ別の女なのである。
可南子の愛の深刻さは・・・波留が別の女を愛していることに気がついてしまったことだ。
可南子はどうしようもなく面倒くさい女なのだが・・・それは記憶を失う前の自分を受け入れることができないという点で・・・しかし・・・他の女を愛している男を愛する難しさは確かにある。そして・・・自分そっくりな女に・・・可南子は勝てる気がしないのである。
さすがに・・・可南子のそうした複雑な女心は波留の理解を越えていると思われる。
さらに言えば、この複雑な心情を読みとれるお茶の間は・・・皆無なのではないか。
なにしろ、キッド自身が説明していてなんだかよくわからなくなるほどの複雑さなのだから・・・。
まさに・・・黄昏の雲はうすい金色。そしてうすい金色は永遠の生命・・・なのだな。
で、黄昏の国のよくわからない時間の流れの中、波留は宮本家へ、可南子は実家である谷村家への帰路につく。
その頃、谷村家ではおしかけ恋人の増山志乃(市川由衣)が恋人の母親・谷村万里子(真野響子)と和気藹々でビーフ・シチューを作り、帰宅した裕樹とともに遅めのランチだか、早めのディナーだかを食べて、万里子は恋人たちを送りだしたりしている。
異常なレベルで溺愛している姉が出戻っているために、ただのセックス・フレンドである志乃がうとましくて仕方のない裕樹は姉と志乃が遭遇せずに済んでホッとしているのだが、志乃には変態の恋人の安堵までは分からない。しきりに別れを匂わす裕樹にただただとりすがるばかりなのであるが・・・まあ、そこは本当にどうでもいいのだな。
一方で、昼間っから二次会に突入したリッキー(三浦力)の結婚式出席者一同。
「波留はどうした・・・」
「チャペルで可南子さんと話し込んでいましたけど・・・」
という仲間たちの話を聴き・・・波留と可南子が二人きりという状況だけで青い嫉妬の炎を燃やし、それを露骨に表情に出す吉城桂(倉科カナ)である。なにしろ・・・強気というか、邪気が滲み出て、それだけでこういう役どころをふられる女優の上に芸達者で・・・わかりやすいポジションなのである。唯一・・・誰もが分かるキャラクターなので説明するのも恥ずかしい。
そうしたノイズを挟みながら・・・それぞれの「家」へ帰宅する「波留」と「記憶喪失の可南子」である。
クローン人間のスペアを扱った萩尾望都のコミック『A-A'』(1981年)に習えば、記憶喪失の可南子は実は可南子'なのである。このドラマには実は可南子と可南子'が同時存在しているわけで・・・お茶の間的に一番、難解な部分なのではないだろうか。
つまり、可南子は単純に記憶を喪失しているわけではなく・・・現在は存在しない可南子と、記憶喪失後の可南子'に分離しているわけである。周囲の人間はみな、可南子を認知しているが・・・ただ一人、可南子'だけが可南子を知らないという異常な状況なのだなあ。
この前提を理解しないと・・・可南子の気持ちはわかりません。
ただし、あくまで記憶障害が心因性ではないことが前提である。ドラマ内の心療内科医はさかんに心因性に言及するが・・・これは外科手術の後遺症としての機能障害を関連付けさせないようにしているとキッドは断定しています・・・そうなのかよっ。
本来、宮本夫妻のスィート・ホームである借家に戻った波留は一人でいることの寂寥感に苛まれる。しかし・・・彼が求めているのは・・・可南子'ではなく、可南子なのである。
家路につく可南子'が悲しみをこらえているのはすでに波留を愛しているからであり、そして波留が愛しているのが可南子'ではなく可南子であると認識しているからなのである。
つまり、この作品が名作の可能性を秘めているのは可南子の悲しみが単なる悲しみではなくセンス・オブ・ワンダー(不思議な感じ)がその悲しみの源にあるからなのだねえ。少なくとも、キッドにとっては。
母親の万里子(真野響子)は「息子の恋人」が家庭訪問したことにやや、興奮気味である。しかし、可南子の沈んだ気持ちをたちまち見抜く。波留が離婚を切り出した裏には万里子も一役買っている。万里子は女手で子供二人を育てた女である。本来の性格もそうであるかもしれないが、基本的に前向きなのである。娘夫婦の関係が停滞していることが生理的に我慢できないため・・・「前進」を娘にも娘婿にも促しているわけで・・・悪意はない。
「私・・・離婚することにした」という娘の発言を笑顔で受け止めるのはそのためである。
しかし「彼が離婚しようといいので・・・わかりましたって答えたの」という娘の説明にたちまち、顔を曇らせる。自分の促した「前進」が娘に傷心を与えていることに気がついたのである。なんという・・・賢い母親なのだろう。
つまり・・・母親は記憶を失った娘が・・・記憶が戻らないままで・・・すでに夫である波留を愛し始めていると悟ったのである。
(急がせすぎたか・・・)と万里子は考えるが・・・後悔はしない。前へ進んでいれば必ず道は開けると考えるタイプだからである。ただし、一層の気遣いが必要だと自分を戒めるのだろう。
可南子'は愛し始めた男の現在の妻である可南子について思いを巡らせる。
しかし、それが自分自身であることがどうしても受け入れられないのだった。
なぜなら可南子'は可南子ではなく可南子'なのだから・・・。
煩悶する可南子と同じように波留も寝付けない。
正しい選択をしたはずなのに心がすっきりしないのだった。
波留は気持ちを奮い立たせようと結婚指輪をはずしてみた。
翌朝・・・リッキーの結婚式の引き出物らしき愛のマグカップでコーヒーを飲むミズシマオートの新人整備士・進藤(松下洸平)が「結婚に対する不毛な片思いだな」と先輩たちに冷かされるのに敏感に反応する桂。もはや煩悩の塊である。
水島社長(光石研)は知人を通じて取り寄せた「思い出の赤い車」の整備マニュアルを波留に渡す。波留の決断に対して「それでいいのか?」の軽いジャブである。
昨日の可南子との密談をひやかされる波留。たちまち苦悶する桂。
しかし・・・波留は「離婚することにしました・・・」と一同の軽い気持ちを重くする。
もちろん、桂だけは喜びに顔を輝かせるのである。・・・だめだな・・・それじゃ。落ち着け、桂。
「気持ちの整理をつけるための・・・前向きの選択です・・・」と勤めて明るく振る舞う波留である。しかし・・・その視線は宙を彷徨うのだった。
赤い車を修理するのは・・・可南子との結婚生活の修復と重ね合わせ行為だったのだが・・・今や、それは空しいものになりつつあるということが・・・気持の中でうまくおさまらないのだった。
そうした・・・やりきれなさを漂わせつつ・・・タイトルでは二人がバイクで二人乗りである。
本当に・・・ここに落ち着くのか・・・お茶の間の心を揺らします。
早速、空いた席に座りこもうとする桂だった。
昼飯の買い出しに出かけ、公園のベンチでピクニックとしゃれこむのである。
恋愛マニュアル通りに「一緒に食事を共にすることで親密度アップ」しようというわけだ。もちろん、お茶の間の波留・可南子応援団は盛大なブーイングの嵐だが・・・もはや自分の恋の成就にまっしぐらの桂は我関せずなのである。
「私、わかります・・・波留さんの気持ち・・・」
「何がわかるんだよ・・・」
という波留の言葉に激しく同意のお茶の間だが・・・桂のわかりたい波留の気持ちは(ひとりぼっちでさびしい)・・・ということであるらしい。そりゃ・・・お前のことだろう・・・なのである。
「そういう時は部屋の掃除をするといいですよ・・・今まで積もったものを掃き出してさっぱりするんです・・・そうして生きて行けばいいんです・・・それが人生ですよ・・・」
説教であり、桂の願望である。
桂としては(そして新しい恋をしましょう)と続けたいわけだが・・・さすがにそれは口にだせないのだった。
神妙に聞いている波留だが・・・もちろん、桂の望む方向とは別方向に心は向いている。
離婚を言い出したことを後悔し始めているのである。
しかし・・・桂は前途有望な感じに包まれ波留の気持ちはまったくわからない。
そして、波留はカップラーメンを世界で一番かっこよく食べるのだった。
五月の朗読会である。
可南子は読み手として復帰して宮沢賢治の『蛙のゴム靴』を子供たちに読み聞かせる。
やっと「ギッギッ」と二声ばかり鳴きました。そして草原をペタペタ歩いて畑にやって参りました、それから声をうんと細くして、
「野鼠さん、野鼠さん。もおし、もおし。」と呼びました。
「ツン。」と野鼠は返事をして、ひょこりと蛙の前に出て来ました。
そのうすぐろい顔も、もう見えないくらゐ暗いのです。
カエルのカン蛙が桔梗色の夕暗の中でかって恩をほどこした野鼠に「ゴム長靴」を発注する場面である。人間の世界で流行中のゴム長をなんとか手にいれようとカン蛙は考えるのだった。
この後、結婚をめぐる物語としてはかなりハードな展開が待っている・・・なにしろ新郎は友人たちとともに半死半生の目に遭うのであるが・・・あくまで暗喩である。
集まった子供たちは目を輝かして聞きいる。
しかし、会の後で後輩の佐伯(橋本真実)は「参加者が減少している」と不安を口にする。
しばらく考えていた可南子は「ポスターを作って関係各所に呼びかけたらどうでしょう」と提案する。
傍で聞いていた館長・大橋(杉本哲太)は「さすがは・・・宮本さん・・・」と賛同の意を表すのだった。大橋の役割は可南子を指導する天使のようなものだが、その基本は「宮本さん」という呼びかけに集約される。
可南子'は自分は(谷村可南子)だと思っているのである。
可南子の名である(宮本可南子)と呼びかけられることはかなりショッキングなことなのである。
大橋は優しい声をかけながら・・・可南子'の魂を揺さぶっているのだ。
「宮本さんは自分でどんどん、やるべきことをみつけてがんばってくれるので・・・安心して仕事をまかせられるんです・・・宮本さんは回りにとってもいいお手本でした。でも、無理は禁物ですよ、宮本さん」
可南子'は可南子を褒められてとまどうのである。
可南子'は可南子の身を案じられて面映ゆいのである。
それにしても・・・杉本哲太は本当にいい役者になったなあ・・・。桃太郎と二人、「青春とはちがーうーーーっ」などと叫んでいた頃から二十年以上も経つのだから・・・当然か。
可南子が仕事に打ち込むと同時に波留は複雑な思いを抱えつつ、「思い出の赤い車」の修復に再び挑む。仲人である水島社長の温情が心に沁みるのである。
そういう大人たちの思いとは別次元で桂は波留が深い意図もなくくれたコンビニのクーポン券を宝物を見る特別な気持ちで見つめる。
この喜びを誰かに伝えたい・・・そう思った桂は・・・「波留と可南子の結婚生活を破壊する会」の同志に呼び出しをかけるのだった。
職場で裕樹を見かけ声をかけようとした志乃は裕樹への桂からの電話によって出鼻をくじかれる。誠に不毛なトライアングルである。
さて・・・ひょっとすると単なる姉思いの弟だったかもしれない裕樹はもはや一線を越えてしまっている。キッドの中では単なる異常人格者である。
スティーブン・キングの小説「ランゴリアーズ」でいえばエリート銀行員でありながら発狂しているクレイグ・トゥーミーのようなキャラクターである。彼はちょっとでも自分の意にそぐわないことがあれば暗い部屋で一人、雑誌のページをやぶるとそれをピリピリピリと細かくちぎり始め、一冊丸ごとを素手で裁断して紙くずの山を作るようなタイプなのだ。
「やあ、君か」
(なんだ・・・またクソ女か・・・女整備士なんて、社会の底辺の底辺のくせしやがって、気安く国立大学卒業で大手食品会社勤務のエリートの中のエリートの俺様に電話なんかしやがって・・・何様のつもりだ)
「いいよ、今夜会おう」
(胸糞悪い女だが、一回や二回なら関係しても一興だ・・・それに麗しい姉さんのあのクソ結婚相手にしてクソ肉体労働者を貶める貴重な情報を入手できる可能性もあるからな。派遣社員のくせに俺様と対等に付き合おうとするあのバカ女の相手をするよりよほど有意義というものだ)
姉の可南子も母の万里子もまったく気がついていないのだが・・・裕樹はいつ無差別殺人を犯してもおかしくないほどに発狂しているのである・・・おいおい。
その裕樹が親愛なる姉の結婚相手としてふさわしいと認めるのは自分と同じエリート社員で裕樹が一度くらいは抱かれてもいいと思えるほどの貴公子である可南子の昔の恋人・一哉(袴田吉彦)である。
今のところ、一哉は裕樹の歪んだ妄想上のキャラクターとは違い、いたって真摯な可南子の幼馴染である。
しかし、可南子の女友達を通じて人妻に盛んにちょっかいをかけてくるところが・・・実に油断ならないのである。つまり遠慮がないキャラクターなのだな。
で、今回はボーリング大会である。はっきり言おう、いい大人が同窓会しすぎである。
まあ、しかし、異世代間交流や多方面交流が苦手で地元の同世代の人間関係を大切にすることに異議をとなえているわけではないので念のため。都会ではともかく田舎では普通のことでしょうから。
可南子'にとっても谷村可南子として接することができる同級生たちは気の休まる仲間である。
しかし・・・同級生たちが・・・驚くほどストライクを連発する可南子'だった。
ここは・・・可南子が波留とともに結構、ボーリングにはまった過去があったことを暗示しているわけだが・・・もちろん、可南子'にとっては意外にボーリングが上手い自分に驚くばかりなのであった。
そして・・・そんな可南子をちょっと怪しい目で見つめる一哉。
できれば・・・一線を越えてもらいたくないのだが・・・一哉もやりたいさかりのバツイチ独身の身の上であるかっての恋人で今や人妻の可南子の肉体に興味をひかれてもあまり責めることはできないのだな。
その頃、宮本家では波留が心に迷いを抱えながら可南子の荷物の荷づくりを進めている。
そこへ、波留の守護天使・養父・宮本太助(小野寺昭)から命綱の着信である。
離婚の話を聞くなり、太助は激怒である。
「お前も馬鹿なことを思いついたもんだなっ」と一喝。
「・・・」
「どうするつもりなんだっ」とさらに一喝である。
「ゼロからはじめようと思って・・・」
「ゼロになにかけたってゼロなんだよっ」
「じゃ・・・どうすればいいんだよ・・・」ついに甘える波留。
「・・・可南子さんの気持ちは確かめたのか・・・」
「・・・」・・・はっと目が覚める波留。
「お前の勝手な思い込みで話をすすめたらだめだぞ・・・」
「・・・わかってるよ・・・」
「・・・」息子可愛さで仕方なく気を沈める太助だった。
「悪かったな・・・親父・・・がっかりさせて・・・」
「まったくだ・・・」
「・・・」(父ちゃん)
「・・・」(息子よ)
お茶の間一同が背番号1前田(広島東洋カープ)になりかわって激しく太助万歳を三唱である。
父親の心が響いて、可南子のときめき日記を荷づくりする前に・・・可南子の声を聴こうとする波留。
しかし、パーフェクトゲームを達成中の可南子の電話は応答しないのであった。
その頃、邪悪な会合開催中の裕樹と桂。
「一体どうしたんです」
(さかりのついたメスブタが・・・とっとと偏差値の低い肉体労働者同士でさかりあえばいいのに・・・)
「もう・・・私・・・どうしていいのか・・・わからなくなっちゃって・・・不毛な片思いでいいのかって・・・あなたに言われてから・・・いいのか病になっちゃったんです・・・」
(だって完全に悪者でしょ・・・このままじゃ私、恋愛泥棒でしょでしょ)
「・・・」
(だから下層階級のくせに何、モラルがあるようなことほざいてんだ、とっとと関係持ってあいつを姉さんの前に出られない身体にしてきやがれ)
「それに波留さんは離婚するって言うし・・・それじゃ、私は火事場泥棒みたいだし」
「なにっ」
(って俺はコドモ警察の福ちゃんか・・・いや・・・離婚だと・・・姉さんの離婚・・・おうおう、なんて甘美な響きなんだ・・・まるでとらわれの美女が下種な悪魔たちから解放されるような・・・ハレルヤ、ハレルヤ、ハレルヤ)
「え・・・知らなかったんですか」
(あああ、どうしよう・・・私、波留さんの不幸せに手を貸すような真似をして・・・恥知らず、恥知らずな女だわ・・・もう堕ちるところまで堕ちるしかないのだわ)
「あの・・・今のは聞かなかったことにしてくださいって・・・ああ、できるわけないか・・・私って私って・・・バカな女だわ・・・」
しかし、すでに桂の言葉は裕樹の耳には届いていなかった。裕樹は姉が栄光に包まれて自分の元へ帰還する幻想で頭がいっぱいになっていたからである・・・裕樹にとって世界は暗い薔薇色に輝いていたのだった・・・いい加減にしておけよ。
一瞬の茫然自失から我に返った裕樹はダメ押しをしておくことにした。
「しかし、自分の気持ちには素直に従った方がいいよ」
「でも・・・うざい女に言い寄られてもうざいだけでしょ・・・」
「いや・・・そんなことはない・・まあ、俺のように恋愛沙汰よりも家族の世話で手が一杯なら別だけど・・・」
「へえ・・・意外と真面目なんだ・・・いい人ね」(世界三大とってつけたセリフに認定してもいい)
「そうかな・・・とにかく・・・気持は貫いた方がいいよ」
(クソムシ女とクソムシ男がくっつけば決定的だからな・・・)
だから・・・言っただろう・・・もういい人ルートなんて消滅してるんだって・・・。お前的にはなっ。
東京タワーの下。一哉は常套手段である「なんかあったか・・・」攻撃である。
何にもなくてもなんかあったかと心配されると人間は場合によってよろめくものなのだ。
「ボーリングはハイスコアだし・・・歩くのは早いし・・・」
「おみそれしました・・・」
「意味がわからんっ」・・・お前は古美門弁護士か。しかも二夜連続かっ。
とにかく・・・可南子は「離婚」について一哉に打ち明ける。
「じゃ・・・俺たちバツイチ仲間だな・・・」とさりげなく二人の距離感を縮めようとする一哉だが・・・可南子の頭は「可南子-可南子'」問題でいっぱいなのである。
本来、可南子の同級生サイドは可南子'側として図書館サイドの可南子側と一対を為すものなのだが・・・一哉登場の不倫もどきモードがノイズとして紛れ込み、機能しなくなっているのだな。この辺が・・・構成としてはものすごく残念なところである。まあ、一部よろめきファンもいるからな・・・ある程度は大目に見るが二兎を追う者一兎も得ずにならぬよう注意してもらいたいのでございます。
「俺は可南子のことなんでもお見通しだもん」
いやあ・・・可南子-可南子'問題は見通せてないだろう。
「万が一、なにかあったら相談にのるよ」は「万が一、夜の相手が欲しくなったらいつでもお相手するよ」にしか聞こえないわけだが・・・。
「バツイチの先輩としてね」とここは軽く受け流す可南子である。
まあ・・・この二人のシーンはまったく緊迫感がなくていいくつろぎタイムだな。
だってさすがに波留と一哉じゃ・・・基本的に勝負が成立しないじゃないですか・・・。
どうしても三角関係がやりたいなら・・・ここは反町隆史(一哉)をキャスティングだもんねえ。
・・・ビーチボーイズかよ。
帰宅後、波留の伝言を発見する可南子・・・緊張して一言一句に耳を傾ける可南子'なのである。
「波留です・・・また電話します・・・あの・・・この間のこと・・・細かいことを決めなきゃと思うので・・・一度、話しましょう」
可南子にとってもはや愛しい男の声である。しかし、彼は他の女の夫なのである。
でも・・・それは本当は自分自身なのだ。
可南子の心はかき乱れる。
翌朝、食卓では裕樹の発狂ぶりが乱高下である。
「姉さん・・・離婚するんだって」
「なぜ・・・あなたが・・・」
可南子は万里子を見る。
(母さん・・・話した・・・)
(いいえ・・・子供にそんなこと話したって)
以心伝心である。
「波留さんの職場の人に聞いたんだ・・・なんで隠してたんだ」
(隠す必要ないじやないか・・・この俺様が支えている谷村家なのに・・・秘密にするなんて本当は許されないことだぜ)
「ああ、そうなの」
(だって・・・子供にそんなこといったってわからないでしょう)
「正しい、決断だったと思うよ・・・よかった」
(子供のくせに何言ってるの・・・事の善悪もわからないくせに・・・背伸びしてみせてかわいいわね)
可南子も万里子も誤解しているのだった。裕樹は幼稚なのではなく・・・発狂しているのである。刺されるぞっ・・・おいっ。
とにかく・・・可南子の心は波留のことでいっぱいで・・・裕樹のことははっきりいってどうでもいいのである。それが女というものだからだ。
姉に無視されて裕樹は母にあたる。
「どうして隠していたのさ」
「可南子には可南子のタイミングというものがあるからよ」
そんなこと言われても裕樹には理解不能である。ここでわざとらしく・・・裕樹名義の貯金通帳をおとしてみせる万里子だった。
「なんじゃ・・・こりゃあああああ」
「せっかく、あなたが稼いだお金だもの・・・いつか結婚資金にでもすればいいと思って・・・親心よ」
「ええええええ・・・・俺の金、俺が家族のために稼いでやった金、それを銀行預金なんかしていたのですかぁぁぁぁ、母さんはああああ」
万里子、早く逃げて~。刺されちゃうよ~。まあ、基本、裕樹パートはおまけホラーみたいなもんだよな。妄想的には・・・。
とにかく、谷村家朝食後の惨劇は免れたようである。ふう~。
その頃、ミズシマオートでは離婚宣言を腫れものにさわるように接する社長以下従業員一同である。ただひとり、裕樹にネジをまかれた桂は波留の道具を磨きぬいて整理整頓したりして甲斐甲斐しさをアピールするのだが・・・可南子から着信があると軽く桂のことがまったく目に入らなくなる波留である。毎回、三回は玉砕しないと気がすまない桂なのね。
波留と可南子は今夜、宮本夫妻宅で今後について話し合う約束をするのだった。
その頃・・・守護天使・太助は・・・。
波留の実母(朝加真由美)と密会である・・・。朝加真由美(56)で、竹野内豊(41)なので実年齢的には15才の時の子供だ・・・そりゃ・・・育てるのは大変だっただろう。夫の篠塚勝(53)だしな・・・12才の父親だもんな・・・誰が俳優夫婦の実年齢の話をしろと・・・。
「波留に会え・・・というのですか」
「いま・・・あいつは女房を失うかどうかの瀬戸際なんです・・・」
「でも・・・今更・・・あの子にあっても・・・何をいっていいか・・・」
「・・・」
「宮本さんにあの子を託した時に・・・あの子はもういないと自分に言い聞かせて生きてきたんです・・・」
「実は・・・私・・・もう長くないみたいなんです・・・それを波留に伝える前に・・・あいつに心のよりどころみたいなものを作ってやりたかったんですが・・・少し、考えが甘かったかな・・・」
「・・・」
はっとして・・・太助を見つめる波留の実の母親だった。
予想はしていたが・・・太助死亡フラグ確定の一幕である。
太助ーっ、死ぬなーっ。
波留はバイクで北区役所にやってきた。
結婚式に続き、日記抜きで波留が回想できる思い出深い場所。
波留と可南子の入籍の地である。
「行きますか・・・」
「うん」
・・・と区役所の扉をくぐったあの日の二人。提出書類に不備はない。なにしろ、図書館司書が作成しているのである。
しかし・・・あっさり受理されたことに不満な可南子。
担当者に「おめでとう・・・って言ってもらいたかった」のである。
そんな記憶の中の可南子がかわいくてかわいくて・・・泣きそうになる波留だったが・・・ぐっとこらえて離婚届けを取得するのだった。
「明日からよろしくおねがいします」
「はい」
あの日の二人は・・・もういないのか・・・。波留はまだそのことが信じられないのだ。
宮本家に可南子'がやってきた。
すでに可南子'の記憶にある本箱が空になっていてショックを感じる可南子'である。
「可南子の荷物はまとめておいたよ・・・」
波留の言葉が可南子'に追い打ちをかける。可南子≠可南子'である以上、この状況はいかんともしがたいのである。
「離婚届けもらってきたよ」
一日の終りを告げる金色の光が波留と可南子を包みはじめる。
「可南子はどう・・・思っているの・・・ちゃんと聞けてなかったから・・・」
「私も・・・それが正しい選択だと思います・・・」
「そうか・・・可南子・・・いや・・・そうか」
波留の動揺に可南子'の波留への思いがあふれる。
「あなたが・・・すべて忘れるといったのは・・・私のためを思ってのことですよね」
「・・・」
「でも忘れるっていうのは・・・忘れられないってことですよね」
「・・・」
「あなたを・・・幸せにできるのは・・・あなたと一緒にすごしてきた私だから・・・」
「・・・」
「でも・・・私は・・・まだ思い出せないままだから・・・」
可南子≠可南子'だから・・・涙がとまりません。
波留はようやく・・・可南子'の本当の苦しみの片鱗に触れるのだった。
ここでつづくでいいと思うのだが・・・離婚届けが白紙のままなのか、記入済みなのかも伏せたまま・・・可南子は宮本家から歩み去る。
いつしか・・・金色は消えて・・・桔梗色も過ぎて夜の闇がおちる。
壁際に寝がえりうって
背中できいている
やっぱりお前は出て行くんだな
しかし・・・様々な事情なのだろう・・・どうでもいい引き追加である。
ストーカーのように可南子をフォローする一哉は泣きたい気持ちの可南子の前にストーカーのように登場。
もはや完全なるストーカーの桂はネギしょって宮本家強襲である。
余韻だいなしである。
しかし・・・桂は離婚届けを発見。
「これを出したら・・・一件落着」とおどけてみせる波留。
「波留さんは・・・きっと・・・あの赤い車をなおせますよ」と精一杯の嘘である。
ここで・・・波留はようやく心をのぞかせる。解説タイムである。
「俺は・・・ゼロにしようとか・・・やり直すとか言って・・・結局、なにもかも元通りにしたいだけだったんだ・・・そして・・・それができない・・・今の可南子に怒りをぶつけていたんだ・・・挙句の果てに・・・可南子を傷つけて・・・俺はいったい何やってんだろう・・・」
そんな波留に桂は必至の逆あすなろ抱きアタックである。
「そんなに・・・自分ばかり責めないで・・・可南子さんのために頑張らないで・・・波留さんだって傷付いているじゃないですか・・・私、もう応援するなんて言いません」
桂のどさくさにまぎれて告白である。
もちろん・・・波留には何のことだかわからないのだが・・・。
まあ・・・ここは本当に来週でよかったんじゃあ・・・?
それにしても・・・ここでボーリングか・・・。
関連するキッドのブログ→第6話のレビュー
カエルのゴム靴のプロトタイプカエルの消滅についてはコチラへ→天使テンメイ様の宮沢賢治『蛙のゴム靴』と、『もう一度君に、プロポーズ』第7話
ごっこガーデン。どこでも入籍セット。まこ「きゃっほーーーーっ。とにかく入籍してしまえばこっちのもんでしゅ~。どこぞのカップルと違ってウチにはじいやがおるもんね~。書類一式はちゃっちゃっとあつらえてもらってウチらは提出だけでオッケーなんよ~。役人たちもみんな買収してあるから、おめでとうの大合唱、さあ、みんなも祝福してみんさい、御祝儀ばらまきまくるけんね~。可南子はもう過去のことは忘れてゼロから波留とつきあっちゃえばいいのに~。まこだったらずぇったいそうするんだから~。ムフフ・・・っていうか、じいや、来週は桂ごっこもヨロシクね~、ガッツリ、ボヨヨンアタックもかますのでしゅ~」mari「ふふふ・・・ついにじいやの更新を追い抜かしましたよ~。波留と可南子の愛は暗礁にのりあげてますね~・・・どうやったらハッピーエンドになるのか・・・楽しみです」
| 固定リンク
コメント
ランゴリアーズは多分テレビドラマで見ました。飛行機のシートに残った個人の所持品が印象的でしたね。キッド様の記事に躊躇があるのは、なんといますか、脚本の裏事情だったり、良いはずのドラマが世間の事情で右往左往したりとかに対するやるせない感情が伺いしれます。でも単純にドラマは第3者的には面白いので仮記事更新待ってます!!
投稿: はなとめ | 2012年6月 2日 (土) 22時41分
山ちゃんも竹ちゃんも~はなとめ様、いらっしゃい~まじめでシャイ
最初に・・・今回のジュリーは「勝手にしやがれ」でございました。
一回くらい・・・可南子に対してそういう波留でもよかったんじゃないかと思います。
さて、ドラマ版「ランゴリアーズ」は素晴らしい出来栄えでしたね。
時間の間のあの・・・なんともいえない空虚感を
よく映像化していたと思います。
もちろん、ランゴリアーズそのもののあばれっぷりも最高でした。
日本のドラマもちょっとしたホラーで
あの水準のものを作ってほしいものです。
キッドは基本的には躊躇ばかりの人生ですからな。
しかし、今回の場合、ものすごい傑作の予感に満ち満ちているので
どうか・・・無事に完成してほしいとそればかりを
願っているわけです。
傑作ドラマに巡り合えることは
虚構に生きるものにとって至福ですからねえ。
特に記憶喪失というのは
本質的にわかりにくいもの。
同居人に認知症発症者がいて
その記憶喪失の連打に
見舞われるまでは
本当の恐ろしさは実感できないと
妄想するばかりでございますし。
とにかく・・・日付変更前に更新完了したことを
ご報告しておきまする。(; ̄∀ ̄)ゞ
投稿: キッド | 2012年6月 3日 (日) 00時13分
ご多忙中失礼します
まさに余韻台無しでしたね
可南子の悩みの本質に気がついた波留
あまりに文学的で でも樋口さんの演技が良いからその微妙な気持ちが波留や視聴者にやっと届きそうなしっとりした名場面の後 音楽 続きでよかったのに~
もっと余韻に浸りたかった
とりあえず 結婚生活を再スタートしちゃえば なんとか丸くおさまるんじゃない?と思っていましたが
あなたと一緒にすごしてきた私 にこだわっていたなんて 紛れもなく愛ですね
あまりのめりこまない様に気をつけて?このドラマ 見ていましたが 文学的テーマと映像と役者がそろっていて 深みにはまります
繊細なテーマに答えがでるのか ラブストーリーの常套みたいな感じだけで終るのか そのへんも興味津々です
投稿: Chiru | 2012年6月 3日 (日) 14時23分
シンザンモノ↘シッソウニン↗・・・Chiru様、いらっしゃいませ・・・大ファン
いえいえ、大歓迎でございますよ。
まったく・・・欲張らなければいいのに・・・。
あの部分は予告で充分ですな。
まあ、恋愛ニートの後番組で
負の遺産ひきずっているから大目にみますけれど~。
誰が樋口可南子ですか~。
キッドも時々、可奈子とか、加奈子とか
打っちゃいますけどね~。
本当に今回は
言葉で説明できない「心」というものを
ある部分では描き切っていましたねえ。
「mother」なら涙しぼりとるのに・・・
ここでは・・・ねえ。
「もう応援なんてしない」とか
「なんでもわかるんだ」とか
ライバルのセリフがベタすぎて
流れかけた涙が退場していきまする。
まあ・・・そういう高望みは
ガッカリのもとですけどねえ。
しかし、「A-A'」を想起できただけで
キッドとしては満足なのでございます。
この「せつなさ」をドラマで
見れる日がこようとは・・・感慨にふけりました。
まあ・・・あまり「愛」にこだわると
「別れ」が来るわけですけどねえ。
私と言う別の女を抱いていたのね・・・
と言われても困りますから。
ほとんど・・・ポカン・・・レベルの話。
でも・・・そこが傑作のポイントですから~。
文学的な・・・あまりにも文学的なでございまする。
心に残る名作と・・・単なるラブストーリー・・・。
それを一致させれば傑作なのですな。
なぜなら、愛はけして後悔しないことなのですから~。
投稿: キッド | 2012年6月 3日 (日) 16時23分
ぎゃぼ~!入籍万歳!!!妄想の中とは言え、
憧れの竹さまと結婚!!!妻の座ゲットだぜ!
ネギカレー女の桂にゃ負けないぞ!
んで、まこ☆ミキ的に最大のライバルであると思われた
可南子は、過去の自分をライバル視しておったとは・・・
むむむ・・・何かそれだけで負けた気がする・・・
まぁ、いいさ。まこ☆ミキは波留しゃまが幸せでありさえすれば・・・
その為にも太助父ちゃんには長生きしてもらわねばっ!
はっ、父ちゃんの名前は波留を助ける運命にあったゆえにお助けマンの太助って名前なのかっ???
それそれ~、こうなりゃ赤いメガホン振り上げて
立ったり座ったりの前田コールで太助父ちゃんを応援じゃっ!
た・す・け!た・す・け!たすけ~~~~~~!!!
たすけ~~~~~~!!!こちらマツダスタジアムは
真っ赤に染まって太助コールがこだましとりますぅ~。
以上、広島からの中継でした
投稿: まこ | 2012年6月 6日 (水) 14時05分
●no choco●まこ☆ミキ様、いらっしゃいませ●no choco●
お嬢様、日本での入籍はお一人様までですぞ~。
新郎の欄に第三希望とかありませんから~。
なになに、どうしてもフジッキーとニシキドは
おとせない・・・、困りましたな~。
では明日国会に
まこ様に限り夫三人まで可能法案を
提出させますので・・・しばらくお待ちを・・・。
ネギカレーのオカワリをお持ちいたしました。
そろそろ試験勉強をなさらないといけませんからな。
おや・・・
「過去の自分を捜しに旅にでます・・・」ですと
ものども~、まこ様が逃亡なされたぞ~。
緊急手配~。
広島方面が怪しいですぞ~。
なんですと~。
マエケンが久々に五勝目をあげた
Kスタ宮城で目撃情報が~。
するとマツダスタジアムのまこ様はダミーロイド。
者ども~、支援物資シャトルで
宮城に出動せよ~。
新作・太助ロイド発進~~~。
ものども~、まこ様をとりにがすな~!
投稿: キッド | 2012年6月 6日 (水) 20時22分