みけねこホームズとボク(あいばまさき)
ボクはけいじだ。
けいじというのはわるいひとをつかまえるのがしごとです。
でも、ボクはけいじというしごとにはむいていないとおもう。
わるいひとはときどき、ひとをころしたりする。
ひとはころされると、しんでしまう。
しんでしまうとひとはしたいになります。
ボクはしたいがにがてです。
したいはこわい。したいはすごくこわい。
ボクはこわくてこわくてきがとおくなる。
そして、きぜつしてしまいます。
したいをみるたびにきぜつするのではんにんがそばにいたら、いつかころされてしまうとおもう。
でも、ボクはがんばって、いいけいじになりたいとおもっています。
そんなボクをおにいちゃんやいもうとやみけねこホームズがおうえんしてくれるのです。
だから、ボクはたかいところや、おんなのひとや、おばけがこわいのをがまんしてはたらきます。
こんなボクのドラマをみてくれてるひとはほんとうにいいひとだとおもう。
ほんとうにほんとうにほんとうにいいひとです。
で、『三毛猫ホームズの推理・第1~8話』(日本テレビ20120414~)原作・赤川次郎、脚本・大宮エリー(他)、演出・南雲聖一(他)を見た。・・・もう作文調はいいのか。・・・だってあれはあれでくたびれるんですよ。とにかくここまで最高15.9%(初回)、最低10.2%(第7回)の視聴率を獲得しているので平均視聴率11.9%のこの枠前番組「理想の息子」と比べて遜色ないわけである。しかし、かなり、頭が悪い感じの番組に仕上がってることは間違いないだろう。少なくともキッドが面白いと思えたのは第4話でヒロインの晴美(大政絢)が監禁プレーを楽しんだシーンだけである。変態かっ。そーでーすっ。
もう、後はただただ・・・いつか・・・面白くなるかもしれないと苦行の日々である。マゾかっ。そーでーすっ。
だってさ、藤木直人、相葉雅紀、大政絢の三兄弟でミステリなんだぜ・・・最低限の面白さはあるだろう。
まあ・・・この脚本家のドラマが面白かったのは後にも先にも「おじいさん先生」(2007年日本テレビ)だけで・・・それも深夜ならではのさいはての面白さだからな・・・。
今回も女子大学で薬物汚染が広がっているという大事件なのに・・・麻薬の恐ろしさを描く場面は一切なしである。
かといって・・・コメディーでもないのだな。だって一回も笑えなかったし。
いや・・・もちろん、三毛猫ホームズが実はマツコ・デラックスだったというのはふっと笑いましたけど・・・。
それから・・・ミステリにありがちな・・・上司として・・・今回の根元係長(尾美としのり)のキャラは秀逸だと思う。ただし、クドカンの作り上げたキャラのなぞりである。
そして、よくわからない主人公を演じる相葉雅紀の思い切りの良さも捨てがたい。
もう・・・いいかな。
第8話には今をときめく・・・有村架純が登場する。しかし、今回はメイン・ゲストではない。
メイン・ゲストと呼べるのは重要参考人・友美を演じる岡本玲である。「フリーター、家を買う。」(2010年フジテレビ)の星野あかり役はなかなかよかったが・・・学園の女王にはまったく見えない。最近では「最高の人生の終り方~エンディング・プランナー」(2012年TBSテレビ)での女子大生キャバ嬢もはまっていた。まあまあの女優なのである。やはり、キャスティング・ミスだろう。
最初の犠牲者である聖清女子大学文学部2年の牧子(梶原ひかり)とあまり変わらない顔立ちなのである。・・・それはお前がそう見えるだけじゃないのか・・・。
梶原ひかりといえば・・・「女王の教室」の志田未来の親友役なのであるな。
1992年度組である。
ちなみに志田未来は1993年組で、もう一人の親友役の福田麻由子は1994年組だ。
子役としての二人の突出力がよくわかるな。
さて・・・1992年度組には・・・成海璃子がいて、石橋杏奈がいて、桜庭ななみがいて、岡本あずさがいて、忽那汐里がいて、剛力彩芽がいる・・・そして何よりも有村架純がいるのである。
梶原ひかりが冒頭、死体となって吊るされちゃうのは仕方ないことなのだな。
ちなみに・・・岡本玲は1991年組である。
そういうことを考えている方がドラマのフィクションより楽しい・・・というのは困ったことだと思います。しかも・・・時々、前後篇・・・。やるなら二時間ドラマでやれや~。あ・・・日本テレビだった。
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