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2012年6月23日 (土)

もう一人と俺と君と、サイドカー(竹野内豊)

このドラマをこよなく愛する皆様なら・・・ラスト・シーンで第一回のあのシーンを思い出したことでしょう。

くも膜下出血で倒れ、緊急手術に向かう可南子と波留の・・・ある意味、別れの会話です。

「サイドカーもいいかもしれないな・・・」

「なにそれ・・・」

「二人でバイクもいいけど・・・サイドカーもいいかな・・・と思って」

「ふふふ・・・早くしないと年をとっちゃうよ・・・」

「いいじゃないか・・・じいちゃんとばあちゃんでバイクとサイドカー」

そして・・・可南子は一度死んでしまう。

生まれ変わった可南子は波留を忘れていたわけです。

それから・・・二人がどのような紆余曲折を経て三人になったか・・・。

そんな愛すべき夫婦の愛の物語を楽しめて・・・今季は本当に幸せでしたねえ。

まあ、ちょっと途中はハラハラ、ドキドキさせられましたが・・・それがドラマというものですからな。

で、『もう一度君に、プロポーズ・最終回(全10話)』(20120622PM10~)脚本・桐野世樹、演出・村上正典を見た。波留をこよなく愛し、守り、育てた養父の太助(小野寺昭)は逝去した。可南子が記憶を失わなかったら・・・その最後の過ごし方は違ったものになっていただろう。しかし、どのような危機が巡って来ようとも・・・太助は全身全霊で波留の幸せを願うのである。最後の最後まで波留の幸せのための努力を忘れない・・・偉大な義父だった。

太助の去った世界に一人残された波留(竹野内豊)・・・しかし、太助のお膳立てにより・・・そこには可南子(和久井映見)がかけつける。可南子は波留の背中を見つめ・・・家族としてふるまうことを決意する。それが・・・太助の最後の願いだったから。

可南子はすでに実父の葬儀を経験している。茫然自失の波留を支えて・・・葬儀の段取りをつけるのである。その過程で波留は父の遺言を発見する。

「もしもの時に連絡してもらいたい人のリスト」である。

波留はリストに乗った人々に電話をかけ、同じ言葉を繰り返すことで・・・喪失感を埋める。

「宮本波留と申します。宮本太助の息子です。本日、父は他界しました。生前、お世話になった方々にご連絡申し上げております。葬儀は・・・」

リストのすべての人々に電話をかけていく波留を可南子は家族として見守るのだった。

「こんな・・・リストまで用意して・・・頼りない息子だよな・・・俺って」

「いい・・・お父さんでした・・・」

「・・・ありがとう」

「いいえ・・・」

「遅くまで付きあわせて悪かったね・・・送っていくよ」

「いえ・・・」

「どうせ、家に一度帰らないといけないし・・・喪服とか・・・」

「それなら・・・私が・・・とりにいきますよ・・・」

「そんな」

「でも・・・どなたからか・・・電話があるかもしれないし・・・」

「・・・それじゃ・・・お願いします」

「はい」

・・・もうすでに、もう一度、プロポーズ完成じゃないか・・・。

しかし・・・可南子の帰りを待つ波留が天国の父親とキャッチ・ボールをすると・・・転がったボールは太助からの最後の贈り物にたどり着く。一通の封筒。

そこには少年時代の波留と若き太助の写真が一枚。手紙はその写真を送り返してきた人のものであった。

波留は瞬時に・・・その人が実の母親・晶子(朝加真由美)だと悟るのだった。

波留を幸せにするために巧妙に仕掛けられた太助の罠は次々と炸裂していく。

すべての父親の魂に栄光あれ・・・なのだ。

幸せへと続く最後のパラパラ・タイトルである。

あ~、もう、終っちゃうのかよ・・・とお茶の間のざわめきが聞こえました。

さあ、二人を乗せたバイクが走り出した~。

・・・と思ったら葬儀である。

しかし、波留と可南子は喪服の似合うお似合いの夫婦にしか見えないのだ。

告別式ではミズシマオート社員一同・・・奮励努力なのである。

刻々と過ぎて行く太助の死後の時間。そして・・・波留と可南子は最初の共同作業を粛々と続けて行くのだった。

その姿を見て・・・悪夢からさめたにみえる・・・実はそうではないことがこの後、わかります・・・愚弟・裕樹(山本裕典)が語りだす。

「波留さんって大人だなあ」

香典の受付を手伝いながら桂(倉科カナ)は鼻で笑う。

「年の差でしょう」

「だって・・・俺なんか・・・父親が死んだ時、ワンワン泣いて・・・今、思い出すとみっともなかった・・・」

「子供だったからでしょう・・・いいんじゃない・・・その方が・・・素直で」

「そうかな・・・とにかく・・・あの時は・・・親父がいなくなって一人取り残されたみたいな気がして・・・母さんや・・・姉さんはいたけど男は俺一人なんだって・・・」

「あなたって・・・結局、ものすごい男尊女卑なんじゃない・・・」

「そ、そうかな・・・」

「それに・・・みてごらんなさいよ・・・波留さんは・・・一人じゃないもの・・・可南子さんがいるもの」

「・・・なんだ・・・もうすっかり敗北者なんだ・・・」

「最初から・・・勝負にならなかったって思い知ったわけ・・・」

「ふ~ん」

もう、このパートはどう改変してもなんの問題もないほど、別次元だな。そういう意味でも不思議なドラマでございました。

こうして・・・太助は空に帰っていきました。

すべての儀式が終わり・・・波留と可南子は二人寄り添う。

「なんだか・・・あっという間だったな・・・後は役所に行って・・・銀行に行って・・・家の始末もつけないと・・・その前に遺品整理か・・・」

「大丈夫ですか・・・無理していませんか・・・」

「いや・・・そんなことないよ・・・いろいろとありがとう・・・」

「少し、休まないと・・・」

「大丈夫・・・一度、家に戻るし・・・」

「だったら・・・私も一緒に行っていいですか・・・」

「・・・え・・・」

もう一度、君にプロポーズその二である。

可南子はおかずと味噌汁そしてごはんを波留に用意する。

宮本家のふつうの日々が突然、戻ってきたのだった。

「うん、うまい」

「よかった・・・」

可南子の優しさに波留はとまどう。とまどいつつ・・・その優しさに包まれていく。

食後のコーヒーは波留が入れる。

可南子は・・・なつかしい折り紙を発見する。

たまたま宮本家にやってきた子供のために可南子が作ったものだ。

それを捨てずにとっておいた波留の気持ちが可南子にはうれしかった。

「これ・・・まだとっておいたんですね」

「うん・・・なんとなくね・・・」

折り紙は波留の心にひっかかっていた可南子への謝罪の言葉を呼び出す。

「可南子の日記を読んでしまって・・・一つだけ・・・可南子にあやまりたいことがあったんだ」

「・・・」

「可南子、子供好きだろう」

「・・・」

「結婚して・・・しばらくして・・・可南子が子供のことについて話したことがあったんだ」

「・・・」

「でも・・・俺は・・・なんとなく・・・はぐらかして・・・そして、可南子にいやな思いをさせてしまったらしい・・・」

「・・・」

「今更、あやまられてもなんのこっちゃだろうけど・・・とにかくごめんなさい」

「いえ・・・」

「可南子にとっての一番の幸せを考えて離婚を決めたつもりだったんだけど・・・本当は・・・何が一番なのか・・・今はわからなくなっちゃった・・・」

「私も・・・私もです。私にもわかりませんよお」

もう一度、君にプロポーズその三である。

何回、プロポーズする気だっ。

葬儀疲れでついにソファで眠ってしまう波留。可南子は離婚のための荷物からそっと自分の日記を取り出す。

波留に毛布をかけ・・・その寝顔を見つめる可南子である。

翌朝・・・可南子はおにぎりを作ると宮本家から出勤するのだった。

「あの・・・日記を持って行っていいですか」

「もちろん・・・いいよ」

波留は可南子の決意を感じる。しかし・・・まだ確信にはいたらないのだった。

ここが・・・最後の運命の分岐点だったな・・・。

後は・・・太助の仕掛けた最後の爆弾の破裂を待つばかりなのだ。

もう、ニヤニヤがとまらないわけである。

折り紙・・・可南子の日記・・・赤い車・・・鯛焼き・・・ツバメ時計。

このドラマのアイテムの使い方は絶妙だが・・・脇役のセリフによる暗示力も抜群である。

ここからは・・・本当のもう一度君に、プロポーズに向けて波留と可南子の周囲に福音が満ちて行く。

ミズシマオートでは葬儀の世話の礼を波留が述べ、日常が戻ってくる。

そこへ新規の仕事がやってきて、桂が積極的に志願をする。

波留は修理が完了した赤い車の去った空白を眺めて感慨にふける。

「娘を嫁に送り出した気分ですか?・・・治っちゃって寂しいとか・・・」

「そんなことはないよ・・・みんなで一緒に修理して絆も深まったし、それなりのスキル・アップもあっただろう・・・そしてクルマは無事に持ち主のところへ戻っていった・・・親父を最後のドライブに連れていけたし・・・いいことばかりさ・・・」

「なるほど・・・」

「お前こそ・・・いやにやる気だしてるじゃないか」

「私も赤い車を治して・・・なんだか・・・自分の可能性に賭けてみたくなったんですよ。レストアだけでなくて、波留さんや社長に学んだことをもっともっと発展させて、チューンナップに挑戦したりして、コンピューターでアクセル開度調整したり、空燃費補正したりして、点火いじったり、排気温度安定させたりで馬力アップで走り屋仕様のベストセッティングもバッチリみたいな・・・」

「湾岸MIDNIGHTの読みすぎなんだよ・・・」

図書館では館長(杉本哲太)の恥ずかしいデビュー記事が発見される。

「イエイ、今度、館長になった大橋だぜ、カモンベイビイ、読書魂命でかっとぶんでそこんとこヨロシク」

「ははは、私も若かったですね」

「もっと恥ずかしがってくださいよ~」

「いや・・・こういう未熟な自分もかわいいじゃないですか。人はどんどん変わっていくものですが・・・昔の自分も自分だし・・・そういう昔の自分があってこそ・・・今の自分があるわけですから」

この一言で可南子は忘れ去られた自分に向き合う覚悟がついに定まったのである。

ミズシマオートでは仲間たちの家族のような暖かさを実感した波留が社長に後継問題についての返事をする。

「俺でよかったら・・・この会社を継がせてください」

「そうか・・・決心してくれたか・・・よかったな・・・もっともまだ当分はこのイスは渡せんがな・・・そうか・・・この会社を継いでくれるか・・・うれしいな・・・後に続くものがいるって本当にうれしいことなんだな・・・」

波留は太助のことを思う。

波留がいることで・・・義父はうれしかったんだろうか。

そうだとすれば・・・それは・・・心が休まることなのだった。

そうした・・・心が触れ合う人々がいる一方・・・暴走機関車・裕樹は最後の脱線を開始するのだった。

志乃(市川由衣)を呼び出したのである。謝罪の言葉を期待したお茶の間はのけぞることになります。

「きてくれてありがとう・・・」

「どこにいこうか」

「いや・・・今日は話だけ」

「・・・」

「やはり、俺たち別れた方がいいと思うんだ」

「なぜ・・・」

「結局・・・俺は君の事が好きになれないらしい」

「まあ・・・びっくり」

「話はそれだけだ・・・納得いかなかったら・・・何度でも説明するよ」

「あなたって・・・最低・・・」

「どうもそうらしいよ・・・俺って最低みたいなんだ・・・はははは」

「・・・」

まあ、本筋とは完全に無関係なのでここは早送りしてもまったく問題ないですねえ。

キッドは編集作業で最終回の弟のシーンはバッサリ行っちゃってます。

だって・・・不必要なんだもの・・・なんだろう・・・脚本協力者の失恋の思い出コーナーみたいなものなのかな・・・これって。

この後は・・・ミズシマオートの人々が裕樹を交えて和気藹々とするわけですが・・・波留が登場しているとはいえ・・・ここもまったく本筋とは関係ないわけで・・・ねえ。

ある意味、もう一度君に、プロボーズ・・・最大の汚点ですよね。だってどう考えても・・・分析不可能ですから・・・最後の弟と波留の会話なんて・・・会話として成立してません。

「別れ話してきたんです」

「あれ、恋人いないんじゃなかったっけ」

「いえ、波留さんのおかげなんです」

「おいおい、俺のせいで失恋しちゃったの?」

「ちがいますよ・・・波留さんのおかげで好きじゃない人に好きじゃないって言うことができたんです」

「・・・」

「・・・」

「・・・」

「・・・」

・・・もういいだろう。

まあ、百歩譲って若さというものが未熟なものである以上・・・そのシンボルである裕樹は未熟を極めているということですかな~。譲ったな~。

結果として不条理恋愛コント、唯我独尊くんみたいなことになってます。

優しすぎて、好きでもない子に好きと言われてつい付き合った男の我慢の限界の果ての告白みたいなことになってますが・・・もう少し、情にほだされるとか、だんだん好きになるとか、妥協するとか、姉のことはあきらめるとか、・・・まあ、いいか。

その頃・・・可南子はついに・・・日記を通じて失われた可南子にご対面である。

可南子が日記に登場する可南子の物語に酔いしれたことは言うまでもありません。

かってお茶の間がときめいたように・・・ようやく本人もときめく時をむかえたのです。

「いつまでも波留さんと・・・幸せな毎日を過ごせるように・・・がんばって努力しないとダメなのだ・・・小さな幸せを迎えに行くのだ・・・」

今、可南子は可南子'とほぼ一体化したのである。

記憶は・・・つまり・・・内に秘められているものとは限らないということである。

一方、波留は義父の残した実母への鍵を見つめて決断を迫られています。

「自分は・・・子供を持つことに・・・そんなにこだわりがあったのかな・・・」と波留は思う。

可南子が波留と一緒に見たかった映画の約束をすっぽかしたのは・・・近所の子供のラジコンカーの修理につい熱中したからだった。

波留は自分も子供が嫌いではないことを改めて考える。

そんな自分が自分の子供について・・・考えようとしないのは・・・やはりわだかまりがあるからなのかもしれない。

そのわだかまりは・・・見知らぬ実の母の存在と関係あるのだろう。

逢わなければ・・・逢ってみなければ・・・。

ついに決意した波留は晶子に連絡するのだった・・・。

波留の実家に弔問に訪れた晶子。

実の母子は40年ぶりに再開する。

波留と晶子の胸には様々な思いが交錯する。

「結婚されているんですね・・・お子さんは・・・」

「おりません」

「・・・うちもなんです・・・」

途切れがちな会話である。

そこでツバメ時計が時を告げる。

「この時計・・・まだあったんですね・・・」

「・・・」

「生まれたばかりのあなたはよく泣く子だったんです・・・」

「・・・」

「でも・・・なぜかこのハト時計の声を聴くと・・・どんなにぐずっていも不思議と泣きやんで・・・だから・・・宮本さんにあなたを託す時に・・・一緒にお渡ししたんです・・・」

「そうだったんですか・・・」

「私は15歳でした。未熟過ぎて・・・あなたのために何もできないと思ってました。だから・・・あなたを託した時、もう二度と会うまいと決めたんです。でも・・・勝手なことを言うと思われるでしょうけど・・・その日からこれまで・・・あなたが幸せであるようにと願わない日は一日もありませんでした」

「・・・」

「・・・」

波留は涙をこらえて言う。

「ちょっと外にでましょうか。父とよく行った神社があるんです・・・」

波留は泣きたい気持ちをこらえているのである。

わだかまりはもうなかった。波留の心の中の15歳の母はただただ可憐だった。

どんな相手が父親で・・・どんなことがあって自分を生むようになったのか。

そんなことはどうでもよかった。

養父も養母も自分を充分に愛してくれたし・・・実の母も自分を思っていてくれたのだ。

何も言うことはない。

「ここで・・・父とはよく話をしました・・・本当の母親がいることを教えてもらったのもこの場所です。・・・冗談ばかり言っていたけど・・・嘘はつかない人でした」

「・・・」

「奇跡だと思ったんですよ・・・あんなに優しい父に育てられたことは・・・でも、違っていた・・・父はあなたの意志を受け継いで努力に努力を重ねていたんですね・・・俺は・・・ずっとずっと幸せでしたから・・・」

「・・・」

「この写真(波留の幼い頃のアイテム)はあなたがもらってくれませんか・・・そして・・・時々は逢いにきてください・・・いつでも待ってますから・・・」

「・・・」

「いつか父のような父親になりたいと思っています」

そっとさしだした波留の手をおずおずと握る晶子・・・。

「・・・大きな手」・・・晶子はこらえていた涙を流す。

いま、波留にかかっていた呪いは解けたのである。

谷村家の食卓にはサクランボが乗っていた。

可南子は母(真野響子)に問う。

「夫婦が長続きする秘訣をそろそろ教えてください」

「そりゃ・・・どちらかが先立つことでしょう・・・でもね・・・まあ、やはり・・・家族を信じるってことかな」

「家族を?」

「そう・・・どんなに困難でくじけそうな時でも・・・家族だけは自分の味方だと信じること・・・そうすれば愛は勝つのよ」

「そうか・・・私も信じてみるか・・・」

「やまだかってないテレビを・・・?」

「家族をですよ・・・」

さあ・・・クライマックスです。

波留は決意を固めて秘匿していた結婚指輪を取り出します。

そして、可南子の家へ・・・。

バイクですから・・・いつ事故るんだと最後のドキドキハラハラポイント。

「可南子はでかけましたよ・・・スタート地点に戻ってみるとか言って」

ふたたび・・・波留は可南子との出会いの場所へ。

残念・・・桜は散って・・・若葉の季節ですからねえ。

そこではない・・・二人のスタート地点ですからね・・・そこじゃないんだな。

そうとなれば・・・波留は・・・区役所経由で・・・教会に向かうのである。

風を切って走れ 

明日こそお前を幸せにしてやる 

突っ走る愛にブレーキはないぜ

教会に・・・可南子の姿はない・・・と思ったら寝てました。

昨日、徹夜で日記を読んだからなのだ。

「捜しちゃったよ・・・」

「携帯に電話してくれれば・・・」

「あ・・・忘れてた」

「・・・日記を読んだんです・・・日記の中の私は幸せそうでした」

「・・・」

「小さな不平不満はあって・・・100点満点の旦那さんじゃなかったみたいですけど・・・」

「ごめんなさい・・・そして・・・ありがとう・・・」

「・・・」

「・・・いたらない夫だから・・・可南子を不幸せにしていたかもと思っていた・・・でもそんな俺なのに幸せを感じてくれた可南子に感謝している」

「・・・」

「なんでもない毎日に・・・小さな幸せをみつけてくれる・・・そんな可南子が俺は大好きです」

「・・・」

「だから・・・五年後も・・・十年後も・・・その先もずっとずっと・・・妻として俺の傍にいてください」

「・・・・・・・・・・・・・・・はい」

一部熱狂的宮本家復興応援団狂喜乱舞である。

白いバラの花びらを散らし

愛の明日を占う

お前を二度とは悲しませない

結婚指輪は可南子の指に戻った。

「・・・なんだか・・・照れますね」

「ひとつ、お願いがあるんだけど・・・敬語はやめてくれないか」

「・・・急にはちょっと・・・」

「じゃ・・・名前で呼んでくれ」

「はるさん・・・」

「さん付もいらないから」

「は・・・る・・・いやん、照れますよ」

そんな可南子を抱きしめる波留。

可南子は驚くが・・・微笑んで・・・そっと抱き返すのだった。

一部熱狂的宮本家復興応援団狂喜乱舞大歓喜落涙である。

こうして・・・宮本家に日常が戻ったのだった。

あわただしい朝食風景。遅刻しそうな可南子は波留に頼みこむ。

「今日はバイクで送ってくれませんか」

のんびりしている波留を可南子が急かす。

「ほら・・・急いで~」

そんな二人を微笑んだ太助が見守っている。

街を疾走するアラフォー爆走族である。

いってらっしゃい、いってきます

いってきます、いってらっしゃい

二人はラブラブなのだ。だって新婚さんだから・・・。

一哉(袴田吉彦)「で、結局どうなったの・・・」

裕樹「姉さんよりいい女が現れない限り恋はしないって決めたんです」

一哉「そうなんだ・・・まあ・・・その方がいいかもな・・・いろんな意味で」

裕樹「そうでしょう・・・やはり一哉さんは僕の気持ち分かってくれると思いました」

一哉「いや・・・俺はただドロドロが苦手なだけなの・・・しかし、可南子はどんだけ弟にとって魅力的な女だったんだ・・・早く、呪い解いてやってくれ・・・」

そして・・・六年後。

宮本家の愛車はサイドカーに。

宮本夫婦は愛児をクルクル回すのが大好きな三人家族になりました・・・めでたし、めでたし。

三人のいる芝生は世界で一番青いのです。

そして、また新しい人生が始まるのです。

その人の幸せはすぐそこにそしてずっと遠くにあります。

二死満塁からのサヨナラ逆転満塁ホームランは奇跡ではなくて・・・努力して努力して努力してつないでつないでつないで放つものですから・・・。

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    コメント

    キッドさん(*^-^)
    修羅場を乗り越え 君にプロポーズも無事最終回記事完了!本当にお疲れさまでした。
    何気ない日常の描写の中のちょっとした真実を描く そういったドラマが一番好きな私にとって、キッドさんのおかげで、このドラマに出会えたことは幸せなことでした。
    でも 実はドラマよりキッドさんのブログ記事のほうがより感動しちゃいました。
    不自然の人物とか、ちょっとしつこいと感じたセリフとかがあったようにも思うのでキッドさんに編集し直してもらって1本の作品になったのなら本当に宝物のような忘れられない作品になったように思います。
    弟の葛藤?に力を入れすぎずに 水島オートをもう少し大きな企業にしてそこでの従業員の恋模様とか仕事で苦戦している様子とかで話を広げたほうが良かったかな~なんて あれやこれや思ったり。。。
    そんなことを 考えてしまう程このドラマに嵌ってしまいました(o^-^o)

    最終回は 波留とお母さんのシーンがすごく印象的でした。少ない出番でしたがお母さん役の方の演技がとてもよくって心が奪われました。
    初回を見ていない私は ラスト遅刻しそうだから波留をせかす可南子が可愛かったので そのシーンで終わりでよかったんですが 海が光っていて 御伽噺の最後にふさわしいラストでしたね
    記憶が突然よみがえるというラストでなく イメージに近い感じで終ってくれて嬉しいです。
    ミステリータッチのドラマが多いこのクールにこのドラマがあったこと 本当に嬉しく思います。

    投稿: chiru | 2012年6月23日 (土) 21時46分

    こんばんわ~キッド様。
    珠玉のドラマ終わってしまいました・・最後の三人のシーンが素敵すぎます。
    キッド様のレビュウがドラマの楽しみを倍増してくれ、いや、真面目に文章の力を思い知らされました。以前他人の褌で相撲をとるなんぞおっしゃってましたが、いえいえもう充分にキッド様のテイストに変換されています!!桐野世樹も気になりますが、キッド様の正体も気になります~^^
    これからも是非見させて下さい!!
                       一、ファンより。

    投稿: はなとめ | 2012年6月23日 (土) 21時54分

    シンザンモノ↘シッソウニン↗・・・chiru様、いらっしゃいませ・・・大ファン

    気がつけば復活後の2シーズン目も次々と最終回を迎えています。
    今回は終盤に修羅場が割り込んだので一時は討ち死にも
    覚悟したのですが・・・なんとか生き伸びましたな。

    励ましのコメントありがとございました。

    第一回から傑作の予感に満ちたこのドラマ。
    複数脚本家という・・・謎の展開にもかかわらず
    基本軸は微動だにせず・・・
    よどみないハッピーエンドを迎えて
    大変嬉しく感じています。

    途中参加の皆さんの少しでもお役に立てたら
    よかったと思いまする。

    日常というのはなかなかにあなどれない存在で
    日常が描けなければどんな名作にもならない・・・
    とキッドは考えます。

    たとえば「スターウォーズ」だって
    父と子の絆という・・・実に日常的な題材ですからねえ。

    波留が出会うのはダースベイダーではなくて
    15歳の母という・・・杉田かおるとか志田未来とかを
    連想させるヤンママだったわけですが・・・。

    自動車整備工という・・・波留の職業を聴いた時に
    55歳になっている晶子の胸にはどんな
    過去が去来したのか・・・妄想が膨らみます。

    キッドは昔、飛び出してきた子供をよけるために
    バイクで道路沿いの川に転落したことがありますが
    そのように・・・事故はいつでも起こるもの・・・。
    晶子の恋人もバイク乗りで・・・スピード狂だったのでは・・・。
    そして、首都高速あたりで花と散ってしまったのでは・・・。
    一人残された晶子は・・・忘れ形見を生んだのでは・・・。
    そんな・・・とりとめない妄想が膨らむのですなあ。

    で・・・ドラマではそういう点には一切触れない。
    ここがものすごくよろしいですな。

    大切なのは15歳の母から生まれて
    養子に出された赤ん坊が
    優しい波留に育ったということですな。

    そして・・・その波留が新しい家族を得たということ。

    これこそが普遍的なめぐりあい宇宙でございますよねえ。

    そういう意味からすれば
    呪われたような愚弟の存在意味も出てくるのですが・・・
    やはり、物語のトーンとちょっと異質すぎて
    処理に困ったという印象はぬぐえません。

    どうしても・・・キャスティングありき・・・だったように思えますねえ。

    ミズシマオートに関しては・・・血縁に恵まれなかった
    波留にとっての大家族のようなもので
    オヤジがいて、ママがいて、アニキのようなお祖父さんのような先輩がいて、弟や妹たちがいる・・・。

    そういう存在感はこの零細企業だから醸し出せたと思います。

    キッドはこのドラマは少子化の呪いに対する解呪の一種だと考えます。

    裕樹の勤務するような大企業はある意味で邪悪な存在なのですな。

    そこでは福利厚生が手厚く施され・・・
    そうでない人の恵まれていない感情をあおり立てるわけですから。

    おそらく・・・スタッフ的には
    あまりにも地味な波留と可南子の物語だけでは
    もたないという危惧があったと思います。

    スタッフにも見える人と見えない人がいますからな。

    しかし、脚本&演出家には最初から
    三人家族とサイドカーの美しい結末が
    はっきりと見えていたということでしょう。

    朝加麻由美は昔、あさかまゆみというアイドル歌手だったわけですが歌の才能は・・・。
    ウルトラマンタロウのヒロイン役を演じたりした後、
    女優に転身して・・・清楚だが
    影のある美女の役どころで生き残ってきた古つわもの。
    さすが・・・さすがでございましたね~。

    記憶喪失に関しては
    設定が設定だけにどのようにでも処理できたわけですが
    途中からキッドとしては
    傑作になるためには絶対に回復してはならないと
    思っていました。

    可南子のキャラクターから自分の日記を読むことは
    イコール記憶を回復したことと同じになるわけで
    実にスムーズに記憶は戻らないが
    戻ったも同然を描き切っており
    キッドはトレビアンをさけびましたな。
    実にエレガントな手際でございました。

    あってもなくてもいいような話の展開だけを
    求めるストーリー乞食がお茶の間にいる以上・・・
    この手のドラマの存在は阻害されるわけですが
    よくもまあ・・・送り出してくれた・・・
    とスタッフ&キャストには絶賛を惜しまないキッドでございまする。


    投稿: キッド | 2012年6月23日 (土) 23時42分

    山ちゃんも竹ちゃんも~はなとめ様、いらっしゃい~まじめでシャイ

    キッドのようなものを愛好してくださり
    まことに感謝に堪えません・・・御礼申し上げます。

    キッドの正体は悪魔そのものですが・・・
    一部人格につきましては・・・
    プロフィールをご参照ください。

    文章そのものは・・・まったく問題外の
    駄文でお恥ずかしい限りですが
    悪魔の書く文章・・・略して悪文ですのでご容赦くださいませ。

    珠玉のドラマが無事、終了し・・・一服中ですが・・・
    夏ドラマもレビュウを続ける予定です。

    また珠玉のドラマがあるといいなあ・・・と祈るばかりの
    今日この頃でございます。


    投稿: キッド | 2012年6月23日 (土) 23時49分

    最終回レビューありがとうございました!
    ゆっくり1行ずつ読んでいくうちに感動が増幅して、ひとときこれが多幸症?という心地に

    このドラマは出演者がみな好きで観始めました。(弟役の人は好きでも嫌いでもないのですが) でもストレートすぎるドラマタイトルと弟が浮いていたことに不安があり迷ったんですが、キッドさんの記事に励まされて中盤を乗り越えられました。第9話、最終話とずーっと幸せでした~。

    第9話の養父が黄泉に旅立ち、ツバメが巣立つシーン。若輩の私にはその重ね合わせが切なくもあったのですが、最終話のポイント、ポイントでその意味がプラスに大きく舵を切りました。この脚本家さん、まだ無名なのでしょうか。鳥肌がたちました!

    品のある脚本と演技に出会えて幸せです~。竹野内豊さんの作品は若いときの「世紀末の詩」が強烈に記憶に残っているのですが、すっかりすてきな大人の男性になったのだな~と改めて感じ入っています。

    投稿: mi-mi | 2012年6月24日 (日) 03時45分

    キッドさん、はじめまして。

    ちょっと駆け足で詰め込んだなぁという感は少々したものの、幸せな気持ちに浸れた最終回でした!ああ、よかったー。

    他の方の感想を読みたくてネットでぐるぐるしているうちに、キッドさんのブログに辿り着きました。
    毎回2度見するほど久しぶりにドラマに嵌りましたが、それとともに、7話の、A-A'を引き合いに出しての可南子-可南子'の解説の辺りから、キッドさんのレビューにも嵌ってしまいました!
    それまで可南子がなぜあれほどまでに5年間の自分を拒絶しているのか、今一つ腑に落ちていなかった私ですが、一気に解消されました(と同時に、じゃあ波留もこのあと記憶を失っちゃったりして、、、?と一抹の不安も覚えましたが、、、ま、そんなテイストのドラマではないですよね)

    最後の最後で外部記憶の力を借りて、可南子がほぼ一体化して良かったです。

    それにしても、程良い余白がちりばめられたお話でした。
    妄想癖のある私のような者には大好物でした。

    あの教会の数日後、梱包された可南子の荷物を頬笑みながら元に戻す波留と可南子。
    波留の左手にも結婚指輪がキラっとしていて、ふと、それを目で追う可南子がいたはず、、、。幸せのキョロキョロ。

    、、とかどうでもいいことを、毎回金曜日までの1週間、細かく妄想しまくりました。

    それももう終わりかと思うとかなり寂しいです。

    7月からのドラマには、今のところ惹かれるものはないのですが、、、キッドさんのブログにはまたお邪魔させて頂きます!

    投稿: なわみ | 2012年6月24日 (日) 12時49分

    aDayinOurLife~ mi-mi 様、いらっしゃいませ~アタラシイナニカヲミツケルネェ

    ご愛読ありがとうございました。
    最終回も「愚弟パーツ」をのぞけぱ
    ほぼパーフェクトの仕上がりに
    かなり再現性の高いレビューになってしまい・・・
    ヒヤヒヤですが・・・いいものはいいのでしょうがありませんな。

    ある意味、弟部分は妄想し放題なので
    助かると言う側面もございます。

    一番、謎なのは裕樹を好きになった志乃の気持ちですな。

    タイトルは王道で言わば・・・ここに至るよ宣言ですからな。
    その道筋をどれだけ
    上手に展開していくかに尽きるわけですが
    ものすごくテクニシャンでしたな~。

    ひとつのアイテム、ひとつのセリフが
    連鎖していっていい味醸し出しおりました。
    痺れたのでございます。

    途中は狭き門をさらに狭くする・・・
    スタッフとしては広げているつもりでしょうか・・・
    薄いからみもあったのですが
    波留と可南子の心情はあますところなく
    描き切っていたと考えます。

    だからこそ・・・怒涛の第9話。
    そして圧巻の最終回でしたね。

    ラブ・ストーリーにうっとり・・・なのでございまいす。
    そしてたたみかけるハッピーエンドにニヤニヤです。

    基本は・・・結局、人間は一人じゃ知れてる・・・でございます。

    キッドは悪魔ですから・・・100年の孤独も孤独と感じないタイプですが・・・。

    やはり、人間は人の間にあって成立するものですからな。

    つまり人-人で・・・-こそが人間というわけです。

    人はやがて消えゆくものですが・・・人-人からは人がうまれる。

    生まれたからって幸せになる保証はないのですが
    不幸せになる保証もないですからな・・・。

    このドラマは不幸せになってもおかしくない波留が
    幸せいっぱいになる。
    そこが救いであると思います。
    まあ・・・悪魔が言うのもなんですけれども~。

    そして・・・太助の他愛こそ・・・幸福の証という理屈が
    言葉抜きで示される・・・。

    トレビアンでございます。
    なにしろ・・・説教臭さゼロでコレですからね~。

    世紀末の詩の野亜は花嫁に逃げられた男でしたが
    今回は失いそうになっても失わず
    成長の跡を見せたわけですな。
    まあ、あれから14年ですからねえ。

    野亜は洪水を生き残ったノアですが・・・。
    ハルは最終戦争のハルマゲドンを連想させますな。

    洪水もハルマゲドンも
    大いなる危機ですが・・・。

    それでも人は生き残るらしいですな・・・しぶといものです。

    悪魔もその点は見習いたいと考えまする。


    投稿: キッド | 2012年6月24日 (日) 20時05分

    カナコ-カナコ'~なわみ様、いらっしゃいませ~ザンコクナカミガシハイスル

    そうですねえ、視聴率的に延長がなかったので
    少しタイトだったかもしれません。
    しかし、内容的には充分だったのではないでしょうか。

    波留と可南子のパーツに関してはすこし
    思わせぶりくらいの方がよろしいですしね。

    妄想膨らみますから。

    世界中の言葉を集めても
    足りないのが愛の世界というものですからな。

    グルグルまわってお疲れ様でございました。

    ここにたどりつかれてハレルヤでございます。

    どうぞ、おくつろぎなさってくださりますように。

    A-A'は朝、目が覚めた時に思いつきました。
    そういえば彼が彼'になってしまうオチでしたな。

    奇妙な味わいのラプ・ストーリーとしては素晴らしいアイディアでしたねえ。

    まあ・・・波留がそうならなくてよかったですけれど~。

    早く日記を読めばいいのに・・・という意見もよく
    耳にしましたが・・・
    外部記憶を受け取るための可南子の心の準備というか
    フォーマットが必要だったのですよね。

    そのために・・・新生・可南子が・・・
    それなりに波留にときめく必要があったわけです。
    ときめいているからこそ
    可南子の日記の衝撃がすごいわけですからね~。

    そういう流れが素晴らしく巧妙に出来てましたね~。
    思わず、うなっちゃいましたよ。

    ふたりはもどかしいほどに心を語らないドラマで・・・
    こうだろう・・・
    ああだろう・・・
    と妄想し・・・時たま答え合わせ・・・
    好きな人にはたまらないドラマだったこと間違いありません。

    ま、世の中にはそういうのが苦手な人もいるので
    ほどほども肝心ですけれどね。

    その加減も難しいのですね~。

    キッドとしては可南子の心の困難さはものすごく
    よくわかりましたので
    その辺はなるべくひもときたいとこころがけました~。

    可南子キョロキョロに注目されてうれしいです。

    きっと・・・波留を思う夢の中でも
    可南子の眼球は左右に激しく揺れて・・・。
    素敵です。

    まあ、素晴らしいドラマに出会えたことで満足することは大切ですな。
    どんな幸福にも必ず潮時がございますからねえ。

    余韻・・・というのも大事ですしね。
    このような駄文が少しでもお役に立てたら幸いです。

    7月は7月の風が吹きますが・・・。
    春ドラマ・・・半分くらい回して欲しかったと
    思う今日この頃です。

    また、おでかけくださいますように。

    投稿: キッド | 2012年6月24日 (日) 21時50分

    キッド様、はじめまして。勇気を出してコメントさせていただきます。このドラマが大好きで、和久井映見さんが大好きで、でも視聴率は上がらず…。
    面白くないと一般の方が言うのはともかく、「安易な設定のありがちなストーリー」みたいに新聞に書かれていたと知り、「見てないだろ、見ててそれなら尚更ひどいだろ!」と悔しかったんです。大好きなものをよく知ろうともしない人に批判されるのは、辛いものですね。

    そんな中、このブログに出会いました。私が思ってて言葉にできなかったこと、目から鱗だったこと、そして愛ある妄想の数々…。思い切り楽しませてもらいました。そして「大傑作である」との言葉…、本当に嬉しかったです。

    きっとこのドラマを退屈だと思う人も多くいると思います。でも私はこのドラマにすごく感情を揺さぶられたし、毎回想像していたことのもっと向こうを描いてくれて、大満足でした。上手く説明できませんが…。
    キッドさんと同じく弟は普通の弟で良かったよなあ、彼女との件がなければ、波留と可南子にもう少し時間が回せたのになあと残念です。正直、このドラマは波留と可南子と父と母と母とミズシマオートと図書館とだけで良かったような…。元彼や同級生は、まあ…必要だったんでしょうか?綺麗な海での三人のシーンの感動をわざと消そうとするかのような主題歌の途中での告知、その後の波留抜き、弟ありの飲み会の映像とか…あれも大人の事情?編集でカット…しにくいですね。

    何はともあれ、幸せな賞味2ヶ月でした。もう一つ、リーガル・ハイ、こちらはただただ楽しんでます。一度に2つも大好きなドラマに出会えるなんて、本当に久しぶりです。ドラマはなくても暮らしていけるけど、上質なドラマとの出会いは幸せな時間をくれるなあと、改めてそう思いました。これからもブログ、楽しみにしています。それなりのドラマの楽しみ方も教わりたいと思います!

    投稿: ギボウシ | 2012年6月24日 (日) 23時45分

    オチツキレイセイシズカナヒト~ギボウシ様、いらっしゃいませ~ワクイエミダイスキ!

    勇気を出してコメントありがとうございます。

    まあ、それほど恐れなくても大丈夫ですぞ。いたって小心者の悪魔のブログですからな~。

    人の好みは十人十色でございますので、低視聴率は御気になさらずともよろしいかと存じます。

    まあ、良質なものはなるべくたくさんの人の目に触れた方が好ましいですけれどね。

    猫に小判のたとえもありますし・・・。

    うがった見方をすれば・・・愚弟・裕樹の存在こそが
    このドラマの素晴らしさを解せない一部お茶の間のシンボルであったわけです。

    独善的で視野がせまく人の本質を理解できない憐れな人ということになります。

    で、ございましょう?

    よく、「こんな映画はじめてみたっ」とか
    映画の試写会で絶賛する方式の宣伝があるわけですが
    その人が映画、何本見てそう言っているのかは謎ですし
    その映画のどこまでを味わって言っているかも謎・・・。

    新聞の批評欄などそれと五十歩百歩と考えてまず
    間違いありません。
    だって新聞記者がすべてのドラマを鑑賞しているほど
    暇だとは思えませんからね~。

    たとえばキッドは学生時代に年間300本、四年間でおよそ1000本の映画を見ましたがそれでも映画全体の氷山の一角で映画のことほとんど何も知らないと同じだという謙虚さをもっておりました。

    「安易な設定とかありがちなストーリー」なんていうフレーズは口が裂けても使いません。

    そういうことを言う人は「安易でありがちな人」に違いないです~。

    だから軽くスルーが健康にいいのでございます。

    もちろん、キッドは神ではなく悪魔なので
    人様の健康についてはほとんど興味がないのですが・・・。

    さて、この作品は幸か不幸か、連続ドラマなのに
    複数脚本家という・・・ちょっとイレギュラーな
    体制だったために・・・品質がやや不安定なのですが
    それを割り引いても素晴らしいドラマだったと思います。

    そのことを言いたくてたまらない・・・ただそれだけのことです。
    そんなことで喜んでくださる方がいらっしゃるのは
    本当にうれしいことでございますよ~。

    他人の心の動きというものは難しいもの。
    それを読むとなるとさらに難しい。
    基本的に人はそれを家族から学びます。
    誤解を避けずに敏感と鈍感と言う言葉を使いますのでご注意ください。

    たとえば鈍感な親の元で育った場合、
    「どうして自分の心を親はわかってくれないのか」という疑問を感じる人もいますが・・・
    「親はだましやすい」と微笑むものもいます。
    また敏感な親の元で育った場合、
    「ああ、親は私のことをわかってくれる」と感謝を感じる人もいますが・・・
    「くそっ、またばれちゃった」と唇をかみしめるものもいるわけです。

    で、とにかく親が敏感だろうが鈍感だろうが、子もまた敏感になったり鈍感になったりするわけですね。

    理想的なのは他人に対する感受性の精度をコントロールできる精神を持つことになるでしょう。

    しかし、それはある意味、超人ですからな。

    で・・・とにかく人は鈍感と敏感のはざまで
    なんだかんだ生きて行くわけです。

    波留も可南子もそういう意味では優れた人で・・・
    だからこそ・・・お互いの愛の永遠を願っている・・・
    これが大前提なのですねえ。
    しかし、一方が記憶障害を起こしてしまう。
    当人と残されたものは・・・どうすればいいのか。
    苦悩しながら答えを捜していくのだった。

    こういう設定とこういうストーリー展開のドラマなんて
    滅多にあるわけないじゃないですか~。

    見知らぬ新聞記者さんの肩をそっとたたいて
    「勉強しろよおおお」と囁きたいものですな。

    とにかく・・・まあ・・・素晴らしい世界が
    そこにあって・・・
    できれば自分もそこにいたい・・・
    そして楽しく生きていたい・・・
    そう感じさせるドラマこそが
    エンターティメントでございます。

    醒めたあとでも夢見心地なんて・・・
    よほどのテクニシャンでないと達成できないものです。

    もちろん、弟も敵対するけれど
    もう少し、分かりやすく敵対すればいいのに・・・
    と考えることもありますが
    あれはあれでひとつの個性ですからねえ。
    ノイズも大切な要素と考えることも必要です。
    キッドは実は弟・桂・一哉には・・・
    かなり楽しませてもらいましたから~。

    波留と可南子の幸せはありふれた幸せですが
    実は現代においては手に入りにくい幸せかもしれない・・・
    そんな風に独身の老若男女を織り交ぜることが
    作者の意図だったかもしれないとキッドは考えております。

    今季は夏ドラマから逃げ出した賢いスターたちが集合して
    良作ドラマばかりのミラクルなシーズンでした。

    だから、夏ドラマはかなりの苦難の旅路が予想されるのでございます。

    それもまた、一興なのですねえ。

    ギボウシ様もまた、遊びにいらっしゃってくださいませ。

    投稿: キッド | 2012年6月25日 (月) 15時13分

    キッド様
    前回に続き2回目のコメントです♪
    本当に、ここはオアシスです(笑)
    最終回の視聴率が余りにも低くてショックだったのですが、ここにきてちょっと元気になりました。
    最終回、見事な幕引きでしたね。
    尺が短くて各々のシーンで余韻に浸れなかった分、こちらで堪能させていただきましたわ。
    特に、可南子からの三段跳びのプロポーズ大作戦には、私も「そうそう!そうなのよ〜」と同じ思いでした♪
    桂の可能性を信じる下りが「湾岸MIDNIGHT」に変換されていたのには爆笑でございました。
    しかし、桂と裕樹の会話で桂が「だ・か・RRRあrrr〜」って、ばり巻き舌になっていたのを思い出し、あながち冗談ではないような?
    今でこそかわいらしい桂にも衝撃の過去があったのでは?と妄想が膨らみましたwwww
    さて、本当に最後までどうしようもなかった裕樹ですが、俳優が違えばもっと印象が変わったのに・・・と最後まで残念。
    でも大人の事情で最初から彼を使う事が決まってたのでしょうね。こんな難しい役を彼にやらせるのは無謀だったかも。
    ある意味このドラマの突っ込みどころのすべては彼に集約されてました。
    しかし、私は彼の唯一の存在意義は、3話のラストで波留宅にわざわざ訪問してまで悪魔のように呪いをかけたあのシーンだったように思います。
    「同じ事の繰り返しだけは避けたいんです」
    (決して「姉にはもっとふさわしい人がいる」ではない)
    多分脚本家はこの「同じ事の繰り返し」というキーワードを使いたいがためだけに、このどっちらけの弟を誕生させたのだと、ずっと思ってきました。
    これは、私がこのドラマのテーマがアンビリバボの実話や映画とは全く違うのだ!という確信を持つに至った一番の理由でもあり、また脚本家の自分への最大の突っ込みであったのかも・・・と(今思えばですが)そう思わざるを得ません。
    つまり、実話や映画のように結婚してすぐに記憶喪失になった場合は、「そして二人は幸せに暮らしました。めでたしめでたし」までのドラマを、夫の献身的な努力によって再び再現すればいいわけで、それはつまり普遍的な幸せの「おとぎ話」なわけです。
    しかし、このドラマの最大のポイントは、この夫婦が既に倦怠期を迎えつつある熟成しきった夫婦だった事にありました。
    その結果、夫は過去のような情熱的な働きかけを繰り返すだけでは、本当の夫婦の将来の幸せの具現化にはつながらないと察する必要があった訳です。
    この微妙にして最大の違いをきちんと実感として理解できたもの(公式に熱心に書き込むような不惑から熟年の世代)にとっては、このドラマは「どこにでもありがちな」「使い古された」物語ではない事に本能的に気付き、見事にその世界観にどっぷり嵌っていく事になる訳ですね〜。
    一見、易しく男前な旦那が献身的に妻を愛するドラマと言う上辺だけの設定でも十分に俳優の固定ファンには堪能できる作りになっていたにもかかわらず、実はこの脚本家はもっと深い人間そのものの幸せについて描きたかったというのが伝わってきました。
    そんな訳で、私も不惑世代にして最高にこのドラマに嵌ってしまた一人となりました(笑)
    さて、今朝は子供の通学路の旗当番ですので、この辺で失礼させていただきます。
    また7月ドラマでも遊びにきますね♪

    投稿: あまね | 2012年6月26日 (火) 07時24分

    ひょえ~~~!1話でそげな会話があったとはっ!
    それを経てのサイドカーとは感慨深いでしゅ~!
    バイク乗りにとってサイドカーが付いた時点で
    それはもうバイクではなく車なんでしょうけど
    妻子の為ならえんやこら~♪
    波留は無事に父親になれたのですねぇ・・・しみじみ

    しかし、海辺にバイクを止めたら・・・錆びた
    てな事にならないように気を付けて乗りなはれっ!!!

    最終回はプロポーズはもちろん、可南子の記憶が
    戻るのかしらんと、その点にも注目してたんですけど
    そこは華麗にスルー。
    なんて都合のいいくも膜下・・・もうかりまっか…そうでっか・・・

    じいや、久々のごっこガーデンの再開!
    本当にありがとうでした。毎週竹さまロイドと
    あ~んな事やこ~んな事・・・
    どぎゅ~ん、ばぎゅ~んの胸キュン劇場♪

    最終回でのごっこ遊びも、えぇ、このあと波留さんは
    まこ☆ミキのリクエスト通り、死ぬほどクルクルして
    くれましたとも~。
    クルクルする前にいっぱい食べた太助タイヤキが
    オエ~って全部リバースするくらい・・・

    投稿: まこ | 2012年6月26日 (火) 14時03分

    ハーメルンノフエノネ~あまね様、いらっしゃいませ~ハルノココロニヒビキアリ

    最終回の視聴率が↘*7.9%で平均視聴率が*8.6%。

    最終回はテレビドラマがまずまずの出来だった
    映画版「八日目の蝉」12.6%に少しもっていかれましたねえ。

    「森村誠一女のサスペンス捜査線上のアリア 」も11.6%あるし、「報道ステーション」も12.2%と結構とってます。

    まあ、でも・・・それはそれでございます。

    ドラマが好きな人にも、主演男優が好きな人にも
    間違いなく名作と思える作品でございましょうから。

    もちろん、愚弟に関して言えば
    設定・配役ともに些少難ありは間違いない事で・・・
    ただ逆に前回の二ケタ達成を見ると
    視聴率的には愚弟がある程度稼いだと見ることもできます。

    まあ、キッドはファンとアンチでプラスマイナスゼロみたいな感じで考えていますけど・・・。

    姉と弟はちょっと似たところがあって
    母親と対峙するとそういうニュアンスがでる・・・
    しかし、女と男だったり、年の差があったりして
    別の人格であることが強調されたりもする・・・
    そういう脚本・演出は行きとどいておりましたねえ。

    まあ、裕樹は志乃に盲目的に慕われるほど・・・
    ルックス抜群という設定で・・・
    彼のような容貌が好きでない人から見ると
    「意味わからん」状態でしたな。

    ポジションで言えば「ふぞろいの林檎たち」の
    柳沢慎吾の妻くらいな感じの志乃だったら
    もう少しわかりやすかったかもしれません。
    しかし、そうなるとドラマの方向が根底からくつがえりますな。

    とにかく・・・ありえないほどの年の差姉弟なので
    そう言う意味でも「滅多にない設定」なのでございます。

    さらに言えば・・・姉と弟の年齢差は
    波留と実母の年齢差に匹敵しています。
    ここも凄いところですよねえ。

    とにかく・・・そういう面白い点はさておき・・・。

    恋愛ドラマとしては盛りに盛り上げた見事なハッピーエンド。

    これでもか~でございましたね。

    そういうドラマも近来まれにみるものでしたよね~。

    まあ・・・キッドのような年経った悪魔にとっては
    アラフォーの宮本夫妻も、ヤンママの波留実母も、レディースあがりの桂も、ゆとりエリートの裕樹も
    みな、稚さにおいては同じなのですけれどね。

    桂を演じた倉科カナは「エリートヤンキー三郎」のヒロインですからね。
    高校球児→走り屋→腕のいいメカニックの波留を
    レディース根性バリバリで見つめていたことは間違いなしでございます。

    桂の愛読書は他に「頭文字D」とか「シャコタン・ブギ」とかね~。

    高校は女だてらに工業高校だったわけでしょうしねえ。

    「アスコー・マーチ」でヒロインに意地悪していたりしてもまったく違和感ないですし~。

    裕樹の「同じことを繰り返してほしくない」は
    全くの上から目線での発言ですが・・・
    ご指摘の通りに波留にとっては耳の痛い助言でもあるわけです。

    脇役に大切な言葉を言わせるの一環ですな。
    もちろんお茶の間的には「何いってんだ、こいつ」な発言でずが、検挙な波留の心には響いたわけですよね。

    裕樹役の山本裕典は脇役を重ねて「任侠ヘルパー」で
    それなりの味を出して
    「タンブリング」で主役の器ではないことを
    世にしらしめたのですが・・・
    その余韻がまだ少し残ったまま・・・ここにきているわけです。

    「南極大陸」もそうでしたが、ちょっと鼻につくタイプで
    今回はある意味、過ぎたるは及ばざるが如しなのでございます。

    徹頭徹尾、鼻についてましたからねえ。

    イケメンにも頭よさそうにも見えないキャラクターなので
    使用上の注意が必要なのですな。

    それと事務所の方針がガチンコバトル中の模様です。

    演技派の方向性ですからな・・・さあ、どうなることやら。

    しかし、このドラマが実話に基づいた映画にそっくりとか
    言ってしまうような
    反吐と焼く前のお好み焼の区別がつかない輩を・・・
    (お好み役を食事中でしたらすみません)
    ・・・裕樹みたいなやつとたとえることができますから・・・貴重なのでございます。

    腕のいい自動車整備工と図書館司書の恋愛結婚。

    この流石にドラマには不向きと思える題材を
    ひとつのアイディアで極上のラブ・ストーリーに仕上げた・・・
    そう考えるとメインライターの恐るべき才能に
    恐怖を感じるレベルですな。

    「可南子の日記」なんか・・・素人には書けないレベルですしね~。

    可南子が日記書かない人だったらどうなるんだ~とか
    やはり・・・ホラーですな。

    波留が可南子の陰翳に気付かないまま、
    可南子も本当の自分を知らないままです・・・。

    だからこそ・・・日記により
    波留が過去の自分を再点検することが
    お茶の間的には胸きゅんのポイントになっていくという
    奇跡が生じるわけです。

    この奇跡が・・・ディティールをつないでつないでつないだ苦闘の末にあるのは明らかなのでございますねえ。

    カウンセラーのような心療内科医は
    「心因性」を持ち出すけれど
    それは気休めで基本は物理的な記憶の削除・・・。

    それは・・・奇跡では絶対に取り戻せないなにかであるわけですが
    それに準じるための準備は最初から整っているわけです。

    用意周到でございます。

    とてもじゃないが「どこにでもありがちな」とか「使い古された」なんて口がさけても言えないのでございますよ。

    ねえ・・・。

    もちろん、一般的にはこういうことが実感として分かるのが
    ある程度、年齢を重ね、体験を重ねた年代に絞られてくるのは仕方ないわけですな。

    早い話・・・桂でいいじゃないか~という声もありますし、
    たとえ記憶がなくても相手が波留なら全然OKじゃね・・・
    という声もきっとあったでしょうからねえ。

    まあ、大人になったらドラマは卒業という考え方もありますが
    大人にならなきゃ味わえないドラマがなきゃだめなんじゃないかという考え方もあります。

    もちろん、キッドは両方を支持するのですな。
    悪魔でございますから。

    しかし・・・大人がうっとりできるドラマが
    やはりないと寂しいですからね~。

    「もうプロ」が無事、見事に完結して万歳なのでございます。

    そして・・・多くの方が賛意示してくれたのはこのうえない喜びなのです。

    親の役割、御苦労さまでございます。

    ドラマはドラマ、現実は現実ですから、どちらもはりきってまいりましょう。

    まあ・・・7月からのドラマはちょっと手ごわそうですけれど~♪

    投稿: キッド | 2012年6月26日 (火) 16時07分

    ●no choco●まこ☆ミキ様、いらっしゃいませ●no choco●

    波留はどこまで行っても
    楽観的で・・・だからこそ・・・今回の危機も
    乗り越えられたわけですな。

    それにしても子供連れの
    サイドカーは危険が危のうございますな。
    乗ってみればわかりますが
    サイドカー視線は
    絶叫マシーンレベルですからな。
    まあ、しかし、好きな人に何を言っても
    スルーですからね。
    酒飲みに酒飲むなと言うのと同じですからな~。
    そういう波留にあわせて
    サイドカーに乗り込む可南子・・・
    死なばもろともの大和撫子魂が天晴なのでございます。
    可南子も根性すわってます。

    まあ、古典的な不良少年とお嬢様の恋は
    アラフォーになってもこうでなくっちゃ・・・なのですな。

    とにかく、子宝に恵まれてハッピーでございます。

    お嬢様も大人になり、
    夫を持つ身におなり遊ばせ
    お子様を無事出産、
    お子様が順調に成長なされることが
    おありになれば
    その小さな幸せをお喜びなされませ~。

    そうはなれない・・・人々は多いですからね~。

    そういう人たちはやはり「味」を知らない
    かわいそうな人たちなのでございまする~。

    平成財閥開発のさびキラー777を
    スプレーすれば
    海辺に一年間放置したバイクも
    一発水洗いでピッカピカですぞ~。

    なになに、じゃあ、さっさく愛車に試してみる?
    ハーレーダビッドソンの新車をネットで買ったから?
    お嬢様、無免許運転はなりませぬぞ~。

    実写のび太ロイドと一緒に教習所にお通いなされませ~。

    可南子の記憶はもう完全に失われてしまったのですな。
    人間の記憶も長期保存部分は
    メモリと一緒ですからな・・・
    一度破損してしまうと
    現代の医学では再生不能なのでございます。

    そうはならないように
    平成財閥サイバー部門では
    記憶の電脳化を研究しておりますぞ。
    たとえばじいやが寿命が来ても
    じいやロイドが変わりなく
    お嬢様のお世話をするためには
    必要不可欠のテクノロジーで・・・ジー・・・ジー
    シッレイシマシタ。タダイマろーどシテイマス・・・ジー。

    ・・・でございますよ。

    ごっこガーデンはまだまだ
    復興途中でございますが
    まこお嬢様のために
    小規模ながら復旧できて幸いです。
    シーサイドコーナーのために
    三浦半島から伊豆半島にかけて
    平成財閥がプライベートビーチにいたしましたので
    今年の夏は
    日本で誰もいない海ごっこができますぞ~。

    そして、お嬢様のご指導による
    ツバメ時計、ピンクツバメハングライダー、
    交尾鯛焼きセット、カエルレインブーツ、
    勝手になる笛、いばら城プラモデル
    すべて絶賛発売中、売上好調でございまする。

    お嬢様、ゲロまみれのご衣裳をお着替え為されませ~。

    なになに・・・その前に太助タイヤキのおかわりですか・・・。
    さすがお嬢様、吐いた分はすぐ補給なさるのですな。
    天晴です、天晴でございます~。

    投稿: キッド | 2012年6月26日 (火) 17時21分

    キッドさん、ご無沙汰しています。
    最終回終了後から2週間余り経過してのコメント・・・お許しください。

    実は、#2を途中から見始めて「こりゃ期待大だな」と思ったのも束の間、#3から録画が溜まってしまい、つい先日一気に鑑賞しました。
    (やっぱり連続ドラマはリアルタイムで見て、感想を共有するのが理想ですね^^;)

    他のユーザーの方もご指摘されていたように、
    ネットのドラマレビューや新聞の評価においては
    「つまらない」「記憶喪失もので古典的な手法」
    などと思わしくない評価が目立ちましたが、
    私は本作に感涙せずにはいられませんでした。

    たとえば、可南子の母が「波留さんを息子と思っていいですか」と波留の義父にそっと囁いたシーン。
    ささやかなセリフではありますが、セリフ一つ一つに重みがあり、涙することしばしばでした。

    本作のテーマの1つは、“次代へのバトンを紡ぐ”こと。
    家族(宮本家)だったり、それは会社(ミズシマート)だったり、車(真っ赤なカローラ)だったり…。
    今日、忘れられているテーマを鮮やかに魅せてくれた傑作でした。
    キッドさんも、渾身のレビューお疲れ様でした。
    (シスコン野郎の弟には腸が煮えくり返って困りましたね…)

    ところで、7月期はレビューがしんどそうですね。
    NTVは可愛い可愛い井上真央の無駄遣いが甚だしいですし(まあ某メガバンクのCMもそうですが)、
    CXは某SNS創業者っぽい小栗旬×東大生で内定ゼロの石原さとみ…。
    ちょっと目眩がしそうですが、引き続きレビューを楽しみにしております。

    投稿: inno-can | 2012年7月 9日 (月) 02時46分

    ♬♬♬のだめデスヨ♬♬♬inno-can 様いらっしゃいませ♬♬♬のだめデスヨ♬♬♬

    いえいえ、まだまだ賞味期限内ですよ。

    キッドも長期休眠してましたしねえ。

    連続ドラマをまとめ見すると
    まあ・・・一定の水準が必要ですが
    細切れで見るより面白いのが普通なのでございます。
    なんてったってひたれますからなーーーっ。

    このドラマは非常に連続性が高いので
    長編名作マンガの一気読みぐらい
    ひたりますよねえ。

    キッドは時々ガンダムでやりますが・・・
    失われた時間が帰ってこないために茫然としますな。

    本当は・・・受け手として
    楽しんでいる場合ではないのかもしれませんが
    キッドはもうやることはやったしなあ・・・
    とつい思ってしまう性格なのですねえ。

    それから・・・やはりまだまだ勉強したいと
    思ったりもするのですな。

    で・・・まあ・・・素人に毛の生えた
    評論家は素人のために
    それなりの評をするだろうけれど・・・
    キッドはなるべく「なんかの参考にしてください」
    を目標にして書いています。
    ま・・・基本的には余計なお世話というジャンルなんでしょうけどね。

    波留の父も、可南子の母も・・・
    本当に「素晴らしい人格者」なんですよね。
    理想の人間と言えるでしょう。
    しかも・・・お互いに伴侶を失っていたりするわけで・・・。
    可南子が波留を失うこと・・・
    波留が可南子を失うこと・・・
    本人次第と・・・口では言うが
    「絶対だめ」と心では思っている。

    そういう内心がセリフから滲み出ている・・・。

    もう・・・このドラマ・・・ほとんどのセリフが
    そういう仕掛けになっていてたまりませんなっ。

    だから・・・愚弟の不気味な行動も
    凄く深い意味があると思えば思えてくるのですな。

    だが・・・そこまでしなくてもいいだろうとも思います。

    愚弟は夏ドラマではGTOの弟分の元暴走族役・・・。

    これはもう素晴らしく適役です~。
    これが適役の人に愚弟役は無理だったんじゃあないか~
    とストレートに思いまする。

    まあ、オリジナルではフジッキーの役だったんで・・・ここで修練を重ねてもらいたいですな~。

    井上真央は・・・まあ、ファーストキスより
    よくなればいいなあ・・・と願望します。

    月9は谷間で一回くらい触れるかもしれません。

    火9が面白いと谷間なくなるので・・・ちょっと困りますけどね~。

    いよいよ、夏本番、ご自愛くださりませませ~。

    投稿: キッド | 2012年7月 9日 (月) 05時26分

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