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2012年6月21日 (木)

Wの悲劇で時の河を渡る舟にもがきあがき届かない私をあなたが見つめる(武井咲)

まぜたな・・・。

まぜました。

まあ、平井堅の歌がすべてとも言えるドラマだったからなあ・・・。

それにしても二時間ドラマを連続ドラマでやるとこうなります・・・という試行錯誤はかなり面白かった。

ある意味、「もう一度君に、プロポーズ」に準じるよな。

武井咲はちょっと攻めすぎだよな。顔に疲れが滲み出てきてるぞ~。

もう少し、軽い役で温めておいた方がいいのにな。

スターにしたいならそうするべきだよな。

映画「愛と誠」(監督・三池崇史、主演・妻夫木聡)に絞ればよかったのに・・・しかし、脚本が宅間孝行だからな・・・。大河ドラマの藤本有紀とか、「GOLD」の野島伸司クラスのできる脚本家でもう少し、アイドリングするべきなんだよな。逸材だものな。逸材なんだからなあ。二流の脚本家をあてるとたちまち輝かないところが素晴らしいとも言えるけどな。美少女なんだよな。美少女を使いこなせないのは二流の証明なんだよな。

そういう意味では今回は・・・もう少しで一流になれたのになあ。

まあ、一条春生(松下由樹)の設定ミスですべてぶちこわしだったけどな。

しかし、踊り子さんたちは絶対必要だったんだろう・・・タレント行政的に・・・。

まあねえ。

で、『Wの悲劇・第1~最終回(全8回)』(テレビ朝日20120426PM9~)原作・夏樹静子、脚本・寺田敏雄・旺季志ずか、演出・片山修(他)を見た。とにかく・・・武井咲が一人二役をする双子の姉妹の・・・捨てられた方・・・倉沢さつき(幼少期:石井萌々果)が生活する場所「Show Pub マスカレード」が無理矢理だし、そのオーナーの一条春生のキャラクター設定が浮世離れしすぎなのである。

かたや・・・資産2000憶円の和辻家の令嬢・和辻摩子(幼少期:石井萌々果・・・大切なことなので2回記しました)なのである。こちらがすでに虚構度高き世界なのだから・・・もっとドス黒い性風俗店でよかっただろう。

一条も金に汚い因業婆にしないと。

しかし、そうはしないで・・・立花綺羅々(福田沙紀)、御堂沙耶香(剛力彩芽)、レイラ ( 森田彩華) なんていう・・・いかにもなキャスティングでダンサーたちをフィーチャーしていくという展開が鼻につきすぎなのである。ここでもう、うんざりしちゃった人が多いはずだ。

まあ・・・とにかく・・・摩子とさつき・・・二人にかかった嫌疑を弓坂(桐谷健太)と中里(津川雅彦)という二人の刑事が晴らしていくという趣向などなかなか、そそるものがある。そういう点では一条は謎解きのキーポイントを担うわけだが・・・それだけに浮きまくったキャラクター設定が残念な感じである。

二人の母である和辻淑枝(若村麻由美)こそが・・・本当のヒロインなのであるが・・・その「女」としての愚劣さと・・・「女」ゆえの可愛さは見事に表現できたと言えるだろう。

紆余曲折あってさつきになりきった摩子が淑枝を責める。

私はあなたに無慈悲に捨てられた娘です。ただ・・・最初に抱かれなかったという理由で、養女に出され、そこで虐待されて、不自由な身体にされ、施設を転々として、盗みもしたし、身体を売りもした・・・そうしなければ生きていけなかった人間です。ただの一度も母親に抱かれたことのない・・・名前さえも与えられなかった・・・あなたのもう一人の娘。そんな娘にあなたは母親だと名乗るのですか

心を乱しながら淑枝は摩子になりすましているさつきを抱きしめる。

「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・あなたをこうして抱きしめなかった私を・・・許して」

淑枝がどんなに愚かな女であっても求めていた母の温もりを与えられ・・・すべてを水に流すさつき。

莫大な財産に目が眩んだものにしか与えられなかった淑枝は初めて無償の愛というものを知るのである。

ここはもう・・・名作の名に値する名場面である。

その後・・・本当の真犯人登場のツイストなども含めて・・・最終幕はそれなりに鮮やかに幕を閉じるのである。

もう一年ほど・・・もう少し緩やかなスケジュールで武井咲が清純な少女を演じ続け、その後だったら抜群な一人二役に仕上がったと考えます。まあ、これも踏み台と考えればステップアップはしているわけですが。

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コメント

おはようございます。
修羅場、本当に本当におつかれさまです。記事のアップありがとうございます。^^ ここじゃないですが「もう一度君に…」の追記に初見の感動がよみがえりウルウルです!

Wはついつい最初から最後まで観てしまいました。
私の場合、ヒロインが美形で主題歌がよかったから、なのが悲しいところですが。
でも終盤の若村麻由美さんの迫真の演技と老刑事の渋さが光っていて、さすが~と拍手です。

さつきが母を許し母が愛を知るシーンは若村さんがすてきでした。でも私はどうしても、さつきが母を許せる気持ちを理性的にも感覚的にも理解できず、ピンとこずで、なんでかな~と頭で考えながら観賞してしまい感動の涙が出ず。脚本が粗いからなのか自分の感性がおかしいのか(><)

おっしゃるように、武井咲さん、忙しすぎますね。次クールも主演級でしたっけ。向井理さん同様、事務所が稼げるときに稼げるだけ稼がせたいように見えてものすごく心配です(><)

投稿: mi-mi | 2012年6月21日 (木) 06時36分

さすが!キッドさん!(私に褒められても嬉しくないと思いますけど 笑。)
このドラマ☆
主演が咲ちゃんの時点で全く期待していなかったんですが意外と面白いというか気をひく展開でした でも何かが足を引っ張り中盤から見なくなってしまい最終回だけ見ました
和辻家だけでいいのに(連ドラにするには仕方がないのかもしれませんが)イジメありで事務所の押具合を勘繰りたくなるようなダンサーパートが本当視聴意欲をそぐし 武井咲ちゃんの出番も一人ニ役なので多過ぎな気がしました
最終回は咲ちゃんの見せ場は早めに終わり若村さんに全てを持っていかれてしまったかも知れませんね。ドラマを見終わった後は平井堅の主題歌が頭の中をぐるぐる回ってました
桐谷君がカッコよかったし 実はこのドラマに嵌まりそうにもなりました
それが出来なかったのは キッドさんの分析のとおりのような気がしますhappy01

投稿: chiru | 2012年6月21日 (木) 12時52分

まさに2時間サスペンスを全8話に引き延ばしてみました的ドラマでありました。
おっしゃる通り、マスカレードママの奇妙なキャラと位置づけが
全てをぶち壊し…なのか、ママのおかげで楽しいツッコミドラマになったと言うべきか…。

私的には、全く期待していなかった武井さんの演技はなかなか素晴らしかったと思います。
昨日「愛と誠」を見てきたのですが、ウザイ愛さまは、まんまウザい摩子さまでした^^;
美しいのに何故か鬱陶しい役ばかり与えられる武井さんは、
この後も同じような感じの剛力さんとこのポジションを争っていくのでしょうか。
くう、なんだか心配……。

ツッコミドラマとしては最高に楽しかったですわ。
テレ朝はこの枠はずっとこれで行くのかと思ってたら来期は
「遺留」シーズン2を持ってくるのですね。
ツッコミドラマに飽きたのかしら~^^;

投稿: くう | 2012年6月21日 (木) 14時37分

typhoonthunderaDayinOurLife~ mi-im 様、いらっしゃいませ~アタラシイナニカヲミツケルネェthundertyphoon

いえいえ、私事の弱音を吐いて申し訳ありません。
なにしろ・・・寄る年波ですのでご容赦くださりませ。

「もうプロ」はやはり今季ナンバーワン・うるうるドラマですな。

しかし、「W」もそれなりにうるうるドラマでしたぞ。
キッドの場合、一条の出番がくるとたちまちひからびてしまうわけですが・・・。

なんていうか、名女優だけに自覚なきダメ人間も上手に
演じてしまうという・・・弱点がございますな。

蝶よ花よと育てられた大富豪の令嬢と
因習によって捨てられ辛酸をなめた売春婦。
二人は一卵性双生児・・・。
このものすごい昼メロ設定前提のドラマでございます。

それだけにかなりの工夫が必要とされるはずですが
その工夫の方向がものすごく
見当違いなのですな・・・。
唖然とするほどに。

一番、大切なのは諸悪の原因である
「母親」淑枝の描き方なのですが
ここは・・・ほとんどミステリ的オチにとらわれて
なおざり・・・。

計算不足なのですねえ。

しかし、若林真由美はさすがの存在感で
説明不足をおぎないましたな。

淑枝はもう一人の摩子であり、さつきであるわけです。

お嬢様として育てられ、人格的にはスポイルされている。
愛を求めても集まってくる男たちは
彼女自身ではなく彼女の資産目当て。

理不尽に我が子を奪われても抗する術を知らない。

しかし、人として愛が欠落しているわけではない。

かなり・・・複雑な人格です。
もはや、ビョーキの一歩手前なのですな。

このあたり・・・ほとんど脚本・演出では
時間を割いていないのですな~。
妄想におまかせです。

最終回、なんとか辻褄が合うのは
直前に実子がいないために
淑枝の母親がわりだった和辻みね(野際陽子)が
摩子であるさつきに淑枝の苦しみを代弁し・・・。

「けして・・・あなたの妹を捨てたくて捨てたのではないが・・・淑枝さんにはどうすることもできなかった・・・あの人は片時もあなたの妹のことを忘れていなかった・・・」

一方でさつきである摩子が淑江を詰問するわけです。

もちろん・・・あれだけ悲惨な目にあったさつきが
母親を許せるのか・・・という疑問は生じます。

しかし・・・虐待された子供が
それでも母親を慕ってやまないのは数多くの事例で明らかでもあります。

脚本的にはそれを妄想で補完することを期待しているわけですな。

あれだけのことをされておいて
「お母さん」を慕う幼女・・・。
それがさつきのどうしようもなく憐れなポイントなのでしょう。

この哀れさを
脚本が充分に表現しきれていないのは明瞭ですので
ピンとこなくても問題ありませんぞ。

まあ、たいていのこどもたちは
理想とはほど遠いおやを
それでもなんとなくすきだということなのですな。

さつきの許容はその延長線上にあるのです。

なにしろ・・・本当の愛というものを知らないのです。
たった一回でもそれを味わえば
甘くて甘くて涙が出ちゃう。
・・・だって女の子だもん・・・でございます。

まあ・・・できれば
もっともっとうまくみせてほしかったところですな~。

キッドのブログの休眠中も「大切なことはすべて君が教えてくれた」、「アスコーマーチ〜明日香工業高校物語〜」とスターとしてのステップアップをはかり、今年は主演映画の連打で開花の時を迎えるスケジュールの武井咲。
ちょっと下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるが過ぎるのは
オスカープロの伝統みたいなものですから
仕方ないとご了承ください。

でも心配ですよね~。

投稿: キッド | 2012年6月21日 (木) 15時27分

cherryblossomシンザンモノ↘シッソウニン↗・・・chiru様、いらっしゃいませ・・・大ファンheart04

まあ・・・武井咲が期待されていない時点で
ファッション・モデルをスター女優にしようという
この事務所のプロモーションの是非が問われるわけですねえ。

しかし、仕事をどんどん押しこんで
カオス的状況を作り出すのはお家芸ですからねえ。

そうやって生き残ったものが
上戸彩のような人間離れした存在感を醸し出せば
それで大成功なのですよ。

もう、これはそういうものなのだと観念するしかないのですな。

一応ふりかえってみましょう。

第7回(1997年)の国民的美少女コンテストの審査員特別賞が上戸彩です。この時のグランプリは須藤温子ですが一部お茶の間的には・・・誰だ・・・この人と言う感じでしょう?

第8回の本選メンバーに森田彩華がいて、剛力彩芽は予選敗退者です。グランプリは渋谷飛鳥ですが・・・ねえ?

第9回はグランプリが河北麻友子、グラビア賞に原幹恵。

第10回は演技部門賞に福田沙希、グラビア賞に高部あい。

第11回はグランプリに林丹丹、審査員特別賞が忽那汐里。そしてモデル部門賞およびマルチメディア賞が武井咲です。

国民的美少女多すぎ・・・ですな。

とにかく・・・この中でポスト上戸彩の最有力候補が武井咲なのは間違いないでしょう。

とにかく・・・実世界が修羅の世界ですからねえ。

そこよりドラマが面白くないとどうしようもないですな。

まあ・・・そういうわけでマスカレードはオスカーの縮図なのですねえ。

そういう目で哀愁をもって見守るしかないのです。

しかし、それを美化しちゃう一条の存在は
まあ・・・ものすごく気持ち悪かったですな~。

で、とにかく、武井咲にとって修羅場でもあり
お披露目でもあるこのドラマ。

豪華な共演者はある意味、無駄遣いの連打なのですが・・・。

母親役の若林真由美をはじめ、さすがの存在感で出番をそれなりにもたせていましたな。
それもまた「味」のうちですからねえ。

そういうわけでこの調子で毒を吐きまくると
とんでもないことになりそうなのでレビューは控えましたが
キッドはこのドラマは毎週かかさず・・・
そしてすごく楽しみにみてましたよ~。

クライマックスはそれなりにもりあがりましたし~。

つまり、キッドはしっかり嵌っていたのでございまする。

こういうドラマだって・・・必要だと思いますなtyphoon

投稿: キッド | 2012年6月21日 (木) 17時11分

rouge❀❀❀☥❀❀❀~くう様、いらっしゃいませ~❀❀❀☥❀❀❀rouge

さすがはくう様。

最大の問題点をツッコミどころに変換して
お楽しみなさるとは・・・ドラマを愛するものの鑑ですな。

じいめはマスカレードママが出てくるだけで
頭痛がしてまいりましたぞ~。

なにしろ・・・作家を志すものが・・・あのような頭お花畑状態では世も末ですな~。

お嬢様も不良少女も超越してスイーツってどうなんだという思いでいっぱいです。

もちろん・・・この脚本陣では
解説者・一条はああでなければならないのは重々承知の上ですが~。

まあ・・・もちろん・・・そんなに傑作にする必要もないので
このドラマとしては充分なのですけどね~。

資産家が資産をめぐってドロドロするように
マスカレードでは弱者が弱者をいじめる構図であったものを
まったく我関せずで通りすがるマスカレードママ。
ある種の異常者でございますよね。

キッドは「ある愛の物語」の傍観者としてなら
「ゴースト/ニューヨークの幻」のオダ=メイ(ウーピー・ゴールドバーグ)のようなキャラ設定にすればいいのに・・・
とつい思ってしまうのですな。

マスカレードはショーパプ的キャバクラなのですし・・・。

できれば「闇金ウシジマくん」のような人物描写が望ましいのですな。

もちろん、ママが和辻家に首をつっこむのは
おこぼれにあずかろうというさもしい根性で描く。

しかし・・・その中で
女たちの哀しい人生につい・・・心うたれて
いつもの自分でない行動をとってしまう・・・
実はそんなに悪くない奴だった・・・。

そのくらい、陰翳のある役を
たまには松下由樹に演じさせてあげたいと思うのです。

できますものね~。

こんなひどいキャラでも
それなりに演じちゃう女優なんですから~。

まあ・・・なんだかんだ・・・楽しかったわけですが。

次回は「遺留捜査その2」ですか~。
上川隆也愛好家万歳展開ですな。
じいめにとっては結局、前田亜季とか、星野真里とか、馬渕英俚可とか、北川弘美とか・・・あまり人目にふれないお気に入り女優の観測番組になっちゃうんですよね~。

投稿: キッド | 2012年6月21日 (木) 21時03分

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