AKIRA(30)のGTO(25)今週も陰謀失敗かよっ(川口春奈)おしおきだべえ(瀧本美織)
誰がドロンジョなんだよ・・・。っていうか、誰がドクロベエなんだよっ。
それにしても・・・「GTO」視聴率の推移。15.1%↘13.4%↘12.3%↗13.9%・・・。
「はつ恋」が終わって・・・よかったな。
谷間だが・・・いよいよ・・・オリンピック突入である。
なでしこJAPANの試合開始までにちゃっちゃと書きあげるぞ~・
で、『GTO・第4話』(フジテレビ20120724PM10~)原作・藤沢とおる、脚本・田中眞一、演出・大塚徹を見た。赤西仁版も見たかったわけだが・・・ないものねだりをしても始らないしな。なんとなく・・・柳葉敏郎を想起させるAKIRAに一番足りないのは若さかもしれない。まあ、赤西仁(28)だからどちらにしろなんちゃって(25)だったわけだが。ちなみに反町隆史は当時(24)だったのである。実年齢をとやかくいってもしょうがないが・・・青春ドラマであり、熱血新人教師である以上・・・見るからに若さが満ち溢れることは欠かせない要素だと思う。
さて・・・少年マガジン原作よりもやや・・・リアルな設定になっていた反町GTOに対し、やや、原作よりになったと思われるAKIRAGTOなのだが・・・ここまで冬月先生(瀧本美織)が松嶋菜々子に比べて可哀相なくらい存在感薄しになってしまっている。
同じことは生徒ヒロインの相沢雅(川口春奈)にも言えるのだが・・・ほぼデビュー作だった中村愛美とはここに至るキャリアが違うのでなんとも言えないのだな。特に中村の強烈なダークで危ういセクシーさは・・・ここまでまったく感じられない。まあ、それはよしあしのあることですがね。
そういう中で・・・野村朋子(黒田美樹→宮崎香蓮)のエピソードは・・・原作→反町版→AKIRA版と鉄板の展開なのである。
「野ブタ。をプロデュース」の原点とも言える「トロ子。をプロデュース」だからな。
彼女の実家はラーメン屋ミンメイ・・・たちこめるマクロス臭にたじろぎながら・・・女子高校生の永遠の夢・・・できたらアイドルになっちゃいたいの世界へ・・・お茶の間は招かれるのだった。
なでしこVSカナダ、前半終了2-0、東洋の魔女復活・・・っていうか魔女っ子なでしこちゃんだよね~。
さて・・・とある理由によって・・・担任教師を憎悪する病にかかっている困ったちゃん、相沢雅が・・・今回、ジャブとして仕掛けるのは女子高校生からのラブ・レターでゴキブリ教師ホイホイである。しかし、ターゲットの鬼塚(AKIRA)は捕獲できず、音楽の橋本(高知東生)が罠にかかってしまったのだった。
それというのも相沢の幼馴染・トロ子こと野村朋子が・・・ドジッ子でロッカーを間違えてしまったからである。
不安定なキャラクターである雅は手下のクラスメートと朋子を女子トイレでお仕置きである。
完全にいじめられているわけだが・・・朋子は明るくスルーである。いじめられていることに気付かないほど・・・天使だからだ。
「あんたにはガッカリだわ」
「ガッカリさせてごめんなさい」
・・・なのである。
初戦勝ち点3ゲットだぜ。魔女っ子オオノちゃんからカワスミちゃん、サメシマちゃんからミヤマちゃんで2点。アンドウちゃんにも1点とらせてあげたかったのね~。
さて・・・鬼塚の進路指導・・・「やりたいことがあるやつはいないのか」と叫ぶのだが・・・「公務員になりたい」だって立派にやりたいこと・・・「トッカン」なんてその方向性でやってるからな。などと・・・少年マガジン原作に言ってもしょうがない・・・子供のくせにマンガなんか読んでる奴のためのエンターティメントなんだから。
で、鬼塚が気に入った進路が・・・おいしいものが作りたい調理師志望の藤吉(山田裕貴)とアイドル歌手になりたい朋子なのである。
基本・・・バカですから。
そんな・・・藤吉と弱みを握られた橋本を道具に使い、雅が仕掛けるのが「林間学校の費用99万円を鬼塚に使い込ませちゃえ大作戦」である。
今回は・・・まんまとキャバクラ嬢相手に全額使い込み、丸裸になる鬼塚である。
しかし・・・鬼塚は朋子にアイドル・オーディションを受けさせ賞金100万円をゲットするという奥の手があったのだ。
朋子に対して複雑な思いを持つ雅は・・・伴奏を流させないという妨害工作を敢行する。
しかし・・・朋子はアカペラで必殺の天使の歌声を披露するのだった。
「雅ちゃんに・・・昔・・・歌がうまいって言われてほめられてうれしかったから・・・」
「でもトロ子・・・結局、ダメだったじゃんか・・・」
念を押しておく・・・雅はトロ子に複雑な感情をもっているのである。
あえて言えば・・・それは・・・トロ子、かわいいよトロ子なのだ。
惜しくも賞金ゲットはならなかった朋子だが・・・音楽プロデューサーの目にとまり、アイドルへの第一歩を踏み出すのである。
99万円の損失なんて・・・どうでもいいのだ。
なにしろ・・・GTOとは朋子のシンデレラ・ストーリーなのである。
もし・・・私の・・・願い事が・・・叶うならば
翼をください
・・・なのである。
つまり・・・今回さえ見れば・・・後は見なくてもいいのです。
関連するキッドのブログ→放課後はミステリーとともに
※そうなんだよな・・・菊池は豪(高田翔)じゃなくて・・・巧(中山優馬)なんじゃないのかな?
宮崎香蓮が尺八だっただけに・・・。バッテリー見てない人には分からない話はそこまでだっ。
そして・・・なでしこの花言葉は・・・勇敢。
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コメント
キッドさん!こんばんは
昨夜はなでしこの戦いが気になったのですが自重して床につきました
といっても 湿気と暑さで久しぶりに寝苦しい夜になってしまいましたが(-.-;)今朝 キッドさんのblogでなでしこの勝利を知りましたが 後でニュースを見てみたら後半は苦しい戦いでしたね
勝ち点3がとれて本当によかったです
GTOは3話の服を燃やしていう台詞が結構気にいって爽快感もあり ドラマの期待値があがっんですが昨日の回は個人的には今ひとつで…なんというか 別に悪くはないんだけど一人一人のキャラづけが弱くって生温い感じがします
原作も反町版も知らないんで かなり的がずれているかもしれません
でも将来の夢とか青春ドラマの題材は今も昔も変わらない気がするのでしっかりした作品ならリメイクはありなんじゃないかな~なんて思ったりもします
いよいよオリンピックも目前になり 暑さも振り返してきました
オリンピックの実況メインの記事で全然かまわないんで 今クールのドラマレビューは厳しいものがあるかもしれませんけどなるべく毎日blog続けて下さいね
一度お休みされるとながーくなってしまうんじゃないかって心配なんで そこんところ是非よろしくお願いしますm(_ _)m
投稿: chiru | 2012年7月26日 (木) 21時55分
シンザンモノ↘シッソウニン↗・・・chiru様、いらっしゃいませ・・・大ファン
昨夜は熱帯夜でしたな。
もはや、魔界からスライムを召喚したい真夏の始りでございます。
水分補給をお忘れなく。
悪魔仲間の話では後半は上手く逃げ切った
危なげない展開だったそうですぞ。
まあ・・・予選は足切のようなものなので
問題は決勝トーナメント。
五輪には魔物が棲んでいますからねえ。
GTOは基本的に「担任いじめの理由」が
ストーリーの核心なのですが・・・
そこで一致団結していたクラスが
天衣無縫な鬼塚に切り崩されていく・・・。
そういう話です。
AKIRAバージョンは
GTOの換骨奪胎である「ごくせん」に
ちょっと引きずられちゃって
一番「面白い」部分が拡散し
単に鬼塚の暴走行為が目立つばかりになってます。
話の連動性がむ感じられない。
今回なんか・・・いつの間にか
雅の正体を鬼塚が見抜いているみたいな
感じに・・・反町版を研究しすぎて
これまでの流れを忘れちゃっただろう・・・脚本でしたぞ。
ここまで鬼塚は他人の家の壁をこわし、
怪しい塔に不法侵入、
他人の私物をかってに焼却・・・。
それで生徒と一部お茶の間の心を
掴んだみたいですが・・・
キッドはまったく感心いたしませんな。
どちらにしろ・・・
反町版は成功・・・
AKIRA版は失敗・・・
キッドの評価はゆるぎないのでございます。
おっと・・・1-0の男子VSスペインの後半が
始りました。
サッカー、バレー、柔道、レスリング、水泳
五輪です・・・五輪の波が
すべてのドラマを押し流していくのです・・・。
がんばれニッポン、負けるな夏ドラマ・・・。
投稿: キッド | 2012年7月26日 (木) 23時55分
暦でも実際でも、まだ残暑ではないですね。
遅まきながら、暑中お見舞い申し上げます
そうでなくても暑いのに、今年は五輪の熱さも
あるから、スポーツ好きとしては大変ですね。
「東野圭吾」のレビュー冒頭が笑えましたよ。
「NHKの解説者が『ひょっとしたら勝ち点1を
取ることも夢ではない・・・』と強調した
五輪男子サッカー日本VSスペイン」♪
リアルタイムで聞きたかったかも。実話ですよね?(笑)
ご家庭の事情の方も心配ですが、この状況でも全方位的に
ドラマをチェックして書き続けてる辺り、流石です。
僕なんか、今期はまだ先日の『GTO』1回のみ (^^ゞ
で、14年前は熱かったこのドラマ。
第5話しか見てませんが、プールで始まってプールで
一件落着となったのが象徴的。涼しく感じましたね
寒くはないし、可愛い女の子 が多いから別の熱さも
感じましたが(笑)、ドラマとしてはもう一つ。
冬月も影が薄いけど、それより、みやびが弱いなぁ。。
元祖は、本気でムカついて殴りたくなったのに♪
あのクセのある顔も効果的だったかも。
ただ、裏番組やキャストを考えると、リメイク版として
健闘だとは思います。特に視聴率は合格ラインでしょう。
第5話は11.5%まで落ちたけど、裏は五輪だらけ。
平均で13.3%は、正直みんなホッとしてたりして♪
それにしても、朋子ね。懐かしい。。
あっ、今回は国民的美少女コンテスト出身なんだ。
考えてみれば、当時はモーニング娘。、今はAKBその他。
アイドル全盛期なんですね。
この状況を、失われた20年がドンヨリ包み込んでる辺り、
日本国民として切なさを感じます。
女の子はまだシンデレラ・ストーリーが健在として、
男の子はスポーツで頑張るしかないのかな。
放射能除去装置を開発すれば、一躍トップスターだけど♪
ともあれ、単なる2流市民アスリートとしては、
雲の上の世界が眩し過ぎる今日この頃です。
まだまだ暑い中、皆さんご自愛ください。ではまた。。
投稿: テンメイ | 2012年8月 3日 (金) 03時11分
○-○)))テンメイ様、いらっしゃいませ。○-○)))
上半身から発汗する一族なので
毎年、両腕の汗疹に悩ませられる悪魔でございます。
今年も凌いでいたのですが・・・ついに爆睡して
寝汗でやられてしまいました。
五輪の夏、猛暑の夏でございますねえ。
NHKの話はほぼ実話でございます。
実際はもっと露骨に
「日本にはまったく勝ち目はない」けれど
「善戦してもらいたい」的発言でした。
試合経過に一同爆笑が止まりませんでしたぞ。
それにしても・・・スペイン。
そんなに日本に敗北したのが
ショックだったのか・・・。
まあ・・・いかにも人間として未熟な感じは
ありましたからな~。
さてさて、家人Aの介護と
入院中の家人Bの看護で
睡眠不足になりつつ・・・録画してまで
五輪も見ているので
肝心の記事を書く時間がまったくないのでございます。
まあ・・・そういうところが地獄の生きざまですな。
ドラマも追いかけるのがなかなかに大変です。
今、「黒の女教師」待ちですが
女子バレーで「木村で木村でまた木村」的熱戦が
展開されてます。
結局、予選リーグのロシアには負けましたが・・・ここ何十年かで
もっともメダル獲得の気配が強い感じがしますな。
第五話は夏っぽくてよろしかったのではないでしょうか。
少し、サービス不足でしたけどねえ。
みやび(中村愛美)は・・・これぞ野島ドラマという「リップスティツク」で絶頂期の広末涼子の対角線ポジションをつとめることができた
ダークサイドの絶世美少女でしたからねえ。
川口春奈はもっと天真爛漫な役が似合う美少女でしょうね。
しかし、川口春奈というよりも
脚本が弱い気がしますな。
ツンデレという「こと」がわかってないんじゃないかな。
まあ、反町版の頃にはそういう言葉もなかったわけですが・・・。
ちゃんとキャラクターがツンデレで造形されてましたからな。
まあ・・・キッドはリメイク版なのか
原作回帰版なのか・・・
二兎追って一兎も得ずの典型と考えます。
そうなんですねえ・・・朋子の回を
共有したかったですな。
アイドルの変容と・・・不変の境界線みたいな
そういう比較論のできる新旧GTOだったかと。
日本はいよいよブロンズコレクターとして
21世紀を生きて行くわけで・・・
それでも輝く人は輝くみたいな・・・
そういう視点もございますぞ。
キッドは結構、一線のアスリートも知っていますが
同時に・・・五輪なんて夢のまた夢という
敗残者の群れも知っています。
しかし・・・たとえ・・・アスリートとして
晴れ舞台に立てなかったとしても
「競技」から「何か」大切なものを得た人間も多いのでしょうな。
たとえそれが「敗北の味」や「屈辱」とか「挫折」だったとしても
前向きに考えればけして・・・無駄ではないのですよねえ。
超然として馬にダンスさせる70代もおりますしね。
女の子がシンデレラになるためには王子様が必要だし
歌姫になるためにはオペラ座の怪人が
そして・・・アスリートにはコーチが。
内助の功こそが今、日本男児に求められているのかもしれません。
再生可能エネルギーも実は
すでに開発されているのかもしれないし
メジャーがそれを阻止しているのかもしれない。
同様に放射能除去装置も・・・。
マッドサイエンティストとエジソンは紙一重ですからな。
いよいよ・・・陸上開始ですな。
そして・・・自転車の英国チームはスピード違反ですな。
戦略と勝負、教育的指導とエンターティメント、
そして人類と国家・・・。
様々なシンボルが浮上しては沈潜する五輪の世界。
そんな悪夢のような現実をクールに見ながら
テンメイ様が市民アスリートとしての
2012年夏を無事乗り越えることを
地獄の底からお祈り申し上げますぞ。
投稿: キッド | 2012年8月 3日 (金) 23時03分