ビューティフルレイン美雨(芦田愛菜)小さな頃は神様がいて(豊川悦司)
不思議に夢をかなえてくれたのである。
社会問題にもなった「家族のうた」最終回視聴率↘*3.4%の枠である。
「家族のうた」打ち切りのために・・・つなぎ番組として「早海さんと呼ばれる日スペシャル」が導入され、前篇↗*6.3%、後編↗*7.8%ときて・・・「ビューティフルレイン」初回↗12.9%である。
ものすごく高いわけではないが・・・心が穏やかになる数字であることはまちがいない。
「家族のうた」弟4話ゲストで↘*3.1%を食らった吉田里琴も・・・「ビューティフルレイン」レギュラー出演者としてホッと胸を撫でおろしただろう。いや・・・そこまで心配してないのじゃないか・・・何を言う・・・プロとして絶対に小さな胸を痛めてるに決まってる。
まあ・・・記録的な「あまりお茶の間に受けない番組」を作ってしまうのは・・・様々な要素があると思うが・・・基本的にプロデューサーがダメなのである。そうならないように保険をかけていないからだ・・・。まあ・・・日曜9時にドラマを激突させようという編成にも問題あるよね。
さて、キャスティング的には申し分ない・・・裏番組は来週スタート、脚本家以外には死角がないようだが・・・日9仁義なき戦いはまだまだ続くのである。
まあ・・・トヨエツとマナちゃんという最終兵器投入のフジは背水の陣と言えるけどなあ。
裏番組のオノマチが視聴率的にマナちゃんをいじめるというのは・・・虚構的には微笑ましい光景である。
で、『ビューティフルレイン・第1回』(フジテレビ20120701PM9~)脚本・羽原大介、演出・水田成英を見た。ビューティフルレイン(美しい雨)とは・・・ヒロインの名前・美雨(みう)である・・・どんだけストレートなんだよ・・・。主人公の木下圭介(豊川悦司)の一人娘であり・・・圭介にとっては目に入れても痛くない存在である。圭介と美雨(芦田愛菜)は父一人娘一人の二人暮らし・・・母親の妙子(石橋けい)は美雨が幼い頃に死去している。キャスティング的には実はまだ生きていたという展開はまずない・・・な。
脚本家は・・・苦労人のヴェテランだがつい最近、「ランナウェイ〜愛する君のために」(2011年TBSテレビ)というとんでもないドラマを仕上げた過去があるため、戦々恐々である。しかし・・・初回はまずまず無難な立ち上がりで安堵した・・・。
はっきりいって・・・この題材でこのキャスティングなら・・・ひたすら丁寧に作っていくだけで・・・名作になるはずです。そこんところ・・・よろしく。
というわけで・・・夏ドラマはじまり、はじまり~。
カーテンを開いて
静かな木漏れ陽の
やさしさに包まれたなら
目に写る全てのことは
都電荒川線の走る下町の五丁目。
圭介は台所で目を覚ます。台所が圭介の寝床だ。
大手建設会社の社員だった圭介が金属加工工場「中村産業」の職人となり、工場の二階の一室に間借りしているのは・・・おそらく、妻に先立たれ・・・幼い娘を一人で育て上げる決意をしたからだろう。
圭介は手早く、洗面をすませると朝食の支度にとりかかる。ごはんに味噌汁に納豆。妻の遺影に手をあわせ・・・そして彼の宝物を起こしにかかるのである。
小さいながらもベッドと机そしてかわいいものに囲まれたお姫様は眠ったふりをしている。
もうすぐ八歳になる小学二年生の美雨は父親が大好きである。そして父親に起こされるのも大好きなのだ。
「美雨、おきなさい・・・朝だよ」
「・・・」
「いい天気だよ」
「・・・今、何時?」
「起きる時間だよ」
「後・・・五分・・・お願い・・・ね・・・」
「そんなこといってると・・・たいへんなことになるぞ」
そういうと圭介は美雨をくすぐりにかかる。
「きゃはははは」
「おきなさい」
「じゃ、もうちょっとしてよ~」
「だめ・・・おしまい」
どんなプレイなんだよ・・・。父と幼い娘にだけ許された至福のプレイである。
とにかく・・・父一人娘一人・・・つつましく幸せに生きているのだ・・・とりあえずその週末までは・・・。
中村産業は小さな町工場である。
社長の富美夫(蟹江敬三)とその妻・千恵子(丘みつ子)。先輩職人の宗田(でんでん)、後輩職人の勝田(三浦翔平)そして圭介というメンバー。すでに圭介は腕のいい職人として富美夫に信頼されているらしい。千恵子は美雨の祖母代わりを演じているらしい。
「社長・・・」
「どうした」
「娘がなわとび・・・忘れたんで届けに行っていいですか」
「娘に大甘だな」
「・・・」
小料理屋「はるこ」の女将は春子(国生さゆり)である。こちらは女手一つで息子を育てている。一人息子の新井小太郎(高木星来)は美雨の同級生で一番の仲良しだ。
「どうしたの・・・」
「なわとび・・・忘れちゃった」
「しょうがないな・・・あ」
「あ、お父さん」
美雨は「なわとび」を手に入れた。
もう・・・いいじゃないか。このままで・・・なにもおきない・・・幸せな日々をつづけようよ。
しかし・・・勝田が金属の部品を圭介の背後に危なっかしく積み上げて悲劇の幕が開くのである。
落下した部品で後頭部を強打した・・・圭介は失神する。
目覚めたのは病院のベッドである。外傷はたいしたことはないが・・・大事をとって精密検査を受ける圭介だった・・・。
近所の松山青果店の看板娘が中学一年生の菜子(吉田里琴)である。菜子はなんとアリスバレエ教室で美雨の先輩なのである。里琴・愛菜のバレエ姉妹・・・「舞姫 テレプシコーラ」(山岸凉子)幻想が駆け巡る・・・えー、じゃ千花(吉田里琴)ちゃん・・・死んじゃうのか・・・妄想はそこまでだ。レオタードに惑わされるなっ。
「最近・・・お父さん・・・忘れっぽくて」
「うちだってそうだよ・・・あっ」
病院を出て、その足でバレエ教室にやってきた圭介だった。
「お父さん・・・どうしたの・・・その頭」
美雨は圭介の頭の包帯を指す。
「ああ・・・これ・・・なんでもないのに大袈裟なことになっちゃって」
「大丈夫なの?」
「だじょうぶいっ」
とVサインを作る圭介・・・仮面の忍者かっ。
二人は夕飯の買い物に松山青果店にたちよる。
「えーと・・・」
「どうしたの・・・」
「・・・なんだっけ?」
「カレーでしょ・・・」
「そうだ・・・じゃがいもとたまねぎ・・・それからにんじんも・・・」
「ちぇっ」
美雨はにんじんが苦手だった。
夜。圭介は美雨の枕元でお話を聞かせる。
「なにかがちかづいてくる・・・ズシーン、ズシーン」
「えー、何がきたの?」
「つづきはまたあした~」
「え~」
お絵かき遠足である。圭介は「ピンクの水筒」を買う約束をしていたのだった。
「水筒は?」
「水筒?」
「え~、買ってくれるって約束したのに」
「そ、そうだったか・・・?」
早朝の街を圭介は走った。金物屋はたたきおこされた。美雨は「ピンクの水筒」を手に入れた。
五丁目の警察官・立花(君嶋麻耶)は西脇アカネ(中谷美紀)を発見する。
富美夫と千恵子の娘である君島家に嫁いでいるのだが・・・突然実家に帰ってきたのである。携帯電話には夫らしき人物から連続着信しているが・・・無視である。
圭介の娘に対する甘さを冷かした富美夫だが・・・自分の娘には大甘で・・・突然の里帰りの理由を聞き出せないのだった。
アカネと美雨は昔・・・遊園地でメリーゴーランドに乗った仲であるらしい。
その頃、美雨は遠足のバスの中で小太郎から恐ろしい都市伝説を聞かされていた。
「森林公園には口裂け男がいるらしい・・・こんにちはと挨拶されてこんにちはと返事をするとマスクをはずした口裂け男に食べられちゃうんだって」
「あんた、子供ねえ・・・」
といいつつ・・・小太郎と探検に出かける美雨である。
林の中からマスクをした公園の管理職員らしき男があらわれて「きゃーっ」である。
美雨は「ピンクの水筒」を落とした。
帰宅してから水筒を紛失したことに気付いた美雨だったが・・・お父さんせっかく買ってくれた水筒をなくしたと言えずに嘘をついてしまう。
父と娘の約束である「嘘をつかない誓い」をやぶり気持ちが沈む美雨である。
土曜日は・・・少年野球のコーチをしている圭介だった。
小太郎と話をした・・・美雨は水筒を森林公園でなくしたことに気がつく。
一人で探検に出かけた美雨だったがまたしても口裂け男に遭遇。手に入れたのは「ひのきのぼう」だけだったのである。
一方、精密検査の結果を聞きにいった圭介は「恐ろしい未来」を手に入れるのである。
説明を担当するのは脳神経内科医の古賀医師(安田顕)だった。
「私は別に病を処方する医師ではありません・・・念のため・・・」
「それは他局の話でしょう・・・」
「そうでしたね・・・」
「それで・・・」
「説明する前にいくつかテストさせてください・・・」
「テスト・・・」
「次の三つの言葉を覚えてください。チキンラーメン、うさぎドロップ、うっかりさん」
「なんですか・・・」
「今は何月ですか・・・」
「七月・・・」
「さっきの三つ言葉を思い出してください・・・」
「えー・・・」
テストの結果はおもわしくなかった。
「昔から・・・テストは苦手なんです」
「この間の画像診断の結果を見てください・・・木下さんの脳には委縮が進行しています」
「なんですって」
「木下さんは若年性アルツハイマー病を発症していると考えられます。第一段階では・・・最近のことが覚えられない・・・第二段階では・・・携帯電話の使い方がわからなくなる・・・第三段階では自分が誰かもわからなくなり日常生活に支障をきたします・・・治す薬はまだ開発されていませんが・・・病状の進行を遅らせる薬はあります」
「そんなバカな」
「自覚症状もあるはずです・・・」
「あんたに・・・何がわかる・・・娘はまだ七歳なんだぞ・・・もうすぐ誕生日で八歳になるんだ・・・俺がそんなことになったら・・・娘は生きていけないじゃないかっ」
「・・・」
それぞれが・・・街を彷徨う父と娘だった・・・。
やがて・・・社長夫婦から・・・美雨が行方不明と知らされる圭介。
必死に街を捜すのである。
冷たい雨にうたれて
街をさまよったの
時はいつの日にも
親切な友達
アカネが橋に佇む美雨を発見したのだった。
「どうしたんだ・・・」
「・・・お父さんとの約束やぶったの・・・水筒を失くしたのに・・・嘘をついたの」
必殺、ツイン・ドロップス・涙の滝である。
トヨエツも噂に訊く神童の神業に本気モードで対応するのだった。
「もう・・・いいんだよ・・・美雨は・・・嘘なんてついてない・・・だって今、お父さんに正直に話してくれたじゃないか・・・水筒なんてまた新しいのを買ってあげるから」
「うえーん」
美雨を優しく抱く圭介だった。
「だいじょうVだよ」
「だいじょうVなの」
たちまち笑顔になる父と娘だった。
「そういえば・・・お父さん・・・検査の結果・・・どうだったの?」
「・・・なんともなかったよ」
「だいじょうVなのね」
「しょうゆうこと」
娘に嘘をついた・・・父だった。
容赦なく主題歌「雨に願いを」を歌う美雨だった。
やはり・・・レベルが違いすぎるな・・・。
子を持つ親は・・・穏やかな気持ちでいられなかったりして・・・。
もう少し、子供らしくていいんじゃないか・・・とか言われたりして。
でもって、子供らしく歌が下手だと歌が下手だ・・・とか言われたりして。
まあ・・・そういうすべてと・・・天才は闘わないとね。
関連するキッドのブログ→Mother
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コメント
とりあえず、
アメブロはTBできないのでリンク
http://ameblo.jp/chablis/entry-11293440775.html
あ、探偵団ものです。
席順は待って・・・
投稿: シャブリ | 2012年7月 3日 (火) 20時41分
▯▯black rabbit▯▯シャブリ様、いらっしゃいませ▯▯black rabbit▯▯
ふふふ・・・久しぶりに燃えましたなっ。
御苦労様でございます。
とにかく・・・2004年組と1999年組の奇跡の
レオタードコラボレーション・・・落涙でございます。
「浪花」についてはごっこガーデンを開催してそちらで変則リンクさせていただきました。
ある意味、ものすごい夏がやってきましたなーーーっ。
ご自愛くださりますように・・・。
投稿: キッド | 2012年7月 4日 (水) 01時34分
夕べは激しい雨が降っていたけれど今日は暑くなりそうです
キッドさん
お気をつけくださいね
美雨 題名まんまなのに英語と漢字でイメージが全然違う気がします
本当に優しさに包まれたドラマになりそうですね
主人公の職場の人間関係とか記憶を扱っているところとか何故か君にもう一度にすごく似ていますね
このドラマ 配役がすみずみまで本当に素晴らしいです
愛菜ちゃんはマルモの時 私的にはぎりぎりな感じだったんで 自然な感じでお願いしたいです
プロポーズはファンタジーとして見れるんですが なんか若年性はあまり知識がない部分、もの忘れしたりは誰にもある分 なんか恐怖を感じたりもして
ドラマそのものはまだ なんともいえない感じだったんですが 薬で進行を遅らせて初期段階での周囲の人とのふれあいが中心のドラマだったら嬉しいし心から楽しめそうです
昨日はGTOを見ましたが意外と楽しめました(笑)スポーツの夏
軽く楽しめるドラマになるかもです
ビューティフルは覚悟が必要でしょうか?
展開次第な気がしました
投稿: chiru | 2012年7月 4日 (水) 08時21分
キッドさん、こんにちは♪
私も初回を見ました。
トヨエツと愛菜ちゃん、親子に見えなかった・・・
せめて二人とも神戸弁(≠大阪弁)しゃべってたら、もう少し嘘っぽくなくて暖かみある演出で親子に見えたかもなんて思ったりする関西人の私でした(笑)
だって私、トヨエツ出演作で一番好きなのが、映画「Love Letter」の神戸弁を話す中山美穂の相手役だったから。
トヨエツの関西弁、大好きなんですww
愛菜ちゃんもネイティブの神戸弁がしゃべれますしね。
(どうでもいいが私の友人はmother当時愛菜ちゃんのお父さんと職場が一緒でしたww)
神戸から事情で東京へ出てきた親子役だったら良かったのに〜なんて。
それにしても、タイトルがビューティフルレインだけに、わざとらしいくらい雨の映像処理が特徴的でしたね〜
雨粒がぷるんぷるんで、なんだか傘の下で口を開けて落ちてくる粒を飲み込みたくなりましたよ。
あれ、CGなんですか?それとも特殊撮影なんでしょうか?
しかし、キッドさんのレビュー見事ですね。
ここで山岸凉子のバレエネタが出てくるとは思いませんでしたwwww
投稿: あまね | 2012年7月 4日 (水) 11時48分
シンザンモノ↘シッソウニン↗・・・chiru様、いらっしゃいませ・・・大ファン
今日は別宅の家人を見舞うために自転車に乗ったら
ほんの数分で溶けそうでしたぞ。
早く真夜中にならないかと思う季節ですな。
かって「美丘-君がいた日々-」(日本テレビ2010年)という
絶好調の吉高由里子を躓かせた超駄作がありましたが
このタイトル=主人公の名前というのは
一種の鬼門ですな。
ダサさが匂い立ちますからねえ。
一方で「Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜」(TBSテレビ2000年)という名作があります。
どちらも難病ものでございます。
さしずめ、今回は「美雨、娘といた日々」という内容になると思われます。
そこで・・・「ビューティフルレイン」なわけですが・・・
キッド的には境界線上にありますな・・・
ギリギリアウトかも・・・。
キッドは芦田愛菜は「mother」とチキンラーメンのCMと
映画「告白」以外は使い方が間違っていると思います。
彼女が天才子役であることは間違いないのですが
それ以前に「天才」だと思うのですな。
おそらく6歳時でIQ180ぐらいあったと推定します。
幼稚園児で高校一年生くらいの知性があると
考えるとかなり恐ろしいことですな。
ですから・・・悩みだすと高校生くらいな感じで
悩むわけで・・・
「mother」の場合はそういう役だったので
なんの問題もなかったわけです。
で、「マルモのおきて」では普通の児童を天才が演じているわけで
どうしてもあざとなくなりますな。
つまり、そこですでに壁にぶつかっています。
しかし、鈴木福という「天衣無縫な秀才くん」がいて
カモフラージュされましたので
お茶の間受けはそこそこよかったわけです。
しかし、勘のいい人はなんとなくひっかかるものを感じ
ある意味、バッシング体制に入るわけです。
しかも2004年は子役宝庫といえる当たり年。
五月に谷花音、奥森皐月
六月に本田望結、鈴木福、芦田愛菜
九月に小林星蘭
あけて2005年3月松本金太郎(七代目染五郎長男)です。
他にもいい子役がいるのに・・・という微妙な空気も
醸し出ます。
まあ・・・人は優秀な人間を憎み馬鹿を愛する側面がありますからな~。
このあたりの摩擦をどれほど本人にぶつけるかが
また・・・ものすごく難しい問題です。
まあ・・・正解はないので運次第ですねえ。
で、とにかく・・・芦田愛菜を見る場合は
まるでCGのような
涙の二丁拳銃だったり
喜怒哀楽の表情の深みだったりという
名人芸を堪能する姿勢で望むのが
一番です。
いわば・・・ゴルフにおける宮里藍のようなものですからな。
セリフで一瞬ですが
「大手企業の正社員」から「職人」になっているので
トヨエツは実は教養人なのですねえ。
だから「アルツハイマー」と訊いただけで
「アルツハイマー型認知症」を連想し
映画「明日の記憶」(渡辺謙)
ドラマ「Pure Soul〜君が僕を忘れても〜」(永作博美)
ドラマ「わたしたちの教科書」(志田未来の父)
ドラマ「私の頭の中の消しゴム」(深田恭子)
ドラマ「私の頭の中の消しゴム アナザーレター」(香椎由宇)
ドラマ「任侠ヘルパー」(夏川結衣)
など若年性アルツハイマー病的な病気の例が
頭をかけめぐります。
キッドは数多くの認知症患者を知っていますが
実在の若年性には遭遇しておりません。
しかし、若くして・・・進行性の認知症・・・
その絶望感はかなり想像できますな。
ある意味、死病宣告より衝撃的だと思いますぞ。
たとえば・・・的な・・・ことが・・お・・・から・・・やさし・・・と・・・ん・・・。
・・・のように言葉が消えて行くことを妄想するだけで恐怖です。
だから・・・この幼い娘がいるのに父がアルツハイマーの病は・・・
夏にふさわしいホラー・ドラマと考えるべきなのです。
「泣けるホラー・ドラマ」と考えると・・・
「ビューティフルレイン」はかなりいいタイトルになってきます。
なんとなくこわいですからねえ。
キッドは認知症の家人と日々接しながら
ああ・・・これがドラマで言うあれなんだなあ
などと日々、再発見、追体験の喜びを感じておりまする。
そう言う意味では
ヤクザに犯されて悲惨な目にあった少女の実例も
多数知っているので
「GTO」なんて見ると
「あの子にも鬼塚先生みたいな先生がいたらよかったのになあ」と思うばかりです。
まあ、発展形の「ごくせん」よりリアルでいいですな。
女教師と男子生徒よりも
男教師と女子生徒の方がキッド的にはなごみますし~。
女性のために、鬼塚の周囲に年代別にいい女が
配置されているのもなかなかよくできているんですよね。
まあ、反町・藤木・松嶋版を知っていると
ちょっと慣れるまで大変ですけど~。
ビューティフルレインはキッドはおそらく最後まで見届けると思います。
なんてったって吉田里琴が出てますから~
投稿: キッド | 2012年7月 4日 (水) 16時02分
ハーメルンノフエノネ~あまね様、いらっしゃいませ~ハルノココロニヒビキアリ
ふふふ、トヨエツ(50)、マナちゃん(8)ですからな
実年齢42歳の子供・・・。
遅くできた子供はかわいいといいますからねえ。
亡妻役の石橋けい(34)ですから
やや年の差カップルだったのですな~。
関西方面の方の標準語に対するわだかまりは
かなりのものがありますからな
しかし、そこは大きく日本人ということで
標準語に慣れ親しんでいただきたいものです。
キッドは幼い頃、東北で暮らしたことがあり
標準語をしゃべっていると
「んだは~」とか言ってる土地の子供たちに
「きれいな言葉だな~」
「女みたいだべ~」
「すかしてるっぺ~」
といじめられたことがあるので
方言をこよなく愛する人を見ると
石を投げる傾向があるのでご注意ください。
まあ・・・ネイティプの魅力については
よくわかります。
東京下町出身者としては
東京山手のお上品な言葉使いには辟易しますからな~。
でも憧れもありますからな~。
最初に覚えたイントネーションを愛する気持ちと
見知らぬイントネーションに驚嘆する気持ちは
いつも心に対で持っておきたいものですぞ。
キッドは吉本芸人とのつきあいもながかったので
関西弁にはそれなりに精通しているのです。
でも・・・関西弁だらけのドラマは勘弁してもらいたいのですな~。
翌日、ありましたが~。
おそらく・・・雨の演出には
それなりに力を入れるものと思われますが・・・
あくまで実力派の俳優と子役の演技合戦を
楽しみたいと考えています。
キッドは美雨のあふれる涙の方がCGにみえましたな。
人間業とは思えません。
「舞姫/山岸凉子」に関して言えば
映像化されたことのない原作者と知りつつ
ああ・・・実写版で見たいといつも思っているのですな。
萩尾望都もそうですが・・・アニメ化さえされないのは
本当に不思議です。
で、「テレプシコーラ」でいえば千花と六花は
小6と小5でスタートするので一歳違い。
しかし、千花が四月生れで六花が一月生れのために
実年齢は2歳近く違います。
とくに中1と小6になると
しっかりものの姉と甘えん坊の妹は
母と子ほどにも違ってくる。
ここが醍醐味ですな。
そのために・・・今回、吉田里琴と芦田愛菜が
千花と六花に見えてしまったのですな。
芦田愛菜があと3年はやく生れていれば・・・。
まあ・・・第二部までやると五年くらいすぎるので
ドラマ化は絶対無理なんですけどね~。
投稿: キッド | 2012年7月 4日 (水) 20時14分