走馬灯株式会社へようこそ(香椎由宇)私の時計は止まっている(岩佐真悠子)
谷間予定の記事だが・・・男子サッカー日本VSエジプトのベスト4決定戦のために・・・「ゴーストママ捜査線」消失事件発生である。
研ぎ澄まされてきた永井のスピードなのだが・・・敵のマークに対する防御に課題が残っているようだ。
いわゆる残心である。なりふりかまわぬ邪悪な攻撃に脆い日本柔道にも共通することだが・・・もっと厳しくならないとな。
なにしろ・・・戦争しない掟を持つのは全世界で我が国だけなのである。
まあ、なにはともあれ・・・男女そろってのベスト4進出は快挙であると叫びたい。
とにかく・・・突然、谷間が発生したので対処するわけである。
で、『走馬灯株式会社・第3回』(TBSテレビ20120731AM0020~)原作・菅原敬太、脚本・猪原健太、演出・宮下健作を見た。「トリハダ」や「ドクロゲキ」などナチュラル・ホラーの旗手とも言える三木康一郎関連作品なのだが、今回はスーパー・ナチュラル・ホラー要素が高い。そもそも走馬灯とは・・・幻想的なムードが漂うが・・・臨死体験におけるパノラマ視現象の直訳とはニュアンスが違うわけである。しかし・・・死の直前に「走馬灯」のように回想現象が起きるという表現は日本人の心にフィットするのだな・・・なぜか。
で・・・生前の記憶を完全にDVD収録した走馬灯株式会社を訪問したものは基本的に「すでに死んでいる」場合が多いのである。
そういうDVDの存在がすでにかなりスーパーナチュラル(超自然)であることは言うまでもないだろう。
今回は原作を男女逆転し・・・ヒロインに岩佐真悠子を起用しており・・・それだけでもキッド的には価値ある作品になっている。
ふと・・・迷い込む異次元の扉の向こう側。そこには走馬灯株式会社主任の神沼(香椎由宇)が待っている。備え付けられたモニターで見ることができるのは・・・自分と自分に関わった人間すべての視点による生涯のVTRである。多くの人間が記憶していない生誕直後の記憶から・・・現在に至るまでのすべての映像と音声が保管されているのである。
今回、ゲストとして招かれたのは女子大生・多岐川理央(石井心愛→岩佐真悠子)である。理央は恋人の隼人(山田日向→石田卓也)と友人の沼田 しのぶ(菊地麻衣→藤井美菜)とともに旅行に来た二笑村温泉で不可解な事件にまきこまれる。
温泉旅館の女将(りりィ)ら村人たちが理央を殺そうとするのである。
走馬灯株式会社に逃れた理央は事の真相に近付く。
実は・・・二笑村温泉は理央の生まれ故郷であり、そこでは理不尽な掟がまかりとおっていた。預言者のおはばによる予言は絶対に的中しなければならず、もし外れたら村には滅びが待っているというのである。そのために・・・村人たちは・・・一致団結して「溺れ死ぬ定め」の理央を川に沈めようと画策していたのだった。
やがて・・・友人のしのぶも・・・恋人の隼人も・・・村の刺客だったことが判明し・・・追い詰められる理央。
しかし・・・理央は自ら首を突いて死のうとすることで・・・村人たちの魔手から逃れる。
刃物による自殺では・・・予言が成就しないのである。
やがて・・・予言の日は終了し・・・村人たちは恐怖におののく。
友人も恋人も失った理央・・・しかし・・・数日後、土砂崩れによって二笑村温泉は壊滅してしまう。
その事実を知った理央がふとふりむくと・・・そこには・・・。
結構、いい味出てました。
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