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2012年8月29日 (水)

悪人の善意、善人の悪意(多部未華子)

「run for money 逃走中 〜沈黙の巨大迷宮2〜」では黒川芽以が冷凍庫で凍死寸前だったわけだが・・・もう、メジャー展開なんだかマイナー展開なんだかよくわからない・・・。

夏休み終了直前・・・石井萌々果の連打である。

2002年組では筆頭子役だな。

「ほん怖」では堂々のポジショニングだし、「ゴーストママ捜査線」に続いて初恋の相手役ゲストである。

まあ・・・正統派的展開というか・・・安易ギリギリですけどにゃあ。

それにしても連作短編のアレンジとはいえ・・・オンエアの季節感を完全無視の展開はどうなんだろう。

出演者一同、冬服で・・・時々、吐く息白いし・・・。残暑厳しきおり・・・暑苦しさ抜群である。

しのぶセンセの遅れて来たお色気祭りショートパンツで脚線美披露は素晴らしいのだがにゃあ。

で、『・第9回』(TBSテレビ20120827PM8~)原作・東野圭吾、脚本・江頭美智留、演出・清弘誠を見た。「梅ちゃん先生」で男運の悪い女を熱演中の木村文乃演じる榛名先生が「女は男選びが大切です・・・しのぶセンセ、恋愛相談ならまかしておくんなはれ」と胸を張るのだった。そして、原田兄弟の母(斉藤由貴)は犯罪者の若本(姜暢雄)のそっくりさん、若松にふたたびよろめきかける・・・サブ・キャラクターによる主題の展開なのだが・・・そういうなにもかもが・・・ださいと感じるのは浪花という土地柄のせいか・・・この枠のオーラなのか・・・。そして・・・よせばいいのに・・・原田(弟)の恋話展開である。まあ、ベタベタベタならベストなの・・・かもにゃあ。

猫に記事を書かせるなよっ。

しのぶセンセ(多部未華子)の家のとなりに安西母娘が引っ越してくる。母親の安西芳子(中島ひろ子)は夫に先立たれた後、夜の商売で稼ぎつつ一人娘・千鶴(石井萌々果)を育てている。そのうちに麻薬取引の前科のある悪い男にひっかかってしまったらしい。暴力は振るう、娘に手を出そうとする永島(三上市朗)という男である。千鶴は四年生でしのぶセンセと面識はないのだが、しのぶセンセの母親・妙子は「引っ越してきたおとなりさんに変な男が出入りしていたこと」まで把握しているのだった。

勉強会ということでしのぶセンセの家に集まった女児たち。その匂いを嗅ぎつけて原田兄弟(まえだまえだ)もやってきたところに、新藤刑事(小池徹平)と漆崎刑事(段田安則)がやってくる。職務である。隣家の安西芳子の内縁の夫・永島が殺害されたというのだった。

東野ミステリーの原点と言う点では・・・漆崎刑事が「白夜行」の笹垣刑事の匂いを感じさせる。

「強盗に入った永島が住人の老女・松岡稲子(中原ひとみ)に逆襲され撲殺された」という見立てを否定し・・・住居に残された老女には不似合いのヒールの高い靴から・・・安西芳子の犯行を疑うのである。まあ・・・鑑識が・・・指紋採取ぐらいするだろうし、指紋が出ないとなれば不自然だしな。そもそも計画的犯行の割にはパンプスを置きっぱなしというのも・・・。まあ・・・余計な描写に力を注ぎ、肝心なミステリ部分がおろそかになるのは・・・毎度のことである。暑さでうだっているのでいちいちチェックしてないだけなのだ。

しかし、刑事二人は・・・稲子と芳子の接点を発見できない。

そして、芳子にはわざとらしいほどに完璧なアリバイがあったのだった。

しかし・・・しのぶセンセは留守がちの母親に代わり、千鶴の面倒を見るうちに・・・たちまち、見てはならないものを見てしまうのだった。

絵の得意な千鶴が描いた病院と老女の絵である。

千鶴の家を犯罪に巻き込みたくない気持ちと探偵マニアの嗜好との間で揺れ動くしのぶセンセ。

そんなしのぶセンセに新藤が激しくきりこむのだった。

「一人で悩まないで・・・僕に打ち明けてください」

「・・・二人は病院で知り合ったかもしれんのや」

調査の結果、千鶴が骨折で入院中に・・・稲子も胃がんの手術で入院したことが判明する。そして・・・二人は実の祖母と孫のように仲睦まじかったと言うのだ。

胃がんで余命いくばくもないと知った稲子は・・・安西家の不幸を知り・・・永島殺害を決意したのである。

浪花では「ダニのような男は撲殺しても可」という暗黙の了解があるだにゃあ・・・おいっ。

「芳子の浮気」という餌で自宅に永島をおびき出した稲子は不意をついて永島を撲殺したのである。達人の境地にあるらしい。ま、相手がダニだからな・・・。

教訓・老女に撲殺されるような男とは交際不可なのだ。

結局、芳子には殺人教唆のような罪は課せられず、おとがめなしである。

しかし・・・安西母娘はゲストの宿命で再び引っ越しである。

原田(弟)の恋ははかなくも散ったのであるが・・・どうでもいいといえばどうでもいいな。

新藤としのぶの仲は一瞬、深まったように見えたが・・・やはり、しのぶセンセはまだまだウブなネンネらしい・・・キャラ設定が未だにとりとめないって・・・問題だよな。

まあ・・・しっかりとミステリ系の脚本家にネタを作らせればシリーズ化も可だからな。

そして・・・来週はクリスマスネタなのである。・・・冬ドラマでやればよかったんじゃ・・・。

関連するキッドのブログ→第8話のレビュー

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