花やしき身代金受け渡し事件・主犯(荒井萌)また浅草かっ(多部未華子)
原作では身代金の受け渡し場所は「東京ディズニーランドのホーンテッドマンション」である。
スケール・ダウンしてどうする。
夏の子役祭りの中核的ドラマだが荒井萌参戦で花を添えたな。
ついに・・・鉄平(濱田龍臣)と原田が上京するところを原田兄弟(まえだまだ)上京である。ものすごく意味不明だ。
枠の限界もあるが・・・時代設定のアレンジといい、人物設定のアレンジといい・・・せっかくの原作を台無しにしている感はぬぐえないな。
ま・・・安上がりなロケ場所として・・・浅草が・・・この夏程、選ばれたことは21世紀に入ってかってないことであるといえよう。
各局、五輪で予算使い果たしているんだな・・・。
どのドラマも早くも黒歴史の様相を呈しているが・・・それもまた人生なのである。
がんばれ、夏ドラマ。もう、峠は越したから・・・。
で、『浪花少年探偵団・第8回』(TBSテレビ20120820PM8~)原作・東野圭吾、脚本・江頭美智留、演出・東田陽介を見た。2012年8月シリア内戦の死傷者は2万人を越えているとされるが実数の把握は困難になっている。その中でこの日、日本の戦争ジャーナリストが1名カウントされた。アサド家における40年以上の独裁政治の果て、2011年1月、アサド大統領の退陣を求める小さなデモから始った騒乱は暴動と鎮圧のうねりを繰り返しながら周辺諸国との摩擦を生じさせる。2012年にはトルコ軍機がシリア軍によって撃墜され、シリア・ヨルダン国境では両軍が戦闘状態に入った。国連はシリアの停戦監視団を撤収することを決定。米国は反政府軍側に資金提供を行うことを発表する。主要都市のひとつアレッポでは政府軍と反政府軍の戦闘が激烈化していた。日本は「暴力行為はやめるべきだ」と談話を発表する。そして、アレッポで反政府軍を取材中の山本美香(45)は政府軍の銃撃により死亡が確認されたのである。
そういうあれやこれやの出来事の中・・・東京に転校した中西雄太(吉岡竜輝)から6年2組に手紙が届く。
「東京に転校して・・・つらいことばかりです。東京の人間はみんな冷たいし、ブタまんは肉まんです。父の仕事は忙しく、母とはケンカばかりしています。大阪に帰りたいです」
肉まんがブタまんなら・・・肉野菜炒めはブタ野菜炒めで、肉屋はブタ屋で、肉体はブタ体で皮肉は皮ブタかよっ・・・何を言ってるんだ、お前は。
大阪を大都市だと思っていた人間が東京の巨大さに卑屈になる・・・よくある話です。
しかし・・・浪花のしのぶセンセ(多部未華子)としてはかわいい教え子が魔都・東京で苦労していると思うと不憫でならないのである。
そこで、中西家に招待された原田兄弟とともに東京旅行を決意するのだった。
おりしも・・・中西家では次男・利広(樋口海斗)の誘拐事件が発生していた。
中西家の家族構成は父・雅彦(中島久之)、母・知美(筒井真理子)、長女・景子(荒井萌)に雄太と利広である。
両親の言動からたちまち事件の匂いを嗅ぎつけるしのぶだった。
誘拐犯からの要求は現金三千万円、遺産相続したばかりの中西家にはギリギリ用意できる金額だった。
まあ、この物語の一番のネックはここだな。
家庭の不和に不満を抱いた子供たちが狂言誘拐を試みる話なのだが・・・三千万円が転がり込む家は否が応でも和気藹々とするだろうと考えるのである。
だって・・・この一家はもともと大阪出身なんだぜ。
ともかく・・・事件に連座している原田兄弟の言動にも不審を感じたしのぶは・・・東京出張中の本間(山本耕史)とのデートをすっぽかし、原田兄弟を尾行するのだった。
身代金運搬の役に指名されたのは長女で高校生の景子である。
受け渡しの現場は「お化け屋敷~桜の怨霊~」・・・警察官配備なら脱走不可能だな。
原田兄弟は景子から身代金を受け取る役目だったのである。
息子の命を第一に考えて・・・警察に届けなかった両親のおかげで・・・すべては極私的レベルで解決するわけだが・・・親に仲直りしてもらいたいと考えたという高校生・景子は現金三千万円を手にしたら・・・絶対、本末転倒すること疑いなしと悪魔は推量するのだった。
夫婦喧嘩は内戦の一種である・・・泥沼に入り込み、死亡者を出す前に仲直りするのが一番だと思う。
浅草花やしきで東京スカイツリーをBeeタワー(旧人口衛星塔)から眺める・・・これは意外と穴場かもしれないっ。・・・そこかよっ。
関連するキッドのブログ→第7話のレビュー
シナリオに沿ったレビューをお望みの方はコチラへ→くう様の浪花少年探偵団
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コメント
荒井萌って、目元こんなんでしたっけ…(;_;)。それに比べると多部未華子は安定してるなー(ほめことば)。
ゲゲゲの再放送でも見ます(;_;)。
投稿: 幻灯機 | 2012年9月10日 (月) 21時40分
✪マジックランタン✪~幻灯機様、いらっしゃいませ~✪マジックランタン✪
「新キッズ・ウォー」(10才)
「キャットストリート」(13才)
「ゲゲゲの女房」(15才)
「浪花少年探偵団」(17才)
成長中ですし目元は役柄で結構変わりますからね~。
基本は輪郭たぬき顔なので
路線としては「黒川芽以」路線ですかな・・・。
ゲゲゲは作品自体が一種独特でしたからねえ。
ちょっとフィルターがかかって30%くらい萌え度が
高いかもしれません。(゚▽゚*)
投稿: キッド | 2012年9月11日 (火) 00時10分
キャ、キャットストリートに出てたんですね! 気づいていませんでした。男性含むメイン四人の素晴らしい配役ばかり観ている場合じゃなかった…。
基本的にたぬき顔が好きなんだよなぁと改めて思うのでありました。『フェイスメイカー』日向千歩とか。
投稿: 幻灯機 | 2012年9月15日 (土) 11時28分
✪マジックランタン✪~幻灯機様、いらっしゃいませ~✪マジックランタン✪
「キャットストリート」といえば・・・。
恵都(美山加恋→谷村美月)
紅葉(黒川智花)
奈子(鈴木理子→高部あい)
恵都の妹・知佳(荒井萌)
ユミ(大島優子)
ゆかり(峯岸みなみ)
恵美(秋山奈々)
リサ(中村映里子)
奈々(沢井美優)
・・・などとB級C級アイドルの
くんずほぐれつでしたな。
日向千歩は「小公女セイラ」にもチラリと出てましたな。
志田未来はある意味たぬたぬ顔のプリンセスですな。
銭形姉妹もたぬたぬ顔の宝庫ですが・・・
ベストは雷かな・・・。
最近では大河ドラマに野ブタの敵役でおなじみ柊瑠美が
チョイ役で出ていて
出てくるとちょっとうれしいこの頃でございます。
投稿: キッド | 2012年9月15日 (土) 20時46分