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2012年8月15日 (水)

ヒキコモリが三日続かない男(丸山隆平)のボーイズ・オン・ザ・ラン(平愛梨)

少年コミックには「いじめられっ子」ものというジャンルがある。

基本的にコミックの作者はおタクであって、いじめられっ子である。

だから、いじめられっ子マンガというのは一種の自叙伝なのである。

・・・おいっ・・・完全に偏見だろう・・・そうかな。

キッドは本質的にはいじめっ子であって深刻にいじめられたことはないが・・・仲間はずれとか、在日外国人による集団リンチとか、心の病の女性タレントによる陰湿ないやがらせとかをされた経験はあるので・・・日常的ないじめられ状態にあっている人間の気持ちを推量することは可能だと思う。

そこにあるのは「怨念」であり、「怨みはらさでおくべきか」という呪いなのであろう。

それを吐露しつつ、エンターティメントを志向すれば・・・それなりに傑作が生み出される可能性があるわけである。

某バイオレンス作家が・・・「いじめられやすい」体質というものがあり、自分がそうだと語ってくれたことがある。彼は帰宅寸前に家の前で見ず知らずのヤクザに因縁つけられて半殺しになったことがあるのだ。・・・それはなんか・・・いじめとかという問題ではないだろう。

そういう体質あってこその超人気バイオレンス小説家なのだった。

つまり・・・その世界ではいじめる側はものすごく悲惨な運命にさらされちゃいますよう。

で・・・一方通行の恋愛というのも片思い側にあってはいじめられている感じがするのであろう。いじめられっ子マンガのヒロインは天使のようか・・・ものすごいビッチになるのだった。

ともかく・・・なんだかんだで怨念は浄化され、解放され、いじめられっ子の共感を花開かせるのだな・・・きっと。

で、『ボーイズ・オン・ザ・ラン・第5回』(テレビ朝日20120810PM1115~)原作・花沢健吾、脚本・高橋悠也、演出・常廣丈太を見た。何事からも逃げ出してしまうタイプのダメ人間・タニシこと田西敏行(丸山隆平)は恋人と一緒の時にヤクザにからまれると恋人を置いて逃げ出してしまうほどの腰の抜け方である。第1~4回までのヒロインであった植村ちはる(南明奈)はある意味、そんな男と関係を持ったためにクズ女の奈落へと転落して行ったのだ。なにしろ・・・タニシと交際中に風俗嬢のしほ(佐藤江梨子)と浮気され、タニシの親友の青山(斎藤工)とつきあったあげくに妊娠・中絶・ポイ捨てで失職で退場である。もう・・・どんだけ悲惨なんだよ~。

そんな青山に決闘を申し込んだタニシだが、あっさり返り討ちにあってしまい・・・「あんたは本当に薄っぺらな男だ」と断言されてしまうのだった。

ぐうの音のでないタニシもまた失職してしまう。

それからというもの・・・戸籍のない娘の祖母でもある・・・かけもちかよっ・・・母・正子(浅田美代子)もガッカリのグータラな日々を謳歌するタニシ。

ヒキコモリを敢行するのだが・・・それさえも三日坊主なのだった。どんだけダメな主人公なんだ。

そんな・・・タニシに・・・青山との決闘のために手を差し伸べてくれた・・・櫻田ボクシングジムの天才トレーナー・大厳花(平愛梨)との再会の時が訪れる。何を隠そう花こそがこの物語の本当のヒロインなのである。

13歳の時に聴覚障害者となった花は普通に話せるが、音のない世界に生きている。

酔った花と「三日間、ジムでのトレーニングに耐えられたらデートしてあげる」と約束されたタニシは見事に自分の期待に応えるのだった。

さらに家庭内暴力をふるう父親と家出した母親を持ち、学校はいじめられる孤独な少年・宍戸修(浦上晟周)を助けたことで花の好意を勝ち取るのだった。

いじめられてきたから・・・いじめに気がつけた。いじめられてきた体験が無駄にならなかったのである。・・・ね。

喜び勇んだ初デート。酔った勢いで初回同様にラブ・ホテルに突入したタニシであるが、お約束の展開で行為にはいたらない。しかも・・・交際申込みを受けいられた喜びで有頂天になり・・・「亭主持ちだけど・・・それでもいいのか」という重大な告白を聞き逃すのだった。

しかし・・・ただではすまないいじめられっ子人生である。花に不良行為を注意された街のチンピラグループに逆襲され・・・倉庫に連れ込まれてしまうのだった。

花はタニシだけは逃がす活躍を見せるのだが・・・かっての教え子である用心棒の安藤龍(上田竜也)にノックアウトされ、拘束されて輪姦寸前のピンチに・・・。

身体にオイルをかけられ・・・火をつけられそうになったタニシだが・・・花からの「一人にしないで」という手話のメッセージを受け取り・・・第5話にして・・・初めて主人公らしく悪に立ち向かうのだった。

掟破りの脱糞攻撃で・・・チンピラたちの気を殺いだタニシは花と協力してチンピラたちを粉砕するのである。

「おれ・・・生れてはじめて・・・人をなぐれた・・・生きててよかった・・・」

よくわからないが・・・いじめられっ子ならではの陶酔感なのだな。

こうして・・・主人公のタニシとヒロインの花のラブ・ストーリーが開幕したのである。

ここまでに・・・第1~5話を消化である。長い前フリだよね。

とにかく・・・ようやく・・・面白くなってきました~。

関連するキッドのブログ→最高の人生の終り方〜エンディングプランナー〜

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