どちらにしようかな・・・天神様の言うとおり、なよなよな(多部未華子)
人生は二者択一の嵐である。
ラーメンにするか、日本そばにするかで迷い・・・エビソバにするかホイコーローにするかで迷い、お酢をかけるかどうかで迷うのである。
決められないと、決定力不足を嘆かれるのだ。
で、もう運を天にまかす場合がなよなよなである。
鉄砲撃ってバンバンで今日はひなまつりで柿の種なのである。
なんのこっちゃ・・・である。
ま、決定してみれば迷うほどのことはなかったと誰もが思うのだな。
いい年して、首つりは情けないとか・・・死ねば恥ずかしくないとか・・・いろいろと迷ったりもしたのだろう。
まあ・・・みっともないことはまちがいないが本人はもう何もかんじないのだからそれはそれで幸いなことだな。
いい加減にしとけよ。死者を鞭打つのは・・・。
今回・・・どこか・・・なつかしい感じがするのだが・・・なんでだ・・・と思っていると・・・。
犬飼保(小日向文世)犬飼潤子(ちはる)夫婦共演である。「犬飼さんちの犬」は木南晴夏、徳永えり、土屋太鳳の脇役ヒロインが豪華ラインナップだったな。
我が子の初恋模様をウッヒッヒ感覚で見守る母・・・いい味だしてますな。
で、『浪花少年探偵団・第11回』(TBSテレビ20120910PM8~)原作・東野圭吾、脚本・吉田紀子、演出・池澤辰也を見た。ついに夏の終りの卒業シーズンである。まあ・・・もう・・・清々しいレベルだな。何事かに・・・迷うしのぶセンセ(多部未華子)の脳裏に浮かぶのは新藤刑事(小池徹平)である。この時点で・・・恋のライバル本間義彦(山本耕史)脱落である。とにかく・・・「赤い糸の女」のヒロインを演じるにはあまりにも未通女色の強い多部未華子である・・・カマトトキャラ・しのぶセンセを演じるにあたって不足なしだな。だから・・・この辺りのしのぶセンセの葛藤はどうでもいいレベルなのである。
というわけで、ついに・・・イケメン子役、美少女子役枠のメイン回がやってまいりました。
6年2組の田中鉄平(濱田龍臣)と朝倉奈々(浜辺美波)の「小さな恋のメロディー」である。
カレンダーも無視し、時代背景も無視して・・・強引にドラマ化を推し進めるこの番組。
とにかく・・・朝倉奈々(原作では五年生)が意中の人にマフラーをプレゼントする展開は死守なのだった。
ドラマでは・・・東京出身の鉄平が父親の転勤で・・・卒業後に東京に引っ越す設定である。
「好きでした」というラブレター付きのマフラーに感激する鉄平。
しかし、朝ドラマのヒロインなみの間の悪さでしのぶセンセがラブレターを暴露する展開である。しかも・・・しのぶセンセは全く悪びれないのだった。
そして・・・鉄平の親友だった原田郁夫(前田航基)はこれ以上ない嫉妬の鬼と化すのだった。
弟の修(前田旺志郎)に「この心の狭さがもてない原因」と指摘されるほどの醜態なのだった。身も心もブサイクな奴なのである。・・・憐れよの・・・。
一方、しのぶセンセが相談したいことがあって・・・連絡をとりたがっていた新藤刑事は事件が多発して多忙であった。ついには・・・しんぶセンセに癇癪をおこされてしまうのだった。
そんな折に、なにわ技研製作所製造課の宮本清子(菊池友里恵)が殺害される。狭い浪花の街のことなので・・・清子は中田教頭(小日向文世)のかっての教え子だったのである。
母親の和美(藤吉久美子)によれば「二十歳になったからと言って去年の春に一人暮らし」を始めたと言う。「中学を卒業して定時制高校に通いながら今の会社で働いていた」という真面目な性格だったらしい。
浮いた話の一つもない清子だったが・・・新藤刑事から話を聞いたしのぶセンセは直感的に男関係を疑うのだった。それというのも・・・しのぶ自身が・・・「仕事」と「新藤との交際」を天秤にかけて勝手に悩んでいたからである。ものすごく分かりにくいが・・・やはり妄想暴走キャラだったのだな・・・。
しのぶはひそかに浪花の街を捨てる決意をしていたのだった。
中田教頭の口利きで「来春から長野県の過疎の村の分校で常勤講師」になることを決めていたのだった。
しのぶの決意を「結婚相手を決めた」と勘違いしていた母親(松坂慶子)は真実を知ると泣き崩れるのだった。
「なんやの それ~・・・この町を出ていくってどういうこと?・・・あんたは結婚してもずっと近くにいてくれるんやないの・・・よその土地に行くなんて無理・・・絶対無理や・・・大阪以外の土地に住むなんてあんたには絶対絶対無理や」
完全なる癒着である。
さて、初恋によって発熱した鉄平は奈々のマフラーを首に巻いて防寒対策である。
そんな息子をニヤニヤと見つめる鉄平の母(ちはる)・・・しかし、同じマンションの上の階に住む奈々の母親(笛木優子)は布団を干している途中でベランダから転落してしまうのだった。
幸い一命はとりとめた奈々の母親だったが・・・鉄平は事件の匂いを嗅ぎつける。
その頃・・・宮本清子殺害事件の容疑者として捜査線上に浮かんだのがなにわ技研製作所開発課の横田(平岳大)だった。
そして・・・恐ろしい事に横田は鉄平や奈々と同じマンションの住人だったのである。
退院してきた奈々の母親を何故か、襲撃する横田。
目撃者多数の中、襲撃に失敗した横田はトラックで逃走する。
しかし・・・現場に居合わせた鉄平と奈々はトラックの荷台に無謀にも乗り込んでしまうのだった。
良い子のみんなは真似しないように・・・。
さらに駆けつけたしのぶセンセは鉄平の母親の車で・・・無謀にもかなり前に逃げたトラックの追跡を開始するのだった。
しかもすぐに追いついてしまうのである。
トラックの荷台から身を乗り出してマフラーをひらひらさせる鉄平だった。
良い子のみんなは真似しちゃだめだよ~というお茶の間の絶叫を残しつつ・・・つづくである。
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