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2012年9月16日 (日)

グッドバイ・ゴーストママ(志田未来)

この夏のレビューの最初の最終回は・・・二本まとめて二時間スペシャルである。

五輪の夏は編成も大変なんだよな。

すでにフィニッシュを迎えているドラマには「ボーイズ・オン・ザ・ラン」や「GTO」そして「主に泣いてます」がある。

小学生や高校生には事欠かない夏だったが、「ビューティフルレイン」の菜子(吉田里琴)と並び、「主に泣いてます」のつね(草刈麻有)は貴重な中学生枠だった。まあ、草刈麻有は19才のなんちゃって中学生だったが・・・このぐらいのキャスティングの方が魅力的な中学生を楽しめるという考え方もある。

案の定、「GTO」と「黒の女教師」はネタかぶりまくりなのだが、オリジナルの「黒の女教師」は中学校設定でもよかったな。同じネタでも中学生というだけで過激な感じになるはずである。中学生が脱法ハーブ。中学生が教師と恋愛。中学生売春。中学生・・・もういいか。

まあ、とにかく・・・この世代の顔見せ興行としては両者ともにまあまあだったか。川口春奈の認知度はまだ不足気味かな。本田翼は秋ドラマでは日本テレビ土曜深夜で荒井萌や水野絵梨奈に合流である。

「ボーイズ・オン・ザ・ラン」は主役が服役して・・・刑期を無事に務めてハッピーエンドという奇想天外さが・・・爽やかだった。

五輪の夏が終り、政治と紛争の季節である。

中華人民共和国の世界征服の野望はまだ始ったばかりだが・・・確実にその凶悪さを垣間見せているな。

アフリカで中東でそして東南アジアでそして極東で・・・工作員たちは成果を見せつつあるのだった。

放射能汚染された我が国は・・・熱海マラソンが実行不能になるほどの次なる大震災の到来に恐怖しつつ、ろくでもない政争を続けていく。

誠に面白い限りである。

で、『ゴーストママ捜査線~僕とママの不思議な100日~・最終回』(日本テレビ20120915PM9~)原作・佐藤智一、脚本・梅田みか、演出・佐藤東弥を見た。もはや婦人警官のコスプレをしているだけの蝶子(仲間由紀恵)はさておき・・・ゴーストママの存在を認知した上原葵(志田未来)は大活躍である。まあ・・・とんぼ(君野夢真)のママはゴーストになったのに・・・葵のママ(上原航平(沢村一樹)の前妻)は・・・という不公平感は漂うわけだが・・・気にしなければどうってことないしな。

ゴーストママ!

ゾッとする気配を感じたら

霊視眼鏡にアクセスだ

祟り、呪い、悪霊退散

霊視眼鏡にアクセスだ

最終回なので天国からの迎えの気配を感じるゴーストママとゴースト三船課長(生瀬勝久)である。

とんぼは勉強に運動にやる気を見せるのだが・・・自分ががんばりすぎると・・・ママが天国に行ってしまうと気がついて・・・「がんばるのをやめる宣言」なのである。

ゴーストママは「坊や大きくならないで」的にはうれしいが・・・子供の成長を願う母親としては複雑な心境になるのだった。

そんなある日、三船課長の元に・・・見知らぬブドウ園からブドウが届く。

呑気な未亡人・三船美和子(大島さと子)は贈り主を気にもとめないが・・・ゴーストママは宛先が三船課長であることから・・・家出した三船課長の息子・浩志(塚本高史)の気配を霊感で感じ取る。

ゴースト課長は・・・息子の浩志との気まずい別れ方が成仏の妨げになっていたのである。

息子に逢いたい気持ちと・・・父親として息子に愛されていなかったらどうしようという気持ちに揺れ動くゴースト課長は消極的である。

ゴーストママはとんぼを利用することを考えるが・・・ブドウ園は山梨県にあり・・・さすがに小学生の一人旅は無謀なのである。基本・・・ゴーストママは悪霊です。

しかし、たまたまとんぼと葵が二人で歩いているところに呪いの大看板が落下・・・火事場の幽霊力でゴーストママが受け止めたことにより・・・葵はゴーストママの実在を信じるようになる。

「えーっ・・・ママの他に三船のおじさんもいるの・・・」

「います」

「まさか・・・お風呂を覗いたりしてないでしょうね」

「・・・」

ゴースト課長!

ゴーストはちっともエッチじゃないからね

ゴーストはエロスとは無縁なんだ

なんてたってアレがアレなんだから

葵という強い味方を得たことで・・・三船の息子捜索の道が開けたのである。

異母姉弟は・・・バスに乗り、ブドウ狩りに出かけるのだった。

なにしろ14才の母なので・・・葵はとんぼに擬似母性を感じているのである。

志田未来も実年齢(19)、中学生(13)で妊娠出産していれば小学生の子供(6)がいてもおかしくない計算だ・・・なんの計算なんだよ。

やがて・・・二人とゴースト二人は・・・ブドウ園で働く三船の息子・浩志を発見する。

「一人で立派に生きてやる」と家を飛び出た浩志はたくましい青年に変貌していた。

それどころか・・・結婚し・・・子供まで生していたのである。

三船家にブドウを送ったのは浩志の妻の沙織(小野真弓)だった。

「余計なことをするな・・・」と意地を張る浩志だったが・・・葵から父親の死を告げられると・・・。

「・・・親父が・・・死んだ・・・」

「お父様は息子にあやまりたい・・・もう一度あって話したい・・・といつも言っていたそうです」

「親父・・・あやまりたいのは俺だよ・・・なんで死んだんだよ」

「浩志・・・」

「俺は沙織と出会って家族の大切さに気がついたんだ・・・人は一人ではつまらないって」

ゴースト三船は泣きたい気持ちだったがゴーストに涙はないのです。

ゴーストパパ!

ひとりで悩んでいたって解決しない

霊視眼鏡にアクセスだ

なにしろ相手は神出鬼没

霊視眼鏡にアクセスだ

ゴースト三船にお迎えの時が来た。

「とんぼくん・・・親にとっては子供がたくましく育つことは・・・一番の喜びなんだ。

がんばらないと・・・ママを悲しませることになるよ

君が見たいのはママの泣き顔かな・・・笑顔かな」

とんぼは・・・難しい問いかけになんとか答えを見出した。

「天国はきっといいところなんだね・・・ママはそこで幸せになるんだ・・・そのためにボクはがんばらないといけないんだ」

「そうだよ・・・がんばらないと・・・もう二度とママに会えなくなるんだ」

「どうして・・・」

「地獄へまっしぐらだからさ・・・あっははははははは」

とんぼはたじろいだ。

そしてゴースト三船は成層圏の塵となった。

これで葵がお風呂を覗かれる心配はなくなったのである。

「母さん・・・心配かけて御免」

息子からの電話に三船未亡人は涙した。

ブドウを土産に帰宅した姉弟。航平は仲の良い異母姉弟に満足だった。

そして・・・亡き妻の誕生日を思い出した。

義理の母親に・・・本当の母親のような愛情を娘が持ったことを確信したからである。

そこでとんぼと葵は・・・ゴーストママのためのお誕生日パーティーを企画するのだった。

愛は目隠し

悲しみがすべて

未来なんてない

愛を失えばそんなもの

ゴーストは食べられないし、ゴーストは着飾らない。ゴーストママへのバースデイ・プレゼントは難しい。

しかし・・・とんぼと葵は思いつく。ゴーストママが世界で一番好きなもの。ゴーストママを世界で一番好きなもの。離れ離れの二人に出会いを・・・。

葵は奴隷の長谷川(真田佑馬)にパーティーの飾り付けを命ずると、自分はごちそう作りにとりかかる。

とんぼはゴーストママを偽の事件でおびき出す。

やがて準備は整った。

愛はすだれ

夏の日差しは身を焦がし

冬になれば無用の長物

半年遅れのタイムトンネルで冷暖房は不要

「ええ・・・ママがゴーストママになってるって・・・そんなバカな」

「サラリーマンNEOのコントみたいなこのドラマももう終局なのです」

「ママが・・・蝋燭吹き消すよ」

ゴーストママはケーキの蝋燭を火事場のバカ吐息で消灯するのだった。

「ええーっ・・・蝶子・・・いるのかい・・・蝶子」

ゴーストママにキスされてゾッとする航平だった。

「ママがパパにキスをしたっ」

「あー・・・コレってそうなんだーっ」

いつになるかはしらないけど

きっとわすれるね

こんなにこころがすくんだことも

なにもかもが遠ざかるから

とんぼを霊媒に・・・夫と義理の娘と蝶子は思い出話の花を咲かせる。

蝶子が死ぬ前のこと・・・。

蝶子が死んでからのこと・・・。

話は尽きないのだが・・・時は流れるのである。

愛はシャッター

愛はただ人を傷つけて

愛は血も涙もなく

愛は閉ざされる

運動会・・・お約束で転んだとんぼは撮影期間中に成長した演技力を披露する。

伸び盛りなのである。

葵は成長期の終り・・・ダイナマイトボデイではないがそれなりにたわわである。

愛は縄のれん

かきわけても

すでに死んでいる

昨日が見えるだけ

航平は蝶子と出会った場所に子供たちを連れていく。

さりげない出会いから始る家族の物語。

「たとえ・・・離れ離れになっても・・・いつも一緒・・・それが家族っていうものだ」

愛はアイマスク

耳元で誰かが泣いている

もしそれが私のための涙でも

すべては無駄

ゴーストママは天に召されたのだった。

愛はすべてを消し去る光

愛とはひとときのぬくもり

そして残される永遠の苦痛

もう・・・そっとしておいて

それでも・・・家族の営みは続いていく。すべての終焉を迎えるまでは。

関連するキッドのブログ→第8話のレビュー

シナリオに沿ったレビューをお望みの方はコチラへ→くう様のゴーストママ捜査線

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